LIFULL HOME'Sに2021年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した
"実際に探されている行政区"のランキング結果です。
買って住みたい行政区は購⼊物件の順位、借りて住みたい行政区は賃貸物件の順位です。
首都圏(東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県)の
ランキング結果を発表します
買って住みたい
首都圏版
「買って住みたい行政区」ランキング 総評
1位は前回2位の東京都中央区 人気行政区の上位の顔ぶれが固定化する傾向
公表4回目となる首都圏「買って住みたい行政区」ランキングは、売買物件が登録されている240行政区・自治体を対象として集計しています。
東京都中央区が2021年の2位から返り咲き、前回トップの東京都世田谷区と入れ替わっての1位となりました。これまで首都圏では4回とも世田谷区と中央区が1位と2位を争っていて、3位も4年連続して東京都港区であり、上位の顔ぶれは全く変わっていません。
以下、4位東京都新宿区(前回4位)、5位千葉県船橋市(同6位)、6位東京都台東区(同10位)、7位東京都練馬区(同5位)などランキング上位の顔ぶれは今回もほぼ同じで、ユーザーが買って住みたい、住みやすいと考えている人気の行政区・自治体は固定化される傾向にあります。
ただし、前回21位とベスト10圏外だった東京都板橋区は今回9位と比較的大きく順位を上げ、前回16位の東京都品川区も今回12位に上がっています。顔ぶれは大きく変わらないものの、新駅が開業したり大型のショッピングセンターができたりと、エリアごとに利便性が向上すると順位がポジティブに変動する契機となるようです。ベスト30には東京都23区のうち20区がランクインしており、行政区単位で住みたいエリアを俯瞰すると、買って住みたいユーザーの都心重視傾向には大きな変化はありません。
今回1位となった中央区は、千代田区、港区と併せて“都心3区”と言われて特に行財政の中心地でもあり、銀座、日本橋、八重洲など日本を代表する商業地・オフィス街を擁するエリアです。買って住みたい街1位の「勝どき」一帯は晴海も含めて中央区であることから、今回のトップ返り咲きに貢献したものと思われます。東京五輪後の選手村跡地の開発は現在も高い関心を集めており、当面は人気が集中する可能性があります。2位の世田谷区は面積が東京23区で2番目に広く(1位は羽田空港用地の埋め立てで拡張した大田区)、もともと農地として活用されてきた土地が住宅地に転用されたことで都内有数の住宅地となりました。東急田園都市線、小田急小田原線ほか城南方面に延伸する人気の鉄道路線によって交通インフラも確保されており、「二子玉川」や「三軒茶屋」、「成城」など都心近接の住宅地があるエリアとして変わらぬ人気を集めていますが、コロナの影響で新築マンションや一戸建ての分譲が減少しています。結果として「勝どき」のある中央区が1位となったものと考えられます。
4年連続3位の東京都港区は都心一等地の商業地、住宅地として常に注目を浴びていますから、買って住みたい行政区のトップになっても不思議ではありませんが、分譲・流通する物件が極めて高額であることから、これまでのところ3位となっています。
また今回5位と健闘している千葉県船橋市は過去4位→4位→6位と毎回上位を維持しています。コロナ禍でも物件価格が高騰しているなかで価格と利便性を考慮して現実的な選択をしたいユーザーから支持を集めているようです。船橋市は東葉高速鉄道が東京メトロ東西線に乗り入れてから特に注目されるようになり、またコロナ禍で郊外の割安な物件を探しているユーザーにも人気があります。
借りて住みたい
首都圏版
「借りて住みたい行政区」ランキング 総評
1位は4年連続で世田谷区 都心の千代田区、中央区は低迷
首都圏で賃貸物件が登録されている236行政区・自治体を対象とした「借りて住みたい行政区」ランキングは、4年連続で東京都世田谷区が1位となりました。公表を開始して以来、不動の1位です。2位も4年連続して杉並区、3位は今回新たに足立区がランクイン。足立区は7位→5位→5位と徐々に順位を上げてのベスト3入りです。4位は3年連続の6位から順位を上げた練馬区となりました。以下、5位大田区(前回4位)、6位新宿区(同3位)、7位板橋区(同10位)、8位品川区(同7位)、9位江戸川区(同8位)、10位中野区(同9位)という顔ぶれですが、今回は若干の順位の変動が見られます。上記のとおり3位に足立区、7位に板橋区と城東エリアの行政区が順位を上げる結果となっており、やはり都心から離れて賃料コストが少しでも安いところを探そうという傾向がうかがえます。
世田谷区は「買って住みたい」で2位、「借りて住みたい」が1位と、首都圏では事実上住みたい行政区No.1ということになります。もともと城南エリアで一番の人気を誇っており、都内屈指の良好な住宅地として知られています。都心とは違ってタワーマンションが林立するようなエリアは少なく低層の落ち着いた住宅地が点在しており、各駅周辺には庶民的な人気商店街もあって都心よりも住みやすいと支持する人が多いことも人気の理由です。
世田谷区を筆頭として上位の行政区はいずれも利便性と住環境のバランスが良好なことによりユーザーからの支持を獲得していますが、足立区および板橋区が都心や城南・城西エリアの行政区を抑えて上位に登場していることは、やはりコロナ禍での賃貸ユーザーの意向の郊外化、もしくは低賃料エリアへの移行要望が表れたものと見ることができます。街(駅)単位の「借りて住みたい」では賃貸ユーザーの郊外化が前回に続いて一層鮮明になっており、現状では行政区単位のニーズの総数では依然として高い人気を得ているものの、コロナ禍が長期化すれば、これまで大きく変わらなかった順位が流動化する可能性も高くなります。
ただし、ベスト10はすべて東京23区内、ベスト30でも東京23区は21行政区がランクインしていますから、全般に利便性を背景とした都心周辺の人気は依然として極めて高いとは言えます。しかし、今回も荒川区が35位、千代田区が73位となっているように、賃料水準が極めて高いことや交通利便性に劣る エリアが多いことなど行政区の特性が、順位に直接反映することは明らかです。
同時に、11位に船橋市(前回11位)、12位に川口市(同13位)、13位に八王子市(同16位)が登場していて、都心の“衛星都市”のようにベッドタウンとして機能している行政区・自治体への支持が高い ことも近年の傾向です。19位の松戸市や20位の市川市、24位の柏市、26位の藤沢市も同様の自治体と考えることができます。こういったエリアは単身者だけでなくファミリー層、子育て世代からも支持を得ています。
残念ながら、神奈川県内の行政区は上位に進出しておらず、最上位は上記26位の藤沢市で、横浜市港北区は28位、30位に川崎市多摩区、32位に川崎市中原区が入っています。
買って住みたい・借りて住みたい行政区ランキング
- 対象期間
- 2021年1月1日 ~ 2021年12月31日
- 対象者
- LIFULL HOME’S ユーザー
首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした
- 集計方法
- LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅が所在している行政区をそれぞれ集計
- 分析
- LIFULL HOME’S 総研
過去の住みたい街ランキング
過去に実施した住みたい街ランキングはこちらからご覧いただけます。一部調査手法が異なります。
街選びのお役立ち情報
本件に関するお問い合わせ先
株式会社LIFULL(ライフル)
メール:sumai-homes@lifull.com
更新日: / 公開日:2022.02.03





















