俺の城 男の趣味部屋コレクション
一人の時間を楽しむ、趣味に没頭できるなど男が憧れる自分だけの秘密基地。
限られた空間を有効に活用して実現したアイデアあふれる5つの趣味部屋をご紹介!


生活空間から切り離された
夜な夜な仲間が集うバイクガレージ
一見普通の車庫とも見える空間。そこが、ご主人の泉さんが趣味のバイクをいじるためのバイクガレージ兼パパ友が集うダーツバー、そして家族の物置というマルチなスペースになっています。
広さは約9畳。「コスト削減のため、内装は全部自分で手掛けました」と泉さん。手作りの棚やリサイクルショップで手に入れた流し台など、かかった費用は約7~8万円。壁は石膏ボードのままであえて空調は設置していないそうです。
「ここは僕以外の家族にとってはただの物置なんですよ」と、泉さんいわく“居心地の悪い空間”ですが、休日には夜な夜な友人たちが集まります。その魅力は玄関を通らずにアクセスできる気兼ねのなさ。トイレや来客用の部屋へもガレージから直接入れるように配置し、いつ誰が訪れても大丈夫なよう工夫されています。
来客がありながらも家族の生活空間が完全に守られた離れ的存在なのもポイントです。
壁に設置されたダーツは新築祝いに友人たちからプレゼントされたもの
高校生の頃からバイクが趣味の泉さん。仕事をしながら現在も年4回ほどレースに参加しています
ホームセンターで材料を購入し、自ら設置した棚。アウトドア用品など、家族のための物置になっています
0120-206-244
横浜市都筑区新栄町4-1
www.jutec-home.jp

日ごろの運動不足を解消する
雲梯(うんてい)付きのトレーニングルーム

学習塾経営という仕事柄、さまざまな子どもを見ている山道さん。
「子どもの健康には肩回りの筋肉を鍛えることが重要なんです。それで将来生まれてくる子どものために天井に雲梯を付けたいと思って」という構想からでき上がったという、広さ約4畳のトレーニングルーム。天井には長さ2mの特注の雲梯、エアロバイクや腹筋台などはもともと持っていたものを設置。
現在はご夫婦共通の趣味であるスノーボードのオフシーズン時の体力強化や、車通勤による日ごろの運動不足解消にも一役買っています。
「将来は子どもと一緒にここでトレーニングができたら最高ですね」と話すスポーツ好きの山道さん。今後スペースを工夫しながらマシンも増やしていく予定です。
スポーツ以外の趣味のギターもここで練習。ご主人だけでなく奥様もよく利用するという理想の環境です
03-5542-3111(代)
東京都中央区八丁堀2-7-1 八丁堀サンケイビル5F
www.universalhome.co.jp

クローゼット奥に設置した
隠し部屋的なコミックルーム

夫婦の寝室内にあるウォークインクローゼット。その先の1.6畳ほどの空間がNさんお気に入りのコミックルームです。
「どんなに狭くても自分だけの隠し部屋的なスペースが欲しかったんです」とNさん。そこでは誰の目にも触れられずに心ゆくまで大好きなコミックが読める上に、仕事部屋として使えるのも利点。
当初は隠し部屋をつくる分、寝室が狭くなってしまうので奥様は難色を示したそうですが、話し合いを重ねキッチン奥に奥様だけのスペースを確保するという交換条件で実現。
結婚前はどちらも実家暮らしだった夫婦にとって、パーソナルスペースができ、結果的にはよかったといいます。狭くても家族にとって大きなメリットを生み出す空間です。
お互いに広さは同じにしたキッチン奥の奥様のスペース
程よい閉塞感が逆に心地よく、読書に一番集中できるといいます
045-664-7750(注文営業部)
横浜市西区みなとみらい2-3-5 クイーンズタワーC棟11F
www.tatsumi-planning.co.jp

こだわり抜いて実現させた
自分のためだけの和の空間

家を建築する前に訪れた展示場で見た、通路の一角の何気ない和の空間に一目ぼれし、「自分もそのような空間がつくりたい」と強く思った下地さん。奥様の理解もあって約2.5畳の自分のためだけの和室兼書斎を実現させました。
「家全体の中でこの部屋が一番注文が多かったみたいです(笑)」と語る通り、特にディスプレー目的のために作ったマガジンラックは、雑誌がきれいに見えるよう斜めに角度をつけるなど細部にまでこだわったといいます。
照明も昼光色、電球色とシーンに合わせて切り替えができるようになっているのが特徴。
「この広さがちょうど落ち着くんです」と、夜遅く仕事から帰ったときなどはここで一人の時間を楽しんでいます
造り付けのPCテーブルは、子どもが上に乗ったり座ったりしても大丈夫なよう、強度を考えて作られています
マガジンラックには好きなサッカーや京都関連の雑誌がズラリ
03-6302-5001(代)
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルディング34F
www.aqura.co.jp

子どもの頃からの夢を形にした
憧れのオーディオルーム

「音楽を聴くためだけの部屋がずっと欲しくて、子どもの頃からの夢をやっとかなえられました」と言う金子さんの約10畳のオーディオルーム。壁や天井など四方八方に防音設備が施され、外には全く音が漏れません。
ポイントとなるスピーカーシステムはオーディオ好き垂ぜんの「JBL4344」を採用。いい音だけを追求して配置などにも細かくこだわり、ようやく理想の空間を手に入れました。
「建築中の部屋ができ上がる過程を見る高揚感。そしてでき上がった後のオーディオ選びなど、部屋の中を自分好みにつくるというダブルの楽しさを経験しました」と話す金子さん。
夕食後はお酒を楽しみながら、夢の部屋で好きな音楽を聴くのが日課になっています。
造り付けのラックには、自動車部品の会社を経営している金子さんらしく、ミニカーがズラリと並びます
何気なく敷かれた床のラグやソファの位置など、部屋の全てのものが音の反響を考えて配置されています
0120-023-233
埼玉県ふじみ野市上福岡1-14-7
www.kondo-gr.co.jp
- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 撮影:小嶋裕
- 取材・文=宇都宮咲代
- 編集= LIFULL HOME'S 編集部
更新日: / 公開日:2019.05.31









