【ホームズ】L字型の平屋とは？メリット・デメリットや間取りの活用方法を解説

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階段がなく、スムーズな生活動線を確保しやすい平屋。せっかくならデザイン性が高く、個性的な外観の平家を建てたいと考える人も多いのではないでしょうか。今回は、L字型の平屋について、メリット・デメリットや間取り例、間取りの活用方法を解説します。

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L字型の平屋とは？
L字型の平屋のメリット・デメリット
1. L字型の平屋のメリット
2. L字型の平屋のデメリット
L字型の平屋の間取り例
L字型の平屋の間取りの活用方法は？
1. 中庭をつくれば開放感を得られる
2. 駐車スペースをつくる
記事のおさらい

L字型の平屋とは？

L字型の平屋とは、上から見たときにアルファベットの「L字」になっている、1階建ての住宅のことです。一般的な正方形や長方形の住宅とは一味違った、デザイン性の高い住宅となり、L字の一部に大きな窓を設置すれば、開放感あふれる住宅にすることも可能です。そのため、L字型の平屋は個性的な住宅をつくりたい人などに向いています。

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L字型の平屋のメリット・デメリット

ここでは、L字型の平屋のメリット・デメリットについて、それぞれ解説します。

L字型の平屋のメリット

メリット

形が整っていない土地でも建てられる
採光や通風を確保しやすい
デザイン性の高い外観になる
プライベート空間を確保しやすい

L字型の平屋のメリットとして、正方形や長方形に整っていない土地（非整形地）でも建てられる点が挙げられます。土地の形状は四角形だけでなく、台形や三角形、細長い土地などさまざまなタイプがあり、そのような土地では四角形の住宅を建てられないこともあります。しかし、L字型の平屋であれば、三角形の土地などでも、頂角に向かって長辺を伸ばして建てることが可能です。

また、L字型の平屋は建物全体に凹凸があるため、四角形の住宅と比べて採光や通風を確保しやすい点もメリットです。また、一般的に平屋は家の中央部分に光が届きにくいものですが、L字型であれば窓の数や大きさを工夫することでその欠点を解消できます。その際、プライバシーが気になる場合は、L字の内側部分に中庭を設けるといいでしょう。プライバシーを確保しつつ、デザイン性の高い住まいに仕上がります。

さらに、L字の縦と横でゾーン分けができるため、片方をパブリック空間、もう片方をプライベート空間のように分けることが可能です。寝室などの個室を片方にまとめれば、来客があっても静かなプライベート空間を確保できます。

L字型の平屋のデメリット

デメリット

間取りの自由度が低くなりがち
耐震面に配慮が必要
メンテナンスコストが高くなることも

住宅の間取りは、シンプルな四角形の住宅の方が自由度高くデザインできます。そのため、L字型の平屋は間取りに制限が生まれやすく、特に廊下をつくろうとすると部屋の数や大きさ、配置がある程度決まってしまいます。

間取りの自由度を上げたいときは、なるべく廊下を設けないのがポイント。廊下がなくても、個室やリビングにアクセスできる工夫がなされたL字型住宅も多くあります。

また、住宅は形状がシンプルなほど地震に強いとされています。通常の平屋よりも凹凸が多いL字型の平屋は、特に耐震性能の高い家づくりが必要になってくるでしょう。さらに、外壁塗装などのメンテナンスコストも一般的な平屋よりも高くなりがちです。これらを踏まえて設計・予算を考えるようにしましょう。

L字型の平屋の間取り例

L字型の平屋の間取り例をご紹介します。

こちらは約64坪（211.83m2）の土地に建てられた、約32坪（107.87m2）・2SLDKの平屋の間取りです。L字で囲まれた部分にはウッドデッキとカーポートがあり、普通車であれば2台停めることができる広さです。また、廊下がない分LDKは約20畳の広さが確保され、設置された大きな窓からウッドデッキに出ることも可能です。

こちらは約53坪（176.75m2）の土地に建てられた、約21坪（70.38m2）・2LDKの平屋の物件です。リビングダイニングキッチンは約18畳で、ロフトが採用されています。ロフトは収納スペースにしたり、趣味や子どもの部屋にしたりなどさまざまな活用が可能です。また、屋根の形を生かした勾配天井なので天井が高く、開放感のある間取りになっています。

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L字型の平屋の間取りの活用方法は？

快適に暮らせるL字型の平屋を建てるには、どういったことを意識すればよいのでしょうか。L字型であることを生かした間取りの上手な活用方法について解説します。

中庭をつくれば開放感を得られる

L字型の平屋では、コの字型やロの字型などの中庭がある平屋と比較しても、より広い庭をつくることが可能です。さらに、L字部分を外から見えづらいように建てれば、周囲の視線を気にせず過ごせるプライベートスペースにもなるでしょう。ウッドデッキを設置したり、子どもやペットと遊べるスペースにしたりと、中庭とL字の組み合わせで、多様なデザインを楽しむことが可能です。