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キャンプ用品の収納、どうしてる? 自宅の収納アイデアをご紹介
キャンプ用品の収納、どうしてる? 自宅の収納アイデアをご紹介

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近年のアウトドアブームで、キャンプを始める方が増えています。しかし私の周りでは、キャンプに興味があるけれど、収納場所がないので道具をそろえられないと悩んでいる人もいます。

わが家はキャンプを始めて7年ほどになりますが、現在はキャンプ用品の収納に困らなくなりました。「自宅に充実した収納スペースがあるから」と思われそうですが、わが家には室内にも室外にも、ほとんど収納スペースがありません。

今回は、増えていくキャンプ用品との向き合い方や、わが家なりの工夫と収納方法についてご紹介します。キャンプ用品の収納に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

増えていくキャンプ用品との向き合い方

わが家のキャンプスタイル

わが家がキャンプを始めたのは2015年頃でした。夫がキャンプに興味を持ち、道具をそろえたことをきっかけに、友人夫婦とのグループキャンプからスタート。現在では、6歳になる娘と家族3人でキャンプを楽しんでいます。

キャンプに行くときは、都内から車で1〜2時間ほどでアクセスできるファミリー向けのキャンプ場を選ぶようにしています。特に、富士山の見えるキャンプ場がお気に入りです。

年に1度は少し遠出をして、長野方面のキャンプ場に旅行も兼ねて2泊することもあります。ホテルに宿泊するよりも安く泊まれるところは、キャンプの魅力の1つです。日中は車で近くの人気スポットに足を運び、夜はキャンプ場でのんびり過ごすのが、わが家の定番の流れです。

キャンプの楽しみ方は人それぞれ。焚き火が好きな方は明るいうちから焚き火の準備を始め、夜だけではなく早朝も焚き火をしています。キャンプ道具やレイアウトにこだわって雑誌の1ページのような素敵な写真を撮っている方や、ダッチオーブンなどを使用したこだわりのキャンプ飯を作る料理メインのキャンパーさんもいらっしゃいます。

わが家の楽しみ方は、お気に入りのキャンプ道具で快適な空間を作り、あとはひたすらのんびり過ごすというもの。夫は外で景色を眺め、私はテントでゴロゴロしたり、娘とキャンプ場の遊具で遊んだりすることが多いです。その土地の自然を満喫したり、ご当地グルメを買って食べたりすることもあります。

キャンプは道具の準備やテント設営、帰ってからの後片付けも含めるとやることが多いので、私はなるべく疲れないように工夫しています。荷物を最小限に抑え、キャンプ飯も手間をかけず、簡単にできるものを選ぶ。たとえ荷物が少なくても、豊かな自然の中で過ごすことで、普段の生活とは違う特別感を味わえます。

所有しているキャンプ用品

ここからは、わが家が所有しているキャンプ道具をご紹介します。テントは今のところ2種類ありますが、2つを併せて使用しているので、毎回セットでキャンプ場に持って行っています。

・テント(大きい2ルームテントと、2人用の小さめのテント)
・タープ、ポール、ロープ
・ペグ、ハンマー
・ランタン(LEDランタン、ガスランタン、灯油ランタン)
・テーブル(大きめものと小さめのもの1つずつ)
・チェア(大人用サイズが2つ、小さめサイズが3つ)
・コット
・焚き火台
・ナイフ、斧
・調理器具(バーナー、メスティン、シェラカップ、マグカップなど)
・クーラーボックス(大きいもの1つ、小さめのもの2つ)
・ポータブル電源
・石油ストーブ
・寝袋(マミー型・封筒型が2つずつ)

この他にも、工具箱にまとめている工具や電池などのこまごましたもの、ラグや電気毛布など、自宅で兼用しているものもいくつかあります。

キャンプ用品一式だと結構な量になりますが、キャンプ歴の割には所有しているキャンプ用品はそれほど多くありません。季節や用途に応じたテントを使ったり、テントに合わせてレイアウトを変えたりしたい方の場合、荷物はさらに増えるでしょう。

キャンプ用品はおしゃれな新製品が次々に発売されているので、購買意欲を掻き立てられます。しかしわが家には備え付けの収納がほとんどなく、外にも大きな物置を置けるスペースがないので、キャンプ用品を増やさないように気をつけています。

