HARUMI FLAG(晴海フラッグ)のモデルルームに行ってきました!
女性にやさしいマンション情報「WoMansion」は、女性ライターが新築分譲マンションのモデルルームを訪問し、見たこと、聞いたこと、感じたことをそのまま紹介します。
(モデルルーム訪問日:2019年10月29日)
こんにちは! 子育てママのsoraです。
選手村跡地として誕生する「HARUMI FLAG」。WoMansionでも2018年9月に「晴海選手村予定地のまちづくりオープンハウス」を見学するなど、ずっと注目してきました。
今回、三井不動産レジデンシャルさんの「東京オリンピック・パラリンピック選手村事業部推進室」の担当者さんにお話を聞く時間をいただけたので、HARUMI FLAG パビリオンに行ってきました! 今まで見たことがない規模のプロジェクトに本当にわくわくします!
2020年2月追記:SUN VILLAGEについて座談会しました(WoMansion)
HARUMI FLAGのモデルルームに行って座談会をしました!
目次
分譲4145戸、約13haの大規模複合開発「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」
「HARUMI FLAG」は約13haの土地に選手村として活用後、分譲住宅・賃貸住宅と商業施設を含めた24棟が建築される街づくり計画の名称です。また、周辺には小・中学校や大型公園などが整備されます。住宅は全体で5,632戸。うち、分譲住宅は4,145戸になります。
東京都と11社の民間企業が組んだ官民一体で進められる街づくり…物件概要の情報量がすごいです!(笑)
<物件概要>
所在地:東京都中央区晴海五丁目502番、503番、504番(地番)
交通:【SEA VILLAGE】都営大江戸線「勝どき」駅(A3a出口利用)下車徒歩16分(E棟)・17分(D棟)・18分(C棟)・19分(B棟)・20分(A棟)
【SUN VILLAGE第一工区】都営大江戸線「勝どき」駅(A3a出口利用)下車徒歩17分(D棟)・18分(C棟)・19分(B・E棟)・20分(F棟)・21分(A棟)
【PARK VILLAGE第一工区】都営大江戸線「勝どき」駅(A3a出口利用)下車徒歩19分(C・D棟)・20分(B・E棟)・21分(A・F棟)
総戸数:【SEA VILLAGE】686戸 【SUN VILLAGE第一工区】1089戸 【PARK VILLAGE第一工区】915戸
階数:【SEA VILLAGE】地上18階地下1階建(A・D・E棟)、地上14階地下1階建(B・C棟) 【SUN VILLAGE第一工区】地上14階地下1階建(A・B・D棟)、地上18階地下1階建(E・F棟)、地上16階地下1階建(C棟) 【PARK VILLAGE第一工区】地上18階地下1階建(B・C棟)、地上14階地下1階建(A・D・F棟)地上16階地下1階建(E棟)
入居時期:【SEA VILLAGE】2024年3月下旬【SUN VILLAGE第一工区】2024年3月下旬【PARK VILLAGE第一工区】2024年3月下旬
施工会社:【SEA VILLAGE】株式会社長谷工コーポレーション 【SUN VILLAGE第一工区】前田建設工業株式会社 【PARK VILLAGE第一工区】三井住友建設株式会社
売主:三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、野村不動産株式会社、住友不動産株式会社、住友商事株式会社、東急不動産株式会社、東京建物株式会社八重洲分室、NTT都市開発株式会社、日鉄興和不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社

