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〈首都圏版〉2020年 LIFULL HOME'S 住みたい行政区ランキング

LIFULL HOME'Sに2020年に掲載された物件のうち、実際の検索・問合せ数から算出した "実際に探されている行政区"のランキング結果です。
買って住みたい行政区は購⼊物件の順位、借りて住みたい行政区は賃貸物件の順位です。

首都圏(東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県)の
ランキング結果を発表します

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首都圏版

「買って住みたい行政区」ランキング 総評

1位は東京都世田谷区 都心とは違った落ち着いた住環境に人気集まる

公表3回目となる首都圏「買って住みたい行政区」ランキングは、東京都世田谷区が2020年の2位から再び上昇し、前回1位の東京都中央区と入れ替わっての1位となりました。3位は3年連続東京都港区で、上位の顔ぶれはほぼ同じです。

ただし、前回5位の東京都文京区が14位に後退したのに代わって13位だった東京都杉並区が7位に上昇しており、ここでも都心と都心以外の“二極化”傾向を垣間見ることができます。

城南エリアに位置する世田谷区は、近郊農家が多く、田畑が次々と住宅地に転用されていったことで都内有数の住宅地として発展してきました。東急田園都市線、小田急小田原線ほか城南方面に延伸する鉄道路線によって交通インフラも確保されており、都心近接の住宅地として変わらぬ人気を集めていますが、新型コロナの影響で都心以外での物件選択の候補地としても人気があることから、都心の中央区から1位を奪還したものと考えられます。

また、2位の中央区では東京五輪の選手村跡地の活用について依然として高い注目が集まっており、コロナ禍にあっても都心エリアの資産価値やさらなる利便性の向上が期待されていることの証左でもあると考えられます。

首都圏の行政区単位のランキングは、現状では基本的に利便性に対する評価が高い東京都心およびその周辺が毎回ランキング上位に登場する傾向にあります。しかし利便性に加えて住環境、医療、教育、防犯・防災体制などの安全面、最近では地形や地盤強度、浸水可能性に至るまでさまざまな項目が検討されるようになったため、今後はランキングの順位も流動化する可能性があります。

さらに、前回に引き続き、ベスト10に千葉県船橋市(6位)がランクインしていることも注目されます。コロナ禍にあっても都心各エリアの物件価格が高止まりしていることや交通利便性のバランスを考慮し、実際に住むことをイメージした際の有力な候補として根強い支持を集めているようです。船橋市は東葉高速鉄道が「西船橋」で東京メトロ東西線に乗り入れて以降、都内通勤圏として注目されるようになったこと、東京都隣接エリアのなかでは物件価格に値頃感があることも、上位にランクされる要因です。

同様に八王子市も今回11位にランクアップしており、利便性だけでなくさまざまな指標を基に居住エリアを選択する傾向が高まっていると見ることができます。

東京23区以外では、船橋市、東京都八王子市のほか13位に千葉県柏市、15位に埼玉県川口市、22位に千葉県市川市などが上位に登場しており、千葉県と埼玉県内のベッドタウン人気が再び上昇してきています。ただ、これまで人気の高かった神奈川県内では横須賀市が25位、横浜市中区が30位にとどまっており、コスト面での優位性から首都圏北東エリアの人気が相対的に高まっていることが分かります。

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「借りて住みたい行政区」ランキング 総評

1位は3年連続世田谷区 都心の千代田区、中央区はコロナ禍でさらに順位下げる

首都圏「借りて住みたい行政区」ランキングは、3年連続で世田谷区が1位となりました。2位杉並区、3位新宿区ほか、7位の品川区までが前回と同じ順位でした。都心と周辺エリアが根強い人気を誇っていることが分かります。また、ベスト10はすべて東京23区内の行政区が占める結果となりました。これも前回と同様の結果です。

世田谷区は「買って住みたい」との2冠を達成しており、都内屈指の良好な住宅地エリアとしての人気を確立しています。都心とは違った落ち着いた住宅地が多く、区内の各駅前には活気のある商店街もあって生活環境として都心より優れていると評価する人も多いことが、人気の要因です。

世田谷区を筆頭として上位の行政区はいずれも利便性と住環境のバランスが良好なことから根強い人気を獲得していますが、街(駅)単位の「借りて住みたい」では賃貸ユーザーの郊外化が明確になっています。エリアごとの総数では依然として高い人気を得ているものの、今後は行政区単位でも順位が流動化する可能性があります。

また、全般に東京23区の人気が高いといっても例外はあり、中央区(31位)、荒川区(33位)、千代田区(68位)が30位以下にランクされています。特に都心の中央区は前回の26位から、千代田区も前回の50位からそれぞれさらに順位を下げており、賃料水準が極めて高いことに加えてコロナ禍によって賃貸ユーザーの意向が郊外化し始めていることも順位が後退した一因と考えられます。

全般的に行政区単位では上位の顔ぶれにはほとんど変化がなく、依然として都心周辺の利便性を重視した住居選択が行われている傾向がうかがわれます。しかし、「買って住みたい」6位の船橋市が前回の14位から11位に上昇し、ベスト10一歩手前となりました。他にも川口市(20位→13位)、八王子市(22位→16位)、市川市(17位→18位)、松戸市(25位→21位)など首都圏のベッドタウンとして機能する行政区が上位に名を連ねています。いずれも都心方面へのダイレクトアクセスが可能で交通利便性および生活利便性と賃料とのバランスが良好なエリアとして、年々着実に順位を上げていますが、コロナ禍で都心人気が後退しつつあるなか、受け皿としてさらに人気を高めていることが分かります。

また、「借りて住みたい」でも神奈川県内の行政区はやや順位が低迷しており、最上位は26位の横浜市港北区で、横浜市中区は56位、川崎市川崎区も47位と千代田区同様に各行政区の中心部は賃貸ユーザーには敬遠される傾向が表れています。

調査概要

買って住みたい・借りて住みたい行政区ランキング

対象期間
2020年1月1日 ~ 2020年12月31日
対象者
LIFULL HOME’S ユーザー

首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした

集計方法
LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅が所在している行政区をそれぞれ集計
分析
LIFULL HOME’S 総研

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本件に関するお問い合わせ先

株式会社LIFULL(ライフル)
メール:snsc@lifull.com

更新日: / 公開日:2021.02.09

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プロフィール
LIFULL HOME'S 総研は、日本の住まいの未来を考える小さな研究所です。日本の「住むこと」がより豊かでもっと自由なものになるよう、住まいの提供に関わる産業に対して、中長期視点・生活者発想での情報発信をしていきたいと考えています。

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