最近、狭小(きょうしょう)住宅が若者を中心に人気だそうです。
都心では地方よりもコンパクトな部屋が多いですが、ミニマリスト的な考えが広まる中で、部屋の広さよりも別のものに価値を感じる人が増えているのだと思います。
私もそんなコンパクトライフを楽しんでいる一人です。夫と二人でコンパクトなマンションに暮らしていますが、夫婦それぞれが仕事にやりがいを持ち、二人そろって平日は仕事中心の日々を送っています。
とはいえ、プライベートな時間も大切にしたい気持ちもあり、職場への通勤時間が短く、ショッピングや食事の場所に困らない、都心での生活は外せないものでした。
都心は郊外と比べると家賃が割高になってしまいます。郊外だったらもっと広い部屋に住めますが、広さよりも日々の利便性を優先したい、便利な都心だからこそ実現できる、コンパクトライフもあるはずだと考え、都心の物件を選びました。
今回は、そんな私たちの暮らしをもとに、狭い物件でも心地よく暮らしていくための工夫を紹介します。
シンプルな暮らしをするのにおすすめの住まい
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狭い部屋もぐんと広く見せるには? インテリアの工夫
便利な都心生活も、何だか居心地の悪い部屋では魅力半減です。狭い部屋でも工夫次第で、ゆったり心地よく過ごせる部屋はつくることができます。
家具の選び方:できるだけ背の低い家具を選ぼう
狭い部屋を広く感じさせるためには、圧迫感を感じさせない、高さの低い家具を選びましょう。
高さの低い家具は、視線に「抜け」ができるため、空間を感じさせ、狭い場所でも広々とした印象を与えてくれます。反対に、天井まで見上げるような背の高い家具ばかり並べてしまうと、圧迫感や窮屈さを感じてしまうはずです。
ただし、チェストや本棚といった収納家具を選ぶ際、背の低いものを選んでしまうと、収納スペースが不足してしまうことがあるので注意が必要です。
視線の抜けを優先するあまり、背の低い収納家具ばかりそろえてしまうと、収納スペースが足りなくなってしまいます。気がつけば、収納場所に入りきらなかった本や洋服があちこちに出しっ放しになってしまっては、本末転倒でしょう。
背の低い家具=少ない収納スペースで暮らすには、自分にとって必要なものを見極めることも大切なようです。
色の選び方:明るいカラーを選ぼう
ゆったりとした開放感を感じさせる空間づくりには、「色」を味方につけることも重要なポイントです。
例えば、黒やこげ茶などのダークトーンは落ち着いた雰囲気ですが、部屋の面積の多くをダークトーンでまとめてしまうと重たい印象になってしまいます。
特に、部屋の表面積の多くを占める、カーテンやラグ、ベッドカバーといったファブリック(布を用いるインテリア)は、部屋全体の印象を大きく左右します。
例えば、家具を買い替えたり、大きくレイアウトを変えたりしなくても、ファブリックを替えるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わるはずです。
ダークトーンの家具に明るい色のクロスをかけたり、ソファの上のクッションカバーを替えたりするのもいいでしょう。ゆったりと広さを感じさせる空間に仕上げるためには、オフホワイトやベージュなどのやわらかで明るい色、ナチュラルカラーやパステルカラーを選ぶといいでしょう。
また、透け感のある素材を選ぶと軽やかさをプラスしてくれます。
アイテム活用方法:ミラーを上手に配置しよう
さらに、お部屋を広く見せるために効果的なインテリアは、ミラーです。壁面や部屋の角にミラーをかけたり置いたりすることで、空間に奥行きを演出し、空間の広がりや明るさを感じさせる効果があります。
ミラーを使う手法は、カフェやレストランなどの飲食店をはじめ、アパレルやインテリアショップなど、さまざまな商業施設などでも積極的に取り入れられています。デザインにこだわったものを選べば、インテリアのアクセントにもなるし、日々の身だしなみやファッションチェックにも使えるので、一石三鳥のグッドアイデアとも言えるでしょう。
また、ミラー同様、部屋に明るさや広がりを持たせてくれるのが、ガラスや透明アクリルなどを使った、透け感・抜け感のあるインテリアです。
透明のガラスやアクリス越しに向こう側が透けて見えることで、より空間の広がりや抜け感が生まれます。例えば、部屋の真ん中にローテーブルを置くのなら、天板の部分がガラスや透明アクリル製のものを選ぶのがおすすめです。
チェストの上の小物入れやアクセサリー入れなども、ガラス製のものを選ぶと、中がうっすらと透けて見え、抜け感が生まれます。
持たない! 増やさない! 買わない! という選択も
モノは収納量の8割くらいがベスト
当たり前のことですが、部屋に収納家具を置くとその分だけ部屋が狭くなります。部屋をゆったりと使うために、できるだけ収納家具を置かないのも選択肢の一つです。
収納量の8割くらいの量に留めておくと、取り出しやすく使い勝手もよくなります。