SEA VILLAGEのバルコニー完成予想図。少しのぞき込むとレインボーブリッジを望むことができます。この開放感!
かつてない規模の開発に胸が高まるパビリオン
「HARUMI FLAG」 パビリオンで受付を済ませたら、まるで未来に向かうようなエスカレーターで上ります。エスカレーターの先には「晴海エリア」の成り立ちのプレゼンテーションがあります。
「晴海」は1922年から1935年にかけて現在の東京都が行った埋め立て事業によって誕生したエリア。1955年に晴海ふ頭の供用が始まり、国際見本市会場や晴海客船ターミナルなどが誘致されてきました。
都心に近く(「銀座」エリアへ約2.5km、「東京」駅へ約3.3km)、利便性も確保しながら、3方向が海という開放的な立地は、大会中はもちろん、大会後のレガシーを受け継ぐにもふさわしい立地だと感じました。
環状第2号線という新たな道路も開通し、ますます便利になるエリア。案内してくださった担当者さんが、住居だけではなく街全体をしめす「HARUMI FLAG」という名前の認知が進み、たとえばタクシーの運転手さんに「HARUMI FLAG」と言えば通じるようになるといいなとおっしゃっていたのが印象的でした(きっと、なります!)。

左上:やさしい雰囲気の受付スペース。初回はこちらでアンケートに答えたりします 右上:最初に上るエスカレーター。これから始まるプレゼンテーションに心が躍ります 右下:「TRIP TO HARUMI BEYOND2022」の文字がありました 左下:晴海エリアの成りたちのプレゼンテーション
シアタールームに入るとまるで海に足を浸しているような気持ちになれる空間。正面・左・右・足元・天井の5面のスクリーン映像による体験型シアターが始まります。このシアターで立地、コンセプト、規模、街の概要などがぎゅっと詰まった映像を見ることができます。緑あふれる街の中を進んでいくような映像を見ることで、都心でありながら自然を感じられる環境であることが想像しやすかったです。また、レインボーブリッジを眺めるイメージ映像は、本当に美しく、こんな景色を眺めて暮らしたいと心から思いました。
HARUMI FLAGは端から端までまっすぐ歩いても10分くらいかかるような大規模プロジェクト。その全容を把握するのはなかなか大変です。
シアターでイメージを膨らませた後は、より詳細な街の概要を把握するための模型コーナーがあります。本来はここで1人1人がタブレットを持ってARで街の詳細を確認します。最新技術を活用した今までのモデルルームでは無いような仕掛けがあり、また期待が高まりました。

左:海辺に座っているかのようなシアタールーム。東京湾岸の眺望映像は圧巻です 右:模型好きの私には、ずっと見ていても飽きることのない模型コーナー
開放感のある立地と整備されていく交通網
「HARUMI FLAG」は、3方向が海に囲まれどこからでも海を感じることができる配棟計画になっています。
豊海側対岸(北西)までは約160m、新豊洲側の対岸(南東)は約550m、レインボーブリッジ(南西)までは約1.5kmの離隔があります。エリア外周部の建物はすべて水辺に面してバルコニーが設けられており、どの方角を選んでも開放感のある眺望に恵まれそうです。

左上:HARUMI FLAGは3方を海に囲まれています 左下:完成予想図からも開放感のある立地だとわかります 右:各街区からの眺望。モデルルームでは住戸ごとに眺望を細かく確認することも可能です
埋立地というと水害なども気になるかもしれませんが、再開発による道路および街区の盛土を行うことで、A.P.+6.5mを確保しているそうです。まるで堤防の上にある街のイメージでしょうか。パビリオンでは海抜のことや災害対策についてもしっかり説明してもらえますので、心配な方はぜひ話を聞いてみてください。個人的には、「HARUMI FLAG」に隣接して消防署や警察署が新設されていることから、災害の拠点となる施設があるということは災害にも強い立地だと判断されたということであり、安心感があると感じました。
「HARUMI FLAG」の最寄り駅は都営大江戸線「勝どき」駅ですが、最も駅に近いSEA VILLAGEのE棟でも徒歩16分です。より快適に都心にアクセスするために東京BRT(バス高速輸送システム)の停留所が「HARUMI FLAG」内に複数箇所設けられることになっています。朝5時台から24時台の運行で、平日ピーク時には1時間当たり片道運行基本便数20便程度が計画されているそうです。BRTは実際利用してみないとどんなものなのかは分かりませんが、個人的にはバス移動が好きなので、BRTだけでダイレクトアクセスできる新橋や虎ノ門エリアに勤めている方などには特に便利そうだと感じました。
他にも都バスを利用すれば日比谷、銀座、東京駅などの複数の主要エリアにダイレクトにアクセスできます。
隣接地には「マルチモビリティステーション」が整備され、さまざまな交通手段の起点となります。東京BRT、電車、都バス、コミュニティサイクル、シェアサイクル、カーシェアなどの交通手段を行き先や目的に合わせて使いこなせれば快適に暮らせそうです(東京BRTや都営バスの停留所はマルチモビリティステーションのほかにも複数の停留所が設けられる予定です。バス停の位置は交通利便性に大きく影響すると思うので停留所の位置はパンフレットなどでしっかり確認してみてください)。

