秋葉原駅には、JR・地下鉄・私鉄など5路線が乗り入れている、東京都でも有数の利用者数を誇る駅です。電気製品やポップカルチャー文化が発達していることから、観光の街としても人気があります。

最近、街の治安を心配する声を聞きました。住宅地としての印象がほとんどない秋葉原駅周辺ですが、実は近年生まれ変わろうとしています。

この記事では、秋葉原にある企業に8年間勤めていた私が、秋葉原駅周辺の治安や情報についてお伝えします。秋葉原駅周辺に住みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。秋葉原駅の物件を探す

秋葉原駅(電気街改札口)

秋葉原駅の交通事情

東京都千代田区にある秋葉原駅は、JR東日本エリアで2023年度の平均乗車人員第9位のターミナル駅です。

JR山手線・京浜東北線・総武線のほか、つくばエクスプレスと東京メトロ日比谷線の計5路線が乗り入れているため、利便性に優れています。東京駅まで約4分、品川駅まで約17分、池袋駅・新宿駅へは約20分でアクセスできます。

都内への移動だけでなく、千葉・茨城・埼玉・神奈川方面への移動にも便利です。また、羽田空港行きのバスや、広島・大阪・京都・名古屋行きの高速バス発着所になっているため、出張が多い人や旅行が好きな人におすすめの駅です。

秋葉原駅周辺の情報

秋葉原駅周辺には、ヨドバシカメラ・ヤマダ電機・EDIONなどの家電量販店が多数あり、「日本最大の電気街」として有名です。アニメやアイドルのグッズショップ、メイドカフェも多く、オタクの聖地ともいわれています。

徒歩圏内にアトレ、肉のハナマサなどのスーパー、アキバ・トリムやUDXなどの商業施設もあり、買い物や食事をする場所も豊富です。

秋葉原駅周辺は賑やかですが、オフィス街や神田川沿いは落ち着いた雰囲気が漂っています。エリアによって印象が大きく異なるところも、秋葉原駅の特徴です。

警視庁・万世橋警察署

利用者数の多い秋葉原駅周辺の治安について、公表されている犯罪発生件数のデータをもとに考えていきましょう。

秋葉原駅周辺の犯罪発生件数

警視庁ホームページに、2023年度警察署別犯罪発生状況をまとめた、「刑法犯の罪種別認知・検挙状況」という資料が掲載されています。その資料によると、秋葉原駅周辺を管轄とする万世橋警察署で起きた犯罪は、東京都の警察署の中で102署中46位という認知件数でした。認知件数は平均よりやや低く、特別治安が悪いわけではないようです。

罪種別では、「非侵入窃盗」と呼ばれる住居への侵入を伴わない、スーパーやコンビニなど店舗での窃盗が最も多い結果でした。お店を経営したいと考えている方は、しっかりと防犯対策をする必要がありそうです。

秋葉原駅周辺の治安に対する取り組み

秋葉原駅周辺に「治安が悪い」というイメージがあるといわれるのは、電気街の一部で客引き行為をする人が増えているからだという意見があります。

実際に、インバウンド効果で外国人観光客が増加したうえに、ポップカルチャーを求める人も増加しています。そういった人に向けた客引き行為は後を絶たず、地域住民から千代田区に意見を申し立てたこともあったようです。

2021年6月、地域住民の声を受け、千代田区は『AKIBA安全・安心プロジェクト』を発足しました。住民が安全に、安心して秋葉原を楽しめるように警察署と協力してパトロールを実施し、秋葉原駅周辺の治安を守る取り組みを行っています。

そのほかにも、千代田区では犯罪防止のための防犯カメラや防犯用外灯の設置に補助金を交付するなど、防犯対策に力をいれています。

神田川

秋葉原駅周辺には商業施設が多く、オフィス街もあります。駅の利用者が非常に多い秋葉原だからこそ、災害対策はとても重要です。

秋葉原駅周辺の地形の特徴と注意点

神田川が流れる秋葉原駅周辺は、周囲に比べて標高の低い場所になっています。低地のため、洪水による水害に注意が必要になります。

水害が発生する恐れがある場合には、早めに2階以上の屋内に避難することが大切です。家庭備蓄や非常持ち出し品を事前に準備するなど、日頃から防災について意識しておきましょう。