例えば、キャンプ用品を定期的に見直して使用頻度の少ない道具を手放し、所有するキャンプ道具を自宅で使ったり、見せる収納を活用したりといった工夫です。

キャンプ用品の収納方法

続いては、ついつい増えてしまうキャンプ用品の収納方法についてご紹介します。

備え付け収納がなくてもできる、見せる収納

備え付けの収納がほとんどないわが家では、1部屋をキャンプテイストでまとめ、見せる収納にしています。ドア付きの収納棚を設置する方法もありますが、ラックにキャンプ用品を並べることで、圧迫感を抑えることができました。

お気に入りのキャンプ用品を並べて眺めているだけでも、キャンプ気分を味わえるので気に入っています。アウトドアショップのようにきれいにレイアウトするのもおすすめです。

以前は収納がないことで悩んでいましたが、見せる収納にすることで持ち物を把握しやすくなり、結果的に満足しています。置ける場所に限りがあると、キャンプ用品の買いすぎを抑制できるので一石二鳥です。

表に出しておくと通気性が良いので、湿気やカビを予防できます。手に取りやすい位置に置いておくことで、小まめなメンテナンスもしやすくなったので、わが家にとって見せる収納はいいことずくめでした。

インテリアや普段の収納に使う

テイストの違う部屋にも合うキャンプ道具は、別の場所でも活用しています。例えば、大きめのハードクーラーボックス。最近では真夏のキャンプでしか使用しないので、あまり使っていません。手放すことも考えましたが、今はリビングに置いて、箱買いしているペットボトルの収納場所として活用しています。

アウトドアチェアは座り心地も良いので、普段はリビングに置いておき、在宅ワークの気分転換に使っています。軽くて移動しやすいので、日当たりの良いベランダなどにさっと持ち出せるところも気に入っているポイントです。

ボックスやコンテナを活用

ランタンや調理器具など、こまごましたキャンプ道具はごちゃつきやすいです。キャンプでしか使わないものであれば、ボックスやコンテナにひとまとめにしておきましょう。そうすることで、キャンプに行くときは、ボックスのまま車に積めるので、準備や片付けが簡単です。

コンテナボックスはスタッキングもできるので、複数個重ねたときも見た目がすっきりしています。最近では、コンテナボックスの蓋に木製天板をセットしてテーブルとして使える製品も販売されているので、活用の幅が広がりますね。

工具類や予備の電池は小さなボックスにひとまとめにしています。持ち運びやすいので、キャンプのときだけでなく、災害時にもこのボックスの中身が役に立ちそうです。

コンテナにまつわるわが家の失敗談を1つご紹介します。わが家には屋外収納がないので、家の外の小さなスペースに、キャンプ道具を入れたコンテナを置いている時期がありました。
雨に濡れる場所でしたので、当たり前ですがコンテナはかなり汚れます。さすがに汚れたまま車に乗せるのは抵抗があったので、毎回コンテナを掃除していたのですが、大変だったので結局そのコンテナは手放してしまいました。

この失敗から、今使用しているコンテナは、部屋の中に置いています。きれいな状態を保てますし、普段は棚に飾っている道具をキャンプに持って行くときには、さっとコンテナに入れられるので便利です。コンテナを使用する際は、雨に濡れる場所を避けましょう。

おうちキャンプも楽しめる、ガレージや倉庫を利用

雑誌やSNSでは、自宅のガレージや倉庫にキャンプ道具を収納している方をよく見かけます。ガレージは屋内なので、雨に濡れる心配もなく、車にも積みやすいのでキャンプの準備が楽になります。

ガレージの中でも、先ほどご紹介した「見せる収納」の活用はおすすめです。棚を設置してキャンプ道具を並べれば、眺めているだけでもワクワクしてくるでしょう。

キャンプに行けない日は、ガレージにキャンプ道具をセッティングして「ガレージキャンプ」を楽しむのもよいですね。車やバイクの横にキャンプ用のテーブルとチェアを並べて、ランタンの灯りの中でごはんを食べたなら、気分はキャンプ。悪天候でも気にせず、特別な気分を味わえます。

テントを張れるスペースがあれば、そのままテントと寝袋をセットして、おうちで手軽にキャンプをすることもできます。ガレージは収納としてだけでなく、「おうちキャンプ場」としても活用できるので、キャンプ好きでガレージや倉庫がある方は、ぜひ試してみてくださいね。

物置利用で、外のスペースを有効活用

外に物置を設置できるスペースがある方は、物置をキャンプ用品収納に活用するのもおすすめ。わが家の周りでも、駐車場の空いたスペースに物置を2台設置し、キャンプ道具を収納している方がいます。車のすぐ近くなので、積載や片付けがはかどります。

