メーカー選びの前に決めておきたい3つのこと
家づくりを始める前に、まずは「予算」「デザイン」「構造・工法」の3つの希望を明確にしましょう。希望を固めておくことで、たくさんの住宅メーカーの中から、自分に合う会社を効率的に絞り込めます。
詳しくは、「住宅メーカーを選ぶ前に決めること、知っておきたいこと」をご覧ください。
後悔しない!住宅メーカー選び5つの基準
住宅メーカーを比較する際は「価格」「デザイン」「構造・工法」「サービス内容」「住宅性能」の5つの基準で検討しましょう。各社の強みや特徴を理解し、自身の希望と照らし合わせることが後悔しないためのポイントです。
詳しくは、「住宅メーカー選びの5つの基準」をご覧ください。
信頼できるメーカーを見極めるチェックポイント
担当者が見積もりに要望を反映してくれたり、質問に明確に答えてくれたりするかを確認しましょう。また、第三者機関による「住宅完成保証制度」に加入しているかも、信頼できる会社かを見極める重要なポイントです。
詳しくは、「信頼できる住宅メーカーを見極めるチェックポイント」をご覧ください。

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注文住宅を建てるまでには、住宅メーカーとの打ち合わせを重ねながら具体的なプランを固めていきます。住宅メーカーは、費用や工程、建材といったさまざまな項目を決める重要なパートナーでもあるため、家づくりの成功を左右するポイントといっても過言ではありません。今回は住宅メーカー選びにおいて知っておきたいポイントや基準について詳しく見ていきましょう。

注文住宅

納得のいく住宅メーカー選びを行うためには、事前に押さえておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、事前準備として意識したい項目について解説します。

一口に住宅メーカーといっても、強みはそれぞれであり、どのように依頼先を見極めるかは人によって異なります。そのため、まずは「予算」「デザイン」「構造」の3点について、ご自身の条件を明確にしておくことが大切です。

 

土地や建物にかけられる総予算はどのくらいか、デザインのタイプやテイストはどんなものがいいか、間取り、住宅性能に希望があるかなど、建築主としての理想を整理しておきましょう。また、家族間でも話し合ったり、住宅カタログなどで実例をチェックしたりすることも重要な過程です。

住宅メーカーは、ハウスメーカーと工務店の2つのタイプに大別することができます。

 

ハウスメーカーは全国展開している会社が多く、知名度の高さと施工事例の豊富さが魅力です。多くの製品・建材が規格化されているため、基本的にはラインナップのなかから好みのものを選ぶチョイス型となります。工法もある程度画一化されているので、高品質かつ低コストの実現が可能であり、家が建つまでのスピードも速い点が強みです。

 

一方、工務店は地域密着型のところが多く、地元の環境や気候に詳しい点が強みとなります。また、依頼者の要望に合わせて、自在に工法や建材を選択できるオーダー型であることが多く、自由度の高さも魅力です。

注文住宅

住宅メーカーを選ぶ際には、具体的な判断基準を押さえておくと便利です。主な基準としては、以下の5点が挙げられます。

主な基準

  1. 構造・工法・デザイン
  2. 価格
  3. サービス内容・体制
  4. 住宅性能
  5. 担当者の質・力量

一戸建て住宅の構造には、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3種類があります。さらに、新築一戸建て住宅の8割近くを占める木造には、部材を1つずつ組み上げていく「在来工法」と、壁・床・天井の6面を組み合わせる「2×4(ツーバイフォー)工法」があります。同じ木造であっても性能やメリットにはさまざまな違いがあるため、事前に理解しておくことが大切です。

 

また、デザインには「西洋スタイル」「和風住宅」「シンプルモダン」などの種類があり、住宅メーカーごとに得意とする分野が異なります。そのため、デザインにこだわりがある場合は、あらかじめ依頼先を絞り込むポイントとして考慮しましょう。

