博多駅は九州最大の乗車人員を誇るターミナル駅です。JR九州・地下鉄・バスなどが集結していて、駅の周辺には「JR博多シティ」「アミュプラザ博多」「博多マルイ」など、複数の商業施設が並んでいます。

この記事では、毎日博多駅周辺で過ごしている私が、この地域の治安や災害情報、エリアごとの特徴などの住まい選びに役立つ情報を紹介します。博多駅の物件を探す

博多駅周辺

博多駅は、福岡市博多区に位置する九州最大のターミナル駅です。JR九州の在来線や新幹線をはじめ、福岡市地下鉄空港線や七隈線など、複数の路線が乗り入れていて、多くの人々が利用する交通の要所となっています。

福岡空港までは地下鉄で約5分、天神エリアへも地下鉄で5分という近さで、市内の主要スポットへのアクセスが良好です。特急を利用すれば佐賀駅まで約40分、熊本駅へも新幹線利用で約40分と、短時間で県外へ移動できるので、県外通勤をしている人も多いです。

駅周辺には「JR博多シティ」「アミュプラザ博多」などの大型ショッピングモールが立ち並び、買い物やグルメを楽しめます。地下には「博多デイトス」という商業エリアがあり、日常的に使えるスーパーやドラッグストア、飲食店が多数出店しています。

このように、博多駅は交通の便はもちろん、生活のしやすさという点でも非常に魅力的なエリアです。

ベイサイドプレイス博多

次に、博多駅周辺の治安について見ていきましょう。

博多駅周辺の犯罪発生件数

福岡県警のデータをもとに、博多駅がある博多区の刑法犯認知件数の推移を紹介します。

・2014年 4,809件

・2015年 4,093件

・2016年 4,018件

・2017年 3,441件

・2018年 3,305件

・2019年 3,435件

・2020年 2,582件

・2021年 2,424件

・2022年 2,585件

・2023年 3,034件

・2024年 3,321件

2020年から2022年にかけては、コロナ禍の影響で人の往来が減ったため、一時的に犯罪件数が大きく減少しました。その後、社会が通常に戻ったことで増加していますが、2014年と2024年を比較すると約31%減少しています。

博多駅周辺は、福岡でも犯罪発生件数が多いエリアといわれていますが、長期的に治安は改善しています。

博多駅周辺の治安に対する印象

実際に日々の生活を過ごしてみても、治安が悪いと感じることはほとんどありません。人の流れは絶えませんが、トラブルを目にする機会は少なく、昼夜を問わず「安心できるエリア」という印象です。

特に、ここ数年は「博多コネクティッド」による再開発が進んでいるため、利便性と安全性が向上しています。新しい施設が増加したことで、より一層安心して過ごせるエリアになりました。駅の目の前に交番があるので、何かあればすぐに相談することも可能です。

私は、仕事や飲み会などで、深夜に博多駅周辺を歩く機会が多いですが、トラブルに巻き込まれたことは一度もありません。むしろいつも人の目があるため、安心して移動できるエリアだなと感じています。

避難場所の案内

博多駅周辺の災害リスク、それに対する備えについてお伝えします。

博多駅周辺の地形の特徴と注意点

博多駅周辺は周囲よりも低く、すり鉢状の地形を形成しています。そのため、大雨が降ると周辺から水が集まりやすく、浸水被害が発生するリスクがあります。特に博多駅の東側では、御笠川の河床勾配(川底の傾斜)が急激に緩やかになるため、海水などが滞留しやすいです。

実際、1999年に発生した豪雨では、都心部のビルの地下に雨水が流れ込み、浸水被害が発生しました。ただし、2000年代に入ってからは同様の大きな水害は発生していません。河川改修や排水設備の強化など、災害対策が進められてきた結果といえるでしょう。

浸水しやすい地域ではありますが、過剰に心配する必要はなく、台風や大雨のタイミングだけ、気象情報に注意しておきましょう。

博多駅周辺のハザードマップ

博多駅周辺のハザードマップ

ハザードマップによると、博多駅周辺では0.5〜3mの浸水リスクが想定されています。0.5〜3mというのは、1階天井まで浸水する程度ですが、博多駅周辺で1階が居住スペースとなっている賃貸物件はほとんどありません。

多くの物件は1階が店舗やエントランスとなっているため、居住部分は2階以上に配置されています。そのため、生活上のリスクは少ないでしょう。

浸水したくない場合は、博多駅の北西にある祇園から呉服町エリアがおすすめです。このエリアは比較的標高が高いため、浸水リスクが低いです。

出典:「ハザードマップポータルサイト」

博多駅周辺の地盤

博多駅周辺は、かつて水田が広がる湿地帯であったため、地盤が軟弱だといわれています。特に駅の近くは周囲よりも低地となっているため、地盤沈下のリスクはゼロではありません。ただし、名実ともに九州の心臓部といえるエリアなので、万が一に備えた対策もしっかりと進められています。

一例を挙げると、2016年11月には、地下鉄七隈線延伸工事の影響もあって、博多駅前の道路が大きく陥没する事故が発生しました。しかし速やかに地盤改良工事が実施されて、再発を防止するための対策が行われました。

それ以降、目立った事故は発生していません。

博多駅周辺の避難場所・防災対策

博多駅周辺の主な避難場所は、次のとおりです。

・明治公園(博多駅前3丁目24)

・音羽公園(博多駅前1丁目1)

・福岡市堅粕(かたかす)公民館(博多駅東1丁目8-2)

・福岡市立堅粕小学校グラウンド(博多駅東1丁目8-1)

