おしゃれなバーやカフェでおいしいお酒やお茶を楽しむ時間は、非日常のすてきなひとときです。
日頃の疲れを癒し、すべてを忘れてぼーっとできるその時間は、まさに心を洗濯するためのもの。
ただそのようなお店に直接行くとなると時間や金銭的な問題も生じてしまいます。
慣れていない人だと緊張して逆に疲れてしまうなんていうことも…。だからこそ、もしもご自宅をバーのような雰囲気にできたら毎日心ゆくまで贅沢な時間を楽しめますよね。
私も普段はひとりで、時には仲のいい友達と美味しいお酒やおつまみを用意して、自宅バーを楽しんでいます。
平日はカウンターキッチンに並べたお気に入りのお酒をその日の気分でチョイスし、照明を落としてゆっくりとした時間を過ごしたり、少し良い紅茶を淹れて飲みながら仕事をしたりするとはかどります。
休日になれば知り合いを自宅に招いてカウンター越しに料理やお酒を振る舞いながら楽しい時間を過ごすこともあります。カウンターのある自宅だとみんなの評判もよく、うらやましがられることも少なくないですね。
自分を見つめなおすのにも、誰かとバカ話をするのにも、バーのような雰囲気があるだけでぐっとその時間に深みが出てくるのです。
おうちバーを充実させて毎日を特別な一日にしてみよう
おうちバーの楽しみ方色々
おうちにバー空間があれば楽しみ方は無限大。それぞれのライフスタイルに合わせて楽しむことができます。
お酒好きな方なら、仕事終わりにひとりでしっぽりとお気に入りのお酒を傾けながら好きな音楽を聴いたり映画を
見たり、時には残っている仕事をやっつけてしまうのもいいかもしれません。
大切な恋人や家族と、非日常の空間を存分に味わうのもすてきですよね。少し心を開いてきた意中の相手を
誘えば、自宅とは思えないムーディーな雰囲気に気分が盛り上がること間違いなし。
時には数人の仲間を集めてパーティーっぽく楽しむことも。自宅でのパーティーはキッチンに立っている人だけ輪か
ら外れてしまって微妙な空気になったりしがちですが、カウンターキッチンで向かい合いながら準備すればそんな
心配もいりません。じつは少し賑やかな場面でも使い勝手がいいのが、おうちバーの特徴でもあるんですね。
簡単おすすめおつまみレシピの紹介
パスタ料理の定番カルボナーラ
ステンレスのボウルに溶いた卵と粉末のパルメザンチーズ、塩少々を加えてよく混ぜておきます。
フライパンに一口大に切ったベーコンとにんにく、オリーブオイルを入れて炒めましょう。
それと同時にパスタを人数分茹でておきます。炒め終わったベーコンとにんにくをボウルに移し、茹で終わったパスタを軽く湯を切ってボウルに手早く入れて10秒ほどパスタで蓋をするよう放置。その後、しっかりと混ぜ合わせてお皿に盛り付け黒胡椒を挽きます。
簡単に仕込んで便利に使える塩豚のソテー
豚バラブロックをバットに乗せて塩、胡椒、お好みのスパイスをすり込みます。
キッチンペーパーでしっかりと覆って、さらにラップで密閉し冷蔵庫で寝かせましょう。3~4日ほど寝かせてからが食べごろ。2日に1回ほどキッチンペーパーを取り替えてあげると長持ちします。
食べたい分だけ切り分けて15~30分ほど水をはったボウルに入れて塩抜きします。しっかりと水気を切ったらフライパンで焼き目がつくまでソテーし、胡椒をふりかけて完成です。
刺激的な味わいでお酒が進むよだれ鶏
醤油、砂糖、酢、辣油、ごま油、豆板醤、練りごま、刻みネギ、鶏がらスープを混ぜ合わせてピリ辛ダレを作ります。
鶏胸肉を茹でて作った茹で鶏(なければ市販のサラダチキンでも可)をスライスして、お皿に並べてタレをかけましょう。お好みで砕いたピーナッツ、青ネギをトッピングし、花椒をふりかけてもOK。
さっと煮るだけで作れるかぶとあさりのスープ
あさりは1時間ほどかけて砂抜きしておきましょう。フライパンに鷹の爪とにんにくのみじん切りを入れて軽く炒め、そこにたまねぎをスライスしたものを入れてさらに炒めます。
たまねぎがしんなりしたらあさりを入れ、少ししたら白ワインを投入し半分ほどまで煮詰めます。水を加えて少し煮込み、4等分にくし切り形したかぶを入れて5分ほど煮込みましょう。かぶに火が通ったら塩胡椒で味付けをしてください。
カフェカレーの定番キーマカレーを簡単にアレンジ
挽肉にカレー粉をもみこんで1時間ほどおいておきます。
鶏ガラスープにしめじを入れて火を通し、スープを作りましょう。そこに醤油とみりんを入れて馴染ませておきます。
挽肉を鷹の爪と一緒に炒めて、火が通ったらネギのぶつ切りを加えてしんなりするまで炒めます。スープを投入して、水気がなくなるまで煮込みましょう。にんにくの芽をラー油で炒めておき、水気がなくなった挽肉と合わせて小口切りにした青ネギを散らして完成です。ごはんに乗せても、そのままおつまみとして食べても美味しいですよ。