秋葉原駅周辺のハザードマップ

秋葉原駅周辺のハザードマップ

ハザードマップによると、秋葉原駅周辺では洪水が発生した場合、50cmから最大3mの深さになるリスクが想定されています。

千代田区では、洪水氾濫が発生した場合に安全かつ迅速に避難できるよう、千代田区ハザードマップの冊子を発行し、地域住民に配布しています。

洪水や台風は地震と異なり、ある程度予測がつく災害です。冊子の内容をよく読み、災害発生の恐れがある場合は、千代田区から発表される避難指示に従って迅速に行動しましょう。

出典:「ハザードマップポータルサイト」

秋葉原駅周辺の地盤

秋葉原駅周辺は、沖積低地(ちゅうせきていち)と呼ばれる地形となっています。沖積低地とは、河川による堆積作用によって形成された地盤のことで、地震による液状化の危険度がやや高いことが特徴です。

都内で最大規模の被害が想定される地震が起きた場合、秋葉原駅周辺は6弱の震度になる可能性があります。しかし千代田区の土砂災害ハザードマップによると、土砂災害特別警戒区域は限定的で、秋葉原駅周辺で土砂災害が発生する可能性はとても低いといえるでしょう。

秋葉原駅周辺の避難場所・防災対策

秋葉原駅は利用者数が非常に多いターミナル駅です。首都直下地震が起きた場合、千代田区では最大約59万人の帰宅困難者の発生が想定されています。

大勢の人々が一斉に帰宅しようとすると、群衆雪崩の発生や緊急車両が通行できず、要救助者の救出ができないなどの二次災害の恐れがあります。災害が発生したときは、慌てず災害情報の収集や安否確認を行い、安全な場所で待機するようにしましょう。

秋葉原駅周辺で災害が起きた場合、千代田区にある学校や公園が避難所や避難場所に指定されています。千代田区では、どの避難所を利用するべきなのか、ホームページで検索できます。事前に確認し、非常事態に備えておくと安心ですね。

千代田区ホームページ【地震時の我が家の避難所検索】

JR東日本の秋葉原駅には3つの大きな改札口があり、エリアによって雰囲気が異なります。ここからはエリアごとの治安情報と魅力を紹介します。

電気街改札口エリア

秋葉原駅(電気街改札南口)

秋葉原駅電気街改札口には、北口と南口があります。

北口方面には、秋葉原のランドマークである「秋葉原UDX」や「AKB48劇場」「ビックカメラAKIBA」があります。「秋葉原UDX」にはおしゃれなショップやカフェ・レストランがあるため、平日夜はオフィス街で働く会社員、土日には観光客で賑わっていることが多いです。

南口方面には、「ヤマダ電機」「EDION AKIBA」などの大型家電量販店があり、「電気街」として有名です。

神田駅方面に進むと、神田川に架かる万世橋が見えます。万世橋の近くには、赤レンガ造りの商業施設「マーチエキュート神田万世橋」があり、おしゃれなショップやカフェが並んでいて、落ち着いた雰囲気です。夜になると赤レンガの高架下から漏れる優しい光がとてもきれいです。

中央改札口エリア

秋葉原駅(中央改札直結アキバトリム)

中央改札口も、北口と南口に分かれています。

北口を進むと「ヨドバシ Akiba」につながります。ここは、家電だけでなく旅行グッズや文具などの品ぞろえが豊富で、グルメも楽しめる施設です。駅前は大きなロータリーがあり、バスやタクシーの乗り場があります。

ロータリーでは高速バスも発着しています。羽田空港や広島、神戸・大阪・京都・名古屋などの主要都市だけでなく、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや東京ディズニーリゾートまで、秋葉原から乗り換えることなく移動できます。出張が多い人や旅行好きな人は、重宝する場所といえるでしょう。