・福岡市東住吉公民館(博多駅前4丁目11-12) など

ほかにも公園や小学校、公民館など多数の避難所が設置されています。避難場所の一覧や最新情報は、福岡県の防災ページで確認できます。

【福岡市博多区公式サイト】地域防災拠点一覧

博多駅は、「博多口」と「筑紫口」の2つのエリアに分かれます。ここからは、エリアごとの治安に関する情報を、実際に暮らした体験談を交えて紹介します。

博多駅博多口(博多駅前)周辺エリア

博多駅博多口(西側)

博多駅博多口(西側)は、福岡の玄関口と呼ばれているエリアです。駅を出てすぐの場所には、「JR博多シティ」や「アミュプラザ博多」があり、ショッピングやグルメを楽しむ人々でにぎわっています。

駅から少し西に進むと、呉服町方面へ続く大博通りが続きます。大博通りには飲食店や旅館、ホテルなどが立ち並び、特に夜間は会社帰りのサラリーマンやOL、観光客でにぎわっているエリアです。人通りが多いため、夜間でも比較的安心して歩けます。

さらに西へ進むと、福岡を代表する歓楽街「中洲」エリアが広がっています。中洲には居酒屋やスナックなどが集中していますが、パトロールも頻繁に行われているため、治安が悪いと感じることは少ないです。私自身はもちろん、家族や同僚、女性の友人に聞いても、トラブルに巻き込まれたという話は聞いたことがありません。

博多駅筑紫口(博多駅東)周辺エリア

博多駅筑紫口周辺の様子

博多駅の東側に位置する筑紫口周辺は、居酒屋や飲食店が集中しているエリアです。博多口に比べるとショッピング施設は少なめですが、居酒屋などのバリエーションが豊富で、夕方以降は仕事帰りのサラリーマンやOLでにぎわいます。

同僚との飲み会や接待などで利用する人が多いですが、いわゆる歓楽街ではないので、治安の悪さを感じることはありません。数年ほど前は居酒屋のキャッチを見かけることがありましたが、警察が摘発したため、現在はかなり少なくなっています。中洲や天神ほどの派手さはありませんが、ローカルな飲食店が多く、地元の人たちから愛されているエリアです。

合同庁舎などの公的機関があり、ビジネス街の雰囲気も感じられます。さらに東に進み、国道3号線を越えると比較的静かな住宅地が広がります。特に東比恵周辺は駅から徒歩圏内ながら落ち着いた環境で、単身者向けのマンションやアパートが多い印象です。

ここからは、博多駅周辺の主なエリアの特徴と、それぞれにおすすめの条件をご紹介します。

利便性を重視するなら博多駅前エリア

博多口側に広がっている博多駅前エリアは、福岡市内でもトップレベルの利便性を誇ります。JR・地下鉄・バスなど、複数の交通機関が利用しやすく、福岡空港へのアクセスも抜群です。駅直結の「JR博多シティ」や「アミュプラザ博多」では、グルメや映画を楽しめるため、日常の買い物には困りません。

ただし、静かな住環境を求めている方にはあまりおすすめできません。決して治安が悪いわけではありませんが、深夜でも人の往来があり騒がしいため、リラックスしにくいと感じる方もいるでしょう。特に、金曜日は、飲み会帰りの人たちでにぎわっています。

「常に明るい方が安心できる」「人が多くてにぎやかな場所が好き」「とにかく便利なところに住みたい」といった方に、適したエリアです。

落ち着いた環境を重視するなら博多駅東エリア

落ち着いた雰囲気がある博多駅東エリア

筑紫口側に広がっている博多駅東エリアは、駅からすぐの場所にありながら、博多口よりも比較的落ち着いた環境が魅力です。ショッピング施設はやや少なめですが、飲食店は充実していて、夜遅くに帰宅しても食事に困ることはありません。

このエリアの特徴は、駅近でありつつも騒がしすぎないバランスのよさです。大通りから一本外れると人通りが少なくなるため、夜間は少し怖いと感じる人もいるかもしれませんが、実際にトラブルに巻き込まれたという話は聞いたことがありません。博多駅周辺でも、特に治安がいいといわれているエリアです。

比較的新しい中高層マンションが多く、単身者からファミリー層まで幅広い層に人気があります。博多駅前エリアに比べると賃料もやや抑えめなエリアです。

コストパフォーマンスを重視するなら堅粕エリア

堅粕エリア

堅粕(かたかす)エリアは、博多駅から北東に徒歩10〜15分ほど離れた場所に位置しています。駅から少し離れているため、賃料が博多駅前や駅東エリアに比べて大幅に抑えられるのが最大の魅力です。博多駅まで徒歩圏内でありながら、ワンルームマンションであれば相場より2万〜3万円安く住める場合も少なくありません。

以前は、治安が悪いといわれていましたが、最近は住宅街として発展しており、スーパーやコンビニも整っています。実際、私も2年ほど堅粕エリアに住んでいたことがありますが、危険だと感じることはありませんでした。

むしろ、博多駅まで徒歩圏内なのに家賃が抑えられており、「狙い目エリアだ」と感じることの方が圧倒的に多かったです。特に学生や社会人1〜3年目の若手社会人、予算を抑えたい単身者にとっては非常に魅力的でしょう。

コストパフォーマンスを重視しながらも、便利な立地を求める方におすすめのエリアです。

浸水が心配な方は2階以上の物件がおすすめ

大雨が降った場合、博多駅東口側は浸水のリスクがあります。2000年に入ってから浸水はありませんが、心配という方は2階以上の物件を探すとよいでしょう。

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