おすすめのお酒を紹介
通好みのスコッチシングルモルトウイスキー「ザ・グリンリベット」
どうせバーっぽくするなら、お酒も本格的なものをチョイスしたいものです。スコッチウイスキーのなかでも特に通好みのシングルモルトは大麦麦芽100%使用、単一の蒸留所で造られたお酒のみがボトリングされています。ザ・グレンリベットは青リンゴのようなフルーティーなアロマが特徴的で飲みやすく、初心者にもオススメです。
本格派クラフトビールに入門するなら「よなよなエール」
今話題のクラフトビールの元祖のような存在。ここから本格的なクラフトビールにハマる人も少なくありません。
本格的なエールビールとしては飲みやすく、クセが少ないので自宅で飲むのにも最適。大手コンビニエンス
ストアで買えるのもポイントです。
シャンパンに匹敵するクオリティを低価格で楽しめる「ロジャーグラート」
スペインのスパークリングワインのなかでも瓶内二次発酵という手間のかかる製法で作られているのが、カヴ
ァと呼ばれるワイン。
シャンパンに近い製法で作っているのに値段は半額以下と、素晴らしいコストパフォー
マンス。特にロジャーグラートは入手難易度も低く味わいも優れている、知っておいて損のないスパークリン
グワインです。
あの山崎のエッセンスを感じる「山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒」
いまや入手困難な日本のウイスキー・山崎。
その山崎を造る蒸留所にある古樽で寝かせて造る梅酒が
「山崎蒸留所貯蔵 焙煎樽仕込梅酒」です。ふつうの梅酒と比べて樽由来の複雑な香味を楽しめる
一本で、贅沢なひとときを演出します。
「クスミティー アナスタシア」
「お酒は苦手だけどおうちバーの雰囲気を楽しみたい」という人におすすめなのが、フランスのティーブランドで
あるクスミティーを代表するフレーバーティーのアナスタシア。
ベルガモットをベースに、レモンやライムといった柑橘を配合したリラックス効果抜群の紅茶で、照明を落とし
たバーカウンターでゆっくり飲んで一日の疲れを癒したいですね。
バーやカフェのような雰囲気を演出するには
照明にこだわってみよう
お店のような雰囲気を出すためのアイディアは色々とありますが、最も大切なのは照明です。
飲食店は照明が命ともいわれていて、お店のコンセプトや雰囲気作りをするうえで、照明設計から照度の
設定まで工夫を凝らされているからこそ居心地がいいものなんです。ご自宅でそうした雰囲気を作るなら、
間接照明を使うのが一番です。
基本はフロアライトの広範囲をぼんやりと照らせるタイプのものと、スポットライトの局所的に光
のアクセントをつけられるタイプのものを組み合わせることでそれっぽい雰囲気を作り出すことができますよ。
BGMに気をつかってみよう
他にもグラスや器、コースターなどお店っぽい雰囲気を出す小道具はたくさんありますが、あえてもう一点
強調するならBGM。
おしゃれなお店にBGMは不可欠です。
カフェっぽくするならヒーリング系、バーっぽくするならジャズ、サロンのような落ち着いた雰囲気を出すならクラシックなど、先ほどの照明とあわせて音楽を使い分けるだけで雰囲気を一気に変えることが可能です。
具体例として、ここではカフェでもバーでも使える汎用性の高さからジャズピアニストのビル・エヴァンスをおすすめしておきましょう。
エヴァンスはもともとクラシックにも精通したピアニストで、ジャズとはいっても落ち着きと品のあるタイプの音が特徴。落ち着いた大人の空間にマッチします。
おうちバーやカフェを楽しめる物件とは?
外で楽しむよりおうちの方がいいメリット
バーやカフェで過ごす時間は特別なものですが、慣れていない人にはハードルが高く、どうしても価格帯もハイクラスになってしまうので頻繁に行くのは難しいものです。
それでも非日常の空間をもっと楽しんでみたい方は、おうちでバーやカフェのような飲み物、食べ物を用意して楽しむといいでしょう。
気軽に好きなものを好きなように楽しめる「自分だけの秘密基地」があるということは、日々忙しい生活のなかで
必ず心の支えになってくれるはずです。
備え付けのバーカウンターやカウンターテーブルがあることが理想的
照明やBGM、グラスやお酒にこだわれば意外に簡単におうちバーを楽しむことはできますが、できることならバーカウンターやカウンターテーブルのある物件を選ぶことで、より本格的な雰囲気を楽しむことができます。
最近ではカウンター付きの物件はさほど珍しいものではなくなってきていますので、ぜひ皆さんもおうちバーをより楽しめる物件探しをしてみてはいかがでしょうか。