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島根県「出雲市」でのびのび子育て体験談。     自然とベストな距離感で地方移住におすすめ
島根県「出雲市」でのびのび子育て体験談。     自然とベストな距離感で地方移住におすすめ

島根県「出雲市」でのびのび子育て体験談。 自然とベストな距離感で地方移住におすすめ

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島根県にある「出雲市」は人口172,552人(2024年5月時点)の市です。市街地には大学病院や大型ショッピングモール、子育て支援センターがあり、生活に必要な施設がそろった立地です。市内から少し車を走らせると、海・山・川・湖と自然の豊かな環境にあり、わが家の子どもたちはさまざまな経験をしながら育っています。

私は出雲市に生まれ育ち39年、この地域で子育てをして10年になります。平日は会社員として働き、休みの日には子どもたちと公園や、少し足を延ばして海や川へ出かけることも。自然とふれあいながら、のびのびと子育てを楽しんでいます。

今回の記事では、3児のママである私が、実際に子育てをしていて感じる出雲市の住みやすさと、充実した子育て支援について住民目線でお伝えします。

出雲市での子育て

まずは、出雲市の概要についてみていきましょう。

出雲市の概要

出雲市は歴史と文化が感じられる街で、海・山・湖という豊かな自然に恵まれています。島根県の東部に位置し、北部は島根半島、中央部は出雲平野、南部は中国山地で構成された市です。斐伊川と神戸川(かんどがわ)に育まれた出雲平野では、農業と製造業が盛んです。

また、「縁結びの聖地」である 出雲大社を知っている方も多いのではないでしょうか。近年は縁結びの神様として出雲大社がメディアで取り上げられることが増え、知名度が上がったように感じます。

出雲市駅はJR西日本(西日本旅客鉄道)の山陰本線が通っており、松江市・米子市・岡山市方面と、大田市・江津市方面の両方にアクセスしやすいエリアです。市内を循環する路線バスの発着駅でもあり、ショッピングモールや大学病院に乗り換えなしで行くことも可能です。

市内には、駅・病院・ショッピングモールが 生活圏内に集まっているので、子育て中はもちろん高齢者にも優しい街であり、現在出雲市には17万人が暮らしています。

わが家が子育てに出雲市を選んだワケ

わが家は夫婦ともに、出雲市で生まれ育ちました。私は市街地、夫は田園風景広がる斐川平野に実家があります。現在住んでいる出雲市には、結婚がきっかけで引越しをしました。利便性や子育て環境について話し合い、近くにドラッグストアやスーパー、小児科が隣接している利便性のよいところに惹かれました。

現在は、会社員として共働きをしながら3人の子どもを育てています。地元とはいえ、父・母ともに高齢のため、実家を頼ることはなかなかできません。しかし出雲市では核家族でも子育てしやすいよう、さまざまな支援が行われており、暮らしやすさを改めて実感しています。

実際どう?出雲市の子育て

保育施設で遊ぶ子どものイメージ
保育施設で遊ぶ子どものイメージ

わが家は夫婦と子ども3人の5人家族です。長女と次女は小学校に、末っ子は保育園に通っています。ここからは実際に住みながら感じている、出雲市で子育てをする 魅力についてお伝えしていきます。

数字で見る出雲市の子育て事情

出雲市は2011(平成23)年に斐川町と合併しました。そこからの人口は一時増加しつつも現在は減少傾向にあります。(2024(令和6)年3月31日時点)

出雲市の年少人口(0~14歳)は 23,032 人(2024年5月時点)で、1年前のデータを見てみると、23,310 人と少しだけ減少 しています。(2023年6月時点)

出雲市の保育施設数は以下のとおりです。(2024年7月5日時点)

・認可保育所 53 園
・認定こども園 4 園
・企業主導型保育事業 5園
・出雲市認定保育所 1園

既存園の定員増加と企業主導型保育事業の新規開園の影響により、出雲市の令和5年度の待機児童数は0人(2023年度速報値)でした。出雲市の市立幼稚園は25園あり、ほとんどの園が3歳児から受け入れており、預かり保育事業を実施しています。

