LIFULL HOMES App

LIFULL HOME'S/ホームズ

アプリで住まい探し!(無料)

アプリを開く

東京都「大田区」在住7年、実際の住みやすさをレポート!活気と懐かしさのある街で暮らす
東京都「大田区」在住7年、実際の住みやすさをレポート!活気と懐かしさのある街で暮らす

東京都「大田区」在住7年、実際の住みやすさをレポート!活気と懐かしさのある街で暮らす

  • はてなブックマーク
  • タイトルとURLをコピー

地元の岐阜県から上京し、東京での生活は15年以上になりました。
現在暮らしているのが、大田区です。

大田区での暮らしを決めたのは、会社への通勤が便利であること、希望する条件の物件があったこと。この2つだけでしたが、実際に暮らし始めると、どこか懐かしい空気を感じるようになりました。ふとした瞬間に自分の地元の岐阜県にいるような感覚になることも。

当たり前ですが、大田区と私の地元である岐阜県とは、場所も雰囲気も違います。しかし大田区は、自分の地元に帰ったときのような空気感を味わえる場所だったのです。

この記事では、地元のように肩の力を抜いて暮らせる、大田区の魅力についてお伝えしたいと思います。ぜひ最後まで読んで、大田区に流れる懐かしさや活気のある雰囲気を感じてください。

大田区ってどんなところ?

最初に、大田区の特徴や住み心地を簡単にご紹介します。

大田区の概要

大田区は、1947年に大森区と蒲田区が合併して誕生しました。区名は大森の「大」と蒲田区の「田」を取って名付けられたシンプルなもの。人口は増加傾向が続いており、2021年9月時点で約73万人です。

日本を代表する「町工場の街」で、いたるところに小さな工場や印刷所などが並んでいます。一方で高級住宅街として知られる田園調布も、実は大田区の街。高級住宅街と町工場の街という両方の顔を持つのが、大田区の特徴です。

東京の空の玄関口となる羽田空港も、大田区にあります。そのため、着陸態勢に入った大きな飛行機を見かけることも。大きな機体が、ゆっくりと降下していく姿は、何度見ても迫力があります。

東京23区ではもっとも西に位置する区なので、神奈川県へのアクセスも便利です。とくに京浜東北線沿線エリアの駅からは、横浜方面に加え新宿・東京などへも、30分以内にアクセスできます。

大田区には特徴的な公園が数多くあります。タイヤで作られた怪獣が印象的な西六郷公園、広い園内にたっぷりと遊具のある平和の森公園、のんびりとスワンボートが楽しめる洗足池公園など。実際に走っていたSLが置かれている公園もあります。子育て世代にとっても過ごしやすいエリアといえるでしょう。

大田区の特徴

大田区の大きな特徴としては、やはり「町工場」を挙げたいところ。京浜工業地帯に属しているため、小規模~中規模の工場が、街のあちこちにあります。また、蒲田には大きな工業系の大学もあるので、なにかと工業に縁のある街といえます。

実はこれらの町工場は、家族のみで営業しているところも多く、後継者不足が大きな悩み。そこで大田区では「大田区産業振興基本戦略」を策定し、区を挙げてものづくりの現場を応援しています。

町工場では、スペースシャトルの外枠や、打ち上げるときに使われるロケットブースターの先端部分などを製造。誤差0.015ミリの、厳しすぎる条件をクリアできる町工場として、世界中から注目されています。

そのほかにも、高い精度が要求される部品や、職人の熟練の技が必要なものなど、日本の技術を影から支えている、縁の下の力持ちが大田区の町工場です。

大田区の住み心地

大田区内を走る主な路線としては、JR京浜東北線・京浜急行・都営浅草線・東急電鉄です。いずれかを使うことで、新宿、大手町など都心部へ簡単にアクセスすることが可能です。

また、都営浅草線の西馬込駅は始発駅となります。そのため、西馬込駅を利用していると、平日に立って通勤することはほぼ、ありません。

区内の南北方向への移動には、東急池上線が使えます。ゆっくりとしたスピードでガタンゴトンと移動する電車は、大田区を象徴するような存在です。ショッピング施設や大型のスーパーなどは、大田区の主要部である蒲田・大森エリアに集中しています。

そのため、週末の買い物や、ちょっとした家族でのお出かけは大田区内で完結させることが可能。
蒲田では、今ではすっかり珍しくなってしまった「デパートの屋上にある観覧車」も楽しめます。
黒湯(くろゆ)と呼ばれるほど、真っ黒なお湯を楽しめる温泉が湧いているのも、大田区の魅力。

区内には風情のある銭湯が多く残っており、気軽に黒湯を楽しめます。
弱アルカリ性で、お肌がすべすべになることから、別名「美人の湯」と呼ばれています。早朝から営業している銭湯もあるので、休日は午前中から温泉に浸かることも可能です。

