- ハウスメーカーで建てる家の特徴
- ハウスメーカーは、建材の大量生産やシステムの規格化により、コストを抑えつつ品質の高い住宅を提供できるのが魅力です。また、長期保証などアフターサービスが充実している会社が多い一方、規格外の設計や仕様変更には追加費用や時間がかかる場合があります。
詳しくは、「工務店とは何が違う? ハウスメーカーで家を建てるメリット・デメリット」をご覧ください。 - 自分に合うハウスメーカー選びのコツ
- ハウスメーカーを選ぶ際は、得意な工法やデザインが自分の要望と合うかを確認することが大切です。住宅性能やアフターサービスの内容、見積もりの透明性に加え、担当者の知識や提案力といった信頼性も重要な判断基準となります。複数の会社を比較検討しましょう。
詳しくは、「ハウスメーカー選びで比較すべきポイント」をご覧ください。 - 後悔しないための情報収集と比較検討
- 実際のハウスメーカーランキングは会社選びの参考になりますが、一つの情報源に頼らず、複数の会社から見積もりを取り、内容をしっかり比較することが後悔しないための鍵です。専門家監修の無料セミナーなどを活用し、客観的なアドバイスを得るのも有効な手段です。
詳しくは、「【2021年11月全国版】ハウスメーカーランキング」をご覧ください。
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理想の住宅づくりを行うためには、信頼できる施工会社をじっくりと見極めることが大切です。施工会社には大きく分けて「ハウスメーカー」「工務店」の2種類があり、それぞれに異なった特徴を持っています。
今回はそのなかでもハウスメーカーに焦点を当て、主な特徴や会社選びのコツを解説しながら、最新のハウスメーカーランキングを紹介します。
工務店とは何が違う? ハウスメーカーで家を建てるメリット・デメリット

ハウスメーカーは全国展開をしている大手の会社が多く、地域密着型の工務店や独自のデザイン性を持つ設計事務所とは異なる特徴を持っています。
ここではまず、ハウスメーカーの特徴について詳しく見ていきましょう。
ハウスメーカーのメリット
ハウスメーカーには、主に「大量生産」「システム化」「規格商品」といった3つの特徴があります。施工件数が多いため、同時に大量の設備や建材を仕入れられる点に強みがあり、コストを安く抑えられるのです。
また、工法や管理がきちんとシステム化されているため、品質も保ちやすいという面があります。価格を抑えながら高品質な住宅づくりを実現できる点が、ハウスメーカーの大きな魅力なのです。
さらに、アフターサービスが充実している会社も多く、長期の保証期間を設けていたり、購入後のシロアリ駆除などを取り扱っていたりするところもあります。
ハウスメーカーのデメリット
ハウスメーカーのデメリットは、製品や工法がある程度規格化されている点にあります。特殊な設備を導入したり、規格外の間取りを実現したりしようとすると、コストや時間が追加でかかってしまうケースも少なくありません。
さまざまな工程がシステム化されている点は強みである一方、自由度を下げてしまうポイントでもあるため、特徴をきちんと押さえておくことが大切です。
得意分野はそれぞれ! 自分に合ったハウスメーカーを選ぶコツ

ひと口にハウスメーカーといっても、会社によって得意とする分野や工法には違いがあります。
たとえば、木造の一戸建てに特化したメーカーもあれば、鉄骨造や鉄筋コンクリート造にも対応できるメーカーもあるなど、会社ごとに強みは異なるのです。
また、木造住宅のなかでも「在来工法」と「2×4工法」の2つの工法があり、メーカーによってどちらを得意としているかは異なります。
在来工法とは日本の伝統工法を発展させた住宅の建て方であり、建材をひとつずつ組み合わせていくため、間取りの自由度が高くなる点が特徴です。
一方、2×4工法は壁や床などの「面」で組み立てていく方法であり、気密性や断熱性、耐風性といった住宅性能の高さと、優れたコストパフォーマンスに強みがあります。
どちらの工法にも異なるメリットがあるため、両者の特徴を比較しながら、要望を実現しやすい方法を選択しましょう。
なお、ハウスメーカーの場合は、規格を統一化しやすい「2×4工法」を用いるケースも多いため、在来工法を望む場合には工務店などにも視野を広げる必要があります。
施工会社を探す 注文住宅カタログを探す 無料で住まいの窓口に相談するハウスメーカー選びで比較すべきポイント

