中国が発祥の風水ですが、日本でも住まいに取り入れている人はたくさんいます。風水は気の流れを整えて、運を引き寄せる思想ですが、間取りにおいては場所別にポイントが異なります。
今回は、玄関にスポットを当てて、風水的に良い玄関の特徴や運気を上げるアイテム、やってしまいがちな注意点について紹介します。
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風水における玄関の意味とは

風水は、自然のサイクルを意識しながら気の流れを整え、運を引き寄せていく環境学です。古代中国の「陰陽五行思想」を基本としており、陰と陽、「木火土金水」の五行のバランスを整えることが重要な要素となります。
風水において、玄関は気の入り口となる重要な場所です。そのため、良い気がたくさん入ってくるように、明るくて広さに余裕を持たせるような工夫がポイントになります。
また、清潔に保ちながら風水的に良いとされるアイテムを置けば、運気がアップするといわれています。
風水的に良いとされる玄関の位置・間取りのポイントは?

風水的に良い玄関にするためには、方位も意識すべきポイントのひとつです。生年月日から個人の吉方位を調べることができるので、参考にしてみるといいでしょう。
玄関におすすめの方位といわれるのが東もしくは南東で、午前中に日光が入りやすく、西日が当たらないという特徴があります。東や南東に玄関が配置できなくても、明るいライトをつけ、窓を設けて空気の入れ替えがしやすい工夫をするといいでしょう。
玄関の間取りで注意したいのが、玄関の一直線上に窓や勝手口があるケースです。せっかく良い気が入ってきても外へ抜けてしまうため、観葉植物やのれん、ブラインドなどで気が出ていかないようにしましょう。
風水的に注意したい玄関の配置
自分の家に向かって、ほかの建物の角やとがった部分が向いていると、気を乱してしまいます。特に、玄関に向かってそのようなことがあると、家全体に及ぼす影響が強くなります。
ほかにも、電柱が家の前にあると電磁波による気が住む人に影響を与え、良い気を受けにくくなります。これから新しく家を建てる場合は、土地選びの際にこうした角や電柱についてもチェックするようにしましょう。
物件を探す 注文住宅を探す風水的に玄関に置くと良いアイテムは?

玄関は良い気を取り込む場所なので、物の置きすぎには注意が必要です。しかし、風水的に良いとされるアイテムを置いて、運気を上げるのもおすすめです。
明かりがあまり入らない玄関には、明るく見せる工夫として生花を飾ったり、明るい印象の絵を飾ったりするのがいいでしょう。
ただし、絵は鋭い目線の人物画や暗いイメージを連想するものは避けたほうがいいかもしれません。玄関に人形やぬいぐるみなど、目のついた物を置くと、良い気を吸い込んでしまいます。同じ理由で空の花瓶を置くと、良い気がそこに入ってしまいます。
もし鏡を置く場合は、玄関から入って真正面に置いてしまうと良い気をはね返してしまいます。玄関内の左右どちらかに置くか、移動できない場合は薄い布などをかけておきましょう。
観葉植物を置く場合は、葉がとがっているタイプではなく、葉に丸みのある種類がおすすめです。玄関に取り入れたいカラーは方位によって異なりますが、黒は風水的にはよくないといわれているため、玄関での使用はおすすめできません。
玄関は常にキレイに保つことが重要
玄関は風水的に良いとされるアイテムを置くことはもちろんですが、良い気を取り込むために常に清潔な状態にしておくことが大切です。
こまめに掃除をし、雨などでぬれた場合はすぐに拭き取りましょう。ゴミ出しの際に玄関にゴミを置く人がいますが、風水的にはあまりおすすめできません。
風水的に玄関に置くとNGなアイテムは?

玄関にドライフラワーを飾る人もいるかもしれませんが、実は風水的にドライフラワーはマイナスなイメージが強いため、おすすめできません。枯れている=死んでいる花は、家に飾ると陰の気がたまって運気が下がるといわれています。
また、金運がアップするといわれている水槽を玄関に置く飲食店がありますが、一般家庭では水槽を置くと湿気によって陰の気がたまってしまうため、避けたほうがいいでしょう。
縁起物だからと玄関にたくさんアイテムを置くと、せっかく良い気が入ってきても気が停滞してしまいます。
スリッパや靴はなるべく最小限に
玄関は良い気を取り込むために常にきれいに保つことがポイントになるので、スリッパを玄関に置く場合は、家族の人数分や来客分など最小限に抑えるようにし、基本的には靴箱などに収納しておきましょう。
靴はなるべく靴箱の中に収納し、コートや帽子は玄関以外に置くか、もしくはひとつまでにしましょう。雨にぬれた傘は、玄関内ではなく外に置き、完全に乾いてから靴箱などに収納するのがおすすめです。
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