全館空調で快適な“現代”和風の家

玄関アプローチはご趣味の畑道具やアウトドア道具が運びやすいように一部スロープに。外壁はアクセントを設けずホワイトでシンプルに仕上げ、屋根形状をいかした軒天木目を魅せるようにしている。

玄関ホールは洋風のタイルを部分的に入れ、周りをモルタル金鏝で仕上げることにより石畳のように表現した。階段1段目と玄関土間を隣接させることで、畑仕事から帰ってきたお施主様がベンチ替わりに靴を脱げるようになっている。

玄関ホールとLDKの間の建具に格子の上吊戸を採用。格子によってLDKまでの奥行き感がでて広く感じることや、お家に入った時に家族団らんの雰囲気を感じることができる。

LDKは29.1帖+和室6帖と広々としており、リビング部は勾配天井で開放的にしている。また、梁を魅せるように間接照明を天井に向けて照らした。

LDKと隣り合う和室は、通常客間として利用するが、将来はご夫婦の寝室になるよう設計した。

LDKと和室を建具で区切ることで狭く感じたくないお施主様のご希望で、和室とLDKの間はプリーツスクリーンをご採用。普段はプリーツスクリーンをあげLDKと繋げた開放的な空間とし、和室を利用するときはおろして区切るといった場面に合わせた間仕切り方法にする工夫をした。

キッチンの天井にはシナ合板を採用し、照明はグレアレスのダウンライトや小型のスポットライトとしてなじませ木目を魅せるようにした。

LDKの北側は、アイロンがけできるスペースを設けたファミリークロークになっている。床は和を感じさせるフロアタイルを採用した。

階段下をうまく活用したトイレ空間。トイレ側面をくぼませることで、収納として利用できるスペースに。