私は船橋市在住10年目のママ看護師ライターです。
船橋市は、ららぽーとTOKYO-BAY、IKEA Tokyo-Bay、ふなばしアンデルセン公園と子どもとのおでかけスポットが豊富なエリアです。採れたての農作物を地元価格で美味しく食べられるほど、自然の豊かな場所でもあります。
今回は船橋市で、ふなっこの小3と小1(2024年現在)の2児を育てている私が、船橋市での子育ての魅力をたっぷりお届けします。
船橋市で子育て中
まずは、船橋市の概要についてご紹介します。
船橋市の概要
船橋市は、LIFULL HOME'Sの“みんなが探した住みたい行政区ランキング2023 首都圏版”で、「買って住みたい」第3位を獲得していました。「借りて住みたい」でも第11位にランクインしており、ランキング上位の行政区です。
船橋市は、千葉県北西部に位置しています。人口は、千葉県内で千葉市に続く第2位で、2024年1月1日現在、64万7,056人でした。千葉県全体の人口のうち、10.3%が船橋市に住んでいるという計算になります。
船橋市の特徴は、これだけの人口にもかかわらず、政令指定都市ではない点です。日本最大の「中核市」の船橋市ですが、実際に住んでいて政令指定都市と中核市の違いを感じるのは、住所を書くのが楽なところです。
東京都内に住んでいたときは、東京都○○区○○ ○―○―○ー○○○というように、漢字をいくつも書く必要がありました。しかし、船橋市の場合は船橋市○○(地区名)と、住所が短くなります。書類を記載するときに住所の短さにメリットを感じることが多く、個人的には「このまま中核市でいてほしい」と思っています。
わが家が子育て環境に船橋市を選んだワケ
私自身は東北出身なのですが、夫が生まれも育ちも仕事も船橋市だったことから、私も結婚とともに船橋市へ移り住みました。正直、移り住む前は船橋にふなっしーのイメージしか持っていなかったのですが、実際に住んでみると予想以上に住み心地がよかったです。
私は、船橋市に来る前に東京都内に住んでいたため、都会よりも野菜が新鮮で驚きました。どのスーパーでも地元産の野菜が売られており、その価格もお安め。特に小松菜が旬の時期は、100円で青々とした美味しい小松菜を購入できました。
大きな公園が多いため、子どもを遊ばせやすく、車を少し走らせれば大型商業施設に行けます。小学校で1,000人超えのマンモス校が5校もあるほど、子どもの数が多いため、子どもの習い事関係の施設も豊富で、さまざまな経験をさせてあげられるところも、船橋市の魅力です。
実際どう?船橋市の子育て
ここでは、実際に船橋市で小学生2人と夫との4人暮らしをする中で感じた、船橋市の魅力についてご紹介します!
数字で見る船橋市の子育て事情
船橋市内に住んでいる、15歳未満の子どもの数は、2024年4月現在77,155人で、市全体の11.9%を占めています。
2024年4月の新規保育園入園率は約83%、国報告の待機児童数は24人でした。船橋市では毎月待機児童数を公表しており、国報告待機児童数とともに、船橋市として独自の基準に基づいた待機児童数も合わせて公表しています。
船橋市内の認可保育施設数は、以下のとおりです。
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公立保育園 27園
私立保育園 102園
認定こども園 11園
小規模保育事業所 33園
船橋市の子育て支援情報
船橋市の子育て支援のうち、特徴的な子育て支援を5つ、紹介します。なお最新の情報は、公式サイト等で確認をお願いします。
船橋市の子育て支援(1)18歳までの医療費補助
2023年4月の診療分から、子ども医療費助成制度の対象年齢が中学生までから、18歳に達する日以後の最初の3月31日まで拡大されました。
この助成は、通院・入院時に受給券を保険証と一緒に提示することで、入院1日300円・通院1回300円・調剤は無料で受けられます。内科に限らず、歯科や整形外科でも使用できるので、子どもが転倒して歯が欠けたときなどの救急処置にも適応でき、助かりました。
船橋市の子育て支援(2)割引たくさん!チーパス事業
