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夜に眠る不思議な観葉植物「エバーフレッシュ」。魅力や育て方のコツを紹介
夜に眠る不思議な観葉植物「エバーフレッシュ」。魅力や育て方のコツを紹介

夜に眠る不思議な観葉植物「エバーフレッシュ」。魅力や育て方のコツを紹介

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「暮らしに変化を加えてお部屋を素敵にしたい」
「ユニークな植物を育ててみたい」

そのような方におすすめの観葉植物がエバーフレッシュです。しなやかな葉を茂らせた美しい佇まいがインテリアをおしゃれに演出し、他の植物とは違うユニークな特性は好奇心をかきたてます。

以前は植物に詳しくなかった私ですが、仕事や趣味でインテリアに関わる機会が増え、たくさんの植物を育てるようになりました。20鉢以上ある植物の中で、エバーフレッシュは特に育てるのが楽しくなる面白い植物です。

今回はエバーフレッシュの魅力をお届けするとともに、元気に育てるためのコツもお伝えします。

エバーフレッシュの特徴とは

まずはエバーフレッシュのユニークな特性や生まれから分かる特徴、知ると面白いトリビアについてざっくりとチェックし、どのような植物なのかをイメージしてみましょう。

昼は起きて夜に眠るエバーフレッシュ

エバーフレッシュは昼と夜で表情を変える観葉植物です。昼は細い葉を元気いっぱいに広げて生き生きとしていますが、夜は葉を閉じます。しおれたように見えますが、実は眠っているだけ。

これはエバーフレッシュがマメ科コヨバ属であるために起こる現象です。マメ科の多くの植物は、睡眠運動を行っています。エバーフレッシュも人間と同じように、睡眠が必要な植物なのです。

ただし、植物の睡眠運動は”就眠運動”と呼ばれ、人間の睡眠の仕組みとは違います。人間には体内時計があり、朝日で体内時計が早まって目が覚め、暗い夜は体内時計が遅くなって眠たくなります。つまり、目に入る光の明るさや暗さが体内時計に影響しているということです。

一方、マメ科の植物は光の明るさや暗さにかかわらず開閉します。これまでマメ科植物が眠る仕組みは謎のままでしたが、就眠運動を引き起こす分子が原因だということが最近の研究で明らかになりました。

人間とマメ科のエバーフレッシュは睡眠の仕組みが異なりますが、眠らなければ元気がなくなってしまうことは共通しています。

原産国から分かるエバーフレッシュの特徴

細い葉を持つエバーフレッシュは一見繊細そうですが、実は熱帯アメリカ原産で暑さに強くて丈夫な植物です。ただし、強い直射日光・寒さ・急激な環境の変化は苦手で、見た目通りの繊細な一面も持ち合わせています。

日光が程よく当たる暖かい場所が大好きで、成長期の春から秋にかけては水をたっぷりと欲しがります。

エバーフレッシュにまつわるトリビア

エバーフレッシュには名前や花言葉にまつわる興味深いトリビアがあります。ここではQ&A形式で紹介しましょう。

Q.エバーフレッシュは本名?
A.エバーフレッシュは日本での通名で、学名はコヨバ・アルボレア・アングスティフォリア、正式な和名はアカサヤネムノキです。花が咲いた後にできる緑のさやが赤になることが由来だといわれています。

Q.花言葉は?
A.”歓喜””胸のときめき”です。ロマンチックで素敵な花言葉ですよね。

Q.なぜその花言葉になったの?
A.中国に以下のような言い伝えがあります。あるところにいつも不機嫌な父親がいました。ある日、彼がエバーフレッシュを入れたお酒を飲んだところ、上機嫌になりました。夫婦はときめき合い、家族は歓喜したとか。夫婦円満や家庭円満を思わせる素敵なエピソードです。

Q.どこまで大きくなる?
A.置き場所によって成長速度は変わりますが、2mくらいに成長することがあります。常に葉を大きく広げるため、のっぽになってもひょろひょろした印象にはならず、かっこよく見えます。

育てて気づいたエバーフレッシュの魅力

ここからは、私が実際にエバーフレッシュを育てていて気がついた魅力についてお伝えします。エバーフレッシュは私のライフスタイルや気分だけでなく、インテリアにも変化をもたらしました。