ただし、キャンプ道具の中には布や木製のものなど、湿気に弱い道具も多いです。例えば、寝袋や布製のチェア、木製のテーブルなどは物置に長い間置きっぱなしにしてしまうと、カビの原因になります。カビは一度発生してしまうと、取り除くのにかなりの労力が必要です。布製や木製の物は室内など、湿気の少ない場所に収納するようにしましょう。

物置の中でキャンプ道具をぎゅうぎゅう詰めにしてしまうと、見た目も悪く、取り出しにくくなってしまいます。ラックを活用してゆとりのある収納を心掛けたり、コンテナを活用したりすることで、取り出しやすくなります。

しばらく使用していない場合は、たまにキャンプ道具を取り出して、状態のチェックやメンテナンスをしておくとよいでしょう。

キャンプ用品を収納しやすい住まい

大型収納のある住まい

室内に大型収納のある住まいなら、キャンプ用品をたっぷり収納できます。大型収納が室内にあれば、道具のメンテナンスも簡単で、湿気の心配も少ないので、キャンプ道具の収納に向いています。

奥行きや高さのある広い収納では、中に棚を設置したりコンテナやボックスを活用したりすることで、より使いやすくなります。棚の設置など収納のアレンジが苦手な方は、あらかじめ仕切りや棚付きの収納がある住まいを選ぶとよいでしょう。

室内収納にお気に入りのキャンプ道具をきれいに収納できたら、扉を開ける度にワクワクした気持ちになり、キャンプの準備や片付けの時間が楽しくなります。賃貸でも室内に大型収納のある住まいはたくさんあるので、内見するときには、「ここにキャンプ道具は入れられそうかな」と考えてみてくださいね。

物置付きの住まい

キャンプ用品の収納場所として、物置の活用もおすすめしました。しかし、物置を新たに購入する場合、スペースの問題やサイズを測る手間などが発生するため、少しハードルが高いかもしれません。また、物置は不要になったときに処分するのが大変です。

そこでおすすめしたいのが、室外物置が備え付けになっている物件です。既に物置が付いていれば、スペースを確保する必要もなく、サイズを間違える心配もありません。物置が不要になったときや引越しの際も、自分で処分をする必要がないので気軽に使えます。

室外で収納したいキャンプ道具をたくさん持っている方は、物件選びの際に「物置付き」の物件を探してみてください。

トランクルーム付きの住まい

物置付きの物件と同様に、トランクルーム付きの賃貸物件もキャンプ好きの方におすすめです。トランクルーム付きの物件は、主に3つのタイプに分かれます。

・玄関横などに戸別に設置されているタイプ
・敷地内に設置されていて、希望者が月額使用料を払って使用するタイプ
・提携のトランクルーム会社を使用するタイプ

トランクルームの使用料がかかる場合もありますが、どのタイプも自分でトランクルームを契約するよりも安価に済むことが多いでしょう。キャンプ道具を室内では収納しきれない、できれば自宅の外に収納したいという方は、トランクルーム付き物件を探してみてはいかがでしょうか。

収納の悩みを解決して、キャンプをもっと楽しもう

今回の記事では、キャンプ用品の収納についてのポイントを、私の体験をもとに解説しました。収納に関しての悩みがあったときは、趣味のためにそろえたキャンプ用品なのに、純粋に楽しむことができませんでした。

たとえ大きな収納スペースがなかったとしても、見せる収納や壁面収納のように備え付け収納に頼らない収納方法や、キャンプ用品をインテリアとして活用する方法もあります。わが家のように、お気に入りのキャンプ道具をきれいに収納し、普段の生活に活かすことで、毎日をさらに楽しめるようになりますよ。

それでもまだ収納が足りない、室内には置きたくないという悩みが消えないときは、思い切って室内や屋外に大型収納のある物件に引越すのもおすすめです。趣味を存分に楽しむための最適な住まいで、キャンプをさらに楽しんでみてくださいね。

のむみフリーランスWEBライター、キャンプ・インテリア・散歩好き

都内に小さな建売住宅を購入し、夫と娘と3人で暮らしています。専門学校卒業後、アパレル販売員→ECディレクター→システムエンジニアを経験し、2021年夏からフリーランスのWEBライターに転身。おもに複数企業のオウンドメディアで記事執筆をしています。キャンプやインテリアなど、趣味に関する記事執筆をすることも。インテリアが大好きですが、小さい家なので、物を増やさないように気をつけながら、小まめに模様替えをして楽しんでいます。週末は近所を散策したり、関東近郊のキャンプ場へ行ったりすることが定番の過ごし方です。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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