大田区にはどんな地域がある? 住みやすい6つのエリアの特徴と魅力

大田区は東京23区内で最大の大きさを誇るため、大田区といってもエリアによって、生活スタイルが大きく異なります。

ここからは大田区を6つのエリアに分け、特徴や魅力をまとめてお伝えしていきます。

(1)意外にも住みやすい 羽田エリア

羽田空港一帯のエリアは、実は意外にも住みやすいエリアです。空港で働く人が住んでいる上に、下町情緒あふれる生活のしやすさが魅力。空港というと殺風景な寂しい印象があるかもしれませんが、昔ながらの景色を残している場所も多いです。

たとえば、京急線の糀谷駅は駅の近くにスーパーもあり古くから住んでいる人も多い場所です。治安も悪くないため、女性の1人暮らしにもおすすめ。家賃相場は、1R7.35万円、1LDKで12.70万円、2LDKで16.33万円です。

羽田空港は、文字通り目と鼻の先。仮に乗りたい飛行機が朝5時フライトだったとしても、自宅から余裕を持って向かえます。

ちなみに、乗り換えが発生する場合もありますが、羽田空港から成田空港まで直通の電車もあります。旅行や出張などで、飛行機を使う機会が多い人にとっては、心強いエリアといえるでしょう。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場 (https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/kojiya_05193-st/price/)2021年10月5日時点

(2)都心へのアクセスが便利! 蒲田エリア

大田区の区役所がある、中心部ともいえるエリアが蒲田です。駅の大きさや駅前の賑わいは、さすが中心部といったところ。ショッピングから食事、カラオケやゲームなど、蒲田だけで1日遊ぶことも可能です。

さらに、蒲田は餃子の街でもあります。羽根付き餃子発祥の街として、駅前には10店舗以上の餃子屋さんが営業しています。有名店からチェーン店、町中華屋さんから、定食屋さんまで。いろいろな味わいの餃子が楽しめます。

京浜東北線・京急線以外に、五反田方面への移動することができる、池上線の始発駅でもあります。そのため、蒲田を起点に東京の西部・北部エリアへ簡単にアクセスしやすいです。

(3)子育て世代におすすめ! 大森・山王エリア

大田区で栄えているエリアとして蒲田と人気を二分するのが大森エリアです。同じくJR京浜東北線の駅ですが、蒲田とは違った魅力が大森にはあります。

駅前には複数のスーパーがあるほか、数分歩けば、イトーヨーカドーに到着。大森駅からバスで10分ほどの距離にある平和島には、スーパー銭湯や大きな公園もあります。

休日は平和島公園で遊んで、銭湯に入ってから駅前で食事を楽しんで帰ることも。もちろん、平和島公園以外にも小さな公園があちこちにあるので、家族連れには安心して暮らすことのできる街です。

家賃相場は、1R8.01万円、1LDKで14.55万円、2LDKで20.62万円。家族で暮らすなら2LDKほどの間取りがあると嬉しいですね。

大森・山王エリアは、教育熱心な家庭の多いエリアでもあります。保育園・幼稚園の数も多い上に、独自の教育方法を取り入れた幼児教室や英語教室なども多いです。

平日も休日も、大人から子どもまで、幅広い年代の人にとって暮らしやすい環境が大森・山王エリアの特徴です。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場(https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/omori_00604-st/price/)2021年10月5日時点

(4)人情味ある商店街が魅力! 六郷・雑色エリア

東京の西側に位置する大田区でも、さらに西に位置するのが六郷・雑色エリアです。昔ながらのアーケード商店街が大きな特徴で、人情味あるお店の人とのやり取りも大きな魅力です。

200以上のお店があり、食料品・ドラッグストア・居酒屋・雑貨屋と、この商店街の中だけで必要なものは、ほとんどそろいます。

家賃相場は、1R6.89万円、1LDKで11.64万円、2LDKで11.54万円です。23区内と考えると全体的にリーズナブルに感じられます。

大田区に住むなら楽しんでおきたい、夏の花火大会「花火の祭典」が行われるのもこのエリア。多摩川河川敷で行われる花火大会は、間近で炸裂する花火の迫力を思う存分感じられます。

夏になれば、東京都内では複数の花火大会が開催されますが、実は大田区の花火大会は「穴場」になっています。早朝から場所取りが必要な花火大会と違い、開催30分前でも河川敷のスペースに座れることも。そのため、早朝からの場所取りで、1日が潰れてしまうこともありません。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場(https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/zoshiki_05145-st/price/)2021年10月5日時点

(5)四季が楽しめる静かな住宅街 池上・馬込エリア

大田区の内陸寄りのエリアが池上・馬込エリア。大田区の地図を見ると、ちょうど電車の路線が走っていないエリアも含まれています。電車の走っていないエリアは、それを補完するようにバスが走っているので、移動しやすいです。

実際に私も数年住んでいましたが、ここのエリアの特徴は「静かさ」です。大型のショッピングセンターはありませんが、複数あるスーパー・ドラッグストア、小さいけど遊具が充実した公園、便利なバスの路線など、生活をする上での不満を感じることはありませんでした。

