仕事後に帰宅してからの家事育児、とにかく体力勝負ですよね。「時間が足りない…」「仕事と家事育児の両立がしんどい」とお悩みではありませんか?
私は働く2児の母。帰宅から就寝まで、3時間半の間に3歳男児・6歳女児と共に、料理・皿洗い・風呂・洗濯・寝かしつけをこなす日常を送っています。そんな生活の中で、”食洗機”を毎日愛用中です。
食洗機がなければ20〜30分、子どもの寝かしつけが遅れると思うとその影響は計り知れません。そこで今回は、短時間で家事を済ませたいワーママに必須のアイテム”食洗機”について、使ってみて分かったメリット・デメリットをお伝えします!
- 食洗機とは
- 食洗機のタイプ
- 食洗機の価格
- わが家の食洗機事情
- 食洗機を使用するようになった経緯
- わが家の食洗機の特徴
- 食洗機歴5年の使用感
- 4人家族に食洗機は必要か
- 使ってみて分かった食洗機のメリット3つ
- 食洗機のメリット(1)家事の時短に効果的
- 食洗機のメリット(2)手荒れ予防になる
- 食洗機のメリット(3)乾燥カゴを置かなくてよい
- 使ってみて分かった食洗機のデメリット3つ
- 食洗機のデメリット(1)繊細な食器は使用不可
- 食洗機のデメリット(2)食器の入れ方に慣れが必要
- 食洗機のデメリット(3)フライパンやギトギト油は別洗いが必要
- 食洗機のある暮らし・ない暮らし|時短のメリットがもたらす実情
- 食洗機のよくある疑問! 【Q&A】
- 食洗機のメリットを活かすなら備え付けの物件を選ぼう
- 食洗機を活用して家事の時短を目指しませんか
食洗機とは
さまざまな大きさやタイプがある食洗機。まずはどのような商品があるのかを紹介します。
食洗機のタイプ
食洗機には大きく分けて、以下3つのタイプがあります。
・ビルトイン型
・軽い工事が必要な据置・卓上型
・工事の必要がないタンク式据置・卓上型
賃貸なのか持ち家なのか、そして導入のタイミングが引越し時なのか居住中なのかによって選択するとよいでしょう。また3人分、5人分といった、洗える食器の容量によるラインナップもあります。家族の人数を参考に決めてくださいね。
食洗機の価格
食洗機の価格はピンキリです。据置・卓上型で容量が少なめな商品であれば、約1万円から購入できます。一方で海外製の容量が大きなビルトイン食洗機は約70万円の価格の商品も…!
ビルトイン型は約9万円〜で予算を考えておくとよいでしょう(中にはもっと安いものもあります)。ビルトイン型・据置型のいずれにしても、工事が必要な食洗機は、価格に工事費が含まれているかも注意して確認しましょう。
わが家の食洗機事情
ここでわが家の食洗機事情について、なぜ使用するようになったのか、また使ってみて実際にどう感じているかをお話したいと思います。
食洗機を使用するようになった経緯
わが家が食洗機を使用するようになったのは、子どもが生まれ、家を購入したタイミングです。
夫と2人暮らしだった頃は、特に食洗機が必要と感じてはいませんでした。3DKの小さな賃貸アパートで置く場所もありませんでしたし、導入を考えもしなかった、というのが本音です。
しかし初めての子どもを持ち、家事育児の負担が増え、食器の洗い物も増えてきました。その頃ちょうど引越しが重なり、育休からの復帰を控えていた私としては「なんとなくあったらいいかな」と思い導入。夫には「手洗いでもいいのでは…」と言われましたが、今では押し切って正解だったと思います。
わが家の食洗機の特徴
そうして自宅購入と共にビルトイン食器洗い乾燥機を導入しました。深さが60cmと45cmのタイプがあるところ、わが家は60cmの深型を選択しました。6人分の1食の食器、約44点が一度に洗えるのが特徴です。
可動音は静かとは言い難いですが、慣れれば気になりません。ただし赤ちゃんのお昼寝時には、洗い上がりのブザーが気になる人もいるでしょう。
食洗機歴5年の使用感
