円安による建築材料の値上げや住宅需要の増加などを受け、住宅価格の高騰が話題になっています。安価に建てられるローコスト住宅も同様に値上げ傾向にあるのでしょうか。
今回は、ローコスト住宅の価格の現状やそれを踏まえた建築時の注意点、コストを抑える方法などを紹介します。
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ローコスト住宅の値上げが続いている?

ローコスト住宅は、一般的な注文住宅と比べて安い価格で購入できる注文住宅のことを指します。
明確な定義はありませんが、一般的な住宅の坪単価が60万円程度なのに対し、ローコスト住宅は坪単価40万〜60万円程度、総額1,000万円台後半〜2,000万円台前半程度で建てられるのが目安となります。
しかし、近年ではローコスト住宅もほかの一般的な住宅同様に、値上がりの傾向があるのです。その理由について見ていきましょう。
建築材料の値上がり
近年、建築材料として用いられる木材や鉄鋼、プラスチックなどの価格が上がっている傾向にあります。
特に木材は、世界的に価格が高騰し、輸入品が入手しにくい「ウッドショック」という状況に陥っており、鉄鋼やプラスチックは原材料価格や原油価格の高騰が原因で値上がりが続いています。
住宅需要の増加
住宅を購入しようと考える人々が増えたことも値上がりの理由の一つです。
特にコロナ禍を経て在宅勤務が一般的になったこともあり、より広い間取りなどを求めて「一戸建て住宅で暮らしたい」というニーズが高まっています。
このように住宅需要が増加すると、同時に価格が高騰する傾向にあるのです。
円安や国際情勢の影響
建築材料や設備には、海外の輸入品も多く含まれています。そのため、円安や戦争などの国際情勢の影響によって輸入品が高騰すれば、それに紐づいて日本での販売価格も上昇してしまうのです。
また、現在も円安が続いているうえ、国際情勢も刻々と変化しています。こうした状態が続くと、ローコスト住宅の価格もさらに上昇していく可能性が考えられるでしょう。
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ローコスト住宅を建てる際に気をつけることは?

価格高騰が続くなかでローコスト住宅を建てる場合、何に気をつければよいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
希望の設備やオプションを選ぶことができるか確認する
住宅設備のなかには、昨今の半導体や資源の不足を受け、希望時期に納品できないもの、もしくは選べないものがあります。
理想の暮らしのためにどうしても取り入れたい場合は、事前に住宅メーカーなどに確認をとるのがおすすめです。
もし、工期に間に合わないようであれば、別の設備にするなどの対策を打つ必要があるので注意しましょう。
入居時期が決まっていれば早めに申し込む
住宅需要が高まっているので、住宅メーカーによっては着工までに時間を要するケースがあります。入居時期が決まっている場合は、早めに伝えて申し込むようにしましょう。
また、建築にかかる工期は採用した構造や工法により異なるため、最初の打ち合わせの時点で入居希望時期を伝えるのがおすすめです。
建築した後にかかる費用も考慮する
忘れがちなことですが、住宅は完成後にも維持費がかかります。建築費を抑えても、完成後に頻繁に設備交換やメンテナンスが必要になると、逆にコストがかかってしまいます。
そうならないために、建築する際は完成後に発生するランニングコストについても考慮するべきでしょう。
新築住宅の省エネ基準適合が義務化される影響も知っておこう
建築物省エネ法が改正され、脱炭素社会の実現に向けて2025年4月からすべての新築住宅に対し、省エネ基準の適合が義務付けられます。
具体的には、新築の建築物に対し、国が定めた断熱材の厚さや窓の構造などの基準を満たすことが求められます。
当然、新築のローコスト住宅にも適用されるので、基準を満たすために当初の予算をオーバーしてしまう可能性も考えられるでしょう。
しかし、省エネ基準を満たせば住宅ローン控除の対象にもなります。そのため、ローコスト住宅であっても、省エネ性能に関する部分は安さを優先しない方が、結果的にコストダウンにつながるケースがあります。
住宅の省エネ基準については、事前に依頼する住宅メーカーに確認しましょう。
値上げ傾向にあるローコスト住宅を安く建てる方法は?

住宅の値上がりが続くなか、ローコスト住宅をなるべく安く建てるにはどのような方法があるのでしょうか。
住宅を建てるエリアを考慮する
住宅を建てる際にかかる費用は主に「土地代」と「建築費」に大分されます。建築材料の高騰で建築費がかかってしまう状況なので、その分、土地にかかる費用を抑えましょう。
ポイントとしては、急行が停まる主要な駅や人気の商業エリアから離れた郊外などであれば、比較的土地代が安い傾向にあります。
なので、通勤や通学なども考慮したうえで、エリアを変えることも念頭に入れて土地探しをしてみましょう。
床面積を小さくする
建築費を抑えるには、床面積を小さくする方法があります。
床面積が小さければ、よりコストがかかりやすい基礎工事や屋根工事で費用が抑えられるのに加えて、コンパクトな分、内装や外装の材料費の削減にもつながります。
ローコスト住宅が得意な住宅メーカーを選ぶ
住宅メーカーにはローコスト住宅を得意としている会社もあります。メーカーごとにそれぞれ特色があるので、ホームページやカタログ、もしくは、実際に担当者に話を聞いてみるなどして比較検討しましょう。
LIFULL HOME’S では、「ローコスト住宅」というテーマでカタログを探したり、ハウスメーカーごとの詳細ページで各社の得意分野を見たりできます。
会社ごとに建築事例も掲載されているので、実際にどのような住宅になるのかイメージを膨らませることも可能です。気になる会社があれば、カタログを取り寄せて比較してみてはいかがでしょうか。
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記事のおさらい
ローコスト住宅が値上がりしている主な原因は?
建築材料の高騰や住宅需要の高まり、さらに円安や国際情勢の影響を受け、住宅価格の上昇が続いています。このような状況は、ローコスト住宅の値上がりにもつながっています。詳しくは「ローコスト住宅の値上げが続いている?」をご覧ください。
ローコスト住宅を建てる際は何に注意するべき?
希望する設備を選ぶことができるかの確認や、入居時期や維持費なども考慮することが大切です。さらに、2025年から始まる省エネ基準適合の義務化についても意識しておくといいでしょう。詳しくは「ローコスト住宅を建てる際に気をつけることは?」をご覧ください。
値上げが続くローコスト住宅を安く建てるには?
土地の安いエリアを選ぶことや、床面積を小さくすることで土地代や建築費を抑えることができます。また、住宅メーカー選びの際はローコスト住宅を得意とする会社を中心に検討しましょう。詳しくは「値上げ傾向にあるローコスト住宅を安く建てる方法は?」をご覧ください。
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更新日: / 公開日:2023.12.21










