家づくりの情報収集のために、住宅展示場に足を運ぶのは有効な手段のひとつです。しかし、小さな子どもや赤ちゃんがいる家庭では、連れ立って見学をしていいものか、判断に迷う部分もあるでしょう。

この記事では、赤ちゃん連れでも見学ができるのかという点や効率よく見て回るためのコツなどを解説します。

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住宅展示場は子連れ歓迎のところも多い

 

結論から言えば、住宅展示場の見学に赤ちゃんを連れていっても問題はありません。なぜなら、子育て世帯は住宅展示場にモデルハウスを置くハウスメーカーや工務店にとって、主なお客様となる層だからです。

 

住宅展示場へ実際に足を運んでみると分かりますが、子ども連れを前提としたつくりになっているところが多いのがひとつの特徴です。おむつ交換ができるスペースやキッズルーム、託児所を設けているところもあります。

 

また、ヒーローショーやワークショップ、触れ合い動物園や屋台などを設置しているケースもあるので、事前にインターネットなどでイベントを調べておくと、住宅の見学と併せてお出かけスポットとしても楽しむことができます。

 

住宅展示場にいる担当者は、子育てに対する理解がある人も多いので、気兼ねせずに足を運んでみるいいでしょう。

小さな子どもを連れていくときの注意点

 

住宅展示場に赤ちゃんや小さな子どもを連れていくときには、注意しておきたい点もあります。住宅展示場を開催する側も来場者には気を配っていますが、すべての来場者に対して目が行き届くわけではありません。

 

子どもにとって危険な箇所もあるので、親がきちんと手を引いて、決して目を離さないことが肝心です。住宅展示場で危険な箇所というのは、階段や吹き抜け部分が挙げられます。

 

住宅展示場に立っている住宅は、広々とした空間を演出するために、2階部分も踊り場を吹き抜けにしているケースもあります。ちょっとした隙間から、子どもが危険な行為をしたり、展示物を破損したりすることもあるので気をつけておきましょう。

 

また、気持ちに余裕がないと急いで見学しようとするあまり、子どもに目が向かないこともあるので、ゆとりのあるスケジュールを組むことも大切です。子どもの普段の生活サイクルを踏まえたうえで、できるだけ機嫌のいい時間帯を狙って出向いてみましょう。

 

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親に預ける

 

住宅展示場は子連れの来場者にも対応した安全対策などを施しているものですが、大人の判断だけで大丈夫と思ってしまってはいけません。環境の変化によって、急に泣いたりぐずったりすることも十分考えられます。

 

子どもの対応ばかりに追われてしまうと、本来の目的である住宅の見学ができなくなるので、事前に段取りを考えておくことも必要です。一日中、子どもを抱きかかえながら住宅展示場を回るのは、体力的にも負担が大きい面もあるでしょう。

 

そのため、効率よく情報収集をしたいと考える場合は、親などの身近な家族に子どもの面倒を見てもらうのもひとつの方法です。「ちょっとのぞいてみるだけだから」と最初は考えていても、実際に足を運んでみるとあれこれと見学したくなってしまうこともあるでしょう。

 

複数のモデルハウスを回って担当者とやりとりを行いたい場合は、身近な家族の協力を得られないかを確認しておくことが大事です。家づくりは情報収集が大切なので、落ち着いた状況で見学ができる日をつくれないか、調整してみましょう。

住宅展示場でできること

 

住宅展示場は家の購入を具体的に考えている人だけが訪れる場所ではなく、見学だけが目的の場合であっても気軽に行けるスポットです。前述のようにさまざまな来場者に向けたイベントなどを開催しており、どのような人でも訪れることができる場所だといえます。

 

注文住宅は完成するまで実物を見ることができないため、住宅展示場に立っている家を見ることで、ハウスメーカーごとに得意とする住宅のタイプを知る機会となり、最新の設備を直接確認する場としても活用できます。

 

また、建物の構造や耐震性、耐火性などの住宅性能について、専門家からのアドバイスを聞けるのもメリットです。

 

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住宅展示場を事前予約する

 

住宅展示場は事前に予約をしなくても、見学することが可能です。定休日以外は常時開場をしているので、買い物やお出かけのついでに立ち寄ることもできます。

 

ただし、日によっては来場者が多く、きちんと見学ができない場合もあるので、効率よく見学をしたい場合は「事前予約」をしておきましょう。

 

事前予約を行う具体的なメリットとして、次の5つの点が挙げられます。

事前予約を行うメリット

  • 時間をかけて見学が行える
  • 担当者からしっかりと接客を受けられる
  • 事前予約を入れると、経験豊富な担当者から説明を受けられる場合がある
  • 事前に情報を伝えられるので、スムーズな案内を受けられる
  • 予約特典がもらえる場合もある

予約なしの場合と比べて、事前予約を取っておく方が経験豊富な担当者がついてくれる可能性が高くなります。ベテランの担当者であれば何でも尋ねやすく、よい提案を受けるきっかけにもなるでしょう。

 

予約するときに家族構成や赤ちゃん連れであることを伝えておけば、より丁寧な接客を受けられるはずです。何歳の子どもがいるかを知らせておくことで、年齢に合った対応をしてもらえます。

 

事前にこちらの情報を伝えておけば、求めている内容に沿った提案を受けられるので効率よく見学ができます。また、住宅展示場によっては予約特典を用意しているところもあるので、インターネットを通じて情報収集しておくといいでしょう。

住宅展示場

 

  • 住宅展示場は赤ちゃん連れでもOK
  • 小さな子どもや赤ちゃんと住宅展示場を訪れるときは、余裕を持ったスケジュールを組み、ケガをしないよう目を離さないようにする
  • 見学のみの参加も受け付けており、専門家による具体的なアドバイスも受けられる
  • ヒーローショーや屋台などを設けている住宅展示場もあり、週末や連休中のお出かけスポットとしても楽しめる
  • 住宅展示場は予約なしでも来場・見学は可能だが、しっかりと説明を受けたい場合は事前予約を入れておく方がいい

 

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