自分に合ったハウスメーカーを選ぶためには、工法や価格といった基本的なポイントとともに、押さえておきたい判断基準があります。ここでは、大きく4つの項目に分けて見ていきましょう。
住宅性能・デザインの要望にマッチしているか
住宅の性能は、住まいの快適性を左右する大切な要素です。たとえば、高気密・高断熱住宅では、冷暖房効率が高くなるため、部屋全体の室温が安定するだけでなく電気代の節約にもつながります。
また、愛着を持って長く住み続けるうえでは、きちんとデザイン性にもこだわりたいところです。そのため、施工会社選びを行う段階では、ある程度性能やデザインを固めておく必要があります。
住宅展示場や住宅カタログなどで情報収集しながら、住まいに求める条件を明確にしておきましょう。
アフターサービスは充実しているか
建てた住居に長く住み続けることを考えると、アフターサービスの充実度も見逃せないポイントだといえます。ハウスメーカーの強みでもあるため、会社ごとにサービスの内容を細かく比較しながら、最適なメーカーを選びましょう。
アフターサービスの内容や実施状況については、口コミなどのインターネット上の情報もある程度参考にできます。
見積もりの内容に不透明な点はないか
施工を依頼したいハウスメーカーを絞り込んだら、いきなり1社に決めてしまうのではなく、複数の会社に見積もり依頼を行うことが大切です。
要望を実現するためにどのくらいのコストがかかるのか、価格の妥当性を確かめるためにも必ず相見積もりを行いましょう。
そのうえで、見積もりの内容については、単に費用面だけを比較するのではなく、細かな内容についても目を向ける必要があります。そして、見積もり内容に不透明な点があれば、遠慮をせずに担当者へ質問しましょう。
担当者の対応は信頼できるレベルに達しているか
意外に見落としてしまいがちですが、会社だけではなく、担当者の資質もチェックしておきたいポイントのひとつとなります。
注文住宅を建てるまでには、何度も打ち合わせを重ねながら設計を固めていくこととなるため、担当者のコミュニケーションスキルや信頼性が大きなカギとなるのです。
住宅に関する知識の豊富さとともに、話しやすさや要望をくみ取る力、提案力などを見極めましょう。また、設備や間取り、仕様のマイナス面も正直に伝えてくれる担当者のほうが、安心して相談しやすいといえます。
【2021年11月全国版】ハウスメーカーランキング

大手ハウスメーカーのなかには、広告に力を入れているところも多く、知名度が高い会社も多数存在します。
ここでは、LIFULL HOME’Sが独自にまとめた「ハウスメーカーランキング」による2021年11月時点、上位にランクインするハウスメーカーを紹介します。
セキスイハイム
https://www.homes.co.jp/iezukuri/makers/7423
2021年11月時点、ランキング第1位のセキスイハイムは「地球環境にやさしく、60年以上安心して快適に住み続けることのできる住まいの提供」をコンセプトに掲げている住宅メーカーです。
快適性や耐久性、高性能を追求した住まいづくりに定評があり、得意とする分野の幅も広い点が大きな特徴です。また、購入後の定期点検やメンテナンス、リフォームなど、長期にわたるアフターサービスを行っているのも魅力です。
一条工務店
https://www.homes.co.jp/iezukuri/makers/8237
第2位にランクインしている一条工務店は、業界トップクラスの一戸建て販売実績(2019年自社調べ)を持つ木造住宅メーカーです。
住まいの快適性を追求している点が大きな特徴であり、バス・トイレや廊下まで暖かい「全館床暖房」や、夏でも快適な「全館さらぽか空調」を取り入れた高性能住宅を提供しています。
さらに、災害に強い「太陽光発電・蓄電システム」や、最高ランクの耐震等級3を基準とする耐震性など、安心できる住まいを実現する仕組みも導入しています。また、在来工法にも2×4工法にも対応している施工内容の柔軟性も魅力です。
タマホーム株式会社
https://www.homes.co.jp/iezukuri/makers/5058
第3位のタマホーム株式会社は、創業が平成12年と比較的新しい会社であり、性能の高い標準仕様をローコストで実現できる点に大きな強みがあります。
「同時大量発注」や「直営システム」、多数のメーカー協賛による「豊富な仕様バリエーション」などによって、低価格でも納得のいく高品質の住宅づくりを実現できるメーカーです。
施工会社を探す 注文住宅カタログを探す 無料で住まいの窓口に相談する後悔のないハウスメーカー選びのために! 専門家監修の無料セミナーを利用してみよう

