自然素材で家族と共に成長するスキップフロア住宅（札幌市　F様邸）

玄関ホールを広くとり、階段とそのままつなげることで、開放感を演出。吹き抜けを通して射し込む光が、玄関をやわらかく照らす。 家族や来客を優しく迎える、居心地のよい空間になっている。

中2階に設けられた「本の部屋」。将来的には下地材状態の壁を塗装して、娘さんの部屋に替える予定。 家族の読書スペースやくつろぎの場として、気軽に過ごせる空間。

「本の部屋」とスキップフロアでつながる「趣味の部屋」は、大元工務店の力を借りつつDIYで壁と床を仕上げ、息子さんの部屋に生まれ変わった。 家族の手仕事の温かみが感じられる、特別なプライベート空間。

大きな窓越しに見えるバルコニーの菜園風景と自然光がLDKに潤いと広がりを与える。アイアンの造作梯子は、換気用扉の開閉用に設えたもの。 家族の暮らしに彩りを添える工夫が随所にあり、日々の時間がより心地よく感じられる空間になっている。

リビングの一角には息子さんの小学校入学に合わせて、壁付けカウンター風の学習コーナーを新設。大元社長に材料を手配してもらい、Fさんが自作した。奥さんは家事をしながら、お子さんたちが勉強する様子を見られる。 勉強だけでなく遊びや読書にも使える、居心地のよい空間になっている。

板張りの床は、12年にわたる家族の暮らしに磨かれた。傷もまたこの家ならではの味わいに。 年月と共に深まる風合いが、家族の思い出と暮らしの歴史を感じさせる。

大きな窓が気持ちいい2階リビングは、昔も今もご夫妻のお気に入り。大きく育った観葉植物の緑がシックな内装に映える。 光と緑に包まれた空間は、ゆったりと過ごせるくつろぎの場所として家族の日常に彩りを添えている。

洗面脱衣室と洗濯室、トイレをコンパクトに集約した水まわり。トイレ脇の壁も新築後しばらく経ってから、Fさん自ら塗装して仕上げた。 DIYで手を加えたことで、家族の暮らしに合わせた使いやすさと、あたたかみのある空間が生まれている。

2010年頃のFさん宅。夫婦2人暮らしだった新築時から、1年後には息子さんが誕生。ご夫妻が一日の大半を過ごしていたというカフェのようなリビングは、今と変わらない落ち着いた佇まい。 年月を経ても変わらない空間の居心地のよさが、家族の思い出と暮らしの温かさをそっと支えている。

大きな窓が特徴的な落ち着いた雰囲気の外観。 トドマツにブラウンの塗装をした外壁は新築時からノーメンテナンスだが、そろそろ塗り替えを検討中。玄関前の花壇とレンガ敷きのアプローチは、ご家族で施工した汗と涙の結晶。年月を経ても家族の思い出とあたたかさを感じられる。