左:環状第2号線の事業概要 右:東京BRTの想定ルート どんどん便利になって行くという「これから感」があります
生活利便施設が揃う暮らしやすい街
街は分譲住宅である「SEA VILLAGE」「PARK VILLAGE」「SUN VILLAGE」、賃貸住宅である「PORT VILLAGE」、それに保育施設や商業施設で構成されています。周辺では新設の小・中学校やマルチモビリティステーションも整備される予定です。
商業施設の詳細はまだ公開されていませんが、1階にかなりの売場面積を確保したスーパーが入ります。その他2階、3階にも店舗が予定されていますので、ファッション、飲食、雑貨など多彩な店舗が期待できそうです。他にもメインストリートに面しているSUN VILLAGEやPARK VILLAGEの1階にはそれぞれ店舗が入る予定です。生活に必要な店舗を誘致予定。生活に必要な店舗と聞き、子育てママである私としては、クリーニング、クリニック、学習塾などがあれば便利だなと思いました。

HARUMI FLAGの敷地全体図。各施設までの距離や眺望が抜ける方角など、さまざまな条件を加味して街区・棟を選びたいですね!
これだけの規模の街に短期間でファミリー世帯が入居するにあたり、不安なのが子どもの教育施設です。「HARUMI FLAG」には賃貸棟であるPORT VILLAGEに250人規模の認可保育園、隣接する晴海4丁目公共施設に1歳から5歳児を対象とした定員450人規模の認定こども園も開設予定です。この建物には、他にも図書館、中央区の特別出張所、保健センターなどが開設されます。
また、隣接地に公立の小中学校が新設されます。新設の学校は賛否あるかもしれませんが、私は校舎が新しいこと、似たような家族構成・収入のご家庭の子どもが一斉に入学することになるであろう新設校には非常に魅力を感じます。ちなみに、我が家がもし「HARUMI FLAG」に入居した場合、子どもの年齢的に途中で転校しなくてはいけません。途中で転校は寂しいかもしれませんが、1人で転校生になるのではなく、一斉に転校してくるという環境はいいなと思います。2017年度生まれのお子さんであれば、ちょうど1年生から新設校に通えることになりますね。
周辺にはたくさんの自然もあります。「晴海ふ頭公園」には水景施設や大型遊具、SEA VILLAGE前の「晴海緑道公園」には展望広場や芝生ゾーンなどのオープンスペース。2つの公園の合計は約4.8km2だそうです。その他、建物の間に中庭のスペースなど、大小さまざまな広場もあります。これだけ公園があれば子どもを遊ばせる場には困らないでしょう。車が来ないスペースで子どもが走り回ることができる環境があるのは、子育てファミリーには魅力的です。
植栽は生物多様性に配慮し、沿岸部という特有な環境への耐性のある在来種を選定。鳥や蝶が好む樹を選定することで、鳥や蝶が集まる仕掛けも取り入れています。朝、鳥のさえずりで目覚める…そんな生活がしたいです! 環境に配慮した街づくりは世界的に評価され、結果的に4つの認証評価を獲得しているそうです。

