「光井戸」に浮かぶ階段のある住まい

一台3役（椅子、収納、TVボード）の造り付けの家具を造作工事で仕上げました。

住まいに光を運ぶ階段は家の中を明るく照らすだけでなく、家族に笑顔を運ぶかけ橋の役割もあるのかもしれません。

開放的な空間づくりのために、階段は視線が通り広がりを感じられるようデザインし、リビングの吹抜け部分は一部躯体を見せたダイナミックな空間に仕上がりました。また、階段はキッチンとリビングを緩やかに分離するパーテーションをの役割も果たします。

3階にはごろ寝できる2.5帖の和室、その奥には収納と書斎スペースが広がります。 土間スペースを広く設けた玄関はモルタル仕上げで、さりげなく壁に設置した収納ハンバーがさらにラフな雰囲気を演出しています。

木のカウンターを用いて造作した洗面台は、使い勝手の良い大型の陶器のボウルを据えました。

間口が約5.9メートルの敷地は斜線制限が厳しく、居住空間を最大限にとれる片流れの屋根を採用しました。アクセントにレッドシダーの板貼りを施し温もりのある表情に。シンプルなデザインがお好みで正面にはスクエアの窓が二つだけのシンプルモダンのお住まいです。