開放感あふれる趣味と暮らす家（小樽市　O様邸）

玄関ポーチの隣には2方向からアクセスできる物置兼バイクガレージが組み込まれ、オフシーズン対策も万全。 趣味のバイクを安心して保管できる空間となっている。

現しの高い天井と広く取った土間が、実際の面積以上の広がりを感じさせる玄関。土間には床暖房を敷設しており、外気で室内が冷えるのを防いでいる。 シンプルながらも洗練された佇まいで、訪れる人をあたたかく迎え入れる。

土間は玄関収納に直結。窓からの外光が階段の吹き抜けを通って、1階の廊下を明るく照らす。 日常の動線がすっきりと整い、明るさと開放感を感じられる。

玄関と2階のLDKは階段の吹き抜けでつながり、2階に居ながらも家族の出入りが感じられる。 風や光も吹き抜けを通り抜け、家全体に心地よさをもたらす。

外部の目線を遮り、コンパクトな空間の壁面を最大限生かせるよう、リビング・ダイニングには掃き出し窓は使わず、腰高な位置に開口を設けた。 高い位置から差し込む光が室内を柔らかく照らし、家具配置の自由度も高めている。

リビング・ダイニングと間仕切りなしでつながるキッチン。壁付けの棚は、後日奥さんの要望で設置。キッチンから左手に進むと水まわりがある。 家事動線がスムーズで、料理をしながら家族の様子を見守れる設計になっている。

光と風を採り込む開口を設けたキッチンは、大元工務店らしい造作仕様。収納もたっぷり設けられている。 食器や調理器具が整理しやすく、常にすっきりと片付いたキッチンを保てる。

片流れの屋根なりにしつらえた2階LDKの天井は、カラマツの針葉樹合板仕上げ。高さ最大2.8mの天井が、家族の日常を大らかに包み込む。 窓からの光が木の質感を際立たせ、開放感のある心地よいくつろぎの空間。

2階階段ホールに隣接して設けたOさん念願の書斎スペース。デスクと本棚は造作。仕事や趣味に集中できる落ち着いた環境を実現。

カラマツ下見板張りに赤いトタン屋根の外観は、以前からそこにあったように街並みに馴染んで。片流れの庇が伸びる玄関ポーチは、バイク置き場も兼ねる。 自然素材と使い勝手を両立させたデザインが、暮らしやすさと景観の調和を叶えている。