千葉県の中央部に位置する茂原市は、東京駅から「特急わかしお」で約54分の場所にあります。2013年4月には、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の東金JCT・茂原北IC・茂原長南IC・木更津東IC間が開通しました。

茂原市は、東京へのアクセスがしやすく、通勤や通学に便利な街ですが、52箇所の景観資源がある自然の豊かな街でもあります。都市部では味わえない自然を近くに感じられるため、ファミリー層はもちろん、癒やしの時間を楽しみたい一人暮らしの方にも住みやすい街です。

今回は、10年ぶりに故郷の茂原市にUターンしてきた私が、茂原市の住みやすさや魅力を紹介します。茂原市の暮らしを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。茂原市の物件を探す

服部農園 あじさい屋敷

茂原市はどのような街でしょうか。

茂原市の概要

茂原市の人口は、2024年9月1日時点で86,021人でした。人口の推移を調べたところ、2000年の93,779人をピークに減少しています。

進学や就職のタイミングで茂原市を離れる方もいますが、茂原市に再居住する意向は高めです。2015年8月の茂原市の報告書によると、92.8%の転出者が「また茂原市に住みたい」と回答していました。

茂原市は比較的温暖な地域のため、1年を通して過ごしやすいです。一般社団法人 千葉県建築士会「ちば環境共生建築物の手引き」 によると、2005年の千葉県の年間平均気温は14.8℃、茂原市は15.1℃でした。

茂原市の名産といえば、ねぎやトマトなどの野菜です。茂原市内には、多くのねぎ畑やトマトを栽培するビニールハウスが多く、新鮮な野菜を購入できる直売所もあります。いちごやブルーベリーなどの果物を収穫できるスポットもあるため、家族で季節のイベントを楽しむことも可能です。

茂原市の住みやすさ

私が茂原市に住み始めたのは、1997年のことで、「家族みんなでバーベキューがやりたい」という母の提案がきっかけでした。

茂原市の住まいを内見した際に、庭に可愛らしいカエルがいたのを今でもよく覚えています。家族4人で茂原市に移住してから秘密基地のような場所を見つけたり、友達と一緒に追いかけっこをしたりと、いろいろな遊びをしました。

国道128号線沿いには飲食店もたくさんあるので、お店探しに悩むことがないのも茂原市の魅力です。

私は大学進学と同時に茂原市を離れることになりましたが、フリーランスとして独立したタイミングで茂原市にUターン。都市部の慌ただしい生活ではなく、ゆったりと暮らしたいと思い、再び故郷の茂原市での生活を始めました。

10年ぶりの茂原市での暮らしは、子ども時代からお世話になっていた近所の方から声をかけてもらったり、地元の方から野菜をもらったりと、温かい人々に恵まれています。

現在は場所を選ばずに仕事ができるため、茂原市内で作業場所を見つけて仕事をすることが多いです。

コワーキングスペースアゼリア

お気に入りの場所は、茂原市役所内にあるコワーキングスペースアゼリアです。4卓8席のテーブル席と4席のカウンター席のほか、個室のワークブースも完備。電源コンセントとインターネット環境が整備されていて、無料で利用できます。

周辺にはランチができる飲食店も複数あるので、勉強や仕事をするときにおすすめしたいエリアです。

私は休日に自転車でさまざまな飲食店やカフェを開拓しています。自然の豊かな茂原市の魅力を肌で感じられるので、私は車よりも自転車での移動の方が気に入っています。

春の茂原公園

茂原市に住むときに気になるのは、住まい事情ではないでしょうか。ここでは、茂原市の家賃相場や住みやすいエリアを紹介します。

茂原市の一人暮らし向け物件の家賃相場

まずは、茂原市の一人暮らし向け物件(ワンルーム~1DK)家賃相場を紹介します。近隣エリアの「市原市」「大網白里市」「東金市」と比較してみましょう。

【一人暮らし向け物件(ワンルーム~1DK)の家賃相場】

・茂原市:4.10万円

・市原市:5.83万円

・大網白里市:3.68万円

・東金市:3.72万円

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 千葉県(2024年9月25日時点)

近隣地域と茂原市の家賃相場を比較すると、市原市よりは安いですが、他エリアと比べると高めの傾向です。ただし、都内へのアクセスの利便性を考慮すると、妥当な家賃相場だと感じました。

茂原市のファミリー向け物件の家賃相場

次のファミリー向け物件(2LDK~3DK)の家賃相場を紹介します。

【ファミリー向け物件(2LDK~3DK)の家賃相場】

・茂原市:6.10万円

・市原市:8.29万円

・大網白里市:5.70万円

・東金市:5.60万円

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 千葉県(2024年9月25日時点)

茂原市は市原市と比べて2万円ほど安い家賃相場でした。東京駅へのアクセス時間は、市原市と茂原市ではさほど変わりません。そのため、都心へ通勤通学をしていて、できるだけ家賃を抑えて住みたい方には茂原市をおすすめします。

茂原市の住みやすいエリアの特徴と魅力

茂原市の住みやすいエリアの特徴と魅力を紹介します。住まい選びで重視するポイントと照らし合わせて、希望のエリアを見つけてください。

子育て世代におすすめなのは、茂原・高師エリアです。茂原・高師エリアは、市内を代表する茂原公園や萩原交通公園があるので、子どもを思いきり遊ばせることができるでしょう。

茂原公園は約2,850本の桜が植えられ、「さくら名所100選の地」になっています。咲き誇る桜の美しさは圧巻で、桜を見に行くなら茂原公園をおすすめするほど、春のお出かけにぴったりの公園です。

