LIFULL HOME'Sに2023年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている行政区"のランキング結果です。
買って住みたい行政区は購入物件の順位、借りて住みたい行政区は賃貸物件の順位です。
首都圏(東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県)の
ランキング結果を発表します
買って住みたい
首都圏版
「買って住みたい行政区」ランキング 総評
世田谷区が1位に返り咲き! 船橋市は5位をキープ
公表6回目となる首都圏「買って住みたい行政区」ランキングは、売買物件が登録されている243行政区・自治体を対象として集計しています。
今回は東京都の世田谷区が2021年以来3年ぶりに1位に返り咲き、前回1位の港区は4位に後退、2位は前回5位の新宿区、3位は前回7位から浮上した中央区がベスト3に入りました。前回3位の千葉県船橋市は5位に後退したものの上位をキープする結果となりました。
世田谷区は「借りて住みたい街」ランキングでも今回1位をキープし、2冠を達成していることからも、現在首都圏でもっとも住みたいエリアとしての人気が高いといえます。城南に位置し、都心および副都心エリアからおおむね30分圏内の世田谷区は、二子玉川や下北沢、三軒茶屋、成城学園前など、利便性が確保された人気の高い住宅地が点在。自然環境もバランスよく整っており、都心とは一味違った落ち着いた住環境のなかで子育てや仕事、余暇を過ごすことができるエリアとして根強い人気を誇っています。物件の販売価格が都心並みに高騰している世田谷区ですが、住環境のよさに加えて都心からある程度距離のあることが人気の背景です。コロナ後も変わらずにオンとオフを自宅で過ごすことが多いファミリー層からの支持が高いこともあって、世田谷区の人気を支えています。
以下、4位には前回1位の港区、7位には足立区(前回9位)、8位練馬区(同11位)、9位文京区(同4位)、10位江戸川区(同8位)となり、都心近郊の行政区が上位を占めています。都心では文京区が、城東エリアでは江戸川区や足立区が上位を維持しています。前回に続いてこれらの行政区が上位にランクインしたのは、主に物件価格、特に新築マンション価格の高騰による影響が挙げられます。LIFULL HOME'Sの「住みたい街ランキング」は、実際にユーザーが物件を検索して問合せをした件数を基に算出しているため、物件価格が比較的安価な割に交通利便性などの諸条件が整っているエリアに注目が集まり、それが順位に直接影響するからです。今回上位に入った江戸川区、足立区、練馬区でも物件価格が上昇しているものの、まだ相対的には安価で、購入可能な物件も数多くあることが問合せ数の増加に直結しています。都心に位置する文京区も都心6区のなかでは比較的安価で、相対的な割安感が順位の上昇に貢献しています。
また、コロナ禍が継続するなかで船橋市の躍進があり、今回も5位にランクインしています。東京都の八王子市も前回同様6位に位置していて、このように都心以外の自治体が上位に進出しているのも、都心周辺での物件価格高騰の影響です。
特に、上位で注目されるのは、今回11位とベスト10目前までランクを上げている神奈川県横須賀市です。三浦半島に所在する横須賀市は都心から50km圏の郊外ですが、京浜急行で横浜まで30分、都心には約1時間でダイレクトアクセス可能なエリアです。現在、横須賀中央駅周辺ではタワーマンションが次々と建設されており、基地の街というイメージを払拭して神奈川県内でも有数の住宅地として発展しています。海も山もある風光明媚な観光都市としても注目されていて、しかも物件価格は都心周辺の半額以下という、今後も注目物件が建設されることで人気が高まっていく可能性が高い自治体です。
ベスト30には東京23区のうち20区がランクインしており、買って住みたいユーザーの都心およびその周辺での居住意向は旺盛で、可能であれば利便性や資産性を前提に選択したい要望も表れています。
借りて住みたい
首都圏版
「借りて住みたい行政区」ランキング 総評
世田谷区が6年連続1位! ベスト10の顔ぶれは変化なし
