LIFULL HOME'Sに2022年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている行政区"のランキング結果です。
買って住みたい行政区は購⼊物件の順位、借りて住みたい行政区は賃貸物件の順位です。
首都圏(東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県)の
ランキング結果を発表します
買って住みたい
首都圏版
「買って住みたい行政区」ランキング 総評
港区が初の1位に! 都心周辺の行政区が次々上位に進出
公表5回目となる首都圏「買って住みたい行政区」ランキングは、売買物件が登録されている242行政区・自治体を対象として集計しています。
港区が前回まで4年連続の3位から1位へと上昇し、世田谷区が2位。前回トップの中央区は7位に後退する結果となりました。これまで首都圏では過去4回とも世田谷区と中央区が1位と2位を争っており、3位も4年連続の港区でしたが、今回は3位に前回5位の船橋市が躍進し、顔ぶれに変化がありました。
以下、4位には文京区が前回18位から大きく順位を上げ、5位は新宿区、6位八王子市、7位中央区、8位江戸川区、9位足立区、10位江東区となり、都心では文京区が、城東エリアでは江戸川区や足立区、江東区の上位進出が注目されます。今回順位に比較的大きな変動があったのは、主に物件価格、特に新築マンション価格の高騰が挙げられます。LIFULL HOME'Sのランキングはアンケートによる人気投票ではなく、実際にユーザーが物件を検索して問合せをした件数を基に算出しているため、物件価格が比較的安価な割に、交通利便性などの諸条件が整っているエリアに注目が集まる結果となり、それが順位に影響しているからです。
今回初の1位に輝いた港区は、千代田区、中央区と併せて“都心3区”を形成し、六本木、麻布、赤坂、青山などに代表される特に居住快適性の高い人気住宅地を擁する行政区です。今回は物件開発の活性化に伴って、「買って住みたい街」でも前回61位から5位に急浮上した「田町」を筆頭に、前回188位から同率25位へと急上昇した「浜松町」、同じく前回338位から28位へ急上昇した「麻布十番」など港区内の駅が上位進出を果たしており、これまでの区内人気住宅地とは違ったエリアの影響によって行政区ランキングでも順位を押し上げています。
また、これまで中央区と1位を争い続けていた世田谷区は、2年連続して2位となり、コロナ禍でも変わらぬ人気を維持しています。物件の販売価格が都心並みに高騰している世田谷区ですが、住環境の良さに加えて都心からある程度距離のあることが人気の背景です。コロナ禍でオンとオフを自宅で過ごすことが増え、都心周辺で一戸建て住宅を求めるファミリー層からの支持が世田谷区の人気を支えているだけでなく、この傾向は江戸川区、足立区、江東区の上位進出の一因にもなっています。ベスト30には東京都23区のうち21区がランクインしており、行政区単位で住みたいエリアを見ると、買って住みたいユーザーの都心およびその周辺での居住意向には大きな変化はなく、むしろコロナ禍をきっかけとする生活の変化を反映して、都心周辺に住みたいという意識が高まっていることがうかがえます。
さらに、これまで上位を維持してきた船橋市が3位となったほか、八王子市も前回11位から6位に躍進しました。これら首都圏郊外のベッドタウンが上位進出したのも、物件価格の上昇によるところが大きいといえます。大規模なマンション開発がほぼなかった文京区でも、印刷工場の跡地に500戸を超えるマンションの開発案件が発生し、小石川にも複合再開発のタワーマンション(3棟合計で800戸超)が完工したことで、にわかに注目が集まるようになりました。文京区はその全域がJR山手線の内側エリアで知る人ぞ知る都心住宅地でしたが、これまで大型案件が少なかったことで大きな注目はされませんでした。また都心では渋谷区が前回の8位から15位へとランクを落としています。渋谷駅のリニューアルが注目を集めていますが、住宅開発はその間塩漬けにされており、大規模な開発が再開するのは数年先で上位に戻るには時間がかかりそうです。
借りて住みたい
首都圏版
「借りて住みたい行政区」ランキング 総評
5年連続で1位は世田谷区…新宿区が3位に上昇した以外は上位の顔ぶれにほぼ変動なし
首都圏で賃貸物件が登録されている234の行政区・自治体を対象とした「借りて住みたい行政区」ランキングは、今回も世田谷区が1位を獲得しました。これで公表を開始して以来、5年連続の1位ですが、2位とは大きな差が発生しており、当面行政区ランキングの1位を守りそうな勢いです。2位も5年連続して杉並区、3位は今回新宿区が6位から順位を上げてベスト3にランクインしました。前回3位だった足立区は4位に後退しています。
以下、5位大田区(前回5位)、6位練馬区(同4位)、7位品川区(同8位)、8位板橋区(同7位)、9位中野区(同10位)、10位江戸川区(同10位)で、順位は多少前後したもののベスト10は前回と全く同じ顔ぶれになりました。コロナ禍によるテレワークの普及や物価の上昇など、賃料水準の高い都心・近郊には逆風ばかりが吹く状況ですが、行政区単位で見るとやはり物件数が豊富な都心・近郊エリアでの問合せ数がコンスタントに積み上がっていく状況があり、それがランキングの結果に反映されています。
世田谷区は「買って住みたい」で5年連続2位、「借りて住みたい」が5年連続1位と、首都圏では事実上住みたい行政区No.1の地位を獲得しています。城南でも一番の人気を誇っており、都内屈指の良好な住宅地として知られています。都心と違ってタワーマンションがいくつも立つのは二子玉川や駒沢大学、三軒茶屋など一部のエリアに限られており、成城、等々力、上野毛、瀬田などに代表される低層の落ち着いた街並みが広がっていることから、都心とは違った居住意向を持つユーザーから高い評価を受けています。しかも東急田園都市線および小田急小田原線の各駅周辺には、庶民的な人気商店街も数多く残っていて、都心にはない住み心地が好まれる理由です。
ベスト10の顔ぶれが前回から変わらないのは、いずれも利便性と住環境のバランスが良好で、ユーザーのニーズが変わらないことを示していますが、それでも上位に足立区、練馬区、江戸川区などが名を連ねている背景としては、物価の上昇による賃料コストの抑制意向が表れていると見ることができます。「借りて住みたい街」ランキングでも明らかなように、交通利便性がある程度確保できる準近郊・郊外であればテレワークを前提に賃料を抑制して生活することが可能になるとの判断が働いているようです。
また11位に3年連続して船橋市、12位にも八王子市(前回13位)、17位に川口市(同12位)がランクインしているとおり、都内へのアクセスが容易で物件数も多い自治体の人気は依然として高く、これは賃料水準と利便性のバランスを考慮しての支持が高いことを示しています。19位の市川市(同20位)や22位の松戸市(同19位)、25位の柏市(同24位)、30位の藤沢市(同26位)も同様の傾向がある自治体と考えることができます。これらの自治体は行政サービスも充実しており、単身者だけでなくファミリー層、子育て世代にも高い評価を得ています。
買って住みたい・借りて住みたい行政区ランキング
- 対象期間
- 2022年1月1日 ~ 2022年12月31日
- 対象者
- LIFULL HOME’S ユーザー
首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした
- 集計方法
- LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅が所在している行政区をそれぞれ集計
- 分析
- LIFULL HOME’S 総研
過去の住みたい街ランキング
過去に実施した住みたい街ランキングはこちらからご覧いただけます。一部調査手法が異なります。
街選びのお役立ち情報
本件に関するお問い合わせ先
株式会社LIFULL(ライフル)
メール:sumai-homes@lifull.com
更新日: / 公開日:2023.02.10





















