荒川区と台東区のちょうど区境にある日比谷線三ノ輪駅。少しマイナーなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際に利用してみると、非常に利便性の高い駅です。上野駅まで約3分、東京駅(日比谷駅)まで約25分でアクセス可能です。

近隣には東京さくらトラム(都電荒川線)の終着駅である三ノ輪橋駅があり、下町情緒あふれる、レトロでエモーショナルな景観を楽しめます。

三ノ輪周辺に住み始めて7年目の私が、おすすめの散歩コースを紹介します。家族で訪れることが可能なスポットも多いので、ぜひ最後までご覧ください。三ノ輪駅の物件を探す

三ノ輪駅の3番出口から明治通りを日暮里方向に進んでいくと、ファミリー層向けのマンションや公園の多い荒川区方面に出ます。2番出口から国際通りを浅草方向に進むと、歴史を感じられる建物が立ち並ぶ台東区方面です。

それぞれ異なった魅力がありますので、今回は、以下の通りに駅の近くから回れるコースをご紹介します。

(1)~(3):三ノ輪駅から荒川区方面を回るコース

(4)~(7):三ノ輪駅から台東区方面を回るコース

三ノ輪の散歩スポット(1) 東京さくらトラム「三ノ輪橋駅」~三ノ輪橋おもいで館

三ノ輪橋駅

まずは荒川区方面へ向かいましょう。3番出口を出て右手側に進み、横断歩道を渡って荒川一中方面に徒歩4分進むと、東京さくらトラム(都電荒川線)三ノ輪橋駅に到着します。

東京さくらトラムは三ノ輪橋から早稲田までの12.2kmを走行している都電です。植栽が可能な区間には、バラによる緑化の取り組みが行われ、時季である5月から6月には140種類ものバラが咲き誇り、私は毎年楽しみにしています。

三ノ輪橋おもいで館入り口

三ノ輪橋駅のすぐそばには、三ノ輪橋おもいで館という案内施設が設置されており、都営交通の案内を受けられるほか、乗車券や都電グッズなどを購入することも可能です。また、ここでしか見ることができないジオラマや貴重品の展示などもしています。

気軽に立ち寄ることができる場所なので、乗り物好きのお子さんがいる家庭におすすめです。

名称:三ノ輪橋おもいで館

住所:荒川区南千住1-12-6(東京さくらトラム三ノ輪橋駅下車すぐ)

営業時間:10時~18時

定休日:火・水曜日(※祝日の場合は営業)、年末年始(12/29~1/3)

三ノ輪の散歩スポット(2)ジョイフル三の輪商店街

ジョイフル三の輪商店街

三ノ輪橋駅から徒歩2分程度で、ジョイフル三の輪商店街につながります。商店街は全長465mの下町ならではの気さくさと懐かしさを感じる通りです。

ドラマのロケ地になったことでもあり、三ノ輪と聞くとこの商店街を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。近年は一部シャッターが閉まったままのお店もありますが、280円で購入できる激安でおいしいお弁当や、店頭に猫のいる化粧品専門店など、個性豊かなお店も健在です。昼食・夕食のお買い物や、カフェでのひと休みにもぴったりな場所です。

名称:ジョイフル三の輪商店街

住所:荒川区南千住1-12~32付近

三ノ輪の散歩スポット(3)荒川自然公園

荒川自然公園

商店街から荒川二丁目方向に進んで徒歩11分。三河島水再生センターの上に造られた荒川自然公園は、荒川区内でも最大級の広さを誇る公園です。アスレチックのほか、テニスコートや野球場があり、いつも親子連れやスポーツを楽しむ人たちでにぎわっています。夏場はプールも利用できます。

