マネープランを立てるとわかる、意外な落とし穴 -お金足りるのかな?-
注文住宅を建てる際、マネープランは最も重要です。将来的に教育費・車の購入費といった大きなお金が必要になることを考えると、住宅を購入する費用以外にも資金を準備しておかなければなりません。いざという時に困ってしまわないよう、家族のキャッシュフロー表を作って“入るお金・出るお金”を把握しておくことが大切です。
せっかく注文住宅を建てるなら、夢や理想はすべて実現したくなるものですが、現実はそれほど甘くありません。将来まで見据えたマネープランを立てておかないと、日々の生活すらピンチになってしまう可能性も。実は家を建てる際には、住宅購入に関する費用以外にも考えなければいけない“お金の話”があるのです。家族の将来にも関わってくるマネープランの考え方をここで確認しておきましょう。 住まいの窓口で相談する
前回記事はこちら:“最初にやるべきは条件整理”
建築費以外にもこんなにかかる!意外な落とし穴
「住まいの窓口」で、建てたい家について理想のイメージを相談した小林ファミリー。漠然としていた「家を建てること」が一気に現実味を帯び、胸が高鳴ります。しかし肝心のマネープランについて、まだまだ知っておくべきことがあるようです。
(LIFULL HOME'S 住まいの窓口はこちら)

一般的に、住宅を購入する際には「自己資金」として住宅価格の25%~30%程度を用意することが妥当(※1)と言われています。ただし、手元にあるお金をすべてつぎ込んでしまうのは考えもの。将来的に必要になってくる家の修繕費・教育費・車の購入費などを考えると、ある程度は残しておく方が賢明です。住宅ローンシミュレーションなどをうまく活用して、自分に購入できる物件の予算を知っておくと、ライフステージに応じた資金計画も立てやすくなります。
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※1:LIFULL HOME'S編集部「一戸建てを購入するときどのくらい自己資金があるといい?25%~30%以上必要?」(2013年)
この予算で本当に家を建てられる?
そんな不安を解決
甘くない現実にショックを受ける小林ファミリー。果たして注文住宅を建てることは夢のまた夢なのでしょうか。どんよりした表情になってしまった夫婦に、窓口のスタッフがかけた言葉は…?

こだわりの家を実現するためには、自分たちの希望の条件整理はもちろん、住宅ローン・施工会社の選定など考えなければならないことがたくさんあります。しかしその分、理想の家が完成した際の喜びは相当なものになるはずです。2016年に実際に家を購入した人に行った調査(※2)では、注文住宅を購入した人の満足度は高く、やり直せるとしても「間違いなく同じ家を購入する」と答えた人が19.2%にのぼりました。これは新築分譲一戸建て・新築分譲マンションを購入した人たちよりも高い割合となっており、理想にこだわった家を実現することで後悔のない住宅購入ができたと感じる人が多いことがうかがえます。
※2:LIFULL HOME'S編集部「満足度が高い家、低い家はどれだ~満足度編【住まいの購入失敗談6】」(2016年)
キャッシュフロー表を作ると、現実が見えてくる
自分に家が建てられるのだろうかと不安な方は、将来的に必要な費用を全て一覧にできるキャッシュフロー表を作ってみましょう。小林ファミリーを例に見てみると、夫の退職後までの期間まで“入るお金・出るお金”が網羅されているので、現実的にできることが見えてきます。旅行に行きたい、車を買いたい、子どもを大学まで行かせたいなど、家庭によって夢や希望はさまざまですが、すべてを場当たり的に実現していては資金がショートしてしまう可能性も。家の購入をきっかけに、家庭で本当にかなえたい夢は何なのかを一度整理してみるのもよいかもしれません。
注文住宅を建てるポイント 一覧
更新日: / 公開日:2017.09.23









