住みたい人が多い聖地は？

住みたいと答えた人の割合が多いトップ20位は以下のようになりました。

住みたいアニメの聖地ランキング（各アニメの認知者ベース）【複数回答可】

住みたいアニメの聖地ランキング　トップ20位との違いは？

「住んでみたい」と回答した人が多かった順の総合ランキングは、ジブリ作品や話題となった映画・アニメ作品のほか、長寿番組が多い顔ぶれとなっています。

前回記事【住みたいアニメの聖地ランキング】ベスト20を発表

一方、今回のランキングで上位となった作品であっても、総合ランキングにおける順位では振るわなかったものもあります。

1位「花咲くいろは」・・・12位
2位「ふらいんぐうぃっち」・・・33位（圏外）
3位「たまこまーけっと」・・・16位
4位「凪のあすから」・・・36位（圏外）
5位「いなり、こんこん、恋いろは。」・・・42位（圏外）
6位「true tears」・・・55位（圏外）
7位「となりのトトロ」・・・1位
8位「のんのんびより」・・・31位（圏外）
9位「日常」・・・16位
10位「sola」・・・59位（圏外）

1位から10位までのアニメ作品を見ていきますと、そのうち6作品がトップ20位までにランクインしていませんでした。

作品を選んだ理由

それではなぜこれらの作品が選ばれたのかを探っていきたいと思います。まず、上位5位までに挙がった作品について具体的な理由をご紹介します。

花咲くいろは
「のんびりとした温泉宿が並ぶ街並みや、田舎ののどかな風景がいいから」（36歳男性）
「旅館の魅力を感じるから」（36歳男性）

「花咲くいろは」に登場する
湯乃鷺温泉のモチーフとなった湯涌温泉

ふらいんぐうぃっち
「マンドラゴラが植わっている林やクジラが飛んでる空や廃墟に見え魔法をかけるとカフェになる家とか見て実際に行ってみたいと感じました」（22歳女性）
「作中で主人公たちが山菜を調理したり、畑の野菜を世話するところ」（24歳女性）
「のどかな雰囲気や、魔女がいても受け入れている世界観がいて楽しそうだなと思いました」（26歳女性）

石渡なおの自宅の酒屋のモデルと言われる
石場家住宅

たまこまーけっと
「商店街の通りにあって近所の人と和気あいあいと暮らして居るのが魅力的だった」（19歳女性）
「アーケード街の雰囲気」（26歳女性）

凪のあすから
「自然豊かなところが良いのですが、特にこの街は山と海が近く魅力的なのに加え、肉眼で天の川が観察できるほどに星が綺麗なので、住んでみたいです」（21歳男性）
「海のある街が綺麗だったから」（25歳女性）

いなり、こんこん、恋いろは。
「主人公が伏見稲荷の鳥居をくぐっていて憧れた」(18歳女性)
「神社が好き」（27歳女性）

「たまこまーけっと」の商店街のモデル
と言われる京都・出町桝形商店街

東京都が選ばれにくいランキング結果に

実際に舞台となったいわゆる”聖地”を見ていきますと、これまでのランキングとは違った傾向が見られます。総合ランキングでは、1位から20位までに東京都が舞台に含まれるものが8作品ありました。一方、今回のアニメ作品を知っている人に限ったランキングでは、15位の「耳をすませば」と18位の「とある魔術の禁書目録」の2作品のみです。

住みたいアニメの聖地ランキング（各アニメの認知者ベース）【複数回答可】

実際に上位に挙がった作品中は、街と人との関わりが色濃いものになっています。温泉街で生活する主人公たちを生き生きと描いた「花咲くいろは」や、自然が身近に感じられる街で生活する魔女を描いた「ふらいんぐうぃっち」、京都の出町桝形商店街を舞台にした「たまこまーけっと」はまさに街が主人公を魅力的に見せています。それぞれの作品をご覧になった方は、多少不便であっても一度は「住みたい」と感じるのではないでしょうか。

また、アニメ作品が街を盛り上げるケースも増えています。湯涌温泉街では「花咲くいろは」から生まれた「湯涌ぼんぼり祭り」が毎年開催されたほか、「ふらいんぐうぃっち」と弘前城雪燈籠まつりがコラボレーションした催しも行われています。ぜひ一度、聖地巡礼に訪れてみることで、住みたい街を探してみても良いのではないでしょうか。

湯涌温泉街「湯桶ぼんぼり祭り」

住みたいアニメの聖地ランキングとは

アニメや漫画には、舞台やモデルにした場所が実際に存在するケースがあります。いわゆる”聖地”と呼ばれる街やスポットには、全国から”聖地巡礼”に訪れる人もおり、地域活性化に一役買っています。聖地といわれる街には、ストーリーや登場人物を際立たせる魅力があるのではないかと考え、今回のランキングを企画いたしました。

作品については、日本国内に舞台やモデルがあると言われる作品をノミネートし、事前調査にて実施した認知度も踏まえておよそ60作品を編集部にて選定した後、本調査を行っています。

調査概要

【調査実施期間】2017年5月8日～5月9日
【調査対象者】事前調査で「週に1回以上アニメを見る」「アニメの舞台・モデルとなった場所に訪問したことがある」「アニメが好きである」と回答した18歳～39歳の男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】536サンプル　うち、男性301サンプル、女性235サンプル

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