木の温もりに包まれる、多世代が集う広々住まい（札幌市　T様邸）

玄関土間には、夫婦の趣味である自転車を飾りながら収納。休日に親子でのんびり自転車を走らせるのが、これからの楽しみ。自転車は単なる移動手段ではなく暮らしの一部として大切に扱われ、玄関に置かれることで生活空間にアクティブな雰囲気を添えている。

玄関には、靴のまま出入りできる大容量の造作収納。広々とした空間は木のぬくもりに包まれ、実用性だけでなく心地よさも兼ね備えている。外出や帰宅の動きがスムーズになり、日常の快適さを支えてくれる場所となっている。

浮造り仕上げのカラマツを用いた、Tさんお気に入りの幅広造作ベンチ。木目の凹凸が心地よく、自然素材ならではの質感が空間にあたたかみを添えている。家族が集まって座ったり、来客時にちょっと腰掛けたりと、多用途に活躍している。

カバの無垢床、カラマツのベンチ、シナやナラを用いた造作でしつらえたLDKは、ご夫妻が望んだ「木の家」の象徴的空間。自然素材が織りなす多彩な木の表情が、広々とした空間にあたたかさと落ち着きを与えている。木の香りや手触りが心地よく、暮らしの中心として家族の時間をやさしく包み込んでいる。

収納の高さ、天板の材料など、使い勝手と美しさを追求した造作キッチン。反対側には、2.5帖のパントリーも完備。調理道具や食材をすっきりと整理できるため、キッチンまわりはいつも整然とした印象に。デザイン性と機能性を兼ね備えた空間は、料理をする時間をいっそう楽しくしてくれる。

陽の光が心地よいリビング。カラマツの階段を上ると、2階フリースペースにつながる。大きな窓から降り注ぐ自然光が空間をやさしく包み、木のあたたかみと相まって居心地のよい雰囲気を演出。家族が集い、のんびりとくつろぐ時間がより豊かなものになる。

洗面台は掃除がしやすいよう、人工大理石のワイドタイプに。大きな鏡が空間を広く見せ、白を基調とした清潔感のある雰囲気が際立つ。日々の支度が快適に行える、機能性と美しさを兼ね備えた洗面空間となっている。

Tさんの希望で国産鋳物ホウロウ製浴槽を採用した造作バスルームは、大切な癒しの空間。白を基調とした清潔感のある内装に、横長の鏡と窓からの自然光が調和し、明るく開放的な雰囲気を生み出している。日常の疲れを心地よく解きほぐす特別な場所となっている。

奥さんが「ゆとりを感じる場所」と語る2階フリースペース。落ち着いた色味の壁と柔らかな光が合わさり、居心地のよい雰囲気を生み出している。本を読んだり、趣味を楽しんだり、家族の気配を感じながら過ごせる、多彩な使い方のできる空間となっている。

トドマツ板張りの個性的な外観は、ご近所で「お洒落な店ができるの？」と評判になったそう。さらに扉の色がアクセントとなり、木の質感とのコントラストが美しい佇まいに。住まいでありながら街並みに映える存在感を放っている。