100坪の土地の広さはどれくらい？

100坪というと、どれくらいの広さなのでしょうか。1坪は約3.3平米なので、平米に換算すると100坪は約330平米ということになります。330平米というと、約200畳で、学校などにある25mプール1つ分と同じくらいの広さがあります。

住宅金融支援機構の「2022年度フラット35利用者調査」によると、首都圏の土地付き注文住宅の敷地面積の平均は149.9平米（約45坪）なので、100坪の土地に住むということは、平均よりも2倍以上広い土地に住むということになります。

100坪の土地に建てられる家の広さはどれくらい？

100坪の土地があっても、土地いっぱいに家を建てられるわけではありません。土地に建てられる家の広さは、敷地面積に対する建築面積の割合（建ぺい率）と、敷地面積に対する延床面積（各階の面積を足した面積）の割合（容積率）によって変わってきます。

仮に、建ぺい率が40％で容積率が60％の場合、100坪×0.4=40坪の建築面積で、面積が60坪の家を建てられます。延床面積が60坪もあれば、30畳程のLDKに8畳の居室が4部屋以上あるような、二世帯でも暮らせる広さの家が建てられます。

しかし、100坪という広い土地にローコスト住宅を建てる場合、駐車場が2台分必要、庭をつくりたいなど、土地のすべてを住居に充てるわけではないケースもあるでしょう。実際にどれだけの面積の家をつくるかは、施工会社と相談しながら計画を立てましょう。

100坪に住める人数はどれくらい？

国土交通省の「住生活基本計画」では、豊かな住生活を実現できる住宅面積の目安（誘導居住面積水準）を発表しています。都市郊外および都市以外の地域では、「25平米×世帯人数+25平米」、都市部では「20平米×世帯人数+15平米」で面積の目安を算出します。

仮に、住宅面積を100坪（330平米）とした場合、都市以外の地域では最大で12人、都市部では最大15人が快適に過ごせる広さということになります。

100坪の土地にローコスト住宅を建てる場合の価格相場は？

100坪の広い土地にローコスト住宅を建てる場合、住宅の建築費自体は安く抑えられます。

ローコスト住宅の坪単価

ローコスト住宅とは、一般住宅よりも安い価格で建てられる住宅のことです。ローコスト住宅が安い理由は、売れ筋の仕様を標準仕様としてパッケージ化するセミオーダータイプの住宅であるためで、ほかにもデザインや間取りの選択肢を絞ったり、打ち合わせ回数を減らして人件費を削ったりと、家づくりのさまざまな工程でコストダウンが行われています。

一般住宅の坪単価は60万円以上がほとんどですが、ローコスト住宅の坪単価の目安は30万～50万円ほどです。

シミュレーション

仮に、坪単価が50万円、延床面積が100坪の家を建てるとすると、建物本体の工事費目安は5,000万円、オプション費用や付帯工事費、諸費用を総額の3割程度と想定すると、総額は6,900万円程度と予想できます。

一般的に、ローコスト住宅は30～40坪程度の住宅がほとんどであるため、100坪の土地に30坪程度のローコスト住宅を建てるのであれば、2,000万円台に抑えることも可能でしょう。

ただし、上記の他に100坪の土地代がかかる場合は、かなりの金額が必要になります。

地域の価格相場については事前にチェックするようにしましょう。

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100坪の土地にローコスト住宅を建てる際に費用を抑えるコツ

ローコスト住宅は一般的な注文住宅よりも安いですが、デザインや仕様にこだわる場合はオプション料金がかかり、割高になってしまいます。

ローコスト住宅を取り扱うハウスメーカーは複数あるので、各メーカーからカタログを取り寄せるなどして比較し、なるべく標準仕様の範囲でこだわりを反映できるものを選ぶと費用を抑えやすいです。

また、購入後のメンテナンス費用を考えると、住宅性能の部分は妥協せず、外装・内装に使用されている素材は劣化しにくいものを選ぶと安心です。ハウスメーカーの見積内容だけでなく、保証期間や保証内容も忘れずにチェックしましょう。

100坪の土地選びにも注意

すでに100坪の土地を持っていれば土地代はかかりませんが、土地を新たに購入する場合、100坪の広さとなると、かなりの金額がかかります。エリアごとの土地の価格を事前にチェックし、もし予算を超えそうであればもう少し狭い土地も検討してみましょう。

また、土地の建ぺい率や容積率についても必ずチェックするようにし、希望する家が建てられるかどうかあらかじめ確認することが大切です。土地の形状や性質によっては、追加工事でコストがかかる可能性もあります。専門家にも相談しながら土地選びをしましょう。

記事のおさらい

100坪はどれくらいの広さがあるの？

100坪の土地は住宅用地としてはかなり広く、一般的な25mプール1つ分くらいの広さがあります。詳しくは、「100坪の土地の広さはどれくらい？」をご覧ください。

100坪の土地にローコスト住宅を建てるといくらになる？ 

100坪の土地にローコスト住宅を建てる場合、建物代は安く抑えられる可能性がありますが、土地代は高くなります。詳しくは、「100坪の土地にローコスト住宅を建てる場合の価格相場は？」をご覧ください。

100坪の土地にローコスト住宅を建てるときの費用のポイント

費用を抑えるためには、複数のハウスメーカーを比較し、オプション料金がなるべく発生しないように意識することがポイントです。詳しくは、「100坪の土地にローコスト住宅を建てる際に費用を抑えるコツ」をご覧ください。