ここからは、5年間使った食洗機の使用感をお伝えしましょう。今のところ、カビや目立つ汚れは感じません。毎日稼働させているのが、食洗機を清潔に保つのにかえってよいようです。
また長く使用してみて分かったのが、固形・液体より、粉の洗剤と相性がいいということ。粉の中でもこだわりがあり、お気に入りの食器用洗剤以外を使用したり、予洗いが足りなかったりすると少々汚れ落ちの悪さを感じるときもあります。ただしそれらも許容できる範囲のものであり、洗浄能力は購入当初と変わらず、故障も今のところありません。
4人家族に食洗機は必要か
現在では4人家族のわが家。本当に食洗機は必要かと問われたら、私の答えは「YES」です。
子どもが2人になり、遠慮なくコップや食器を使うもので、洗い物が増える増える…もはや欠かせない存在といっても過言ではありません。たまに洗剤を切らして食洗機が使用できないと、翌朝まで洗い物を溜めてしまう始末です。(これはただのずぼらかもしれませんが…)
夫は最初こそ戸惑いがあり、手洗いをしていましたが、今では活用してくれています。そもそも食器洗いをする頻度が少ないので、食洗機の使い方に慣れなかったのですね。
いまや食洗機のない生活は考えられません。
使ってみて分かった食洗機のメリット3つ
次に使ってみて分かった食洗機のメリットを、実感を踏まえながらお伝えしたいと思います。
食洗機のメリット(1)家事の時短に効果的
言わずもがな、食洗機を使用する最大のメリットは時短効果です。
4人家族、かつ私の主婦能力では手洗いと20分以上差が出ます。食器の拭き上げまでする人なら、さらに時短になるでしょう。乾燥まで終わった食洗機の中から、食器を使うことも多いので、棚に片付ける手間も減っています。
食洗機のメリット(2)手荒れ予防になる
また手荒れ防止になるのも、主婦としてはうれしいメリットの1つでしょう。
実際に荒れやすい私の手が治ったのは、食洗機から受けた恩恵です。すべて手洗いだった頃は長い手袋でいくら対策をしても、蒸れたり、浸水したりでつらかったことを覚えています。
食洗機を使用すれば、多少の手洗いはあっても手袋でカバーできる程度。ほぼスイッチ一つで済むので徐々に状態がよくなり、今では手荒れ知らずです。
食洗機のメリット(3)乾燥カゴを置かなくてよい
乾燥カゴを置かなくてもよいのもまた、メリットの一つです。乾燥カゴ置き場がいらないうえに、ちょっとした一時収納にもなります。そのため食洗機の幅の分、食器収納が少なくなることもありません。
毎日忙しさに追われていると、家の中は生活感が出てしまいやすいものですが、見た目がすっきり片付くのが気に入っています。
使ってみて分かった食洗機のデメリット3つ
では次に、デメリットも確認してみましょう。
食洗機のデメリット(1)繊細な食器は使用不可
1つ目のデメリットは、数少ない繊細なグラスや食器は手洗いしなければならないという点です。
食洗機の扱いに慣れない頃は、考慮せずに食器が欠けてしまったこともあります。今では食洗機に頼りたいので、デイリーで使うものは食洗機対応を選ぶようになりました。繊細な食器を買う際には、「これは手洗いで」と家族に周知する必要もあるでしょう。
食洗機のデメリット(2)食器の入れ方に慣れが必要
食洗機の扱いに慣れないうちは、どこにどのお皿を設置すればいいのか分かりにくいのもデメリットといえるかもしれません。詰め込みすぎたり、重ねすぎたりすると汚れ落ちが気になるときもあります。夫のように、慣れるまでは使用に抵抗を感じる人もいるでしょう。
それでも2~3日続ければ慣れますし、説明書にもしっかり設置の仕方が記載されていますので、さして大きな問題にはならないと思います。
食洗機のデメリット(3)フライパンやギトギト油は別洗いが必要
3つ目のデメリットは、フライパンなどの大物やギトギトすぎる油物は別洗いが必要ということです。