左上:手前が晴海ふ頭公園。街の憩いの場所になります 右上:棟と棟の間の中庭にも自然がいっぱい 右下:遊具がある公園もあります 左下:四季の自然の美しさを感じながら暮らすことができそうです
また、「HARUMI FLAG」の大きな特徴は、これからの街としてエネルギーマネジメントもしっかり考慮されていること。環境負荷の低い水素エネルギーの本格的利用、自然の力を利用する太陽光発電、エネファームと蓄電池を全住戸(分譲街区)に設置、各住戸でエネルギー消費状況が見える化されています。正直、地球環境に配慮していることが購買決定要因になる方は少ないかもしれませんが、もしもの時にも各街区に一週間程度の電力を確保する非常用発電機を設置していることに加え、分散型エネルギー供給を実現したことによって、一つのエネルギーが止まった時にも対応できるという、災害対策にもなっています。世界に憧れられる街、手本とされる街を目指すとき、洗練された成熟都市として環境問題に先進的に取り組むことが重要なのだろうなと思いました。
街全体としての一体感と建物デザインの個性
魅力的な街づくりのために、建物や街路のデザインにはガイドラインがあり、全体としての統一感を図っています。三方が海に囲まれあらゆる方向から見られる立地だからこそ、外から街を見た時にまとまりのあるシルエットになるような配棟になっています。また、左右を少し非対称にしたダイナミックシンメトリーという手法を採用することで、表情に抑揚をつくっているそうです。その美しい街へのこだわりは照明計画にまで。通行人の安全を考慮しつつ、色温度を統一し、暖かみのある照明になるそうです。さらに、単純なデザインにならないように25人もの建築デザイナーが起用され、1棟1棟が個性に彩られた外観デザインになっています。

街を俯瞰してみても美しいように全体設計されています。電線を地中化し、駐車場を地下においた街並みは歩行者にも優しいですね。海を思わせるようなバルコニーデザインや和をモチーフとした外観デザインなど、棟ごとに多彩な顔を持っているのも魅力
ゼロから計画されているので街区は車にも歩行者にも配慮。自転車、高齢者の方からベビーカーまで快適に移動できるようにフラットでゆとりある動線計画が行われています。もちろん電柱も地中化。駐車場はすべて地下にし、地上の空地率は約50.3%ですっきりした街並みを実現します。街全体のデザインにこだわりがあり、模型を見れば見るほど楽しいと感じました。
それぞれのカラーを持つ街区
VILLAGE(街区)には、それぞれカラーが決められていて、その特性からプランニングが考えられています。
PARK VILLAGEのカラーは緑。
コミュニティの中心となるVILLAGE で、FLAG COREという「HARUMI FLAG」のコミュニティ拠点もあります。いろいろな人が集まるというイメージでPARKと名付けられています。第二工区となる2本のタワーのうちの1本を擁する街区。南西向きの住戸は公園越しにレインボーブリッジを眺めることが出来る最高の条件になります(そういうお部屋は価格もなかなか高いです)。敷地中央を突っ切るFLAG AVENUE側は眺望の抜け感は期待しづらいですが、その分価格が抑えられており、第1期では抽選の住戸もたくさんあった街区です。

PARK VILLAGE
SUN VILLAGEのカラーは黄。
商業施設やマルチモビリティステーションにも近いので、イメージは駅前街区の賑わい。帰り道に駅前でちょっと寄り道したくなるスポーツバーやカフェラウンジなど、娯楽の要素もある共用施設が入っています。海側が開口部の住戸は北西を向くことになり、東京都心を望む街ビューになります。豊海側の対岸までは約160mと他の街区の海側開口部の住戸に比べると離隔が短く(それでも中央区という立地を考えれば恵まれた条件だと思います)眺望の抜け感も減ってしまいますが、日中の日当たりや眺望はそこまで求めない、交通や商業施設には少しでも近い方がいい…と思っていらっしゃる方には好まれそうなVILLAGEでもあります。単身の知人女性は「広さは要らないし、小中学校が近い必要もない。東京タワーが好きなので、どうせなら東京タワーが見えるシティビューがいい。何よりもSUN VILLAGEのほうが資産性が高そうだと感じた」と言っていました。

