この動画と記事は、住宅展示場のまわり方、モデルハウス見学のポイントについて解説しています。
モデルハウスの見学をより有意義なものにするための進め方と注意点をまとめていますので、これから家づくりを始めようという方、一度住宅展示場に行ってみたいと思っていた方は必見です。
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こんにちは。LIFULL HOME’S住まいの学校 講師の高瀬です。

今回は、注文住宅を検討されている人向けに、住宅展示場の回り方やモデルハウス見学のポイントをお伝えしたいと思います。
施工会社や建築の知識がないことが不安な人、また理想の住まいのイメージがなかなか湧かないという人にとって、モデルハウス見学は家の知識や暮らしのイメージを膨らませることに有効な手段といえます。
しかし、ただやみくもに行くのは有効な手段とはいえませんので、事前に準備することと見学時の注意点を理解しておきましょう。これから住宅展示場やモデルハウスの見学に行ってみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
見学の進め方と注意点

見学の進め方と注意点
まずは見学までの進め方を説明いたします。
・会社を決めてから行く
└その会社が出展している展示場に行く
└最寄りにはない場合がある
・会社は決めずに行く
└家から近い展示場に行く
└非効率になる場合がある
ある程度、候補となる会社が決まっている場合は、その会社が出展している住宅展示場をネットで検索して探しましょう。もしかしたら家から最寄りの展示場には出展していないかもしれません。事前に調べてから行きましょう。
特に会社は決めていないという場合は、家から最寄りの住宅展示場にまずは行ってみましょう。どちらが正しいというのはありませんが、効率を考えたらある程度会社を決めてから行った方がよいと思います。
どの会社がどういう家づくりをしているのか、会社の理念には共感できるか、自分の好みかどうかだけでも何社か見比べてみて、よいかもと思った会社に行った方が相性はいいはずです。
あとは予約して行くかどうかですね。こちらもよくご質問をいただきます。
・予約して行く
└詳しく教えてほしい人向き
└1 時間~2 時間かかる
・予約せずに行く
└モデルハウスだけ見たい人向き
└詳しい話は聞けない場合がある
その会社の家づくりに興味がある場合や、まだ興味は薄いけれど、知識をつけるためにも話を聞きたいという場合は、予約して行った方が無難です。説明ができる担当者がついてくれます。
ただ、「ちょっと見たいだけなんです」という気持ちも分かりますので、それは予約の有無に関係なく、正直に伝えてください。大抵は見せてくれるものです。
また、予約せずに行くと今は説明できる人がいないという場合もありますので、詳しい話を聞きたい場合は予約してから行くようにしましょう。
モデルハウス見学のポイント

モデルハウス見学のポイント
次は、モデルハウス見学のポイントです。
見学の最終目的は、信頼して家づくりを任せられる 1 社を選ぶことなので、そのことを視野に入れてのポイントです。
ポイント
- 担当者との相性も重視すること
- 3~4 社は比較すること
- 同じ基準で比較すること
1つ目は、シンプルに人付き合いなので、相性の問題が存在します。
建てた後はそこまで頻繁に会うことはありませんが、少なくともプランの打ち合わせから引き渡しまで、約1年は何度も接触する人になります。また会いたい、話をしたいと思えるかどうかが大切です。
また、よい担当者というのは、自社の家づくりを押し付けてくるのではなく、お客さまがどんな理想を持って、どんな住まいにしたいのかに耳を傾けてくれる人だと私は思います。
2つ目の3~4社で比較するというのは、最終的に1社に決めるには、やはり判断材料が必要だからです。
2社だと、片方の会社が全然合わなかったときに、もう片方が輝いて見えがちです。そのため最低でもまず3社。3社あれば、ある程度見えてきますが、念のためプラスもう1社を含めた4社であれば、納得度も高いと思います。
逆に多く見すぎてしまうと、決められない傾向になりがちです。効率よく進めるためには事前に情報収集をして、3~4社を候補に入れて見に行きましょう。
3つ目の同じ基準で比較するというのは、複数の会社を比較する場合、重視する項目を決めて、平等に比較するということです。
よくない例としては、A社は耐震性がよかった、B社は価格が安かった、C社は担当者がよかったと、印象に残っていることだけで評価や判断をしてしまうことです。
そうではなく、まずは自分が重視する項目を決めます。そして各社の評価を、たとえば5段階で書きます。
また、よくやってしまいがちなこととして「弊社で独自に開発したこのX材により、室内温度を快適に保ちます」というような話があったときに、その製品に魅力を感じて飛びついてしまうということがあります。
そういうときも、それは言い換えると何なのか、今回の例だとつまりは高気密・高断熱ということに言い換えられます。そうしたら、新たに高気密・高断熱の項目を追加して、各社の評価を書きましょう。
こうしてトータルで見ると飛びつかないで正解だったかもしれませんよね。
| 重視する項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 耐震性 | 5 | 3 | 3 |
| 価格 | 4 | 5 | 1 |
| 担当者 | 4 | 3 | 5 |
| 高気密・高断熱 | 3 | 4 | 5 |
| トータル | 16 | 15 | 14 |
このように、同じ基準で比較すると冷静な判断ができますが、トータルの数字が高いところに決めるかはまた別です。
重視する項目にも優先順位があって当然ですので、こうして並べてみて、トータル点数は一番低いけど、やっぱり一番大事なのは担当者だからC社にしようとなれば、その判断でもいいと思います。
モデルハウス見学のポイントとして、担当者との相性をチェックすること、3~4社で比較すること、同じ基準で比較することを、ぜひ実践してみてください。
まとめ

今回はモデルハウス見学の注意点やポイントを解説させていただきました。
見る会社は事前に決めてから行った方が効率的です。また、詳しい説明を聞きたい場合は事前に予約をしてから行きましょう。
そして見学の最終ゴールは、いつか大切な家づくりを任せられるパートナー会社を決めることにあります。
そのゴールに向かっていくためにも、担当者との相性を確認したり、3~4社で比較して、各社の強みや弱みを整理したりしましょう。その際は、同じ基準で比較することが大事なポイントです。
まとめ
- 見る会社は事前に決めてから行った方が効率的
- 詳しい話を聞きたい場合は予約をしてから行く
- 3~4 社は比較する
- 見学時は担当者との相性チェックと同じ基準で比較
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更新日: / 公開日:2022.09.26