一方で、大きな商業施設がないということは、街を歩いているのは地元住人がほとんど。そのため日中はもちろん、夜も静かなので、落ち着いた暮らしができます。

家賃相場は、1R7.41万円、1LDKで12.25万円、2DKで13.55万円です。

立派な門と五重塔が特徴的な池上本門寺があるのもこのエリアの特徴。風情のあるお寺も多く、門前通りには葛餅屋や蕎麦屋など、落ち着いたお店が多いです。池上本門寺では、月ごとにいろいろな行事が執り行われているほか、近くにある池上梅園では季節の花を楽しめます。

伝統的な日本の四季を感じられる一方で、新しいものも生まれています。池上本門寺の最寄り駅となる池上駅が2021年3月にリニューアルオープンしました。池上駅の近くでは、新しいカフェやコーヒースタンドが開業するなど、伝統と新しさが同居するスタイルが、池上・馬込エリアの特徴です。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場(https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/ikegami_05124-st/price/)2021年10月5日時点

(6)日本屈指の高級住宅街! 田園調布エリア

池上・馬込エリアより、さらに内陸に入り、大田区内では一番西側に位置するのが、田園調布エリアです。田園調布は、新しい1万円札に刷られることでも脚光を浴びた渋沢栄一氏らが設立した会社が販売した住宅地です。

複数売られた住宅地の中でも、とくに目玉とされていたのが田園調布。最初から計画して造成された住宅街なので、いろいろな公園が配置され、緑がとても多い街となっています。

田園調布の最大の魅力は、すっきりとした街並みです。地図で見ただけでもわかるほど、整然とした街づくりは、著名人に愛されるのも納得のつくり。大きな商業施設こそ少ないものの、スーパーなどはあるので、生活する上で大きな不便はありません。

おしゃれな雑貨やカフェが立ち並ぶ自由ヶ丘に1駅でアクセスできるのも、大きな魅力といえるでしょう。家賃相場は、1R7.99万円、1LDKで14.96万円、2DKで12.30万円です。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場(https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/denenchofu_05056-st/price/)2021年10月5日時点

大田区の気になる家賃事情

大田区には、いろいろな特徴のあるエリアがありますが、暮らしていく上で気になる家賃相場はどのくらいなのでしょうか?

家賃は築年数や駅からの距離によって、金額が変わってきます。実際に、私も最初に見つけた物件が予算オーバーでしたが、条件を変えながら地道に探し、良い物件に出会うことができました。

住みたいと思えるエリアがあれば、条件を変えながら地道に探すことで、思わぬ物件が見つかるかもしれませんよ。

大田区の家賃相場

2DK~3LDKの家賃相場

2DK~3LDKのファミリー向け物件の相場は、約10万円~19万円です。結婚に伴って大田区に引越しをするなら、落ち着いた雰囲気のある池上・田園調布エリアがおすすめです。

公園の多さや、昔からの街並みが続く落ち着いた雰囲気に加え、静かな住宅環境が何よりの強み。それでいて、自由ヶ丘や五反田へのアクセスも便利なので、子育てにも向いています。

※参考:不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S家賃相場 (https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/ota-city/price/)2021年10月5日時点

移住するならインターネット環境は大切

活気と懐かしさが同時に感じられる地元のような街

大田区は昔ながらの街並みやお寺などがありつつ、新しいものもミックスされている街。田園調布や池上など、静かなエリアがある一方で蒲田や大森、羽田などのエリアは活気があります。

大田区には自分の「地元」のような、リラックスできる空気が流れています。温泉や餃子など懐かしさを感じるものと、空港などの活気のある場所を身近に感じられるのが大田区です。地元で暮らすような、素の自分で暮らしたい方は、ぜひ大田区を第二の地元にしてみませんか?

箱根ヶ崎ソロ旅系兼業ライター

岐阜県出身の旅行好きな兼業ライターです。一人旅(ソロ旅)を中心に、国内の気になった場所に出かけています。四国でお遍路をしたり、益子でろくろを回したり、富士山を登ったりしながら、その土地の魅力を感じるのが大好きです。「どんな土地にも魅力はある」を信念に、まだ見ぬ土地との出会いを楽しみに、次の旅行の予定を考えています。最近行って良かった場所は、神奈川県鎌倉市材木座(ざいもくざ)。観光地から少し離れた落ち着いた雰囲気と海の近くの雰囲気が好きです。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

この暮らしの記事を共有しませんか?

  • はてなブックマーク
  • タイトルとURLをコピー

LIFULL HOME'S アプリ

オリジナルの機能が充実!

  • ・ハザードマップで洪水リスク確認
  • ・地図上でなぞった範囲で物件を探せる
浸水マップ機能をONにすると洪水リスクがわかる!
  • App Storeからダウンロード
  • Google Playで手に入れよう
浸水マップ機能をONにすると洪水リスクがわかる!

LIFULL HOME'Sは安心・安全のための取り組みを行っています

  • 信頼できる物件情報サイトNo.1を目指して

    このサイトは「不動産情報サイト事業者連絡協議会」が定める情報公開の自主規制ルールに則ったサイトとして承認されています。

  • 情報セキュリティマネジメントシステム国際規格
    すべての情報を適切に取り扱うために

    株式会社LIFULLは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」および国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しています。