平日はブックライターとして働く傍ら、週末には愛犬・ゴールデンドゥードルの泰楽(たいが)くんとともに登山やカヤックに出かける冒険家。そんな椎名前太さんが、愛犬と楽しめるおすすめの公園を紹介するシリーズです。今回は、千葉市の「青葉の森公園」を散歩する様子をお届けします(編集部)
芸術と自然を一度に楽しむ「青葉の森公園」
青葉の森公園は、千葉市の中央部に残された貴重な自然や地形を活かした県立公園です。遊具や水場などがあるレクリエーションゾーン、公園センターや芸術文化ホールなどがあるカルチャーゾーン、ドッグランなどがあるネイチャーゾーン、陸上競技場などがあるスポーツゾーンの4つのゾーンに分かれ、自然鑑賞やレクリエーションだけでなく、文化やスポーツも楽しめる施設となっています。また、梅や桜の名所としても知られています。今回はそんな都会のオアシスといえる公園を愛犬と散歩した様子を紹介します。
公園のデータ
公園の名前:青葉の森公園
住所:千葉県千葉市中央区青葉町977-1
敷地面積:53.7ヘクタール
入場料:無料
アクセス方法
都内から行く場合、京葉道路を利用し、松ヶ丘ICで降りて約5分です。駐車場は北口、南口、西口の3ヶ所にあります。駐車料金(普通車)は4時間以内300円、4時間超8時間以内600円、8時間超1時間ごと100円増です。利用時間は6時から22時までです。
青葉の森公園を愛犬と散歩してみた
ずっと続く桜並木の遊歩道
午前10時頃、西口駐車場に到着しました。向かい側には広々とした一戸建てや商業施設などが並んでいます。
この日は、西口駐車場からスタートして公園センター、わんぱく広場、ドッグラン、さくら山、彫刻の広場などを愛犬の泰楽(たいが・ゴールデンドゥードル)と巡る予定です。
園内に入るとすぐに「緑の相談所」の案内板が目に入りました。この相談所は公園センター内にあり、花や緑に関するさまざまな悩みごとに対してアドバイスをしてくれます。また下の写真にもあるように定期的に緑の講習会も開催しています。私は植物を育てるのは好きなのですが、すぐに枯らせてしまいます。このような窓口が近所にあるとうれしいですね。
公園センターの手前にはお花畑がありました。
公園センターには、緑の相談所や講習会だけでなく緑に関する図書コーナーや展示室もあります。
園内を周回する遊歩道は、ずっと桜並木でした。ときどきクスノキやクヌギなどが混じりますが、ほとんど桜。桜の名所とは聞いていましたが、ここまで多いとは。なので「満開の時期にも絶対に来よう!」と思いました。
また、遊歩道は幅広く歩きやすい舗装道路でした。だからでしょうか、この日は平日の上に天気予報が外れて時々小雨がぱらつく空模様でしたが、多くの人たちがウォーキングやジョギングを楽しんでいました。
カワセミのさえずりが聞こえる!
途中で左手に青葉ヶ池という大きな水場が見えました。こちらにも細い遊歩道が伸びています。なにか生き物がいそうなので行ってみました。
すると前方から小型カメラを持った高齢の男性が歩いてきました。頻繁に目を細めて遠くの水面を見つめています。すれ違いざま、彼は泰楽に向かって微笑みかけました。チャンスです。
「こんにちはー。なにがいるんですか?」
「カワセミですよ。ほらさえずりが聞こえるでしょ?」
泰楽とふたり、耳を澄ませます。
「ピッピッ、ピー。ピッピッ、ピー」
甲高く、かわいい声が森に響きました。しかし私にはスズメの声と同じに聞こえます。ちょっと高音かな?
「この声ですか? でも森の方から聞こえますよ」
「そうなんですよ。きょうはなぜか森の方にいるようです。それでもときどき水面近くを飛びますよ。見ててください」
それからしばらく黙って水面をきょろきょろしました。泰楽はすぐに飽きたようで、フセをして草を噛んでいます。
すると斜め右にオレンジ色の飛行物体がスイーっ!
カワセミの胸の部分です。速すぎて残念ながら鮮やかなブルーの羽は確認できませんでした。
「ほら、いたでしょう! あの鳴き声はカワセミですから覚えていた方がいいですよ」
思わぬ場所で勉強させていただきました。ありがとうございます!
