投稿日:2020/01/17
近年、都会を中心に増えているルームシェアという暮らしかた。友達や知人と広いアパートやマンションをシェアすることで、家賃や水道光熱費の負担が軽減するだけではなく、住環境が向上するというメリットがある方法です。さらに女性の場合「ひとりではない」という安心感にもつながりますが、ルームシェアをするときには注意すべき点がいくつかあります。ここではルームシェアのための引っ越しについて知っておきたいことをまとめてみました。
もともと別の場所に住んでいる人同士が、同時に引っ越しをするというのはルームシェアだけに限ったことではありません。 結婚や同棲をスタートさせるケース、高齢の親と同居するケースなど、別々の場所から1か所に引っ越しをするという例は意外に多いのです。
独身の人がルームシェアをする場合、お互いの荷物が単身プランでおさまる程度の量であれば、それぞれが別々に引っ越しの依頼をしてもいいでしょう。
しかし、ある程度荷物が多い引越しでは、2台のトラックで別々に搬入出を行うより、1台のトラックに2人分の荷物を運んだほうが安上がりです。トラックだけではなく、スタッフの人数も作業時間も少なくて済むからです。
このような引越しのことを引越し業者では「2か所積み」「立ち寄りプラン」などと呼んでいます。大手の引越し業者はほとんどがこの2か所積みに対応していますが、引越し業者によっては対応不可というところもあるので、一括見積もりサービスなどを利用して依頼できるかどうかか事前に確認することをおすすめします。
ルームシェアの引っ越しで2か所積みを依頼するときには以下の点に注意しましょう。
まずは引越し料金の見積もりを依頼する際に「ルームシェアのため2か所積みをお願いしたい」と伝えましょう。一括見積もりサービスなどを利用する場合、備考欄などに「2か所積みを希望しています」と記入し、それぞれの住所と新居の住所を記入します。
お互いが住んでいる場所が遠く離れている場合、2か所積みに対応してもらえなかったり追加料金が発生したりすることがあります。追加料金が発生する場合、単独で引っ越しする場合とどちらが安いか検討しましょう。
また、2か所積みをする際には1台のトラックに荷物がおさまるようにする必要があります。難しい場合、洋服や雑貨など小さい荷物をダンボールに入れてゆうパックや宅配便などを使用して運び、家具や家電など大きな荷物だけ引っ越し業者に運んでもらうという方法もあります。
それぞれ別に引っ越し業者に依頼してルームシェアをスタートさせるという場合、引っ越し日をずらすのがベスト。 同日にしてしまうと、家の前の道路にトラックがかち合ってしまう恐れがあり、近隣の住民に迷惑がかかるからです。
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1軒の家に同時に複数の引っ越し業者のスタッフが出入りすると、荷物の破損をはじめとするトラブルにつながりやすくなります。ルームシェア開始からトラブル発生!とならないよう、別々に引越しを依頼するときはタイミングをずらすようにしましょう。
多くの場合、ルームシェアという暮らし方はいつか解消するときがやってきます。同居人とうまくいかずルームシェアを解消するというケースだけではなく、どちらかが転職、就職、結婚するといった理由で家を出ることもあるでしょう。こうした引っ越しではどんな点に注意すればいいのでしょうか。
ルームシェアを解消するときの引っ越しは、同居人が家に残るか、同居人も引っ越しをするかどうかによって対応が違ってきます。それぞれの注意する点をみてみましょう。
同居人が家に残るとき
まずは見積もりを依頼するときにルームシェアからの引っ越しであることを引越し業者の営業担当に伝えます。通常の引っ越しは、積み残しが出ないよう、全ての荷物をトラックに積みます。しかし同居人が家に残る場合、必要な荷物だけを判別してトラックに積まなければなりません。
見積もりの段階で、ルームシェアを解消するための引っ越しであることを伝えないと引っ越し当日になってスタッフが混乱してしまいます。荷物が少ない場合でも、必ず見積もりの際、営業担当に伝えるようにしてください。
引っ越し当日までに搬出する荷物はできるだけ、ひとまとめにしておきます。通常ダンボールから先にトラックに積んでいくので、ダンボールはダンボールでまとめておきましょう。
また、搬出するときには間違えて同居人の荷物をトラックに積んでしまわないよう、同居人に立ち会ってもらうのがベストです。
同居人も引っ越すとき
引っ越し日をずらすお互いに引っ越しをしてルームシェアを解消するという場合も、見積もりの際、営業担当に伝えます。
同じ日に引っ越しをすると引越し業者のトラックがかち合ってしまう恐れがあるので引っ越し日をずらすのがベスト。とはいえ家賃の日割り計算などの関係もあり実際には数日遅れでバラバラに引っ越し作業を行うことになるため、一時的に家の中が引っ越しのダンボールが山積みになる可能性が大です。
お互い別々の引っ越し業者を使えば、ダンボールの判別はつくはずと考える方が多いのですが実際の引越しでは、自社以外のダンボールが混在してこともよくあります。
お互い引っ越しをするときは、引越しのスタッフがあなたの荷物であることが分かるようにダンボールや家財に印をつけることを忘れないようにしましょう。
ルームシェアを解消するとき「1台のトラックにまとめて荷物を積んで2か所に降ろしてもらえないの?」と思った人もいるのではないでしょうか。
確かに「2か所積み」と同様、荷物を別々の場所に降ろす「2か所降ろし」という引越しプランも存在します。荷物をトラックに積むとき「先に降ろす荷物を後に積む」ことで、途中で荷物を降ろせるようにしておくのです。
しかし、実際には2か所降ろしは「新居の建て替えで仮住まいとトランクルームの2か所に荷物を運ぶ」「大きな荷物を実家に立ち寄って降ろしていく」といったケースで使うことが多く、ルームシェアの解消や離婚など2人以上の引っ越しをひとつまとめるという方法では適用しないことが多いです。
ルームシェア解消後の新居が近い場所である場合やどちらかの荷物がごく少ないときは、引越しの見積もり時に営業担当に相談してみてもいいでしょう。
投稿日:2020/01/17
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