【衣替え不要！】ウォークインクローゼットの上手な活用術をご紹介

衣替えの季節がくると、面倒だなと感じることはありませんか？　私も以前は、洋服の数が多く、大きな衣装ケースに季節の洋服を詰め込んでいたので、取り出すのもしまうのも億劫でした。家族の分までやると、とうてい1日では終わりません。

ところが、ウォークインクローゼットのある部屋に引越してから、収納に工夫を施し、洋服の出し入れも衣替えも簡単にできるようになったのです。

そこで今回は、ウォークインクローゼットを活用した、衣替えのいらない収納法をご紹介します。

ウォークインクローゼットがあるとどうして便利なの？

最近では賃貸住宅でも見られるようになったウォークインクローゼット。

人気の秘密は、その収納力の高さにあります。ウォークインクローゼットがあると、洋服はもちろんのこと、布団類や季節のモノ（例：雛人形、扇風機など）、大きなスーツケースなども収納可能です。

そのおかげで部屋に余計な家具や収納用品を置く必要がありません。つまり、普通の家具やクローゼットにはしまうことができないモノまで収納できるのが、ウォークインクローゼットの最大の利点です。

ウォークインクローゼットの落とし穴

スペースに余裕があると、ついついモノが増えてしまいがち。けれども、いくらウォークインクローゼットが広くて収納力があるといっても、洋服やモノを増やすのは厳禁！

特に洋服を増やしすぎると、着たい服を探すのに時間がかかって、かえって大変なことになります。当然のことながら、衣替えもひと苦労です。

ウォークインクローゼットを活用するためには、まず自分の気に入っている服だけを残し、洋服やモノを減らすことから始めるのが重要です。

”見える収納”を心がける

では、どのような工夫をして、ウォークインクローゼットを使いやすくしたのかをご紹介します。ウォークインクローゼットのメリットを活かす収納のキーワードは”見える収納”です。

①洋服はなるべく”掛ける収納”に

シャツ、ズボン、スカート、コートなど、吊るせる洋服はできる限りハンガーに掛けるようにしています。

ハンガーは同じ種類に統一すると、無駄な空間が生まれません。

それに見た目もスッキリします。使っているのは滑りにくいタイプのMAWAハンガーやニトリのハンガーです。

シャツなどのアイロンが必要な服は、無印良品のアルミ洗濯用ハンガーでそろえています。洗濯物を取り込むときにハンガーのまま戻せて便利です。

【掛ける収納のポイント】

・洋服の種類ごとにハンガーを統一する
・一定の隙間を作る
・洋服を人別、種類ごとに分け、色をグラデーションになるように並べる
・ハンガーは買い足さない
・シーズン外の服には埃よけカバーをする


②たたんでしまう衣類は引き出しに”立てる収納”

Tシャツやトレーナー、セーターなどのたたんでしまう衣類は、ハンガーに掛けた着丈の短い服の下の空きスペースを利用しています。

無印良品のポリプロピレンケース・引き出し式で統一しました。

【引き出し収納のポイント】
・Tシャツなどの衣類は重ねず、立てて収納する
・引き出しには誰の何が入っているかわかるように、必ずラベリングをする
・衣類の数は引き出しに入るだけにする

③シーズン外の服は浅めの収納ケースに

引き出しケースに収まらないシーズン外の洋服があったので、浅型でフタ付きの収納ケースを人別、洋服の種類ごとに用意しました。

セーターはセーター、スカートはスカートと分けて収納しておくと、種類ごとの衣替えができて便利です。一気に衣替えをする必要がなくなり、すきま時間を利用するだけで済むようになりました。

収納ケースは上段の枕棚に置いています。ラベリングしてあるので、どこに何があるか一目瞭然です。また、どうしても処分できない洋服のために保留ボックスを1つ用意し、悩む時間を減らしました。


④洋服以外のモノの収納は？

小物類は引き出しや収納ケースに入れてしまうと、だんだんと使わなくなってしまいます。
なので、ベルトは100均のフックで吊るし、バッグはニトリのポールに取り付けられる吊り収納に入れています。

また、マフラーやスカーフ類は、カラーボックスに無印良品のアクリル仕切りスタンドを置いて、立てて収納しています。いずれも“見える収納”にしているので、使いたいときにそれを探す必要がありません。出し入れも簡単です。

枕棚の布団収納には、IKEAのSKUBB（スクッブ）を利用しています。持ち手も付いているので、取り出しやすい点もいいですね。中身がわかるようにラベルを付けています。

また、ウォークインクローゼットにできてしまいがちなデッドスペースには、スーツケースや扇風機などを置いています。スペースに余裕があったので、アイロンセットも置きました。その場でアイロン掛けができるので、家事動線が楽になって助かっています。

衣替えもらくらくに！

ウォークインクローゼットのおかげで、とても便利になった点を挙げてみます。

・衣類がすべて1ヶ所に集約されたので、探す手間も衣替えの手間も省けた。
・洋服を減らした効果もあって、着たい服だけが並んでいるので、朝の忙しい時間帯に洋服選びで迷わなくなった。
・小物類も見つけやすく、コーディネートが簡単になった。
・寝室にタンスやチェストを置く必要がなくなり、スッキリした暮らしができる。

このように、ウォークインクローゼットを有効活用すると、今まで億劫だった衣類の整理も簡単にできるようになり、衣替えも最小限になりました。また、居住スペースにゆとりのある空間をもたらすだけでなく、心や時間にもゆとりをもたらしてくれたのも大きな収穫でした。

ウォークインクローゼットのある部屋探し

まずはウォークインクローゼット付き物件で探します。狙い目だと思ったのは、分譲賃貸の物件。大きめのウォークインクローゼットが付いているお部屋もあるかもしれません。

ウォークインクローゼットといっても、間取りがさまざまなので、きちんと現地で確認することが大切だと感じました。
ウォークインクローゼットには以下の4種類のタイプがあります。
・I型：片側の壁面のみ収納するタイプ
・II型：真ん中が通路になり、左右両側に収納するタイプ
・L型：奥と片側の壁面に収納するタイプ
・コの字型：奥と両側に収納するタイプ

この中で、家族の人数に合った広さがあり、1番使いやすいタイプのウォークインクローゼットのある物件を選びましょう。

ウォークインクローゼットは、共働きで忙しい家庭や子どものいるファミリー世帯にとっては、モノの管理がしやすくなるので非常に便利だと感じます。

時間と空間の節約のためにも、ウォークインクローゼットのある暮らしはおすすめです。