理想の住まい拝見|04 千葉・千葉 上島邸|元々持っていた家や土地、小さい頃から住み慣れた町に家族一人一人のことを考え、こだわりの家を手に入れた5軒のお宅をご紹介。快適な住まいづくりの一歩を教えてくれます。
スケルトン階段やウッドデッキ、
理想を追求したナチュラルな家
自然素材が使われ、家に入った瞬間から感じる木のぬくもり。
友人の勧めで注文住宅の見学会へ行った上島さんご夫妻は、理想の住まいを目の当たりにしたといいます。それが工務店選びの決め手となり、毎週のように見学会に通う日々。実際に見た家をヒントに、少しずつご夫妻の理想へと近づけていきました。
南向きの屋根付きウッドデッキ。縁側のようにのんびり座ったり、ピクニック気分でランチを楽しんだり、子どもの遊び場としても活躍特にこだわったのは、リビングに設置したスケルトン階段と、縁側のようにも使える広いウッドデッキ。この組み合わせにより、リビングから外を眺めると、大きな窓を抜けて庭までつながっているような開放感が生まれます。階段下の収納を諦め、デザイン性や快適な空間づくりを重視したそうです。
奥にパントリーを備えた対面キッチン。床材は無垢のサクラ、リビングとの敷居はタイルに。階段と同じ素材のテーブルも設置
2階にある畳の雰囲気が心地いい3畳の和室。萩材の天井に障子、明るい日差しが入るため、狭さを感じない。障子を開けて「パパー」と手を振る子どもたち。和室とリビングでも会話ができます床材は多種類ある無垢材の中から選べたため、リビングはヒノキ、キッチンはサクラ、寝室はパインなど、部屋ごとに変えているのも面白いです。
1階の造作洗面台は、建具を半分にカットして広く見えるようにした他、キッチン奥にパントリーをつくるなど、家中にさまざまなこだわりが。「子どもと会話したり顔を合わせられる動線を増やしました」とご主人。
玄関の目の前にリビングダイニング、スケルトン階段の向こうにはキッチンを配置しました。階段を上がると子ども部屋があり、和室の障子から1階全体が見下ろせます。ウッドデッキで遊んでいても、家族が同じ空間でゆったり過ごせる住まいとなりました。
(左)トイレや寝室には、消臭効果や調湿効果のある薩摩中霧島壁を。カビや結露の心配もなく、光を反射しやすく明るい雰囲気に(中)(右)1階のゆとりのある造作洗面台。将来、娘さんが専用で使えるようにと2階にも洗面台を設置
2階の子ども部屋。子どもたちが大きくなったら自分の部屋が持てるようにと2部屋あります。どちらも日当たり良好
自転車も置けるほどの広々とした玄関。すぐ横には、広いシューズクローゼットもあります
外壁の手塗り壁がモダンな庭付き一軒家。小窓がうまく使われ、家全体に光が入る工夫もされています
株式会社木のすまい工房 047-450-2246
千葉県八千代市大和田新田917-5
http://kinosumaikoubou.jp/
- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 撮影= 柴田ひろあき
- 取材・文=吉田晃子
- 編集= LIFULL HOME'S 編集部
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更新日: / 公開日:2019.05.16














