港区は、東京都南東部に位置する23区のひとつです。オフィスや商業施設が充実している一方で、近年は住環境も整備されており、生活のしやすい環境が整っています。
わが家は結婚と出産がきっかけとなり、港区に引越してきました。実際に2年ほど子育てを行って感じたのですが、港区はとても子育てしやすい地域づくりがなされていました。
港区は東京タワーや麻布台ヒルズなど、観光スポットが多いエリアです。子育てとは縁遠いイメージがあるかもしれませんが、実際には他のエリアでは見かけない独自の子ども向け施設や公園があります。この記事では、港区に住んでいた私が体験した港区での子育ての魅力についてお伝えします。
港区の概要と選んだきっかけ
まずは、港区の概要を紹介します。
港区の概要
東京都南東部に位置する港区は20.36平方キロメートルの面積と、26万6,306 人の人口(2024年1月時点)を誇ります。港区と聞くと、東京タワーや六本木ヒルズ、その周辺に林立するオフィスビルや商業施設をイメージされる方が多いのではないでしょうか。2023年に開業した麻布台ヒルズなど、最新の話題に事欠かないエリアです。
港区には、JR山手線や東京メトロなどの主要鉄道がとおっています。また、港区に所在する品川駅は、東海道新幹線の停車駅であることに加え、国とJR東海が共同開発を進めているリニア中央新幹線の始発駅になることでも知られています。こうした利便性の高さや、都心や遠方へのアクセスのよさの一方で、子育て制度が充実しているため、港区は日々の子育てにぴったりの場所です。
子育てに港区を選んだきっかけ・決め手
わが家は子育て環境のよさと、都会暮らしへの憧れから、それらを兼ね備えた港区を居住地として選ぶことにしました。ここでは、とくに決め手となった項目を3つ紹介します。
(1)都会的な暮らしに憧れていたこと
勤務地が都心にある場合、アクセスのよさは抜群です。加えて、メディアで頻繁に取り上げられる有名どころの飲食店が豊富にあり、週末にショッピングや行楽地へ出かけるのに困ることはありません。
(2)職住近接を求めていたこと
忙しい子育て世帯にとって職住近接は通勤時間が短くて済み、タイムパフォーマンスに優れています。遠出や出張の際には、新幹線の停車駅である品川駅や羽田空港が近いことも嬉しいポイントでした。
(3)都会らしさと日常暮らしが共存していたこと
都会暮らしというと憧れを抱く半面、やや抵抗のある方もいるかもしれません。オフィスビルや観光スポットに囲まれ、ときには非日常感で息苦しくなるときもあるでしょう。
私も、土地勘のない港区への引越しにはそうした不安を感じていましたが、それは取り越し苦労でした。住んでみて意外だったのは、都心ながら港区の日常はのんびりしており、育児生活に困らない普段使いのスーパーや商店街が数多くあったからです。実際に子どもの衣服や生活用品は、すべて近所でそろえることができました。
このように、港区は最先端のスポットへのアクセスがいいばかりではなく、ライフワークバランスを保つうえで子育てに適した環境といえます。
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港区の子育て事情
ここからは実際に住んでみて感じた、港区の子育ての実情をお伝えします。
数字で見る港区の子育て事情
港区の人口は、ここ10年ほど増加している傾向にあります。また2024年10月現在、港区の年少人口(0~14歳)は約36,000人です。2004年同月の年少人口は約1万7,000人だったため、この20年間で港区の年少人口は増加傾向にあることがわかります。実際に、街中や電車内でもベビーカーや子連れの姿をよく見かけます。
加えて、港区には114施設の保育・幼稚園があるのもポイントです。港区の保育施設数は、以下のとおりです。(2024年9月時点)
・認可保育所88園(公立22園+私立66園)
・認定こども園1園
・企業主導型保育事業所24園
・保育室9ヶ所
2024年10月時点での港区の保育所等利用待機児童数は0人で、どの年齢でも保育園に空きあります。認可保育園も多く、安心して子どもを預けられる環境が整っています。港区の幼稚園は、2024年9月時点で26園(区立12園+私立14園)あります。
