何かを習慣化しようと思っても続けられずに悩む人もいるでしょう。パーフェクトな計画を立てても、根性で作業を続けようとしても、うまくいかないことが多いものです。
習慣化がうまくいかないことを、まるで自分の力量が足らないせいだと自分を責めてしてしまう人もいます。しかし、問題は計画でも力量でも根性でもありません。
私にも、まったく習慣化できなかった過去があります。試行錯誤した結果、習慣化するためにはコツが必要であることに気づきました。
そこで今回は、3日坊主のライターだった私が300日記事を書き続けた経験から、習慣化のコツをご紹介します。
3日坊主だった私が「習慣化」できるまで
3日坊主どころか1日坊主? 続けられなかった1年前
私は、1年前にWebライターをはじめたのですが、記事を毎日書き続けることができませんでした。いくら気持ちを奮い立たせて机に向かっても、1文字も書けずに1日が終わってしまうことも少なくありませんでした。
当時の私は、ライティングを3日続けられればいい方で、3日坊主どころか1日坊主という状況だったのです。「書き続けなくてはならない」と思うことがあまりにもストレスで、机に向かうことすら嫌になっていきました。
この状況を打破するべく、習慣化に関する本やSNSを読みあさりましたが、気合いや根性論について書かれているものばかりであまり参考になりませんでした。
根性論だけでは習慣化は難しい
実際に本の教えに従い、根性に任せてライティングをしてみると3日連続で1,000文字のライティングが可能になりました。それまでの私は、1日に1,000文字書くと翌日はまったく書くことができなかったため、これでも大きな進歩ではありました。
ただし、これは本当に一時的な結果に過ぎず、3日以上書き続けようとすると気持ちが追いつかなくなり、根性論での習慣化はすぐに限界を迎えたのです。
習慣化は環境を整えることが大事
根性論でうまくいかなかった私が次に試したのは、ライティング環境を整えることでした。なぜなら、習慣化を身につけるコツを探る中で、毎日ライティングを続けられている人が作業環境にお金を投資していることを知ったからです。
環境を整える作戦は、私が習慣化を身につけるためにとても効果的でした。3日坊主だった私が気づけば10ヶ月以上も記事を書き続けていたのです。
さらに、毎日続けていると1日に書く文字量にも変化が現れ、1,000文字書くのがやっとだったはずが、毎日3,000文字以上書き続けられるようになりました。
私が300日書き続けられた「習慣化」の3つのコツ
ここからは、習慣化するためのコツについて紹介していきます。
スタンディングデスクで習慣化の持久力をつける
まず、書くことを習慣化するためには持久力が不可欠です。
また、ライターは座って仕事をすることが多いので、運動不足や体調不良になりやすいです。そこで、慢性的な運動不足を解消するために、スタンディングデスクを使って作業をすることにしました。
スタンディングデスクとは、立って作業をするために作られた机です。高さが調整できるので、腰痛や首の痛みに効果があるだけでなく、集中力アップにつながるといわれています。
スタンディングデスクを利用すると、足に適度な負荷をかけられるので代謝が上がり、筋力が増えて持久力も上がります。
タイマーアプリで集中力アップ
習慣化しやすい体づくりをした後は、集中力を上げることに力を入れました。そこで活躍したのがタイマーアプリです。
タイマーアプリを使って記事を書きはじめると、締め切りに追われるような感覚になり、集中力が上がって作業がはかどりました。
ただし、タイマーで時間を計っていても、集中できずにダラダラと無駄な時間を過ごしてしまうこともあります。そんなときには、「30分作業して5分のインターバル」を取り入れてみるのもおすすめです。
コツは、5分の休憩のときに強制的に休むことです。どんなに集中していても強制的に休むことで「次の作業を早くしたい」という気持ちになります。
休んだ後の作業も集中力を保つことができますよ。私の場合は、タイマーアプリを使って「30分作業して5分インターバル」を取り入れたことで、ダラダラと無駄な時間を過ごすことがなくなりました。
カフェのローテーションは必須
習慣化のためには、カフェを利用するのもおすすめです。自宅だと家族がいて作業に集中できなかったり、テレビを観てしまったりと、集中力を保つのは難しいものです。
一方、カフェでは周りにいる人も何かしら作業をしていて各々の時間を過ごしているため、自然と自分の作業に集中できます。また、カフェで作業する日は1店舗に長時間滞在するのではなく、いくつかのカフェをローテーションするのがポイントです。
なぜなら、同じ場所に長時間滞在してしまうと自宅にいるときのように、集中力が低下してしまうからです。いくつかのカフェをローテーションすることで、集中力が途切れるのを防げますよ。
「習慣化」したい人の住まいの整え方
スタンディングデスクを置いて集中できるスペースを作る
自宅にスタンディングデスクを置くためには、ある程度のスペースが必要になります。私が使っているスタンディングデスクは「幅68cm×奥行き48cm」で、A5サイズ(21cm×14.8cm)のノート3冊分弱と同じ大きさです。
このサイズのスタンディングデスクだと、ノートパソコン1台と、モニターやマウスを置くとスペースに余裕がなくなってしまいます。デスクトップやタブレットを置く場合は、さらに大きなサイズを検討してみてください。
家から15分以内に作業できるカフェがいくつか必要
習慣化のためには、自宅から15分以内に作業できるカフェがいくつかあると便利です。自宅からあまりにも遠いカフェは通うのが大変ですが、適度な距離があると作業が進まないときの気分転換にもなります。
1つのカフェだけだと利用できる時間に制限があったり、人が多くて利用できなかったりすることもあるため、お気に入りのカフェをいくつか見つけておくのがおすすめです。私の場合は、3つのカフェをその日の作業用途で使い分けていますよ。
情報収集はネット環境が不可欠
ライターとして作業をするためには、情報収集を効率的に行う必要があります。書籍などの情報収集では時間がかかってしまうので、必要な本の電子書籍をダウンロードすることもできるので、インターネット環境が必要不可欠といえるでしょう。
また、ライティングを行う際に、記事の方向性について打ち合わせをすることもあります。今ではWeb上で打ち合わせすることも増えていますので、安定した通信環境が大切です。
実際に私は、自宅のネット環境が整っておらず、インターネットでの打ち合わせが行えないため、不便さを感じました。自宅にインターネット環境が整っていないとライターとして不利になってしまいますので、注意してください。
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習慣化のためには環境を整えるのが大事
今回の記事では、習慣化のためのコツを紹介しました。習慣化のコツは、環境を整えることがもっとも重要でした。さらに、健康を意識し集中力を上げることで、より継続しやすくなります。
今回紹介した習慣化のコツは、特別な方法ではなく誰でも実践できる方法ばかりです。私は習慣化のコツを実践するだけで、3日坊主から簡単に抜け出せました。
もう習慣化できずに自分を責めることもありませんし、自信を持てるようにもなりました。習慣化できずに困っている人は、ぜひ今回紹介したコツを実践してみてくださいね。