出雲市の子育て支援情報

出雲市は「誰もが笑顔になれるま出雲」をキャッチフレーズに掲げ、優しいまちづくりを目指しています。ここでは出雲市が取り組んでいる子育て支援情報のうち、主なものを7つピックアップしてみました。

支援制度は、ここで紹介する内容から変更になる可能性がありますので、最新情報は出雲市のホームページでご確認ください。

出雲市の子育て支援情報(1)乳幼児等医療費助成(0歳~就学前まで)、子ども医療費助成

0歳から就学前までの子どもの医療費負担が無料になる制度です。小中学生の通院・入院費用は1割の負担となります。

わが家の子どもたちは早くから保育園に入所していたため、小さいころはよく風邪をひいて小児科や耳鼻科にお世話になりました。熱性けいれんを起こして入院した際も、この乳幼児等医療費助成制度を利用しました。

子どもが小さいうちは、ちょっとした鼻水の症状や皮膚の赤みなど、病院に行くのをためらってしまうような小さな症状が 、翌日になると急に悪化することもあります。そのようなときに、かかりつけ医を気軽に受診し、相談できる医療費助成制度はとてもありがたいです 。

【乳幼児等医療費助成】
出雲市内に住所を有する乳幼児等で各種医療保険に加入している 方
0歳~就学前  通院・入院・薬局等 無料

【子ども医療費助成】
出雲市内に住所を有 する小中学生の医療費を助成する制度
小学生・中学生  通院・入院 1割負担(限度額あり) 
薬局等 無料

出雲市の子育て支援情報(2)ファミリーサポートセンター

子育てをしていると、どうしても家族以外の方の援助が必要になる場合があります。そのようなときに、子育ての援助を受けたい方と援助を行いたい方のマッチングをして、紹介してくれる施設がファミリーサポートセンターです。

出雲市が運営しており、出雲市在住であれば 誰でも会員になれます。わが家も私の病院受診の際に利用した経験がありますが、事前に面接していたため、安心してお任せすることができました。

以下の3つの会員の種類があります。

おねがい会員:0歳~小学6年生までの子どもがいる人で、子育ての手助けをしてほしい方
まかせて会員:子育てのお手伝いがしたい方(資格・経験・性別は問いませんが、救急救命法講習などの受講が必要)
どっちも会員:子育てのお手伝いをしたり、手助けを受けたり、両方したい方

援助内容:保育所・幼稚園・児童クラブ・習い事などへの子どもの送迎、会員宅での一時的な託児など
サポート料金:子ども1人につき30分当たりの料金 
・平日昼間(7:00~19:00)300円
・早朝・夜間 400円
・土・日・祝・年末年始 400円
・病児・病後児保育等 400円

出雲市の子育て支援情報(3)子育て短期支援事業 

保護者の疾病や冠婚葬祭への参加といった理由により、一時保育を利用したい方向けの支援事業です。出雲市が委託する施設などで一時的に子ども を預かってもらえます。一時的に子ども を預けたくても身近に頼る人がおらず、預ける場所がなく困ったときに、市が運営している預け先があるのは心強いです。

対象児童:市内の0歳~中学生までの児童
利用料金:1日あたり2,000円~6,000円(利用する時間帯により変動します)

出雲市の子育て支援情報(4)市内10ヶ所の子育て支援センター

出雲市内には、10ヶ所の子育て支援センターがあり、赤ちゃんから就学前の子どもたちが保護者と一緒に、過ごせます。

子育て支援センターで遊ぶ1歳の息子
子育て支援センターで遊ぶ1歳の息子

支援センター内にはいくつか遊べる部屋があり、広さや使えるおもちゃがそれぞれ異なります。天候や気分によって遊び方を変えられるので、息子も飽きることなく楽しめました。

庭が使える施設もあり、夏はプールもできます。季節ごとのイベントも充実していて、親子で毎月楽しみにしていました。

施設には保育士さんが常駐しており、育児相談や身体測定など、子どもの心配事に一緒に対応してくれます。何度か通うと、わが家の子どもはスタッフさんのことが大好きになり、たくさん遊んでいただきました。