港区の子育て支援情報
港区では年少人口の増加に対応するために、子どもを第一に考えていく 「こどもまんなか社会」の実現を掲げており、子育て支援の強化に取り組んでいます。
ここでは、港区の子育て支援情報のうち、独自性の高いものを5つ紹介します。わが家は出産費用助成金や医療費助成制度を利用しました。最新情報は、港区の公式ホームページで確認してみてください。
港区の子育て支援情報(1)出産費用助成金(81万円まで)
港区は子どもの出産にかかる費用の一部を負担することで、子育て家庭の経済的負担を軽減し、子どもを産み育てやすい環境を整備しています。助成金算出上限額は81万円です(2023年4月1日以降の出産日から適用)。出産人数によって上限額は変わり、たとえば3人(三つ子)の場合は177万円となります。
港区の子育て支援情報(2)子ども医療費助成
港区では、18歳に達する日以後の最初の3月31日までの子どもが、医療機関等で健康保険による診療を受けたときに、医療費の自己負担分を助成する制度を設けています。2023年4月から、助成対象が高校生まで拡大されました。
子ども医療費助成の対象となるのは、保護者と子どもが港区に住民登録があり、日本の公的な健康保険に加入している必要があります。
港区の子育て支援情報(3)子どもタクシー利用券の配付
港区では多子世帯の移動を支援するため、未就学児が2人以上いる世帯を対象に、タクシー利用券が配付されます(1世帯当たり、年間24,000円分。※10月以降に出生届、転入届等をされた世帯は12,000円分の配付)。何かと時間のない子育て世代にとって、タクシーを気軽に利用できるのは大きなメリットです。
港区の子育て支援情報(4)第2子以降のサポートが充実
港区では、多子世帯に対する支援の取り組みとして、第2子以降の子どもを対象に保育園の保育料や給食費を無料としており、私立幼稚園の保育料と給食費を補助しています。
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港区での子育て体験談
ここからは、実際に港区で子育てした私が感じた港区の子育てのしやすさについて、体験談を交えて紹介します。
港区で子育てをする魅力
港区で子育てしてみて感じた魅力は、子ども向けの施設や支援制度が充実していること、観光スポットに恵まれていることです。
港区で子育てをする魅力(1)充実した子ども向けの施設や公園
都心エリアは子育てに不向きだと思われがちですが、港区に住み始めて最初に感じたのは、住んでみると意外に子ども向けの施設や公園が充実していたことです。小さな公園だけでなく、有栖川宮記念公園などの広い公園もいくつかあります。港区は面積のわりにそれほど人口も多くないため、どこへ行ってもさほど混雑していないのもメリットです。
港区で子育てをする魅力(2)観光スポットに恵まれている
麻布台ヒルズ・虎ノ門ヒルズといった新しい大型商業施設や、東京タワーや大型水族館のあるアクアパーク品川など、遊びに行けるスポットが目白押しです。子どもを遊ばせる施設に困らないのは、大きなメリットのひとつでした。
港区で子育てをする魅力(3)子育て支援制度が整っている
港区は商業施設が多く、文教エリアが限られているため、学校あたりの子どもの人数は郊外よりも多いように感じます。区は子育てのサポートに力を入れており、子育て支援制度が充実しています。
港区の住まい事情
実際に港区に住むとなったら、家賃などの住まい事情も気になるところです。ここからは、港区と近隣区の家賃相場を比較してみましょう。
子どもがまだ生まれて間もなかった頃、港区で借りた賃貸マンションは3人暮らしには十分な広さの1LDKでした。1LDK・2K・2DKの現在の家賃相場を調べると、港区は26.99万円ほどとなっています。都心エリアは不動産価格の上昇が激しいため、わが家が借りた当時はここまでの賃料ではなかったと思います。
港区の1LDK・2K・2DKの家賃相場26.99万円に対し、お隣の品川区は18.14万円でした。品川区より港区の家賃相場が高い理由は、都心への移動のしやすさなどによるものと思われます。
