ログハウスとは？

ログハウスとは、一般的に丸太（ログ）を積み上げてつくる家屋を指します。日本の建築基準法では「丸太組構法」と呼ばれていますが、ログ材の断面形状は丸だけではなく、長方形に加工したものも含まれます。

 

ログハウスには主に2つのタイプがあり、職人が加工した丸太を使用する「ハンドカットログハウス」と、機械で均一にカットした製材を使用する「マシンカットログハウス」があります。

ログハウスのメリット・デメリット

ログハウスには、スギ・カラマツ・エゾマツ・トドマツ・ヒノキなどの国産材や、パインやベイスギなどの輸入材が使われます。樹木ならではのリラックス効果が期待でき、調湿効果も優れています。また、耐震性が高いこともログハウスのメリットです。

 

一方、デメリットは木の性質上、こまめなメンテナンスが欠かせない点です。ログハウスは建築後の数年間、木材の乾燥収縮や重みで壁が下がる「セトリング」という現象が起こるため、木材を固定するボルトの締め直しが必要です。また、木材の劣化を防ぐための外壁塗装の周期も、一般的な住宅よりも早く訪れます。

 

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ログハウスはローコストで建てられる？

ログハウスの価格は、エリア・施工会社・住宅の規模・導入する設備などによって変わります。また、機械で木材を加工するマシンカットログハウスの方が安い傾向にあります。

 

新築の場合は2,000万円台が相場といわれています。ハウスメーカーによっては自分たちで組み立てるセルフビルドプランを用意しているケースもあり、こちらを選べば、さらにローコストで建てることができます。

 

また、エリアにもよりますが、中古であれば1,000万円以内で購入することも可能です。

ログハウスのメンテナンス方法は？

ログハウスに長く住むためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。ログハウスで必要な主なメンテナンスは、下記のとおりです。

外壁・ベランダ・ウッドデッキなどは雨による腐食が進みやすいので、定期的に防腐剤で再塗装をします。また、マツなどの樹木はヤニが染み出てくることがあるため、金属板やナイフ、布などで拭き取ります。

 

ログハウス特有のセトリングでは、通しボルトを調整するなどの対処が必要になります。特に完成後数ヶ月はセトリングが大きく進行するため、施工会社にも相談しながら対処しましょう。

 

そのほかにも、建具まわりに隙間が出てくることがあるため、シーリング材の充填を行ったり、建具の調整を行ったりします。

 

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ローコストでログハウスを建てるときのポイント

ローコストでログハウスを建てるときのポイントと注意点について紹介します。

ログハウスを得意とするハウスメーカーに依頼する

いかにローコストでログハウスを建てられるかは、ハウスメーカー選びがポイントになります。ログハウスを得意とするハウスメーカーであれば、メンテナンス保証などのサポートが手厚く、価格が安いプランを用意していることがあります。

 

ハウスメーカーを選ぶ際は、ログハウスの種類やプランの豊富さ、メンテナンス保証に優れているかといった点に注目するといいでしょう。

ログハウスキットを利用する

ログハウスキットとは、ログハウスの建築に必要な材料がセットになって販売されている商品のことです。ローコストにこだわる方で、ある程度手間や時間がかかってもいいという方は、価格が安いログハウスキットを利用するのもいいでしょう。

 

ただ、ログハウスキットではあらかじめマシンカットされた材木が用意されているケースが多いため、ログハウスのタイプとしてはマシンカットログハウスに該当します。ハンドカットログハウスの趣とは異なりますが、材木の品質にバラつきがない点はメリットです。

防火地域や準防火地域では耐火性能に注意

ログハウスを建てるときに注意したいのが、ログハウスを建てる場所です。ログハウスは建材のほとんどが木材のため、都市部などに多い防火地域や準防火地域では建築が制限されてしまいます。これらのエリアで建てたい場合は、耐火性能の基準をクリアしたログ材を使って建てる必要があります。

 

土地を購入する前に、希望のログハウスを建てられるエリアかどうかを確認するようにしましょう。

記事のおさらい

木のぬくもりが感じられるログハウスとは？

ログハウスとは丸太を積み上げてつくられた家屋のことです。詳しくは、「ログハウスとは？」をご覧ください。

ログハウスを建てるときの費用相場は？

ログハウスを新築するときの費用は2,000万円台が目安です。よりローコストで建てたい場合はセルフビルドプランも検討するといいいでしょう。詳しくは、「ログハウスはローコストで建てられる？」をご覧ください。

ログハウス購入後のメンテナンス方法は？

ログハウスは木材でつくられた住宅であるため、外壁などを定期的にメンテナンスする必要があります。詳しくは、「ログハウスのメンテナンス方法は？」をご覧ください。

ログハウスをローコストに建てるときのポイントは？

ログハウスを安い価格で建てるためには、ハウスメーカー選びがポイントになります。詳しくは、「ローコストでログハウスを建てるときのポイント」をご覧ください。

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