エバーフレッシュを育て始めたきっかけ

ある夜、時々訪れるカフェで元気のない植物を見かけました。当時はまだ植物に詳しくなかったため、何の植物か分からず、親しくなったお店の人に「お水あげなくても大丈夫なんですか?」と尋ねました。

するとお店の人は、しおれているのではなく夜に眠るエバーフレッシュであると教えてくれたのです。眠る植物がいるということを初めて知った私は興味をそそられましたが、そのときは家に帰って調べる程度にとどまりました。

その後自宅で仕事をするようになったことで、エバーフレッシュを育てる機会が訪れます。家にずっといると意識しなければエネルギーを消費しないため、疲れや眠気を感じにくくなりました。昼夜逆転の生活で、目の下にはクマができて常に疲れている状態に。

そのような生活が嫌になったある日、ふとエバーフレッシュのことを思い出しました。夜に眠る観葉植物を近くに置くことで、生活リズムを整えるきっかけにできないかと考えたのです。

体内時計を戻してくれたエバーフレッシュ

光に関係なく就眠運動を行うエバーフレッシュは、雨が降る暗い朝も葉を広げ、照明が明るい夜の部屋でも眠りにつきます。規則的に就眠運動を繰り返す様子を見ていると、自然に正しい時間に眠って起きる生活を取り戻したいという気持ちになりました。

仕事で夜遅くなるとそろそろ眠らなくてはと思うようになり、朝は元気に葉を広げるエバーフレッシュを見て爽やかな気分になります。程よく疲れてぐっすりと眠れるように、筋トレやウォーキング、ランニングなどの運動も始めました。

このように、私はエバーフレッシュを育てることで、昼夜逆転の生活リズムを変化させることができたのです。

エバーフレッシュを育てると気分がリフレッシュ

エバーフレッシュは水を好む観葉植物で、根本への水やりだけでなく、害虫対策のためにも葉水が必要です。葉水で気持ちよさそうに葉を広げるエバーフレッシュを眺めていると、自分もリフレッシュした気分になります。柔らかく細い葉に水滴がのった様子はなんとも涼しげで、特に暑い日は癒やされます。

インテリアとしてのエバーフレッシュの魅力

しなやかな葉を持つエバーフレッシュは、見た目がナチュラルなのでどのようなインテリアにもマッチします。カジュアルな雰囲気もあり、ヴィンテージテイストやエスニック系にぴったりです。

わが家では、エスニックテイストの夫の趣味部屋に飾っています。元々はグリーンが少ない部屋でしたが、エバーフレッシュを置いたことで一気に緑豊かな雰囲気になりました。この変化が楽しかったので、他の鉢植えもどんどん増えていき、今では一体どれだけ増やすのかと夫に聞かれるほどです。

わが家では小型のエバーフレッシュを小さい鉢で育てているため、お部屋の邪魔にならないところも気に入っています。葉を大きく広げるので、小さな鉢であっても存在感はバッチリです。

エバーフレッシュの育て方と栽培環境

エバーフレッシュを育ててみたくなったら、購入する前に育て方のコツを知っておきましょう。最適な栽培環境やお手入れ方法、注意点もお伝えします。

エバーフレッシュを育てる難易度

エバーフレッシュは、水と置き場さえ気をつければ基本的に育てやすい植物です。私が育ててみた植物の中で難易度をつけると、ほぼ放置でも育つカネノナルキよりは気を使いますが、季節によって水やり加減が難しいドラセナよりは簡単です。

エバーフレッシュの普段の育て方

必要なアイテム

エバーフレッシュを育てるために最初にそろえたいアイテムは、じょうろ、霧吹き、園芸用のはさみです。じょうろと霧吹きは普段の水やり、はさみは伸びたときの剪定に使います。

最適な土選びのコツ

購入したエバーフレッシュをお気に入りの鉢に植え替えたい場合には土も必要です。最適な土は、水はけがよくて栄養を含むタイプで、ホームセンターなどに売っている肥料入りの観葉植物用の土を使うことが多いです。