出雲市の子育て支援情報(5)地域の子育てサークル 

出雲市内には、地域ごとに子育てサークルがあり、盛んに活動しています。親子でのクッキング体験やレクリエーションなど、さまざまな活動を行っており、親子でのふれあい時間にもなります。

自分の住んでいる地域のサークルに参加することで、住んでいる家の近くにお友だちができた経験も。子育て情報を 交換する場にもなるので、ぜひ参加してみていただきたいです。

出雲市の子育て支援情報(6)働くママを応援 病児病後児保育

子どもは突然体調を崩すものですが、すぐに仕事が休めないときもあります。出雲市内には6ヶ所の病児・病後児の受け入れ施設があり、仕事を休めないママやパパの心強い味方となっています。

利用時には施設に予約を入れ、当日にかかりつけ医を受診。そこで「医師連絡票」を記入してもらい、保育施設で預かってもらいます。

「病気の子どもを預けるのは心配、だけど仕事は休めない」という、親の気持ちに沿った病児・病後児保育事業。中には病院に併設している施設もあるので、利用する際は事前に見学に行くようにしましょう。

出雲市の子育て支援情報(7)「子育てアプリすくすく出雲」予防接種スケジュール管理など

出雲市が運営している「子育てアプリすくすく出雲」には、市内の子育て情報やイベント情報が配信されています。ほかにも、子どもの成長記録がつけられたり、管理が大変な予防接種の記録やスケジュール管理もできたりと、非常に便利です。

1歳までの予防接種ラッシュが終わった後、どうしても忘れてしまいがちな次の接種もアプリがお知らせしてくれるので、わが家も無事に受けることができました。

出雲市での子育て体験談

ここからは、実際に出雲市で子育て中のわが家が感じた出雲市の魅力についてお伝えします。

出雲市で子育てする魅力

しまね花の郷の広場を泳ぐたくさんのこいのぼり
しまね花の郷の広場を泳ぐたくさんのこいのぼり

私は10年間、出雲市で子育てをしています。よく晴れた休みの日には、しまねの花の郷公園に出かけて自然の中で思い切り遊ぶのがわが家の定番です。お日様の光を浴びて、広い芝生を走り回った後の子どもたちは、お腹ぺこぺこになるので よく食べ、 その後はぐっすりお昼寝をしてくれる姿に、 何ともいえない充実感を覚えるのは 私だけではないはず。

施設名:しまね花の郷
所在地: 島根県出雲市西新町二丁目1101-1
アクセス: JR西出雲駅南口から徒歩10分

出雲市には、海・山・川があり、自然の中で五感をフルに使って遊ぶことができ、移り変わる四季を感じながら子育てをできるところが魅力です。

郊外には農家さんが多く、スーパーには地産地消の野菜コーナーがあります。その日に採れた新鮮な野菜は格別です。海が近いので地元で獲れた海産物を美味しくいただけて、大人にも子どもにも嬉しい栄養満点の食材を食卓にならべられます。

出雲市の子育て環境

出雲市の子育て環境(1)親しみやすい地域の方が多い

出雲市は穏やかな気質の方が多いように感じます。病院の待合室で子どもと待っていると、近くのおばあさんが「かわいいね、何歳?」と話しかけてくださることも多々あります。家の周りを散歩していると、近所に住む農家さんから野菜をいただ くなど、親しみをもって接してくださる方が多いです。

出雲市の子育て環境(2)大型ショッピングモールが複数ある

市内には大型ショッピングモールの「ゆめタウン出雲」と「イオンモール出雲」があります。どちらも日用品・食料品だけでなく、ファッションやグルメおもちゃ・本といった生活に必要なものはだいたい手に入ります。

ショッピングモール内には、子どもが遊べる有料施設も入っており、雨の日も遊び場には困りません。また、ベビールームが完備されており、授乳・おむつ替えにも安心して利用できます。

ゆめタウン出雲内の有料施設
ゆめタウン出雲内の有料施設

施設名:ゆめタウン出雲
所在地:島根県出雲市大塚町650‐1
アクセス:一畑バス 大社線 (上塩冶車庫~JR出雲市駅~ゆめタウン~高松~出雲大社バスターミナル)