SUN VILLAGE
第1期では、SEA VILLAGEとタワーを除くPARK VILLAGEの住戸から販売されました。SUN VILLAGEも抽選となる住戸が出てきそうだなと思いました(2棟のタワーマンションが販売されるのは、ある程度、板状住棟の販売が進んでからになりそうです)。
SEA VILLAGEのカラーは青。
豊洲市場側を望み、眺望の抜け感もしっかりある海辺の心地よさを享受するVILLAGEです。敷地の形状により建物の奥行が限られている中でも、専有部分の面積をしっかり確保するためにワイドスパン住戸中心になっています。眺望が抜けて、ワイドスパンという条件を生かしてビューバスのプランも(これがいいんです!)。VILLAGEの平均専有面積は約98m2と広めの住戸が多いのも特徴です。
各街区は設計や施工会社が異なりますので、細かい仕様の違いがあります。特にSEA VILLAGEは、専有面積も広い住戸が多くワイドスパンという魅力的な間取り中心。眺望もオーシャンビュー、明るい南東向きの配棟という条件からグロス金額は高めになることもあり、さらに広さやゆとりを追求した仕様になっています。
オープンスタイルのキッチン、優れた収納力、バルコニーにはスロップシンク。大型バルコニーになっており、奥行きは最大約2.8m。また、バルコニーの隔壁は南に向けて設置することが風や光を効率的に取り込めるように工夫されているそうです。

SEA VILLAGE
なお、賃貸街区であるPORT VILLAGEはSEA VILLAGEを背負い、多彩な世代が集まる街区だからこそPORT(港)とつけたそうです。普通の賃貸だけではなく、シェアハウス、シニア住宅、介護住宅など、多様性のある現代らしいプランニング。似たようなファミリー世帯ばかりではなく、単身者からシニア層まで幅広い世帯が暮らす街になることは魅力的だと感じました。また、PORT VILLAGEには保育施設も新設予定です。
相互利用が可能な施設も。多彩な共用部
どの棟にも1階には住戸がないので、前述の通り店舗が入ったり、多くの棟に2ケ所エントランスをつくったり(中庭側と道路側にそれぞれエントランスを設置することでより効率的な出入り動線を確保)しています。
また「HARUMI FLAG」の分譲街区につくられる51室の共用部のうち、26室の共用施設は分譲街区の住民であれば街区を超えて相互利用することができます。パーティールーム、カフェラウンジ、クラフトルーム、キッズルームなどの一般的なものに加え、足湯(ASHIYU LOUNGE)やシャワールームを完備したスタジオ(ACTIVE ROOM)など少し変わったものも。
本来公道で隔たれた街区の異なるマンションは、住所も違い、組合も管理内容も違うマンションということになるので、共用施設の乗り入れはないはずなのですが、今回は協議を重ね、全体団地管理組合を作ることによって(管理組織は、全体団地管理組合、街区管理組合、棟部会の3層での運用になります)乗り入れ可能な共用施設の運営を実現にしたそうです。
乗り入れできる共用施設とできない共用施設がありますが、基本的な見分け方は、1階にあるか(ゲストルーム除く)どうかで判断すれば良いそうです。1階以外にも共用施設はありますが、セキュリティの関係もあり基本その棟の住人しか利用できません。

