暮らしの知恵と本物素材が息づく、やさしさと工夫の住まい（札幌市北区　E様邸）

「ここは、リラックスできるわね。何度でも来たくなる」とお客様の笑顔もほころぶ、奥さんが営む美容室。 温かみのある空間は丁寧に整理整頓され、必要な場所に十分な収納が備わっているため、すっきりと心地よい雰囲気に包まれる。

造作のアイランドキッチンは、炊飯ジャーなど見せたくないものを隠しながらも、使いやすい場所に仕舞えるようにプラン。壁の煉瓦の質感がLDKに趣を与えている。 整理整頓しやすい十分な収納が確保されており、いつでもすっきりとした印象を保てる。温かみのある照明が空間をやさしく包み込み、おしゃれで居心地のよい雰囲気を演出。

2階からの光が欄間から射し込む廊下。右側に行くと居住空間、左側が美容室。木目調の床があたたかな表情を見せており、質感のある壁紙が光を柔らかく受け止め、陰影を生み出している。洗練されたデザインが日常の動線を美しく演出し、暮らしと仕事を心地よくつなげている。

CDの収納を前提とした棚を造作。ライブを行うご主人のライフスタイルを反映。 整然と並んだコレクションは見た目にも美しく、落ち着きのある空間を演出。きれいに整理整頓された棚と温かみのある雰囲気が調和し、日常へと溶け込んでいる。

家族が集うリビング。ご主人のギターを掛けるため、その場所の壁には下地を入れている。細かい打ち合わせは大元工務店の真骨頂。 ギターがインテリアのアクセントとなり、落ち着いた雰囲気を演出。

親子のコミュニケーションを図るリビング階段。子どもたちの様子がよく伝わってくる。 木目の質感がやわらかな表情を生み出し、リビングから2階へとつながる動線に温かみを添えている。さらに、優しいライトの明かりが空間を包み込み、家族の会話や気配をより身近に感じられる心地よい雰囲気となっている。

2階は子ども部屋や寝室などプライベートな空間。 壁の質感とあたたかな照明が落ち着きを作り出し、それぞれが心地よく過ごせる居場所になっている。学びや休息など日々の大切な時間を支えてくれる、静かで安心感のあるフロア。

水に強いヒバを張って造作した浴室。洋画に出てくるようなバスタブを置いて、くつろぎの時間を堪能。 窓から差し込む光が木の質感を柔らかく照らし出し、おしゃれなバスタブとともに非日常的な癒しの空間を演出している。日々の疲れをゆったりと解きほぐす、特別なひとときがここにある。

土間が広い玄関は、収納のスペースを別途設けている。室内はどんな雰囲気なんだろうとワクワク感を誘う。 広々とした土間が開放感を生み出し、家に入った瞬間から心地よさを感じさせてくれる。シンプルでありながら機能的な玄関は、日常の動線をすっきりと整え、暮らしの始まりを軽やかに演出している。

トドマツが、いい風合いになってきた外観。左側が美容室の玄関だが、主張しすぎることなく、あくまでも「さりげなく」。 時間とともに深みを増す木の表情が落ち着いた雰囲気をつくり出し、住まいと店舗の調和をやさしく包み込んでいる。街並みに自然に溶け込みながらも、訪れる人に安心感と温かみを与える外観となっている。