南口は、高速鉄道「つくばエクスプレス」の駅ビル「アキバ・トリム」に直結しています。「アキバ・トリム」には無印良品やGU、Zoffなど人気の衣料雑貨店も入っているため、ショッピングを楽しめます。

昭和通り口改札エリア

秋葉原駅(昭和通り口改札_昭和通り)

昭和通り口改札を出ると、昭和通りがあります。昭和通り付近はオフィス街になっていて、落ち着いたエリアです。昭和通り沿いから路地に入ると、閑静な住宅街が広がっています。

高架下には多くの飲食店が立ち並び、グルメを楽しめます。路地裏に隠れた名店があるため、どのようなお店があるのか探索するのも楽しいです。

オフィス街があるからか、コワーキングスペースが多いことも特徴です。集中して効率的に仕事を進めたいときに、Wi-Fiやカフェを利用できるコワーキングスペースの需要が高まっています。仕事を頑張りたい会社員やフリーランスの人にとって、便利な場所です。

秋葉原駅周辺で住まい探しをするとき、検討したいエリアや条件はあるでしょうか。

閑静な住宅地で暮らしたい人におすすめ「昭和通り口」エリア

神田川沿い(マーチエキュート)

治安や賑やかさが気になる人には、昭和通り口エリアがおすすめです。昭和通りから少し路地に入ると、驚くほど静かな住宅街が広がっています。芝生のきれいな公園があるため、休日にはピクニックを楽しめます。

駅前には「マツモトキヨシ」があり、徒歩圏内に24時間営業の「肉のハナマサ」があるため、住むのにとても便利です。静かな環境での生活を希望する人に、ぴったりのエリアといえるでしょう。

趣味を重視するなら「電気街口」エリア

アニメやゲーム、アイドルなどの趣味に時間を費やしたい人には電気街口エリアがおすすめです。

書籍・フィギュア・アニメグッズなどを購入できる「ラジオ会館」をはじめ、たくさんのショップがあるため、休日は1日中魅力的な空間で過ごせます。夜は客引き行為が目立つ場所ではありますが、近くに警視庁・万世橋警察署があるため安心です。

駅周辺は賑やかですが、駅から少し離れて万世橋方面に進むと、落ち着いた住宅地もあるので、自分のライフスタイルに合わせて選択できます。

買い物や交通利便性を重視するなら「中央改札口」エリア

ショッピングや旅行が好きな人には、中央改札口エリアでの住まい探しをおすすめします。人は多いですが客引きが少なく、治安が悪いという話はあまり聞きません。

買い物はヨドバシAkibaやアキバ・トリムへ行けば大抵のものは手に入ります。スターバックスなどのカフェも多いので、買い物をした後に一休みすることも可能です。

ロータリーから発着する高速バスに乗れば、主要都市や観光名所に行けます。旅行が趣味の人は、気軽に行ける場所が増えて、充実した生活を送れるでしょう。

浸水が心配な人には「2階以上」がおすすめ

秋葉原駅周辺でお住まいを検討されている人は、2階以上を選ぶとよいでしょう。

秋葉原駅周辺は低地のため、浸水の心配があります。洪水が起きると最大3mほどの高さになることが想定されているため、2階以上の住宅を検討したいですね。

また、秋葉原駅周辺の家賃相場は以下のとおりです。

〈秋葉原駅周辺の間取り別家賃相場〉

・ワンルーム:12.17万円

・1K:11.86万円

・1DK:15.05万円

・1LDK:19.55万円

・2K:15.60万円

・2LDK:24.63万円

秋葉原駅の家賃相場(LIFULL HOME'S家賃相場)

賑やかなイメージのある秋葉原駅周辺ですが、一部のエリアを除けば雰囲気もよく、落ち着いた暮らしがかないます。

千代田区は現在、秋葉原駅周辺の再開発計画を立てています。実現すれば商業施設が増え、景観がよくなり、さらに安全・安心な街となっていくでしょう。

今以上に人気が高くなる可能性があるため、秋葉原駅周辺でお住まいをお探しの人は、早めに検討してみてくださいね。

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