左上:PARTY ROOM TERRACE完成予想CG(SUN VILLAGE) 中央上:ASHIYU LOUNGE完成予想CG(PARK VILLAGE) 右上:BOOK LOUNGE完成予想CG(SEA VILLAGE) 左下:HOSHI SUITE43完成予想CG(SEA VILLAGE) 中央下:KODOMO PLAZA完成予想CG(PARK VILLAGE) 右下:CRAFT ROOM完成予想CG(SEA VILLAGE)
例外的に2つのタワー棟の48階に分譲街区の全住人が利用できるラウンジ(SKY LOUNGE URBANとSKY LOUNGE OCEAN)が予定されています。何も前を遮るものがない状態でレインボーブリッジを眺められるだけではなく、銀座・新宿などの都心までも見渡すことができます。
価格を抑えるために多少眺望の悪い住戸を選んだとしても来客時にはラウンジが使えるのはこの街に暮らす大きな特典ですね。2棟のタワーマンションの建設は2021年以降で、まだ詳細は公表されていません(図面集を見る限り、PARK VILLAGEの48階には全体団地共有部の他に、PARK VILLAGEの居住者だけが利用できるラウンジもありそうでした)。
個人的な嗜好では、ラウンジでお酒提供をぜひ期待したいな…。早く全貌が知りたいですね。どのVILLAGEにもゲストルーム、パーティールームはありますが、その街区にしかない共用施設も一部はあります。VILLAGE、棟を選ぶ時は利用できる共用施設・サービス(たとえばコンシェルジュデスクなど。すべての棟にコンシェルジュデスクがあるわけではありません)までじっくりチェックして決めてください。
その他、サービスや共用部の仕様ですが、安全で安心な暮らしのために、セキュリティも一元管理され、24時間の有人管理や、全体に約750台の防犯カメラが設置されます。また、防災への備えとして、前述のエネルギーだけではなく、防災倉庫、災害対策拠点、雨水利用水槽、防火水槽、マンホールトイレなど災害への備えがなされています。防災・防犯への備えは子育て中の私には非常に魅力的に感じました。
街全体がユニバーサルデザインで作られており、共用部も17人乗りのエレベーター、各階ゴミ置場(これは魅力的!)、約1.5mと広めの共用廊下、段差のない歩行空間、幅広めの歩行者道路など全体的にゆとりのある配棟になっています。
広めの専有面積と個性的な間取り
模型コーナーで街の概要と多彩な共用施設について見学した後はいよいよモデルルームの見学です。
住戸が多いこともあり、間取りタイプはかなり豊富です。一番狭い住戸で、SUN VILLAGEの61.06m2(タワーとなる第2工区を除く)、一番広いのはSEA VILLAGEの152.10m2。
私は間取り図を見るのが大好きなので、「HARUMI FLAG」の間取り図は大好物(笑)! 最多住戸面積は85m2台と、コンパクトな住戸が増えつつある現在の市況においては、かなり広めのプランとなっています。4LDKは約540戸、100m2以上の住戸は約310戸用意されています。