自分で土をブレンドしたい場合は、赤玉6〜7に対して腐葉土3〜4に緩効性肥料を混ぜましょう。緩効性肥料とは、化成肥料のように成分が強過ぎずじっくりと土に溶け出す固形肥料のことです。

水やりのコツ

エバーフレッシュの水やりの基本は、土が乾いたときにたっぷりとあげることです。季節によって水やりの頻度が変わり、成長期を迎える春〜秋頃は1日1回程度、寒くなって成長が止まる冬は2〜3日に1回程度与えましょう。

ただし、環境や育て方によっては春でもあまり土が乾かないことがあります。頻度はあくまで目安ですので、土が乾いたかどうかを基準にするといいですよ。乾燥するとハダニなどがつきやすくなるため、こまめな葉水もお忘れなく。

エバーフレッシュを育てる場所

春〜秋の置き場

エバーフレッシュは暖かい環境が大好きな植物なので、成長期の春から秋は日当たりのよい場所に置きましょう。ただし、きつい日差しは苦手で葉焼けを起こすことがあるので、真夏は半日陰の場所がおすすめです。

水を好む植物ですが、通気性がよくないと根腐れを起こすことがあります。風通しのよさも考慮して置き場を決めましょう。

冬の置き場

エバーフレッシュは耐寒性が低い植物です。ベランダで育てている場合は、冬になったら室内の日当たりがよい場所へ移動させましょう。

耐陰性もありますが、暗い場所に長時間置くと落葉したり枯れたりする場合があります。明るい場所に置いて、元気な状態をキープしましょう。

エバーフレッシュの定期的なお手入れ方法

剪定方法

エバーフレッシュを剪定する目的は、きれいな形で成長させることと、生育を阻害しないことです。葉が密集すると光が当たりにくい部分が増え、風通しが悪くなります。

剪定の時期は4〜5月がおすすめです。この時期は冬に休眠していたエバーフレッシュが一気に成長し、枝や葉が増えます。剪定した枝を利用して挿し木にすれば、鉢植えを増やすことも可能です。

挿し木をするときは、栄養が失われないように葉を数枚残して取り除き、枝は水分を吸いやすいように斜めにカットします。20分ほど水につけたら赤玉土を入れた鉢に挿し、日陰に置いて数ヶ月水やりをしながら様子を見ましょう。根が生えてきたら別の鉢に植え替えます。

肥料のやり方

エバーフレッシュには、春から秋にかけて数ヶ月に1回ほど緩効性肥料を与えます。水で薄めた液体肥料の場合は緩効性肥料よりも効果が現れやすい一方で持続性がないため、2週間に1度ほどの間隔で与えましょう。

ただし、休眠期の冬は肥料を与えません。必要のない時期に肥料をやると肥料焼けを起こし、元気がなくなる場合があります。

植え替えの時期と方法

エバーフレッシュの植え替えは、根詰まりを防ぎ栄養が抜けた土を入れ替えて成長を促進するために行います。

おすすめの時期は成長期の春から秋ですが、暑過ぎる真夏は避けるのが無難です。頻度は2年に1回くらいが目安となります。ただし、環境によってはもっと早く成長する場合もありますので、様子を見ながら行ってください。

植え替えには、エバーフレッシュに最適な土、鉢底石、鉢底ネット、今までよりも一回り大きな鉢を用意しましょう。鉢からエバーフレッシュを引き抜く際は、根が傷つかないように優しく扱ってくださいね。

害虫対策

エバーフレッシュに発生しやすい主な害虫は、ハダニとカイガラムシです。ハダニは水を嫌うため、葉水で対策できます。カイガラムシは暗くて風通しが悪い場所を好みますので、明るくて通気性のよい場所に置き、葉が密集している部分を剪定することで防げます。

仮に寄生された場合、どちらの害虫も薬剤で駆除できますが、カイガラムシは成虫になると厄介です。硬い殻に覆われているため薬剤が効きにくくなります。その場合は割り箸などで1つずつ取り除くか、葉を傷つけないように注意しながら歯ブラシなどでこすり落としましょう。