うっかりひどい油汚れを食洗機に入れてしまうと、洗いきれず、関係のない他の食器までギトギトになってしまう場合があります。いずれにしても油っぽくなりやすいフライパンや鍋の大物は、容量上食器と同時には入れられない食洗機が多いでしょう。
そこは割り切って手洗いにしています。お皿を洗い終えてから、大物や五徳、魚焼きグリルなど、別でもう一度食洗機を回すのもよいでしょう。
食洗機のある暮らし・ない暮らし|時短のメリットがもたらす実情
では次に4人家族、共働きで、食洗機のある暮らし・ない(使えない)暮らしの実情を経験に基づいてお伝えします。
食洗機のあるいつもの夜
18時に仕事から帰宅し、21時半までに子どもたちを寝かせるのが目標のわが家。
帰宅後、子どもたちの身支度を済ませたり、間食の要望に応えたりしながら、18〜19時の間に夕食を作ります。19〜20時の夕食どきは、お酒を嗜みながら少しまったりタイム。20時くらいには食洗機に食器を入れ始めて20時半前にはお風呂…この流れが食洗機のあるわが家の通常時の暮らしです。
食洗機の使えない、とある夜
ところが洗剤を切らして食洗機を使えない夜は、そうゆっくりできません。
家事に追われて夕食を口に掻き込む時間以外、就寝時間まで、座ってゆっくりする時間がほぼないのが実情です。19時半頃自分がごはんを食べ終えたら、すぐに皿洗いに突入。次々と渡される洗い物を片付けていきます。これが食洗機の使えない日の暮らしです。
たったの30分、と思うかもしれませんが、毎日のことならば体と心の負担が大きく違います。ワンオペの日も多い、2児の母としてはメリットを最大限に享受しているといえるでしょう。
食洗機のよくある疑問! 【Q&A】
ここでは食洗機の導入を検討するにあたって、疑問にあがりがちな3点をピックアップして解説します。
Q1.食洗機自体の手入れが面倒なのでは?
フィルターに溜まったゴミを、週に一度ほどティッシュでつまんで捨てるだけで済んでいます。時間にして30秒くらい。毎日使っていればカビは生えず、水垢も気になったことがありません。
つまりわが家の食洗機はほぼ、お手入れ不要で済んでいます。※機種により異なる可能性あり
Q2.結局予洗いするなら二度手間では?
食べ終わったお皿をシンクにいれておくとき、サッと水で流す程度で問題ありません。手洗いの際も予洗いはするはずなので、二度手間になっているとは感じません。
一度食洗機のある生活をすると、洗剤をスポンジにつけて、ゴシゴシする動作は意外に大変と気付くはずです。
Q3.賃貸でも後付けできる?
工事が必要な食洗機は、大家さんや管理会社に確認が必要です。ビルトインの大型な工事は断られる場合もあるかもしれません。
軽い工事で使える据置型なら、原状回復の条件で許可が下りやすいでしょう。1番手軽なのは、工事の必要ないホースでシンクに排水するタンク式据置型食洗機です。
食洗機のメリットを活かすなら備え付けの物件を選ぼう
賃貸物件で暮らしている方や暮らす予定の方は、引越しの際に食洗機備え付けの物件を選ぶのも1つの手です。据置型は場所もとりますし、現状住んでいる物件に工事をするのは交渉が必要で、かつ費用もかかります。
LIFULL HOME'Sで物件探しの際に、”すべてのこだわり条件を見る”から”食器洗い乾燥機”にチェックをつけて検索すれば、簡単に絞って検索ができますよ。自分で購入資金を負担するより、食洗機付き賃貸を選ぶ方がコスパがよいのでおすすめです。
食洗機を活用して家事の時短を目指しませんか
食器洗いに慣れた人であれば、「本当に食洗機を使うメリットなんてあるの?」と思うかもしれません。しかし、食洗機の口コミを見ても、私の実感としても、一度使えば手放せなくなる家電であることは間違いありません。
デメリットもある一方で、特に子育て世帯に時短のメリットは計り知れないでしょう。高額な導入費用を払う前に、賃貸で一度試してみるのもありかもしれません。
ぜひ、食洗機がある生活の便利さを体験してみませんか?