(間取図例)左:88.68m2、3LDKのプラン。ワイドスパンで全部の洋室がバルコニーに面しています 右:62.39m2、2LDKのプラン。HARUMI FLAGの中ではコンパクトな間取りタイプですが、共用廊下側には洋室がなく、どの部屋も使いやすそうな形です。個人的にL字型のキッチンが好きなのでいいなと思いました!
基本は外廊下ですが、一部の棟では内廊下になっていますので、ご家族のライフスタイルから街区、棟、住戸は慎重に選びたいですね。
構造としては、二重床、二重天井。梁内臓タイプ耐震ウォール採用によって梁の少ない空間になっています。また、アウトフレーム工法で柱の出っ張りもなく有効的に使えそうな部屋の形です。
専有部分の仕様は街区・住戸によって異なりますが、共通して広さを活かすようなプランニングになっています。たとえば、天井高は約2.5mと高め(一部最上階住戸は、約2.7m、約3.15m)。サッシも約2.1mのハイサッシ(SEA VILLAGEは2m。また最上階は約2.2m〜2.65m)。標準でも設備が充実した開放的なキッチン。ユニバーサルデザインで車椅子でも通れるように配慮された玄関扉や廊下。バルコニーは景色を楽しめるように奥行きは2m(前述のようにSEA VILLAGEでは最大2.8m)。
キッチンは、基本的に奥行きのあるフラットカウンター、キッチンカウンター下には収納(一部タイプ)があり、ディスポーザ、食器洗い乾燥機、クォーツストーン天板、ステンレスレンジフード、ハイカウンターカップボード(一部タイプ)、ユーティリティシンクなど。バスルームには、すっきりみえるLEDダウンライト、浴室も天井が高めであることをいかして、曲線のあるオーバーヘッドシャワー、ミストサウナなどが備え付けられています。
個人的にうれしいと思ったのは、温水での洗濯。洗濯機用の水栓もお湯が出るので、より汚れが落ちそうです。
内装のカラーセレクトがなんと!8種類。モデルルームが5つあるので、実際に5つのカラーを確認できます。どの色にするか具体的にイメージできるのがうれしいですね。選手村として利用した後、室内は水周りも含めてフルリフォームされるので、まだまだカラーセレクトすることが可能です。
今回モデルルームに用意されている部屋は62type(62.39m2)、73type(73.58m2)、88type(88.47m2)、95type(95.22m2)のフルモデルルームが4つ、106type(106.82m2)のリビング・ダイニングと洋室4の部分だけが再現されているハーフモデルルームが1つです。
62type(62.39m2)は、元々2LDKのプランを1LDK+アトリエにしたメニュープラン。元々のプランではウォークインの収納はシューズインクローゼットのみですが、メニュープランでは洋室1とアトリエの間に約1.0畳のウォークインクローゼットができますので、ライフスタイルによってはメニュープランもいいなと思いました。
このサイズでも玄関にコートクロークがあるのは魅力的。玄関のアルコーブにもゆとりがあります。L字のキッチンは使いやすそうです。

上段:62typeのモデルルーム。コントラストのあるカラーで濃い色味を使用しながらも狭く見えない参考にしたいインテリア。コンパクトな間取りながらコートクロークなど細々した収納は充実していました 下段:73typeのモデルルーム。アートを多用したインテリアで非常におしゃれ
73type(73.58m2)は大きな間取り変更はありません。面格子の前には花台、横長リビングが特徴の3LDKです。クランクインアプローチの玄関奥にある洋室1の窓はアルコーブ分奥まっていて面格子もあるのでブライバシー性を確保しながら風を通すことができ魅力的です。また、4連のセンターオープンサッシでゆとりある開口を実現しています。
88type(88.47m2)は、リビングに大きなモニターを取り入れたスタイリッシュなインテリア。
元々のプランでは3LDKのところ、大胆に1LDKにして収納量も増やしています。

左上:95typeのリビング。外の景色を眺めてのんびりできそうなゆとりあるリビングです。 中央上:95typeの主寝室。低めのベッドは部屋を広く見せる効果があると思いました 右上:88typeの大きなソファが印象的なリビング。プラン変更で広くなっていることをいかして奥に作業スペースを設けています 右下:88typeのキッチン 中央下右:88typeのダイニング。大きなモニターが印象的 中央下左:95typeのキッチン。有償オプションになりますがライトを変えるだけでかなり印象が変わります 左下:95typeの大型のウォークインクローゼット
95type(95.22m2)はSEA VILLAGEのプラン・設備・仕様を再現したモデルルーム。オーシャンビューのメリットを生かしたビューバスのプランです。白をベースに青を使ったインテリアは、海を連想させます。このプランが本当に魅力的で個人的には、もうこの住戸に住みたい!と思いました。
バルコニー面の間口は約8.5m。ビューバスは景色が見られることもですが、窓を開けて通風ができるのがお掃除の面でもうれしい。ビューバスから、洗面台、洗濯機、ミセスコーナー、リネン戸とつながっており、洗濯機の前にはキッチンにつながるドアがあります。水周りの動線が固まっている家事がしやすそうな間取りです。また共用廊下側のルーバーと窓サッシの間には花台があるのでプライバシー性を確保しながら通風できるのもうれしいです!

