投稿日:2017/04/25
『結婚式は大安か友引の日に』あるいは『お葬式は友引を避ける』などとよく聞きます。人生の節目でもある引越しについても縁起のいい日として、『大安』の日を選ぶ人が多いです。
しかし、そもそも、なぜ『大安』が良いとされているのかご存じでしょうか。
よくカレンダーに先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の文字が書いてあります。これは『六曜(ろくよう)』と言います。現在私たちは『月火水木金土日』の七曜を使っていますが、明治時代以前はこの六曜を使っていました。もとは中国の占いで、日本には鎌倉時代末期から室町時代にかけて伝来したと言われています。江戸時代の末期には、すっかり庶民の間に定着していました。
六曜は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で6日で一回りし、これを5回繰り返すと30日、つまり1ヶ月です。旧暦では毎月1日の六曜は固定されており、1月1日は先勝、2月1日は友引と、これも同じ順番で回り、6月1日の赤口で一回りし、7月1日はまた先勝から始まります。閏月(うるうづき)は前の月と同じになります。
各六曜には吉凶が定められており、縁起を重視する人は、旧暦が使われなくなった今でも六曜を意識して冠婚葬祭などの日程を決定しています。
では、六曜のそれぞれの日にはどのような意味があるのか見てみましょう。
『せんしょう』『さきがち』『せんかち』などと読まれ、何事も早く行うのがよいとされ、午前は吉で午後は凶とされる日です。この日に引越しをするなら、午前中に済ませてしまうのがよいでしょう。
もとは、何をしても勝負がつかず引き分けになるという日で、朝晩は吉、昼は凶とされます。陰陽道で災いが友人に及ぶ方角のことも『友引』といい、この意味と本来の引き分けという意味が混同され、友引の日に葬式を行うのが縁起が悪いと考えられるようになったと言われています。
引越しをするなら、吉凶を考え、午前中に終わらせるか、もしくは午前中から始めて昼に一休みしてから作業再開というスケジュールがよいでしょう。
『せんぶ』『せんまけ』『さきまけ』と読みます。急用や争いごとを避け静かに待つのがよいとされる日です。引越しには向いていなさそうですが、午前は凶、午後は吉とされているので、午後から引越しをするのはよさそうです。
すべてが凶とされる日です。一般的にお祝い事や引越しは避けられることが多いです。
『大いに安し』の意味で、万事が吉とされる日です。結婚式に人気の日です。縁起を担いで、引越しもこの日を選ぶ人が多いです。
『しゃっこう』『じゃっこう』『せきぐち』などと読みます。正午のみ吉の凶日です。引越しは避けられる傾向にあります。
先にも述べましたが、引越しに大安を希望する人は多いです。土日と重なった大安は特に人気があります。引越す人が多い日は、引越し業者の料金も高くなります。逆に引越す人が少ない日は料金が安くなります。
六曜にあまり関心がなく、「料金が安い方がいい。縁起なんて気にしない」という人は仏滅を選びがちですが、そういう人には仏滅だけでなく赤口の日もおすすめです。赤は血と火を連想させるので、赤口は火事や刃物に気をつける日とされています。火事は『家』が燃えることですから、新しい『家』に引越す日が赤口なんて縁起でもないと考える人が多いのです。
「縁起も気になるけど、引越し料金もなるべく安く済ませたい」という人には、友引がおすすめです。お葬式は友引の日を避けるので、なんとなく友引は良くない日というイメージを持っている人が多いのですが、実は友引は勝つことも負けることもない平穏な日とされているので、引越しに向いている日と言えます。
もちろん、『縁起』だけでなく、新婚であれば2人にとっての重要な日(記念日など)や、家族の都合がつく日取りが一番当事者にとってふさわしい日となるでしょう。
『縁起』のことを頭の片隅に置きつつ、関係する人が納得する日を調整することがまずは重要かも知れません。
投稿日:2017/04/25
引越し日決定に六曜を参考にするならLIFULL引越し(旧HOME'S引越し)。引越しに縁起の良い日とは?大安、仏滅等六曜に関することや引越し日の決め方など、豆知識が満載。【LIFULL引越し】引越しの見積もり・予約ならLIFULL引越しにお任せ!!全国100社以上の引越し業者が提供するサービスをネットで簡単に料金比較でき無料一括見積もりや1社予約ができます。
引越業者を地域から探す