茂原公園内には、茂原市立美術館・郷土資料館があります。茂原市立美術館・郷土資料館は、芸術作品や茂原市の歴史に関する資料などが展示されている施設です。ポスターや習字など、子どもたちの作品が展示されることもあるので、公園内を散歩した後に芸術に触れられます。

茂原市本小轡にある掩体壕

歴史を感じたい人におすすめなのは、東郷エリアです。

東郷エリアには、掩体壕(えんたいごう)と呼ばれる戦争遺跡があります。太平洋戦争直前の1941年9月、茂原海軍航空基地の建設が行われ、敵機の攻撃から戦闘機を守るために掩体壕が造られました。

近辺には10基の掩体壕が現存しており、大型の掩体壕は総面積365m2・高さ6.7mあります。私には子どもの頃から馴染みのある場所でしたが、市外の知人に聞くと「掩体壕って何?」と聞かれるほど珍しいもののようです。

東郷エリアには、街歩きを楽しめる市内で唯一の緑道である「富士見緑道」があります。茂原市ウォーキングマップにも取り上げられている富士見緑道の散策コースは、掩体壕を通るコースのため、歴史を感じながら散策できるでしょう。

秋には、富士見公園脇にある銀杏並木に立ち寄ってみてください。市内でも有名な紅葉名所なので、お出かけスポットとしても人気です。

新治・本納・豊岡エリアには、「本納ねぎ」と呼ばれるブランドねぎが栽培されている畑が多く、田園風景が広がっています。

2013年4月に開通した首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の茂原北ICを利用できるようになり、東京都や神奈川県へのアクセスが非常に便利になりました。茂原北ICから東京湾アクアラインに渡る木更津金田ICまでは、渋滞が発生しなければ約35分で到着します。

新治・本納・豊岡エリアでおすすめなのが、「あられちゃん家 千葉工場直売店」にあるニューラッキー食堂です。こちらのお店で人気No.1メニューの中華そばは、190円で食べられます。

平日の11時頃にランチに行ったところ、すでに100名近くのお客さんが来店するほど賑わっていました。知る人ぞ知る、地元で人気の食堂です。

くろいちごカフェのパンケーキ

「あられちゃん家 千葉工場直売店」の近くにある、「浦部農園」もいち押しスポットです。浦部農園に併設されているカフェ「くろいちごcafe」では、季節限定のフルーツたっぷりのパンケーキをいただけます。

特に、12月中旬〜6月初旬頃に食べられる「完熟いちごのパンケーキ」は、浦部農園産の4種類のいちごを堪能できます。くろいちご・とちおとめ・やよいひめ・かおり野の4種類のいちごの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

サーフィンを楽しみたい人におすすめなのは、五郷・鶴枝エリアです。

2021年に開催された、国際的なスポーツの大会では、サーフィンの競技会場として、長生郡一宮町にある釣ヶ崎海岸が選ばれました。釣ヶ崎海岸は多くのサーファーから愛されているサーフスポットで、五郷・鶴枝エリアから車を使えば30分ほどでアクセスできるところが魅力です。

五郷・鶴枝エリアの有名スポットといえば、服部農園の「あじさい屋敷」が挙げられます。総面積18,000m2の広大な敷地に、250品種・10,000株以上のあじさいが咲き誇ります。あじさい屋敷の開園期間は、6月上旬〜7月上旬です。

夏本番を迎える前に、あじさいの鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

県外からゴルフをするために訪れる人も多いほど、茂原市にはゴルフ場がいくつもあります。代表的なゴルフ場は、「ムーンレイクゴルフクラブ 茂原コース」「真名カントリークラブ」「茂原カントリー倶楽部」などです。

真名カントリークラブは、リソルの森と呼ばれるアウトドアリゾートの施設内にあります。ゴルフを楽しんだ後は、食事を楽しんだり天然温泉でリラックスしたり、キャンプやグランピングもできるので、1日たっぷりと自然の中で過ごせます。

隠れ家カフェを巡りたい人におすすめなのは、茂原駅周辺エリアです。

茂原市にUターンをした私が驚いたのは、カフェの多さです。実は、まだ私も訪れたことがないカフェがたくさんあります。駅周辺ではあちこちにある隠れ家カフェ巡りを楽しめそうです。

市内でも話題になっているのが「コーヒーくろねこ舎」。県外から訪れる方がいるほど、茂原市で人気のカフェです。

世界各国のコーヒーを味わいたい方におすすめのカフェは、「Cafe Tashi-Tashi」です。クラシカルな雰囲気のお店で、スペシャルティコーヒーと自家製スイーツを味わえます。

コーヒーとスイーツを楽しむ前に、おなかを満たすのもよいでしょう。Cafe Tashi-Tashiでは、地元野菜を使った店内手作りのランチもいただけます。

愛犬と一緒にカフェでのんびりしたい方は、ドッグラン併設のカフェ「かぜいろカフェ」がおすすめです。敷地内には80坪の広々としたドッグランがあり、愛犬と一緒にカフェに入店できます。

今回は、生まれ育った故郷の茂原市にUターンをした私が、茂原市の住みやすさと魅力を紹介しました。茂原市には、のどかな田園風景が広がっており、自然に囲まれた暮らしができます。自然を身近に感じられる街でありながら、東京都内へのアクセスも良好です。

私は心地いい虫の声を聞いたり、夜空に輝く星を眺めたりと、都会暮らしでは味わえない魅力を感じながら暮らしています。

交通利便性や自然の多さ、飲食店やカフェなどが充実しているにもかかわらず家賃は低めなので、一人暮らしにもファミリーにもおすすめできる魅力的な街です。豊かな自然と交通利便性を重視したい方は、ぜひ茂原市での暮らしを検討してみてください。

[clink id="1530" type="button"][/clink]

公開日: