東京メトロ丸ノ内線は荻窪駅から池袋駅をつなぐ地下鉄です。「コ」の字を描くように延びています。始発駅の池袋駅をはじめ、大手町駅や新宿駅など、東京の主要駅を通っています。学生から会社員まで、幅広い層の人たちが利用しています。
丸ノ内線は途中分岐する駅も含め、28駅に停車します。混雑する時間や区間はあるものの、停車駅が多いためか人の乗り降りが盛んなので座れるタイミングは比較的多いです。狙い目の駅や空きやすい号車を押さえておくといいでしょう。
この記事では、10年以上通勤・通学で丸ノ内線を利用している私が、丸ノ内線の混雑する時間帯や利用するのに狙い目の駅などを紹介します。丸ノ内線をこれから利用する人や、丸ノ内沿線への引越しを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。東京メトロ丸ノ内線の物件を探す
丸ノ内線の混雑具合

丸ノ内線は1954年に開通した、東京では2番目に古い地下鉄です。中野坂上駅で分岐する特徴的な地下鉄としても知られています。
丸ノ内線は、乗降者数が極端に多い駅と少ない駅に分かれています。オフィス街である池袋駅~新宿駅は乗降者数も多く混雑しやすいですが、西新宿駅~荻窪駅間は住宅街の多い地域になるため、朝のラッシュ時はそこまで混雑しません。したがって、混雑する区間と閑散としている区間の差が激しい路線といえるでしょう。
実際に発表されている資料などを用いて、丸ノ内線の混雑具合について解説します。
混雑率の目安
「混雑率」とは、国土交通省が毎年掲示している各路線の混雑指標のことです。各路線の最も混雑している区間で、最混雑時間帯1時間当たりの平均混雑率を公表しています。
混雑率の目安は以下のとおりです。
混雑率100%…座席につく、吊革につかまる、ドア付近の柱につかまることができる定員乗車の状態。
混雑率150%…隣の人と肩がぶつかる程度の混雑状況。
混雑率200%…圧迫感のある満員電車レベル。
混雑率250%…電車が揺れると体の身動きが取れないほどで、手も動かせない状態。
国土交通省が発表した「三大都市圏主要区間の平均混雑率」によると、2022年度の東京都全体の鉄道混雑率は123%でした。
その中で、丸ノ内線は朝8時~9時の間、新大塚駅から茗荷谷駅に向かう区間で128%の混雑率を記録しています。東京都の平均混雑率は超えているものの、激しい押し合いなどが起こるようなひどい混雑状態ではありません。
新大塚駅から茗荷谷駅に向かう区間の次に混雑する区間は、四ツ谷駅から赤坂見附駅に向かう区間です。
丸ノ内線が混雑する理由
丸ノ内線が通っている駅は、複数路線が乗り入れている駅も多いため、乗り換え目的で利用する乗客も多いです。平日は通勤・通学目的の利用者が多く、土日は観光客で混雑している印象です。
丸ノ内線内で最も高い混雑率の新大塚駅から茗荷谷駅に向かう区間が特に混雑する理由に、始発駅である池袋駅に隣接していることが挙げられます。
池袋駅は丸ノ内線以外にもJR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東武東上線に西武池袋線、東京メトロ副都心線と有楽町線の8路線乗り入れているため、利用者が非常に多い駅です。東京メトロが発表している「各駅の乗降人員ランキング(2023年度)」でも池袋駅は1位でした。
丸ノ内線混雑の実体験

朝の通勤ラッシュ時は多くの人でにぎわっています。この項目では、私が丸ノ内線を利用する中で、混雑していると感じた区間や時間帯などを実体験に基づいて紹介します。
前述したとおり、丸ノ内線は乗り入れている駅数も多いため、混雑しやすい電車です。しかし、事前に丸ノ内線の混雑する時間帯や区間を知っていれば、回避できます。
丸ノ内線で実際に利用していた区間
現在、私が頻繁に利用している区間は、池袋駅~御茶ノ水駅間です。過去には後楽園駅~銀座駅間、国会議事堂前駅~南阿佐ケ谷駅間も利用していました。時期の違いはありますが、丸ノ内線の区間はほぼ網羅しています。
私の主な利用時間は、平日と土日の朝7時~9時の間と、夜18時~20時の間です。平日のこの時間帯は利用者が多いので、比較的混雑しない両端の1号車、6号車に乗るようにしています。
丸ノ内線が混雑する区間や時間帯
私が丸ノ内線を利用している中で、最も混雑していると感じるのは池袋駅~後楽園駅間です。時間帯は平日の朝8~9時と夜18時~19時、土日は昼12時~18時の間が混雑しています。
特に池袋駅の混雑はほかの駅の比になりません。始発駅ということもあり、朝のラッシュ時はかなり多くの人がホームに並んでいます。池袋駅では満員電車状態ですが、茗荷谷駅を過ぎると降りる人たちが増え、少しゆとりを感じられます。
夕方の帰宅時も注意しなくてはいけません。朝のラッシュ時と同様に池袋駅は特に混雑します。池袋駅は駅の近くに百貨店やデパートが並んでいるため、夕方以降はショッピングや食事目的の人たちでもにぎわっています。池袋駅の利用を検討している人は混雑する時間を知っておきましょう。
土日祝日は後楽園駅を利用する人たちが非常に多いです。東京ドームやスパラクーアといった娯楽施設が豊富にあるため、コンサートや野球の観戦、観光などで駅を利用する乗客が増えます。
東京ドームでコンサートや野球がある日は後楽園駅からの乗車人数が大幅に増えるため、夜の20時以降の丸ノ内線利用には注意が必要です。夜の時間帯は朝と比べ電車の本数も少ないので、日によっては朝のラッシュ時より混雑しているときもあります。
私は、後楽園駅を利用するときに、念のため東京ドームのイベント情報をチェックするようにしています。
丸ノ内線の混雑が解消される時間帯や区間
丸ノ内線の混雑が解消される時間帯は、平日の9時半~15時ごろと夜の20時以降で、土日は夕方18時~20時ごろです。この時間帯に利用すれば、どの区間であっても混雑は避けられるでしょう。朝の通勤ラッシュでは混んでいる池袋駅も、この時間帯は座れることが多いです。
朝のラッシュ時でも混雑しない区間もあります。西新宿駅から荻窪駅に向かう区間です。西新宿駅を過ぎると住宅街が多い杉並区エリアに入るためか、ほぼ確実に座れます。
私はJR阿佐ケ谷駅周辺に勤めていたときに、最初はJR中央線を利用していました。しかし中央線の混雑に悩まされていたため、丸ノ内線を利用してみたところ、非常に快適で驚いたことを覚えています。少し遠回りではありますが、丸ノ内線を利用することで、朝の通勤ストレスが大幅に改善されました。
私が10年以上丸ノ内線を使い続ける理由
私が長い間、丸ノ内線を使い続けている最大の理由は、混雑回避がしやすいからです。混雑する区間はあるものの、その駅間は2駅から5駅間程度と非常に短いので、そこまで強いストレスを感じません。
また、丸ノ内線は朝のラッシュ時の本数が非常に多いです。朝のピークタイムである6時50分ごろ~10時前まで、2~3分おきに電車が来ます。そのため、混雑を理由に1、2本見送ったとしても、目的地の到着にそこまで影響しません。
また、丸ノ内線は基本的には地下を通るため、天候による影響をほとんど受けません。人身事故の発生率も非常に低いので、遅延などの不測な事態によって混雑することは非常に少ない路線だと思います。
丸ノ内線に乗り入れている駅は首都圏の主要駅が多く、乗り換え先も豊富で、今まで利用していた電車の中で最も使い勝手のいい路線だと感じています。
丸ノ内線の通勤しやすい狙い目駅

丸ノ内線の改札口表は、丸ノ内線内どの駅にも貼られているため、乗車前にぜひチェックしてください。
ここでは私が丸ノ内線を実際に利用している中で狙い目だと感じる駅と区間を紹介します。