チーパス事業とは、子育て世帯を支援するための取り組みです。対象となる各家庭にチーパスという優待カードを提示することで、協賛店でさまざまなサービスの割引を受けられる取り組みです。チーパスにはわが家もお世話になっていて、おでかけの際に必ず持って行くようにしています。
例えば、古本屋では100円引きで購入できたり、室内遊び場が15分延長となったりといったサービスを受けられます。特に船橋市内にはチーパスの割引を採用している協賛店が多く、個人的にはスポーツジムの入会手数料(約3千円相当)が、チーパスで無料になったことが印象的でした。
船橋市の子育て支援(3)保育サービスが充実している
就業している方以外だけでなく、リフレッシュや介護など、家庭の事情で一時的に子どもを預けたい方に対して、船橋市ではさまざまな預け先を紹介しています。
週3日以上の定期的な預かりが必要な方、週3日未満で預かりが必要な方など、さまざまな状況に応じて保育園以外でも預かっていただける制度があり、休日も条件があえば預かってもらえます。
実際に私は、子どもがまだ0歳児だったころはライター業を本業にしていたため、取材や打ち合わせなどによって月9日、一時預かりを利用していました。手続きは比較的簡単で、一度登録すればあとはネットで使用したい日を登録するだけなので、仕事ができただけでなく、心身のリフレッシュにもなりました。
一時預かりは制限が少ないため、パートタイムで働きたい方やリフレッシュしたい方も利用可能です。
船橋市の子育て支援(4)認可外保育施設通園児補助金
船橋市の国報告の待機児童数はまだゼロになっておらず、待機児童となってしまう可能性があります。わが家は子どもが小さいころに認可保育園に入ることができず、認可外保育施設へ預けた経験があります。その際に利用したのが、この認可外保育施設通園児補助金です。
認可保育園は親の収入に応じて保育料を決められますが、認可外保育園は一律である場合がほとんどです。助成金額は一律のため、認可保育園に比べて安い金額で預けられるケースもあります。(わが家がまさにそうでした)
3ヶ月ごとに申請すれば、月3万円の補助金をもらえます。認可保育園に入るまでの間に使用していても適応となるため、認可保育園に入れず認可外を選択する場合に、検討いただきたい制度です。
船橋市の子育て支援(5)完全無料の「船っ子教室」
船っ子教室は、小学校1〜6年生を対象にしている、子どもたちの自主的な活動を行う安心・安全な居場所として提供されています。
平日は放課後から午後5時まで、夏休みなどの学校休業日には午前9時から午後5時まで、お弁当持参で参加でき、専任のスタッフの方々が見守ってくださっています。放課後ルームと呼ばれている学童保育は子どもを預かっていただくサービスですが、船っ子は自主的な活動を見守ってくださるというサービスなので、ある程度大きくなるとより使いやすいサービスです。
親の就業が条件で、月1万円かかる放課後ルームとは違い、船っ子は親の就業状況に関係なく料金もかからないため、多くのお子さんが利用しています。わが家は私がフルタイム勤務のため、放課後ルームを利用していますが、今後ぜひ利用したいと思っています。
船橋市での子育て体験談
ここからは、実際に船橋市で子育てをしていて感じた魅力について、ご紹介します。
船橋市で子育てをする魅力
アウトドア派のわが家にとって、船橋市は都会にも観光地にも行きやすいと感じています。幕張や浦安までは車で30分ほどですし、房総半島も2時間程度で行けるため、休日に日帰りで美味しい海鮮を食べに行くことも可能です。
先日、日帰りで鋸山まで行き、海鮮を食べて帰って来ました。都心にも電車1本で行けるので、スカイツリーに家族で行き、写真を撮ったのも、いい思い出です。
船橋市の子育て環境
船橋市の子育て環境についてご紹介します。
船橋市の子育て環境(1)中山競馬場
わが家がもっとも子どもと出かけているスポットが、中山競馬場です。レースの開催日は大人のみ入場料として200円がかかりますが、開催日以外は完全無料で利用できます。