住宅メーカーを選ぶうえで欠かせないポイントが、価格による違いです。同じプランであっても、規格化されていない建材や構造などを依頼すると、価格が上昇するケースがあります。

 

また、導入したい設備やオプションによっても適した依頼先は異なるため、必ず複数の会社に見積もり依頼を行いましょう。

サービスに関する内容は、会社によって大きく異なります。たとえば、一定期間の品質保証やシロアリ検査など、アフターサービスに力を入れているメーカーもあります。

 

長く居住することが前提のマイホームだからこそ、建てる段階だけではなく、引き渡し後の対応にもしっかりと目を向けておくことが重要です。

耐震性や断熱性、気密性といった住宅性能は、住まいの快適さや安全性に関わる重要なポイントです。住宅メーカーごとに特色が異なる部分でもあるため、特に重視したい性能を明確にしておくといいでしょう。

 

たとえば、「60年以上安心して快適に住み続けられる」「水回りまで暖かい全館床暖房」「全棟が最高耐震等級」のように、メーカーごとにそれぞれ具体的なコンセプトを持っています。そのため、満足のいく家づくりにおいては、特に重視しておきたいところです。

住宅メーカーを見極めるうえでは、会社だけでなく担当者の質も確認することが大切です。注文住宅においては、担当者を通じてさまざまなやりとりを重ねることとなるため、相性の合わない人を選んで後悔してしまうケースもあります。

 

「相談しやすいか」「質問に対する答えが明確か」「デメリットも誠実に説明してくれるか」などの要素から、担当者の力量をきちんと見極めましょう。

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住宅メーカー

いくつかの住宅メーカーに絞り込んでからは、実際に見積もり依頼を行うこととなります。基本的には、この段階でメーカーの信頼性を見極めることとなるため、事前にポイントを押さえておくことが大切です。

 

まず、「要望がきちんと反映されるか」が重要なポイントとなります。見積もりにおいて気になる点があれば、遠慮をせず、担当者に質問してみましょう。

 

また、複数のメーカーを比較するときには、単純な見積もり費用だけで比べず「同じ条件にそろえる」ことも重要となります。本来は価格が安いメーカーでも、異なるグレードの設備やオプションが組み込まれていることで費用が高くなっている場合もあるため、できるだけ等しい条件で比較しましょう。

 

この点でも、気になる点があれば質問をするように心がけましょう。「質問に対して明確な答えが返ってくるか」も、会社の信頼性を見極める観点の1つです。

住宅完成保証制度

住宅メーカーの信頼性を見極める1つのポイントとして、住宅メーカーの「住宅完成保証制度」への加入状況が挙げられます。住宅完成保証制度とは、国土交通大臣指定の住宅保証機構株式会社(旧財団法人住宅保証機構)、株式会社住宅あんしん保証、株式会社ハウス・デポ・ジャパン等が優良な建築会社として認定し、住宅あんしん保証に登録した事業者のみが利用できるサービスです。

 

具体的な内容は、万が一建築中に倒産してしまった場合に、3,600万円までの請負金額であれば別の会社が工事の引継ぎなどを行うというものです。依頼者にとっては、安心して工事請負契約を結べる仕組みのため、メリットが大きいといえます。

 

また、何よりも住宅完成保証制度に登録を認められている事実そのものが、信頼性を証明するポイントでもあります。登録には過去3年間の決算報告書を提出のうえ、保証責任を履行するに足りる健全な財務状態であることや住宅の供給に関し、不正または不誠実な行為をすることが明白にないこと等の厳しい審査基準のクリアが求められるため、健全な経営が行われている基準として判断できるのです。

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住まいの窓口イメージ

LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」では、中立の立場であるハウジングアドバイザーから、建築会社選びのコツを教えてもらうことができます。ここでは、住まいの窓口の具体的な仕組みをご紹介します。

住まいの窓口では、理想の建築会社や不動産会社に出会えるまで、何度でも無料でサポートを受けることができます。会社ごとの特徴や担当者の人柄を踏まえたうえで、利用者にとって最適な会社を紹介してもらえるのです。

