住宅の建替えの際は、解体工事が発生する関係で、電気・ガス・水道など、ライフラインに関する手続きが一般的な引越しとは少し異なります。本記事では、建替えの際に必要となる電気・ガス・水道の手続きについて、それぞれ解説します。

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建替えでは、解体工事の前にライフラインに関する手続きが必要です。特に、電気やガスは、施主自らで停止の手続きをしなければなりません。ただし、水道は解体工事で使用するため、誤って停止しないように注意しましょう。ここでは、建替えの際の電気・ガス・水道の手続きの流れと、押さえておくべきポイントを紹介します。

電気の停止手続きは、解体工事の前に、工事のスケジュールが決まった段階で電気の供給会社へ連絡しましょう。電気の供給会社には、下記の内容も伝えます。

  • 撤去する家の住所
  • 契約者の氏名
  • 連絡者の氏名と電話番号
  • 撤去希望日と時間帯(午前か午後かなど)

ほかにも、対象となる電気の電力メーターを伝える必要もあるため、番号を事前に控えておきましょう。また、必ず「解体工事の撤去依頼」である旨を伝えるようにしてください。電気の停止のみを伝えると、通電を止めるだけで電線の撤去が含まれない場合があるので注意が必要です。

ガスの停止手続きも、電気同様に解体工事前にスケジュールが決まった段階で連絡しましょう。ガスの供給会社には、下記の内容を伝えます。

  • 撤去する家の住所
  • 契約者の氏名
  • 連絡者の氏名と電話番号
  • 撤去希望日と時間帯(午前か午後かなど)

さらに、ガスの場合も対象となるガスメーターを伝える場合があります。スムーズに手続きができるよう、メーターの番号やお客様番号などを控えておくといいでしょう。また、電気と同様に必ず「解体工事の撤去依頼」である旨を伝えるようにしてください。

水道の場合は、停止の手続きではなく、解体工事前までの生活用水の利用分を清算する必要があります。そのため、水道局に「清算」の依頼をし、下記の内容を伝えます。

  • 撤去する家の住所
  • 契約者の氏名
  • 連絡者の氏名と電話番号
  • 清算時期

ほかにも、今後の予定や解体工事中の支払予定者などを合わせて伝えられると良いでしょう。

 

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解体工事の際に発生した電気やガス、水道の費用は、基本的には施主が負担する必要があります。しかし、場合によっては建築会社が負担するケースもあるため、工事の打合せの段階で必ず確認しておきましょう。また、解体工事中に使用する電気については、多くの場合、解体会社が発電設備を用意します。これらの費用も施主の負担となりますが、工事費の中に含まれているケースが多いため、あらかじめ工事費用の内訳も確認するようにしましょう。

電気・ガス・水道の手続きは、後々トラブルが起こらないよう、計画的に進めることが大切です。手続きの際は下記のポイントに気をつけるようにしましょう。

手続きは余裕を持って行いましょう。特に、電気やガスは撤去のための作業が必要となります。撤去の内容や繁忙期などによって、すぐに作業ができない場合があるので、工事日程が決定次第、すぐに連絡しておくことが重要です。

電気、ガスの停止作業には、立会いが必要となる場合もあります。そのため、自分自身のスケジュールも考慮したうえで依頼の連絡をしましょう。また、立会いの所要時間なども会社によって異なるため、目安の時間を確認しておくと安心でしょう。

供給会社に連絡する際は、必ず「解体工事をするための撤去依頼」であることを伝えてください。停止の依頼だけを伝えると、ブレーカーやガスメーターのバルブの稼働を停止させる作業のみになってしまう場合もあります。工事の際、感電やガス漏れなど深刻な事故につながる危険もあるため、解体工事を目的とした撤去であることを強調しましょう。

ライフラインの供給を再開する場合は、再び供給会社へ連絡します。利用再開の旨を伝え、手続きを進めましょう。電気と水道については、基本的に利用再開の立会いは必要なく、利用開始の連絡を行った段階で、すぐに利用できます。

 

一方で、ガスは開栓作業をする際に、立会いが必要になります。そのため、すぐに利用を再開したい場合は、あらかじめ供給会社に連絡を取っておきましょう。繁忙期や曜日、時間帯などによっては、希望する日時に予約がとれない可能性もあります。少なくとも、2週間前には連絡をして、立会いのスケジュールを決めておきましょう。また、利用の再開にあたり新たな設備などを入れた際には、連絡の際にその旨も伝えておきましょう。

 

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建替えの場合、電気・ガス・水道は誰が止める?

建替えの場合のライフラインの手続きは、工事を発注した施主が行います。電気とガスは停止と撤去の手続きを、水道は止めずに清算の手続きを行います。

詳しくは「建替えの際に電気・ガス・水道はどうしたらいい?」をご覧ください。

手続きの際、電気・ガス・水道会社に伝えることは?

手続きの際には、撤去する家の住所、契約者の氏名、連絡者の氏名と電話番号などを伝えます。また、それぞれのメーターの番号やお客様番号などを適宜控えておきましょう。

詳しくは「建替えの際に電気・ガス・水道はどうしたらいい?」をご覧ください。

解体工事中の水道代の負担はどうなる?

解体工事中の水道代は、基本的に施主の負担になります。

詳しくは「解体工事中の電気・ガス・水道費用の負担は?」をご覧ください。

建替えの電気・ガス・水道の手続きは引越しと同じ?

建替えの場合は、通常の引っ越しとは異なり、解体工事を行うための撤去作業が発生します。そのため、ライフラインの供給元には、解体工事のための撤去依頼であることを必ず伝えましょう。

詳しくは「建替えで電気・ガス・水道の手続きをする際の注意点」をご覧ください。

 

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