左:モデルルームの95typeと同じ、SEA VILLAGEのビューバスタイプの間取図。ワイドスパンをいかして、日当たりと景色の良さそうな横長リビングとビューバスがなんとも魅力的です! 家事動線の良さにも惹かれ、ここに住みたいと思いました 中央上:リネン庫、ミセスコーナー、洗濯機置き場、洗面台、ビューバスとつながっています 右上:様々な使い方ができそうなミセスコーナー 右下:SEA VILLAGEのバルコニーにはスロップシンクがあります 中央下:私がとても惹かれた共用廊下側の花台。プライバシーを確保しながら通風できそうです
106type(106.82m2)は、レインボーブリッジが見える11階のリビングを再現したハーフモデルルームタイプ。この立地ならではのシービューを楽しめるように考えてプランニングされています。どうやったらこの眺望の住まいに住むことができるのかを真剣に考えてしまいました…(結論は出ていません!(苦笑))。

106typeのハーフモデルルーム 左:リビング・ダイニングにゆとりがあります 右:この景色をリビングから眺められるなんて!憧れます!
【感想】フラッグシップとなる理想の街づくり。海と空が広がる人々の憧れとなる住まい
1期の価格発表後、予想よりも高かったと感じる方と、中央区でこの価格で新しいマンションに住めるなら魅力的と感じる方といらっしゃったようです。
私は、眺望などの条件から価格には差がつけられていますし、坪単価で考えるとお得感のある住戸もあるのではと思って見ていました。ただし、現在の市況と比較して面積が広いので、グロスはそれなりの金額になります。管理費の高い現在の市況と比べても「HARUMI FLAG」は決して管理費・修繕費が安いわけではありません。また、入居は2024年と随分先になります。3年以上あれば、仕事が変わったり、家族構成が変わったりする可能性は十分あります。契約から引き渡しまでの間、手付金を預けることに懸念を示す方もいるでしょう。
それでも…この新しい街が出来上がるワクワク感、新しく整っていく交通手段と教育環境、暮らしやすさを考えてつくられた新しい街並み、東京の美しい景色を堪能できる眺望、多彩な共用施設、ゆったりとした専有部、充実した設備仕様。日本を代表する数々の企業が売主となっているかつてないJV(※)案件。
私が生きている間に東京都にこれだけの大規模複合再開発事業が行われることは二度とないだろうと考えると、非常に魅力を感じます。
実際に購入された方は、将来の自宅を楽しみに大会を見ることができるのだと思うと、入居までの期間もずっとワクワクしながら待つことができるかもしれませんね。
生活に必要な施設が揃い、ユニバーサルデザインつくられていますのでどの世代でも暮らしやすい街だと思いますが、子育て環境重視のファミリー・プレファミリーや足元での生活中心で交通の便を気にしなくていいようなシニア世帯にも暮らしやすそうに感じました。
ぜひこの街の住人になりたい!という気持ちになって帰ってきました。一度や二度ではなかなか理解しきれない情報量なので、ぜひまたマンションパビリオンに行って真剣に検討してみようと思います!

HARUMI FLAG完成予想CG
※:JV ジョイントベンチャー(Joint Venture)の略であり、複数の異なる企業等が共同で事業を行う組織のこと。建設業界等における共同企業体のことをJV(ジェーブイ)と呼ぶ。
※掲載の情報は見学時点の情報です。(モデルルーム訪問日:2019年10月29日)
最新の詳細情報は、LIFULL HOME’S をご確認ください。
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