丸ノ内線で座れる可能性の高い駅
丸ノ内線で確実に座るなら、始発駅の「荻窪駅」をおすすめします。始発駅と聞くと池袋駅のように混雑しているように感じるかもしれませんが、荻窪駅の平均乗降者数はおよそ8万人と、始発駅にもかかわらず乗降者数は意外と少な目。新宿まで約15分で行けるという都心部へのアクセスの良さも魅力的です。
丸ノ内線は、池袋駅~荻窪駅間以外に、中野坂上駅から延びる分岐路線があります。分岐している「方南町駅」「中野富士見町駅」「中野新橋駅」は非常に空いているため、座れる可能性が高くおすすめです。住まいとしても人気の高いエリアで、自転車を利用すれば中野駅にも行くことも可能で、買い物などもしやすいです。ただし、方南町行きは荻窪行きや池袋行きに比べると若干本数が少ないため、帰宅時は注意してください。
中野坂上駅から始発駅は避けたい、中間地点の駅を利用したいという人には、「本郷三丁目駅」「御茶ノ水駅」がおすすめです。朝のラッシュ時の降車数は多い駅ですが、上記2駅から乗車してくる人はそこまで多くありません。大手町駅や茗荷谷駅などの近隣駅で多くの人が降りるので、荻窪駅方面・池袋駅方面のどちらであっても座れる可能性が高く、まさに「穴場」の駅です。
丸ノ内線で狙い目の時間帯・区間
丸ノ内線を通勤・通学で利用する際の狙い目の時間帯は、平日は朝6時~7時台や9時半以降で、夜の帰宅は20時以降がおすすめです。
多くの企業の始業が、8時半~9時ごろなので、どうしても朝の7時~8時は利用者が増えてしまい、混雑は避けられません。これは丸ノ内線以外の電車にも共通しています。朝のラッシュをどうしても避けたい人は、いつもより少し早めに家を出て、6時~7時の電車を利用してみてください。
混雑しない早朝の時間帯でも、約5分に1本電車が来るため、よっぽどのことがなければ座って移動できます。
狙い目の区間は、以下のとおりです。
池袋方面の場合…荻窪駅から中野坂上間、淡路町駅から後楽園駅間
荻窪方面の場合…四ツ谷駅から新宿御苑前駅間、西新宿駅から荻窪駅間
乗り入れている路線の数が多い大手町駅・赤坂見附駅・新宿駅とその隣接駅は混み合いますが、その分、降車人数も多いところがポイントです。これらの駅の2、3駅前から乗っておけば、降りた人に乗じて座ることも可能でしょう。
夕方の帰宅時は少し時間をずらし、17時以前か20時以降の利用がおすすめです。
狙い目の丸ノ内線の車両
丸ノ内線は真ん中の車両に比べると、両端の1号車と6号車が混雑していないのでおすすめです。私は10年以上真ん中の車両をほぼ利用していません。
乗降者数の多い駅の降り口は真ん中車両の付近にあるため、どうしても3~5号車は混んでしまいます。朝のラッシュ時は降りる際に押し合うようなことも起こるため、混雑でストレスを感じたくない人は、両端の車両を利用しましょう。
丸ノ内線は6両編成なのでホームの距離もそこまで長くありません。改札口まで歩くのを面倒に感じることもないでしょう。
都内の移動が便利な丸ノ内線で快適な生活をスタートさせよう!
丸ノ内線は池袋駅・新宿駅・東京駅といった首都圏の主要駅をはじめ、南阿佐ケ谷駅や東高円寺駅といったサブカルチャーが栄える街まで幅広く乗り入れています。通勤・通学に便利なのはもちろんのこと、休みの日のお出かけでも使いやすい路線です。
混雑する時間帯や区間はありますが、2~5分間隔で電車が来るため、混雑を回避しやすいのではないでしょうか。運行本数が多いため混雑がピークの時間でも人が押し合うようなことはなく、子どもを連れてお出かけをする際も安心して利用できます。
都内への引越しの際は、丸ノ内線沿線も候補に入れてもらえたらうれしいです。
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