施設名:イオンモール出雲
所在地:島根県出雲市渡橋町1066
アクセス:一畑バス 大社線 (上塩冶車庫~JR出雲市駅~イオンモール~高松~出雲大社バスターミナル)

出雲市の子育て環境(3)小児科のある 病院が多い

子育て中は急な子どもの病気やケガがつきものです。市内には島根県立中央病院と島根大学医学部 附属病院があり、わが子も急な発熱とケガでお世話になりました。

また、大きな病院から独立して開業した医師も多くいるようで、小児科・耳鼻科・皮膚科・眼科・歯科など、子どもから大人まで必要なときに受診できる環境が整っています。

施設名:島根県立中央病院
所在地:島根県出雲市姫原4丁目1番地1
アクセス:出雲市駅から徒歩約25分、車約5分

施設名:島根大学医学部 附属病院
所在地:島根県出雲市塩冶町89‐1
アクセス:出雲市駅南口から徒歩25分 (タクシー約5分)

出雲市の住まい事情

実際に住むとなると、気になるのは家賃相場ではないでしょうか。出雲市と近隣地域の家賃相場についてみていきましょう。

出雲市のマンション・アパート・一戸建て相場は1LDKが5.63万円、2DKが4.70万円、2LDKが6.25万円です。お隣の松江市は1LDKが7.25万円、2DKが5.16万円、2LDKが10.19万円と、県庁所在地であり人口も出雲市より多いことから、家賃相場が高い傾向にあるようです。
(2024年6月19日時点)

出雲市の子育て世帯におすすめエリア

これまでお伝えしてきたように、出雲市は子育て支援に力を入れており、地域全体で子育てを応援している住みやすい街です。ここでは出雲市の中でも特に子育てがしやすいエリアについてお伝えします。

出雲市の子育て世帯におすすめエリア(1)出雲市駅周辺

出雲市駅
出雲市駅

最初に紹介するのはアクセスの利便性を考え、出雲市駅周辺です。路線バスの発着駅なので県立病院や大型ショッピングモールへ行くにも困りません。近くにドラッグストアや飲食店も多く、歩いて出かけられる範囲で生活に必要なほとんどのものをそろえられます。

徒歩圏内に図書館や科学館もあり、子どもと一緒に楽しむときに嬉しい施設がそろっているので便利です。この近辺は高校が多く、通学も徒歩もしくは自転車で通えます。子育ての先を見据えても便利なエリアです。

出雲市の子育て世帯におすすめエリア(2)大塚・四絡エリア

島根県立浜山公園でローラー滑り台を何度も楽しむ
島根県立浜山公園でローラー滑り台を何度も楽しむ

大型ショッピングモールと、県立病院が近いこのエリアは、子どもの人口も多く子育て世帯が多く住む地域です。ファッションセンターやドラッグストア、飲食店も多く、徒歩圏内で生活に必要なものがそろいます。

「浜山公園」という広い公園があり、大型アスレチックやじゃぶじゃぶ川 など、子どもの遊び場が豊富です。お弁当を持って出かけると丸1日遊べます。

施設名:島根県立浜山公園
所在地: 島根県出雲市大社町北荒木1868-10
アクセス: 電鉄出雲市駅⇒川跡駅(乗り換えあり )⇒浜山公園北口(約20分)⇒徒歩(約10分)

出雲市は自然と利便性が融合する子育てにぴったりな街

今回の記事でお伝えしてきたとおり、出雲市は自然の豊かな環境と、生活するための利便性を兼ね備えた住みやすい街です。

私が10年子育てしている間に、乳児医療制度や保育料の3歳以上児無料化など、よりよい変化がありました。お子さんに自然の中でのびのびと遊び、たくさんの経験を積んで心豊かに育ってほしいと願う方は、ぜひ出雲市を新たな居住地の候補に入れて検討してみてくださいね。

竹部なお3児のママ、子育て情報webライター

小学生2人と保育園児1人を育てるママ。休日は子どもたちと楽しめるイベントに出かけることや、お家でできる工作遊びをするのが好き。公園の新しい情報を仕入れてはめぐり、お気に入りの遊び場を開拓中。たまの1人時間は近くのカフェを巡りゆっくり読書を楽しむ。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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