なお、この公園で大きなレンズをかまえて鳥を撮影することは、周囲の迷惑になるので禁止だそうです。
70種・約1,500本の桜
青葉ヶ池から元の遊歩道に戻ると、すぐにわんぱく広場に出ました。ここにはカラフルな遊具がたくさんあります。休日は子どもたちで大いに賑わっているのでしょう。
わんぱく広場の先は、つくしんぼの家です。こちらでは千葉県の伝統工芸品の展示や工作教室などを行っています。
つくしんぼの家を通り過ぎると、いきなり視界がぱっと広がりました。陸上競技場です。こちらでは小・中学校の総合体育大会や市民総合大会などが行われています。陸上競技場の広々とした芝生を間近に見るのは、高校時代以来です。なんだか甘酸っぱい気持ちがしました。
陸上競技場の向かい側は、おはなみ広場でした。その名のとおり見渡す限り桜の森。青葉の森公園には、ソメイヨシノをはじめカンザン、オオシマザクラなど70種・約1,500本の桜が植栽されています。特徴的なのは4月中旬ごろに見頃を迎えるサトザクラで、その様子はソメイヨシノにも劣らないそうです。
ドッグランはガイダンス受講後の登録制
ドッグランは、陸上競技場の奥にありました。面積は1,164m2で、小型犬ゾーンとフリーゾーンに分かれています。
こちらのドッグランは、ガイダンス受講後の登録制なので、はじめて行ってすぐに入ることはできません。ガイダンスは定期的に公園センター内で行われています。実施日はホームページ等で確認してください。
登録に必要なものは次になります。①登録料1頭700円 ②艦札 ③狂犬病予防接種済票(金属プレート)④3種以上のワクチン接種を証明するもの ⑤愛犬の写真(3cm×2.5cm) ⑥筆記用具。なお、愛犬と一緒にガイダンスを受けることはできません。
青葉の森公園では、犬のしつけ教室も行っています(有料)。噛み癖、吠え癖などの悩みごとも相談できるそうです。くわしくはこちらもホームページ等で確認してください。
おはなみ広場を過ぎると、植栽がいきなり梅に変化しました。
32品種・約400本の紅梅・白梅
するとやがて梅園に出ました。こちらでは32品種・約400本の紅梅・白梅が植えられています。
梅園の先には県立中央博物館がありました。ここは千葉県の自然と歴史が学べる施設です(有料)。
その脇には生態園(無料)もあります。こちらでは房総半島の森林や草原が再現され、その様子を観察することができます。ただし、犬と一緒に入ることはできません。
生態園の向かい側にあるのが、青葉の森芸術文化ホールです。こちらは県民による芸術文化の発表や鑑賞の場として設置されたもので、能の公演もできる施設です。
さらに進むと西洋庭園がありました。こちらは古代ギリシアの神殿を想起させるような迫力あるスペースでした。おそらく草花が植えられており、見頃の時期は華やかなのでしょうが、この日は1輪も見当たりませんでした――。
そして最後は彫刻の広場です。こちらは県内外の著名な作家19名の作品を展示し、芸術と自然の調和を楽しむ場となっています。
便利な街中で豊かな自然を味わえる「青葉の森公園」を満喫できる住まい
青葉の森公園は、常に賑わっている千葉市の中心部にあります。そこにこれだけ豊かな自然が維持されているのは、大変魅力的といえるでしょう。そのうえ、週末や祝日は各種イベントが開催されたり、キッチンカーが出店したりといったことで駐車場が満車になることもあるそうです。出掛ける際は、このようなことも考慮して計画を立てた方がいいと思います。
青葉の森公園を満喫できる住まい
千葉市の住宅事情
青葉の森公園がある千葉市は、県庁所在地であり人口最多(約98万人)の政令指定都市でもあります。都心から約40kmに位置し、JR千葉駅から総武線快速を利用すれば東京駅まで乗り換えなしで約40分です。2021年に市民を対象に実施した「千葉市まちづくりアンケート」を確認すると、「生活に満足している」と回答した人は85%と高い割合です。その理由をみると「緑が豊か」「公共交通が便利」といった回答が多くなっています。こういったことから千葉市は、利便性と自然のバランスがいいエリアといえるでしょう。
千葉市の住まいは、選択肢が非常に幅広く、たとえば新築一戸建てであれば2,000万円台から1億円オーバーまであります。マンションも同様の傾向で、それぞれのニーズに合った物件を選びやすいエリアといえます。
千葉市中央区の賃貸物件の家賃相場は下記になります。
<千葉市中央区の家賃相場>
ワンルーム:7.21万円
1K : 6.74万円
1DK:7.42万円
1LDK:10.37万円
2DK:7.33万円
2LDK:13.67万円
3LDK:16.56万円