スーパーでいちごを見かけると、ふと食べたくなるいちご大福。和菓子屋さんで買って食べるのもおいしいですが、わが家では好みの果物をスーパーで手に入れて、いちご大福やフルーツ大福を作ります。
冷蔵庫にいちごなどの果物と切り餅が余っているときは、大福を作るベストなタイミング。基本的な大福の作り方を覚えると、好みの果物でフルーツ大福を作ったり、さまざまなアレンジを加えたりすることも。
そこで今回は、時短かつ簡単なお菓子作りを日常的に楽しんでいる私が、わが家で実際に作っているいちご大福やフルーツ大福のレシピをご紹介していきます。気軽に試せるレシピばかりなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
いちご大福を自宅で作ろう
余りものから生まれたわが家のいちご大福作り
わが家のいちご大福のレシピは、「いちご大福が食べたいな」と思ったときに、白玉粉が切れていたことがきっかけで生まれました。
大福の基本材料は白玉粉ですが、常備していないことがほとんど。そこで代用できるものを家の中で探していたところ、冷蔵庫で眠っていた切り餅を見つけました。切り餅の原料は、白玉粉と同じもち米だったことから代用できそうだと思い、使ってみることに。
冷蔵庫で余っていた切り餅と、デザートとして買っていたいちごからおいしい和菓子が作れるだなんて、うれしい発見でした。
フルーツ大福が硬くなってしまう理由 お餅の原料であるもち米にはデンプン質が含まれていて、アミロペクチンという成分でできています。アミロペクチンは分子構造が枝分かれしているため、もち米はつけばつくほど分子構造が絡まり、粘りが出やすいです。
お餅に含まれるデンプンは水分や熱によって変化する性質があり、硬くなったりやわらかくなったりします。そのため、加熱したときにはお餅全体に水分と熱が均一に行き渡るのでやわらかくなり、時間が経つと元の硬い状態に戻ってしまうのです。
このように、フルーツ大福など、お餅から作る大福は冷えることでやわらかさを維持することができず、硬くなってしまいます。
大福の皮が固くならないようにするコツ
せっかく作ったいちご大福やフルーツ大福をやわらかい状態で維持するためには、砂糖の保水性が必要です。
砂糖には水分を保持する性質があり、切り餅に混ぜ込むことで加えた水分を逃さず、保水してくれます。水分が少ないとお餅全体に砂糖が行き渡らないため、しっかりと水分を入れましょう。
切り餅で大福を作る際には、切り餅1個50gに対して、水30ml、砂糖5gという分量を覚えておいてください。いちご大福やフルーツ大福はいたみやすいので、作ったその日のうちに食べてくださいね。
簡単! わが家のいちご大福レシピ
いちご大福の基本レシピ
いちごの大きさによって必要な切り餅の数やあんこの量が変動します。50gの切り餅1個に対して、水30ml、砂糖50gという分量を覚えておくと、大福の皮をすぐに作り足せます。
ご紹介するレシピでは、佐賀県産のいちごとこしあんを使用しました。
■材料(4個分)■
いちご 4個
あんこ 120g
●切り餅(50g) 2個
●水 60ml
●砂糖 10g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)いちごのへたをカットする。
(2)こしあんを4等分にして、1つずつラップにのせる。
(3)2のあんこをラップの上で広げ、いちごをのせて包む(あんこでいちごを包むようにする)。
(4)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(5)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(6)作業台に片栗粉を広げて、(5)の生地をのせる。
(7)生地に片栗粉をまぶして4等分にカットする。
(8)生地をうすく延ばし、(3)のいちごとあんこを包んでいく。
(9)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
作業中に生地がベタついてしまう場合は、手に片栗粉をつけて作業してみてくださいね。
生クリームいちご大福のレシピ
生クリームは少量の使用なので、市販の泡立て済みのホイップクリームを使用すると、手軽に作れます。練乳を混ぜ込んで練乳クリームにしてみたり、チョコクリームで作ったりしてもおいしいです。
■材料(4個分)■
いちご 4個
ホイップクリーム 適量
●切り餅 2個
●水 60ml
●砂糖 10g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)いちごのへたをカットする。
(2)ホイップクリームをいちごが包めるくらいラップにのせ、いちごをのせて包んで冷蔵庫で冷やしておく。
(3)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(4)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(5)作業台に片栗粉を広げて、(4)の生地をのせる。
(6)生地に片栗粉をまぶしながら4等分にカットする。
(7)生地をうすく延ばし、(2)のいちごと生クリームを包んでいく。
(8)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
クリームチーズあんのいちご大福のレシピ
白あんにクリームチーズを混ぜ込んで作ったクリームチーズあんの大福です。白あんに抹茶を混ぜれば抹茶あん、ココアパウダーを混ぜればチョコレート風のあん、ビーツパウダーを混ぜればかわいらしいピンクのあんが作れます。
■材料(4個分)■
いちご 4個
クリームチーズ 60g
白あん 60g
●切り餅 2個
●水 60ml
●砂糖 10g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)いちごのへたをカットする。
(2)クリームチーズと白あんを均一になるまでねり混ぜる。
(3)(2)のクリームチーズあんをラップの上で広げ、いちごをのせて包む。(クリームチーズあんでいちごを包むようにする。)
(4)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(5)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(6)作業台に片栗粉を広げて、(5)の生地をのせる。