エバーフレッシュを育てる際の注意点

注意点(1)水切れと根腐れの両方に気をつけて

エバーフレッシュは水切れを起こすと落葉しますが、一方で水を与え過ぎたり受け皿に溜まった水を放置したりすると根腐れを起こすこともがあります。

水はたっぷりと与えますがその後は水切りをしっかりと行い、メリハリをつける水やりスタイルにしましょう。ちなみに私の場合、水が蒸発しにくい梅雨や冬の時期は確実に水切りできるように洗面所で水を与えています。

注意点(2)変化に敏感だから頻繁に置き場を変えないで

エバーフレッシュは環境の変化に敏感な植物です。新しい環境に慣れようと頑張るあまり落葉することがあり、頻繁に配置換えを繰り返すと葉がほとんどなくなって見栄えが悪くなる場合があります。人間が新しい職場や住まいに慣れようとして、ストレスを感じるのに似ていますね。

エバーフレッシュを育てるのにおすすめの物件

ここからは、エバーフレッシュを育てるのにぴったりな物件を紹介します。3つのパターンをピックアップしましたので、これから育てる方は参考にしてみてくださいね。

(1)エバーフレッシュを育てやすい日当たり良好な物件

暖かくて明るい場所が好きなエバーフレッシュには、日当たり良好な物件がおすすめです。最上階の部屋、南向きの部屋、角部屋といった条件なら、エバーフレッシュが好む日光や明るさを確保しやすくなります。

(2)エバーフレッシュが冬も暖かく過ごせる物件

寒さが苦手なエバーフレッシュには、冬でも暖かい環境を用意してあげましょう。床暖房や浴室乾燥機があればエアコンに頼り切りにならずに室内が暖かくなるため、エバーフレッシュが嫌う乾燥を防げます。南向きの鉄筋・鉄骨系の物件なら断熱性能の高さや日当たりのよさを期待できます。

年間を通じて大きな室温変化がなくなれば、環境の変化に敏感なエバーフレッシュを安心して育てられるでしょう。そのような居住環境であれば人間も快適に過ごせますので、植物と人の両方にとって心地よい住まいとなります。

(3)エバーフレッシュとおしゃれに暮らすデザイナーズ物件

内装デザインにこだわったデザイナーズ物件は、インテリア性の高いエバーフレッシュにぴったりです。輸入クロスや海外の設備を取り入れた物件なら、海外インテリアも実現できます。

お部屋そのものがおしゃれなため、コーディネートを頑張らなくても素敵なお部屋を作れるところがメリットです。しなやかなエバーフレッシュを1つ置くだけで、雑誌に載っているようなお部屋になることも。

デザイナーズ物件と一口にいってもさまざまなインテリアのテイストがありますので、画像や実物を見比べて好みのスタイルを探してみましょう。見るだけでもワクワクして楽しくなりますよ。

エバーフレッシュで暮らしに変化をつけよう

エバーフレッシュを育てる暮らしを始めたことで、私のライフスタイルは大きく変化しました。生活リズムを整えるのに役立ち、疲れたときに眺めると気分をリフレッシュできます。

インテリアとも合わせやすく、コーディネートが楽しくなる植物です。模様替えをしたい欲求をかきたてられ、ついさまざまな場所に置いてみたくなりますが、環境の変化に敏感な特性を考えて配置換えの頻度を一応セーブしています。その分エバーフレッシュを置いた部屋の模様替えを少しずつ進め、気分転換をしています。

暮らしに変化をつけるきっかけとして、みなさんもエバーフレッシュをお部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。

mashley家具コンシェルジュ・ライター、椅子オタク、DIYマニア

27脚の椅子を所有する家具コンシェルジュ・ライターです。椅子のために家を建築し、現在は100万円で購入した空き家付き山林をセルフリノベーションしています。好きなテイストはミッドセンチュリーモダンと北欧のミックススタイルです。仕事ではインテリア記事の執筆やお部屋づくりのお手伝いをしています。ブログ「北欧ミッドセンチュリーの家づくり」ではコーディネートのコツやDIY、収納、掃除など暮らしのアイデアについて発信し、YouTubeチャンネル「オタク夫婦の週末山暮らし」では、田舎暮らしの動画を配信しています。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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