子ども連れなら、遊具の販売や親子の遊び場を運営するボーネルンドがプロデュースしている、室内遊び場「うまキッズルーム」がおすすめ。アスレチック遊具以外にも、競馬場ならではのポニーとのお散歩や馬車乗車まで、すべて無料で体験できます。
なお、レース開催日は近隣の駐車場はやや割高になるので注意してください。渋滞もひどくなってしまうので、遊びに行く際は公共交通機関での移動をおすすめします。
施設名:中山競馬場
所在地:千葉県船橋市古作1-1-1
アクセス:JR船橋法典駅から専用地下道(動く歩道設置)で徒歩約10分
JR西船橋駅からバスで15分、徒歩で約30分
京成東中山駅からバスで約10分、徒歩で約20分
船橋市の子育て環境(2)vivit南船橋
子ども連れの買い物で、わが家がよく行くのがvivit南船橋です。西松屋やファッションセンターしまむら、BOOKOFF SUPER BAZAARが入っているため、新品から中古まで、家族全員の洋服を一度にそろえられます。
日常雑貨がそろうニトリ・無印良品・HANDS、スーパーマーケットのスーパーバリュー、専門書を多数取り扱っているジュンク堂書店もあります。家族にとって必要なものがほとんどそろう施設なので、自宅近くにあると生活しやすいです。
直通駐車場は停めやすく、駅から徒歩圏内なので、子どもと一緒でも行きやすいです。
施設名:vivit南船橋
所在地:千葉県船橋市浜町2-2-7
アクセス:JR南船橋から徒歩10分
京成船橋競馬場駅から徒歩5分
船橋市の住まい事情
船橋市は都心にアクセスしやすいこともあり、千葉県内の「みんながよく見ている物件の地域ランキング」第1位でした。人気の駅のランキングでも、1位西船橋・2位船橋・5位津田沼と、5位中3ヶ所もランクインしています。
船橋市における、家族向けの間取りの家賃相場は以下のとおりです。
2LDK 13.73万円
3DK 9.29万円
3LDK 14.72万円
となっています。
続いて、近隣の市と比べてみましょう。
市川市
2LDK 16.10万円
3DK 11.78万円
3LDK 17.59万円
浦安市
2LDK 19.75万円
3LDK 17.50万円
船橋市は、どの間取りでも3~6万円ほど安くなっています。子連れで行ける商業施設や公園が豊富なことも考えると、子育て世帯にとって船橋市は住みやすいエリアといえるでしょう。
船橋市の子育て世帯におすすめエリア
船橋市で子育て世帯に特におすすめしたいエリアをご紹介します。
船橋市の子育て世帯におすすめのエリア(1)JR南船橋駅周辺
1つ目は、JR南船橋駅周辺です。先ほどご紹介したvivit南船橋やららぽーとTOKYO-BAY、IKEA Tokyo-bayなどの最寄駅になっています。
子どもを連れて買い物に行きやすく、遊び場にも困りません。また、このエリアは近年新築マンションの建設が進んでおり、引越しをしてくる家族をよく見かけます。
若松公園という遊具が豊富な公園もあり、体力いっぱいの子どもも思う存分遊ばせてあげられるでしょう。
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船橋市の子育て世帯におすすめのエリア(2)東武アーバンパークライン線(野田線)塚田駅周辺
2つ目は、東武アーバンパークライン(野田線)の塚田駅周辺です。この周辺も大きなマンションが次々建設されているエリアです。今後商業施設や、イベント活動などが予定された都市計画があり、子育て世帯が暮らしやすいエリアになるでしょう。駅の近くには、2021年に開校された「船橋市立塚田南小学校」があります。
また、塚田駅の隣駅である新船橋駅はイオンモール船橋に直結しており、こちらも船橋市都市計画審議会の対象となっている区域があるため、今後ますます住みやすい町になっていく可能性があります。
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船橋市は、自然の中で子どもをのびのび育てたい、学習も意欲的にしてほしいといった願いが叶えられるまさに理想的な街だと思います。
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