(7)生地に片栗粉をまぶしながら4等分にカットする。
(8)生地をうすく延ばし、(3)のいちごとクリームチーズあんを包んでいく。
(9)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
いちご以外もおいしい! フルーツ大福アレンジレシピ
白あんのキウイ大福
基本の簡単いちご大福の応用レシピです。フルーツとあんこの種類をかえるだけでいちご大福とは違った印象のフルーツ大福を作ることができます。
■材料(4個分)■
キウイ 1個
白あん 160g
●切り餅 2個
●水 60ml
●砂糖 10g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)キウイの皮をむき、4等分にカットする。
(2)白あんを4等分にして、1つずつラップにのせる。
(3)2の白あんをラップの上で広げ、キウイをのせて包む。(白あんでキウイを包むようにする。)
(4)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(5)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(6)作業台に片栗粉を広げて、(5)の生地をのせる。
(7)生地に片栗粉をまぶしながら4等分にカットする。
(8)生地をうすく延ばし、(3)のキウイと白あんを包んでいく。
(9)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
濃厚生チョコクリームバナナ大福
濃厚な生チョコレートとバナナの相性抜群な大福です。生チョコレートはあたためた直後は包めないので、先に生チョコレートを作り、冷やし固めてから大福を作ってみてくださいね。
■材料(4個分)■
バナナ 1本
チョコレート 50g
牛乳 大さじ1
無塩バター 20g
●切り餅 2個
●水 60ml
●砂糖 10g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)耐熱ボウルに細かく割ったチョコレート、牛乳、無塩バターを入れてラップをし、600Wのレンジで50秒あたためる。
(2)均一になるまで混ぜて、冷蔵庫で30分から1時間冷やしておく。
(3)バナナを一口サイズの大きさに4個カットする。
(4)冷えた(2)の生チョコレートの4分の1をラップに広げ、バナナをのせて包み、冷蔵庫で冷やしておく。(生チョコレートでバナナを包むようにする。)
(5)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(6)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(7)作業台に片栗粉を広げて、(6)の生地をのせる。
(8)生地に片栗粉をまぶしながら4等分にカットする。
(9)生地をうすく延ばし、(4)のバナナと生チョコレートを包んでいく。
(10)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
レモンあんの柑橘大福
今回使用したのは甘平(かんぺい)という酸味が少ない甘みの強い柑橘類です。季節でスーパーに置いてある柑橘類が変わるので、お好みの季節の果物を取り入れられるとさまざまな味が楽しめます。
■材料(1個分)■
甘平 1個
白あん 50g
レモン汁 小さじ2
●切り餅 1個
●水 30ml
●砂糖 5g
片栗粉 適量
■作り方■
(1)甘平の皮をむいておく。
(2)白あんとレモン汁を均一になるように混ぜ合わせる。
(3)(2)をラップに広げ、甘平をレモンあんで包んでいく。
(4)耐熱ボウルに●の材料を入れて、600Wのレンジで2分温める。
(5)ボウルの中身をへらなどで均一になるまで混ぜ合わせる。
(6)作業台に片栗粉を広げて、(5)の生地をのせる。
(7)生地に片栗粉をまぶしながらうすく延ばし、(3)の甘平とレモンあんを包んでいく。
(8)包み終わったら、包んだ口を下にして完成!
フルーツ大福作りを楽しめる住まいとは?
設備の充実したキッチンのある住まい
おうちでフルーツ大福のような手作りお菓子を楽しむのであれば、設備が充実したキッチンがあるのが理想的です。広々とした空間でお料理ができるカウンターキッチンであれば、調理器具や材料を並べても窮屈感がありませんし、友人や家族とともにキッチンに立ってお菓子を一緒に作ることもできます。
いくつもの食材を保管できる冷蔵庫やパントリー、シンク、作業台、コンロ、食器棚の順に並んでいるとスムーズに作業を進められます。シンクと作業台がとなり合わせであれば、洗い物がしやすくなりますし、食器棚や収納棚が手の届くところにあると調理しやすいです。
お菓子作りやお料理の際には、動線を邪魔することなく調理器具を整理しておくと、心地よく感じられますよ。
近くにスーパーがある住まい
住まいの近くにスーパーがあると便利に感じます。徒歩圏内であれば、必要なものをすぐに買いに行けますし、行く度に旬の食材をチェックすることも可能です。
品ぞろえのいいスーパーや食品店があると、日々の買い物が楽しくなりますよね。車やバスなどの交通手段に頼らずに行ける距離であれば、交通費を抑えられるので家計に負担をかけることもありません。
パントリーのある住まい
食材の管理が得意な方におすすめしたいのが、パントリーのある住まいです。災害用に食材をストックしたり、よく使う長期保存できる食べ物を保管したりすることもできます。普段使用しない調理器具や食器、日用品などの収納にもとても便利です。
おうちでフルーツ大福作りを楽しもう!
今回の記事では、いちご大福やフルーツ大福のレシピ、お菓子作りに便利な住まいなどをご紹介してきました。
スーパーに行くと、いちご・キウイ・バナナ・みかん・いちじく・メロンなど、1年を通してさまざまなフルーツに出合うことができます。あんこも、こしあん・つぶあん・白あん・ずんだ・チョコ・抹茶など、アレンジできるので、いろいろな組み合わせが可能です。
完成したフルーツ大福の断面はとてもキレイなので、カットした見た目も楽しめます。自分の好みの大福を作ったり、家族や友人が好きな味で作ってみたり、楽しみ方もさまざま。この記事を通して、手作りお菓子の時間が充実した幸せなものになりますように。