家賃相場上では10万円弱の差がありますが、港区を居住地にすることには、住居費のコストをかけてでも子育て家庭にとってのメリットがあると感じます。たとえば、オフィスや商業ビルが集中する都心へのアクセスがよく週末にすぐ出かけられることや、勤務後にすぐ帰宅して子どもの顔が見られることは大きなメリットです。
加えて港区は、子育て支援制度が非常に充実しています。家族構成やライフスタイルによっては、近隣区に比べてトータルの出費が抑えられる可能性もあります。さらに、子どもが幼いうちは気にならないかもしれませんが、学校に通い始めると教育環境の充実ぶりの恩恵は思いの外大きく、近隣区にはない満足感が得られました。
港区の子育て世帯におすすめエリア
港区は、非常に子育てがしやすい街だと感じています。ここでは、子育て世帯にとくにおすすめしたいエリア紹介します。
港区の子育て世帯におすすめのエリア(1)有栖川宮記念公園周辺
有栖川宮記念公園は、子育て世帯にとって使い勝手のいい公園です。ブランコやシーソーなど定番の遊具がそろっているのに加え、都会のど真ん中とは思えないような緑豊かな自然にあふれているのが特徴です。
木々に囲まれた風情のある池には、魚も泳いでいます。小さな丘や渓谷があるなど起伏に富み、自然を大切にした趣のある日本庭園です。
江戸時代には笠間藩や赤穂藩、盛岡南部藩のお屋敷として使われていました。1896年(明治29年)に有栖川宮威仁親王の御用地となり、1975年(昭和50年)には港区に移管され、区立公園となって利用者に親しまれています。
近くには都立中央図書館もあり、公園で遊び疲れた後は読書休憩もできます。東京メトロ日比谷線広尾駅より徒歩3分と、アクセスしやすいのもポイントです。
施設名:有栖川宮記念公園
所在地:東京都港区南麻布五丁目7番29号
アクセス:東京メトロ日比谷線「広尾駅」より徒歩3分
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港区の子育て世帯におすすめのエリア(2)麻布十番周辺
麻布十番にある商店街は、港区のほぼ中心に位置し、昔ながらの商店街として親しまれています。高級住宅が多い麻布にありながら、江戸時代の下町風情を感じられるのが魅力です。毎年夏に行われる麻布十番納涼祭りには、3日間で約50万人が訪れ、連日にぎわいます。
大規模なビルや商業施設は少ないかわりに、和食・洋食を問わず個人の飲食店が入るビルや歴史のある商店が多く、港区の中では比較的庶民的なエリアとなっています。
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刺激的な子育てを楽しみたい人にぴったりな港区
港区は、日常生活も遊びも充実させたい子育て家族にとって、この上なく刺激にあふれた街です。都心部へのアクセスが抜群で、職住近接にもぴったりの環境です。
また、最先端のスポットに囲まれつつも、昔ながらの文化や自然が十分残されており、教育レベルも非常に高いエリアとなっています。都内への引越しをお考えの方は、ぜひ港区も候補に入れて検討してみてください。
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AyumuパパWebライター
自然と文明の調和をモットーにした育児を心がけつつ、兼業ライターとして子育てや教育・生活・暮らしなどのジャンルにおけるさまざまなトピックを執筆中。子どもの成長と変化を見守る中で、日常の忙しい育児を少しでも楽しむためのイベント情報、学校選び・進学情報、知育アプリや、子育て・育児全般に関わるノウハウや科学的知見、古今東西にわたる教育の方法論に関心があります。また、ものづくり産業や新興テクノロジー、その土地に根ざした固有の歴史・文化・伝統や都市論にも興味があります。不動産情報サイトは引越しの機会のみならず、各地域の制度や成り立ち、地形、業界トレンド、需要・供給の市場動向などを探るためによく活用しています。
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