ハウスメーカー選びに迷ってしまったときには、LIFULL HOME’Sの「住まいの窓口」を利用してみるのもひとつです。
「住まいの窓口」では、住宅に関するさまざまなテーマについて、中立の立場からハウジングアドバイザーによるアドバイスを無料で受けられます。また、大きな特徴として、専門家監修による「無料講座」が挙げられます。
なかでも次の2つは、施工会社の判断基準を学ぶのにぴったりの講座です。
ビデオ通話を利用してオンラインでの受講もできるので、これから施工会社選びをスタートする際には利用してみてください。
まとめ
- ハウスメーカーは品質の安定性や充実したアフターサービスが強み
- 工程がある程度規格化されているため、規定外の間取りや仕様にはコストがかかってしまうこともある
- 会社ごとに得意とする工法や仕様が異なるため、要望にマッチするところを選ぶ
- はじめから1社に絞り込むのではなく、複数社に相見積もりをとりながら比較検討する
- 施工会社選びに迷ったら「住まいの窓口」への相談や講座を受講してみるのもひとつ
よくある質問
Q.1:家を建てたいのですが、「ハウスメーカー」と「工務店」は何が違うのですか?
A.1:ハウスメーカーは全国で展開する大手企業のことで、工務店は特定の地域で活動する会社のことです。ハウスメーカーは、建材の大量仕入れや生産のシステム化で、安定した品質の家をコストを抑えて建てるのが得意です。一方、工務店は地域に密着した柔軟な対応が特徴といえます。
Q.2:ハウスメーカーで家を建てるメリットとデメリットを教えてください。
A.2:メリットは、品質が安定した家を建てられることや、入居後の長期保証といったアフターサービスが充実していることです。デメリットは、設計がある程度規格化されているため、特別なデザインや間取りを希望すると、追加で費用や時間がかかることがあります。
Q.3:デザインや間取りにこだわりたいのですが、ハウスメーカーでも自由な設計はできますか?
A.3:ハウスメーカーは規格化された商品が多いため、設計の自由度は工務店に比べると低い傾向にあります。もし、間取りの自由度を特に重視するなら、日本の伝統的な「在来工法」を得意とするハウスメーカーを探したり、工務店も選択肢に入れたりするのがおすすめです。
Q.4:ハウスメーカーがたくさんあって、どこを選べばいいか分かりません。比較するときのポイントは何ですか?
A.4:ハウスメーカーを選ぶときは、以下の4つのポイントを比較することが大切です。
1. 自分の希望する性能やデザインと合っているか
2. 入居後の保証や点検など、アフターサービスは充実しているか
3. 見積もりの内容が具体的で、分かりやすいか
4. 担当者が親身に相談に乗ってくれるか
Q.5:家の快適さに関わる「住宅性能」は、どのハウスメーカーでも同じですか?
A.5:いいえ、ハウスメーカーごとに得意な技術や工法が違うため、住宅性能も異なります。たとえば、高気密・高断熱な家づくりが得意な会社もあれば、耐震性を強みとしている会社もあります。まずは自分が家に求める性能を明確にしてから、各社の特徴を比べるのがおすすめです。
Q.6:入居後のメンテナンスや保証が心配です。
A.6:多くのハウスメーカーは、長期保証や定期点検など、充実したアフターサービスを強みとしています。ただし、具体的な内容は会社ごとに異なるので、契約前に詳しく比較・確認しておくと安心です。
Q.7:気になるハウスメーカーがいくつかあります。どうやって1社に絞ればいいですか?
A.7:はじめから1社に絞らず、複数の会社に同じ要望を伝えて見積もりを取る「相見積もり」を必ず行いましょう。費用だけでなく、見積もりの項目が具体的で分かりやすいかも重要なチェックポイントです。不明な点は遠慮なく質問し、納得できる説明をしてくれる会社を選びましょう。
Q.8:営業担当者との相性も重要だと聞きました。どんな点に注目すればいいですか?
A.8:注文住宅づくりでは、担当者と何度も打ち合わせを重ねるため、信頼関係がとても重要です。知識が豊富であることはもちろん、こちらの要望を丁寧に聞き、的確な提案をしてくれるかを見極めましょう。メリットだけでなく、デメリットも正直に伝えてくれる担当者なら、より安心して相談できます。
Q.9:家づくりを始めたいのですが、まず何から始めればいいですか?
A.9:家づくりの第一歩は、どのくらいの費用をかけられるか「予算を決める」ことから始めるのが一般的です。予算が決まったら、どんな家に住みたいかイメージを固め、ハウスメーカーなどの情報収集を始めましょう。その後、見積もり、契約、着工という流れに進みます。
Q.10:注文住宅を建てると決めてから、入居できるまでどのくらいの期間がかかりますか?
A.10:家づくりにかかる期間は、短いときで約半年、長いときは1年以上かかることもあります。特に、間取りや仕様を決めるプランニング期間と、工事が始まってから完成するまでの期間は個人差が大きいポイントです。
更新日: / 公開日:2021.06.22