園内にある『交通園』では自転車や足踏み式のゴーカートが借りられるのが特徴的。本物そっくりの横断歩道や信号も設置されていて、遊びながら交通ルールを学べます。

わが家は、家族で遊びに行くことが多いです。小さなお子さんがいる家庭でもゆったりのんびり過ごせるので、居心地がいいです。

名称:荒川自然公園

住所:荒川区荒川8-25-3

三ノ輪の散歩スポット(4)浅草 鷲(おおとり)神社

鷲神社

ここからは台東区方面を歩いてみましょう。三ノ輪駅16番出口を出て、国際通りを浅草方面に10分ほど歩いていくと、赤い鳥居が現れます。

この鷲(おおとり)神社は「おとりさま」の通称でも呼ばれており、11月の酉の市では多くの人たちが集まります。武運長久・開運・商売繁盛の神である日本武尊、浅草名所七福神の寿老人を祀っている神社です。

わが家では、娘のお宮参りと3歳の七五三をこちらでお願いしました。7歳のときもこちらでお世話になる予定です。

名称:鷲神社

住所:台東区千束3-18-7

三ノ輪の散歩スポット(5)一葉記念館

一葉記念館

鷲神社から飛不動前の交差点を渡って6分程度歩くと、台東区立一葉記念館に到着します。文学史上に残る名作を生みながらも、24歳の若さでこの世を去った女流作家・樋口一葉の単独資料館です。

彼女の代表作である『たけくらべ』は台東区竜泉(当時の下谷龍泉寺町)が舞台となっていて、一葉自身もこの場所で暮らしていたことから、1961(昭和36)年5月に有志の後押しによって開館されました。

館内は撮影禁止の表示があるもの以外は写真撮影可能です。自筆の未定稿や写真、一葉が愛用した品々の展示を見られます。

一葉直筆の未定稿(撮影可)

また、一葉の肖像画が使用されていた旧五千円札の貴重な最終製造券も展示されていました。

五千円最終製造券(撮影可)

当時の台東区周辺の様子がわかる展示も多くあるので、散歩中にこのエリアの歴史も感じられます。

名称:一葉記念館

住所:台東区竜泉3-18-4

開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)

休館日:毎週月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)、年末年始および特別整理期間中

三ノ輪の散歩スポット(6)あしたのジョー像

あしたのジョー像

一葉記念館から徒歩7分。土手通りに佇んでいるのは、「立つんだ像」と呼ばれるあしたのジョー像。きっと読んだことがある方も多いであろうボクシング漫画の主人公です。作中でジョーこと矢吹丈が通うボクシングジムが、泪橋(かつてこの周辺にあったとされる橋)の下に構えられていたとされており、ゆかりの地となっています。

ここを通ると、像と一緒に写真を撮る人の姿を見かけることがあります。漫画の登場人物と記念撮影できるなんて、ワクワクしますよね。

名称:あしたのジョー像

所在地:台東区日本堤1-32-3

小田原の散歩スポット(7)土手の伊勢屋

土手の伊勢屋

あしたのジョー像の目と鼻の先にあるのが1889年創業の土手の伊勢屋です。毎日、開店前からズラリと行列のできる天丼・天ぷらの人気店ですが、当時から吉原を訪れるお客さまで繁盛したのだとか。

外観からして趣深く、店内に入ると『登録有形文化財』の文字が。この店舗は関東大震災後に建て替えたものの、その後の東京大空襲で焼け残った貴重な木造建築物です。

天丼はイ・ロ・ハと3種類ありますが、私のおすすめはコストパフォーマンスが特によいと感じる「ロ」です。穴子・イカのかき揚げ・海老・野菜2種がのっていて、丼から大きくはみ出た穴子の天ぷらは食べ応え十分なので、ぜひ食べてみてください。

名称:土手の伊勢屋

住所:台東区日本堤1-9-2

営業時間:11:00 ~ 14:00

定休日:火曜日、水曜日

レトロな雰囲気漂う三ノ輪駅周辺は、出口によって見える景色が違って、さまざまな顔があるように感じます。共通しているのは下町の風情。初めて来たのに何だか懐かしさを覚え、思わず写真を撮りたくなってしまうような魅力にあふれています。

次の休日はぜひ、三ノ輪駅周辺を散歩してみませんか?

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