例えば、用途が限定される専用器具は極力買わないようにして、広い用途で使用できる使い回せるアイテムを選べば、収納物を減らせるのでスペースの節約につながります。
狭小住宅ではキッチンは工夫しがいがある
私は、料理が趣味でもあるので、コンパクトなキッチンで効率よく作業を行うスペースを確保するため、調理器具を厳選することにしました。
まず、見直したのが炊飯器です。炊飯器の主な機能は「ご飯を炊くこと」ですが、ご飯は鍋でも炊けるのです。炊飯器の代わりに、私が買ったのは、フランス生まれの鋳物なべ「ル・クルーゼ」の両手鍋です。炊飯器の代わりにご飯を炊くのはもちろん、煮物や炒め物、蒸し物、揚げ物にも使えるので、毎日のように活躍してくれています。
カラフルでおしゃれなデザインのため、そのままテーブルの上に出してもOK。友達が集まるホームパーティのときにも活躍してくれています。見た目の可愛さから「この鍋、どこの?」と聞かれることもしょっちゅうです。作りがシンプル&とっても丈夫なので、きちんとお手入れをすれば、ずっと使える一生ものであるところもお気に入りのポイントです。お値段は少し高価ですが、これから先ずっと使うものだと考えると、安い買い物だったと思っています。
家事用品も工夫する
次に見直したのが、シンク横などに並んでいた洗剤類です。以前は、お風呂用・トイレ用・台所コンロ用・床拭き用・ガラス用など場所に合わせてあれこれと複数の洗剤を使い分けていましたが、今では中性のマルチクリーナー1本のみ。
あれこれと買いそろえる手間、お金、収納場所まで減らすことができました。もちろん、なくなったときは詰め替え用を購入し、できるだけゴミを出さないことにも気をつけています。
他にも、食器拭き用・台拭き用のふきんを用意していましたが、これも思い切って廃止。その代わりに使っているのが厚手のペーパータオルです。乾拭きはもちろん、水に濡らして絞って使うことができるので、テーブルの上やコンロ周りをささっと拭いています。気になるところを全部拭いたら、ゴミ箱へポン。
ふきんを使っていたときには、清潔に保つために手間や時間をかけていましたが、そのわずらわしさからも解放されました。
このように、自分と相性のよい「使いまわせる」ものを持つことは、さまざまなよいことをもたらしてくれるのです。何かを買うとき、「それ、本当に必要?」「何かで代用できない?」と1度思いとどまるクセをつけるのもいいですね。
収納スペースを節約するためにネットサービスも活用!
自宅や外出先で、気軽にいつでも本や音楽、映画を楽しみたい人には、動画配信や電子書籍配信のネットサービスもおすすめです。
また、クローゼットが手狭な人には、毎月定額の洋服のレンタルサービスもおすすめです。男性用・女性用を問わずに、好みや用途に合わせてスタイリストがセレクトした洋服が自宅に届くサービスです。返却時の洗濯も不要なところがほとんどなので、収納スペース以外にも時間の節約になる点も魅力です。
狭い部屋でも工夫できるなら都心部がおすすめ
私のように狭い部屋でも、満足度の高い生活を送ることは十分に可能です。そこで充実したコンパクトライフを実現させるための部屋探しの条件についても紹介します。
ライフスタイルから物件を選ぼう
忙しく過ごしている人こそ、毎日の生活そのものが便利になるように、自身のニーズに合った部屋を探すことが大切です。
例えば、できるだけ家具を増やしたくない人には、クローゼットなどの作り付け収納が充実している部屋を選ぶとよいでしょう。また、限りある収納スペースを有効に使えるように、日用品など生活に必要なものがすぐに手に入る便利なエリアの部屋もおすすめです。
ライフスタイルや日々のニーズに合った部屋を選ぶことが、オンオフ共に充実した時間を過ごすことへとつながるのです。
広さを妥協できれば駅近物件やハイグレード物件も選べる
忙しい毎日の中で、少しでもゆとりのある生活を送るために、まず夫婦ともに通勤に便利な路線の駅近物件であることが重要です。
毎日の通勤にかかる負担を軽減することは、生活のゆとりへとつながります。また、街中でありながらも落ち着いた雰囲気があり、緑豊かな公園や図書館などの公共施設が近くにあると、休日のリラックスタイムをゆったりと過ごせます。
平日は仕事中心の共働き夫婦が快適に暮らすためには、防犯を考慮したオートロックに加え、宅配ボックス・浴室乾燥機・追い焚きなどのワンランク上の設備が充実した物件を選ぶのもよいでしょう。
おすすめのエリア:渋谷区代官山
おすすめの代官山はこんな街
東急東横線が乗り入れている代官山駅は渋谷まで1駅。
代官山駅周辺は繁華街やビジネス拠点に近く便利でありながら、緑に溢れた閑静な住宅街が広がるエリアでもあります。休日にゆったり過ごせる書店、カフェやレストランも多数あり、充実した余暇が楽しめます。
また、23区の中でも高級住宅街であるため、防犯や毎日の暮らしに役立つ最新の設備を備えた、ハイクラス物件が多いのも特徴です。