 

また、住宅ローンの仕組みや予算の組み方など、お金に関する不安も相談することができます。注文住宅においては、決めなければならない項目が数多くあるため、専門的な知識を持つアドバイザーの存在が心強い味方となるでしょう。

 

さらに、実際に依頼先が決まってからも、会社とのスケジュール調整や依頼のお断りを代行してもらうことができます。

住まいの窓口では、専門家の監修による無料の講座を受けることもできます。住宅の種類や悩みの内容に応じて、15種類ものバラエティ豊富な講座があるのが特徴で、すべて無料で提供されています。

 

たとえば、住宅メーカー選びに迷ったときには、「理想の家を建てるためのパートナー選び『ハウスメーカーVS工務店』」や「一緒に進めて効率よく『土地と建築会社の選び方講座』」がおすすめです。オンラインでの受講もできるので、まずは気軽に問合せをしてみてください。

 

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注文住宅

  • あらかじめ予算、デザイン、構造の3つのポイントについて要望を整理しておく
  • ハウスメーカーと工務店の違いや、住宅メーカー選びの基準を押さえておく
  • 見積もりは複数の会社に依頼し、内容や対応を慎重に見比べる
  • 「住宅完成保証制度」への加入状況も信頼性を見極める1つのポイント
  • 住宅メーカー選びは「住まいの窓口」に相談するのもおすすめ
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Q.1:家づくりを考え始めましたが、何から始めればいいですか?

A.1:まずは「予算」「希望のデザイン」「家の構造・工法」の3つを、ご家族で話し合って大まかに決めてみましょう。家づくりの方向性が決まると、多くの住宅メーカーの中から候補を絞りやすくなります。

Q.2:「ハウスメーカー」と「工務店」の違いが分かりません。どちらが自分に合っていますか?

A.2:一般的にハウスメーカーは、規格化された住宅が多く、品質が安定しているのが特徴です。一方、工務店は地域に密着し、自由な設計に対応しやすい傾向にあります。どちらが良いというわけではなく、ご自身の希望に合わせて選ぶことが大切です。

Q.3:たくさんの住宅メーカーがあって、どうやって比較すればいいのか分かりません。

A.3:「価格」「デザイン」「構造・工法」「サービス内容」「住宅性能」の5つの基準で比較するのがおすすめです。気になる会社の資料を取り寄せ、この5つの基準で比較表などを作ってみると、それぞれの特徴が分かりやすくなります。

Q.4:複数の会社から見積もりを取るときのコツはありますか?

A.4:すべての会社に同じ条件で見積もりを依頼することが、重要なコツです。例えば、キッチンや浴室のグレードなどをそろえて依頼しないと、正確な金額の比較が難しくなります。

Q.5:契約するのが不安です。信頼できる会社を見極める方法はありますか?

A.5:担当者の対応が誠実かどうかが一つの判断基準になります。具体的には、こちらの要望をしっかり聞いたうえで見積もりを作ってくれるか、質問に丁寧かつ明確に答えてくれるかなどを確認しましょう。また、万が一の倒産に備える「住宅完成保証制度」に加入している会社かどうかも重要なポイントです。

Q.6:もし建築の途中で、お願いした住宅メーカーが倒産してしまったらどうなりますか?

A.6:「住宅完成保証制度」に加入している会社であれば、万が一倒産しても、工事費の損失を抑えたり、工事を引き継ぐ会社を探すサポートを受けたりできます。契約前に加入の有無を確認しておくと安心です。

Q.7:自分たちだけで住宅メーカーを選ぶのは不安です。誰かに相談できますか?

A.7:はい、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」のような無料相談サービスを利用するのもおすすめです。専門のアドバイザーが中立的な立場で、予算の立て方から建築会社選びのコツまで、幅広く相談にのってくれます。

更新日: / 公開日:2021.08.06