首都圏で賃貸物件が登録されている行政区および自治体を対象とした「借りて住みたい行政区」ランキングは、今回も東京都の世田谷区が1位を獲得しました。これでランキングの公表を開始して以来6年連続の1位で、行政区単位では不動の人気を誇っているといえます。世田谷区は、面積も約58平方キロメートルと東京23区内で2番目に広く(1番は埋め立てが進んで拡大する大田区の約62平方キロメートル)、その多くが居住可能なエリアであるため、賃貸物件数も豊富であることが背景にあるものと考えられます。2位は前回5位から浮上した大田区、3位は同様に4位から1ランク上がった足立区でした。前回2位だった杉並区、3位だった新宿区はそれぞれ4位と5位に後退しましたが、依然として上位にランクインしており、大きな変化はないといえます。
以下、6位品川区(前回7位)、7位練馬区(同6位)、8位板橋区(同8位)、9位中野区(同9位)、10位江戸川区(同10位)で、順位は多少前後したもののベスト10は前回と同じ顔ぶれになりました。都内の行政区では、コロナ禍によるテレワーク対応が徐々に減り、賃貸ニーズが回帰しつつあるものの、その動きは消費者物価および賃料水準の上昇によって緩やかにしか進行していません。ただ、行政区単位で見ると、やはり物件数が豊富で広さや間取り、賃料などのバリエーションも多い都心・近郊エリアでの問合せ数が毎年コンスタントに積み上がっており、それがランキングの結果にそのまま反映されています。
世田谷区は「買って住みたい行政区」ランキングで3年ぶりの1位、「借りて住みたい」が6年連続1位と、首都圏では事実上住みたい行政区No.1の地位と人気を維持しています。都市機能と自然環境や大規模公園などの緑地がバランスよく配置されていて、都内屈指の良好な住宅地として知られています。都心と違ってタワーマンションが林立するのは二子玉川や駒沢大学、三軒茶屋など一部のエリアに限られており、成城、等々力、上野毛、瀬田などに代表される低層の落ち着いた街並みが広がっていることから、都心とは違った居住意向を持つユーザーから高い評価を受けています。しかも、東急田園都市線および小田急小田原線の各駅周辺には庶民的な商店街も数多く残っていて、都心にはない住み心地が好まれる理由です。
ベスト10の顔ぶれが前回から全く変わらないのは、いずれも利便性と住環境のバランスが良好で、ユーザーの賃貸ニーズがほぼ集中していることを示しています。それでも上位に足立区、練馬区、江戸川区などが名を連ねている背景としては、物価上昇による賃料コスト高騰に対する抑制意向が働いているものと考えられます。背景には、「借りて住みたい街」ランキングでも明らかなように、交通利便性が確保されていれば、準近郊・郊外であっても賃料をある程度抑制しつつ快適な生活を維持することが可能になるとの判断があります。
11位以下では、東京23区以外に14位に東京都八王子市(前回12位)、15位に千葉県船橋市(同11位)、19位に千葉県市川市(同19位)、23位に埼玉県川口市(同17位)、24位に千葉県松戸市(同22位)など、都心方面へのアクセスが良好で、駅勢圏が広く生活利便性が確保されている“衛星都市”も名を連ねています。これは賃料水準と利便性のバランスを考慮しての支持が高いことを示しています。これらの自治体は行政サービスも充実しており、単身者だけでなくファミリー層、子育て世代にも高い評価を得ています。
なお、東京都以外の自治体では船橋市が15位で千葉県トップ、埼玉県のトップは川口市の23位、神奈川県では28位の横浜市港北区でした。いずれも都心にダイレクトアクセスが可能な交通利便性の高い行政区・自治体です。
買って住みたい・借りて住みたい街ランキング
- 対象期間
- 2023年1月1日 ~ 2023年12月31日
- 対象者
- LIFULL HOME’S ユーザー
首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした
- 集計方法
- LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅が所在している行政区をそれぞれ集計
- 分析
- LIFULL HOME’S 総研
過去の住みたい街ランキング
過去に実施した住みたい街ランキングはこちらからご覧いただけます。一部調査手法が異なります。
街選びのお役立ち情報
本件に関するお問い合わせ先
株式会社LIFULL(ライフル)
メール:sumai-homes@lifull.com
更新日: / 公開日:2024.01.31





















