おうち時間が増えた昨今、窓からの景色を眺めたり、その眺めに癒やされたりする人が増えているかもしれません。今回ご紹介するリノベーション事例も、タイトルにある通り、窓の外に一面に広がる瀬戸内海の景色を生かした空間づくりが光ります。
リノベーションオブザイヤー2021『絶景リノベーション賞』を受賞したマンションリノベーション事例を紹介します。
間取りで見るビフォーアフター
小さく区切られていた二つの和室とLDとキッチンを、寝室+LDKに変更しました。3連の引き戸を開けるとワンルームになり、LDKだけでなく寝室からも海を望むことができます。廊下の壁も思い切って取り払い、ロールスクリーンで仕切ることで、さらに大きな空間としました。
キッチンの入口はアーチ型でレトロ感があり残したかったのですが、閉鎖的でエアコンが効かず、オープンにすることに。キッチンは向きを変えるだけにとどめ、配管の移設を最小限にしました。
もともと各部屋に収納がありましたが、奥行きが深く収納しづらかったため、玄関を入ってすぐの4畳半をオープンな空間にし、収納兼用のサブスペースとしています。
基本情報:
■家族構成:夫婦2人
■専有面積: 61.3m2
■建物種別・築年:マンション・ 1975年築
■都道府県:香川県
■リノベーション費用:485万円(税込)
■リノベーション会社:よんてつ不動産株式会社
リノベーションのきっかけ・叶えたかったこと
ご夫婦は、「いつか海が見える暮らしをしたい」という理想がありました。
リノベーションにおける要望は、海が見える魅力を存分に生かした明るい空間。瀬戸内海を背にした高松市内のマンションは南側リビングが多く、海を眺めながら過ごせる北側向きのリビングは意外と少ないため、将来は移住も視野に入れていました。しかし、生まれ育ったこの瀬戸内海で暮らし続けたい、との想いも強く、厳しい条件でしたが、物件探しからインテリアデザインまでのすべてをよんてつ不動産に依頼。
購入を決めたのは、穏やかな瀬戸内海をリビングから一望でき、海には島とヨットが浮かび、まるでリゾートのような贅沢な眺めが魅力的な物件です。築47年の建物の趣と、部屋からの景色に引かれ、フルリノベーションをすることを前提にM様は即購入を決めました。
リノベーション施工事例・体験談
主役はネイビーブルーの引き戸
最初に決めたことは、リビングと寝室を仕切るための3枚引き戸。海をイメージさせるネイビーブルーに一目ぼれしました。生活空間の中心にあり、アクセントクロスにも匹敵するほどの重要なポイント。この引き戸がインテリアの基準となり、内装材や家具など、各々のテイストがこの引き戸に合うか合わないかで決めていきました。
存在感のあるこの扉を生かすために、あえてリビング側のクロスはホワイトに、寝室側は就寝時に落ち着くようにとブルー系のクロスを。開けたときにも違和感がないように、よんてつ不動産のインテリアコーディネーターと一緒に、たくさんのサンプルを取り寄せ、色合わせをしていきました。
間取り・内装・設備仕様のこだわりや工夫
キッチンやタイルもインテリアのポイントになるため、色だけでなく素材感も確かめたく、大阪まで足を延ばし実物を見ながら選びました。玄関横の収納扉もブルーグレー。それぞれメーカーは違いますが、玄関からリビングに入るまでの空間全体が、ネイビーの存在を生かすためのブルーグレーと白で統一しています。
間取りを決める前に、夫婦ふたりの生活に最低限必要な物だけを見直し、不要な物はかなり減らしました。その上で、どこに何を収納するのかという収納プランも図面に落とし込みました。
予算について
冬でも海を見ながら薄着で過ごせるようにと、床暖房を取り入れました。古いマンションの床下地は不陸がひどく、思わぬ出費でした(※不陸…凹凸があること、または水平でないこと)。
リビングの一角には、ワークスペースを設けました。脚をインターネットで購入し、天板は床材と同じブラックチェリーを注文し、脚にのせただけのDIY。購入予定の家具などで費用を調整しました。
リノベーションを終えて
どの部屋からも海が見えて、景色が生活の一部となり、毎日にゆとりを感じられるようになったそうです。落ちていく夕日の長さからも、季節の移ろいを感じる生活。「毎朝、ゆったりコーヒーを飲みながら穏やかな時間を愉しんでいます」とM様。
これからリノベーションをしたい人へ
M様より
「物件探しと一緒にリノベーションを提案してもらえるのは、安心できます。どのように暮らしを楽しみたいのか、そこを重点的にヒアリングしてもらえる担当の方だと、想像以上の提案がもらえます。楽しさを共有できる担当者に出会えるか出会えないかで、リノベーション後の暮らしは変わると思います」
<記事協力>