中華料理は私の大好物。ランチは迷ったら中華料理、暇を見つけては町中華、本格的な中華料理巡りをしています。
いろいろ巡っているうちにハマったのが、「中華調味料」です。中華料理の肝となる調味料には、さまざまな種類が存在します。自分が気になる調味料を手に入れては、毎週と言っていいほどいろいろな中華のレシピを試しています。
今回は、中華調味料の代表的な種類と特徴についてご紹介します。
- 中華調味料の種類と特徴
- 代表的な中華調味料とは
- 豆板醤(トウバンジャン)
- 甜麺醤(テンメンジャン)
- 芝麻醤(チーマージャン)
- 牡蠣油(オイスターソース)
- 香酢(コウズ)
- 五香粉(ウーシャンフェン)
- 中華調味料(ウェイパー、創味シャンタン)
- 中華調味料のある暮らし
- 中華調味料の魅力1. いろいろな料理を試したくなる
- 中華調味料の魅力2.中華食材屋巡りが楽しくなる
- 中華調味料の注意点、使い切れない量を買わない
- おすすめの中華調味料と簡単レシピ
- 豆板醤(トウバンジャン)
- 豆板醤(トウバンジャン)のピリ辛チャーハン
- 甜麺醤(テンメンジャン)
- 甜麺醤(テンメンジャン)入り豚肉・ピーマン炒め
- 万能調味料(ウェイパー、創味シャンタン)
- ウェイパーを使った簡単玉子スープ
- 中華料理を楽しめる住まいとは
- コンロが2口以上ある
- キッチンとリビング区切られている間取り
- レンジフード付き物件であれば理想的
- 中華調味料を常備して自炊を楽しもう
中華調味料の種類と特徴
中華料理は、それぞれの地域によって独自の食文化があり、「北京料理」「上海料理」「四川料理」「広東料理」などに分類されます。
どの地域の中華料理にも共通する調味料は醤油・味噌・酒で、そこに中華調味料を加えることが多いです。それぞれの料理に適した中華調味料があるので、ここからは日本でも手に入れやすい代表的な調味料をご紹介します。
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代表的な中華調味料とは
中華料理の調味料には数え切れないほどの種類がありますが、以下の調味料が代表的です。
・豆板醤(トウバンジャン)
・甜麺醤(テンメンジャン)
・芝麻醤(チーマージャン)
・牡蠣油(オイスターソース)
・香酢(コウズ)
・五香粉(ウーシャンフェン)
このほかに、どのような料理にも使える「万能調味料(ウェイパー、創味シャンタン)」などもあり、手軽に中華風の味付けを楽しめます。これらの調味料はスーパーでも買えますし、初心者でも手軽に扱えます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
豆板醤(トウバンジャン)
豆板醤は、中華風の辛味ペーストです。辛味や発酵の違いによりいろいろな種類があり、スーパーでは発酵度合いが弱いものが売られています。麻婆豆腐やチャーハンなどの炒めものや、火鍋などの煮物に使われています。
甜麺醤(テンメンジャン)
小麦粉に米麹を加えて発酵させた、甘味噌です。味噌田楽に使われる甘味噌によく似ています。甜麺醤は炒めものや煮物などの料理に適しています。中華料理屋さんでは、回鍋肉や北京ダックなどで使われていますね。
芝麻醤(チーマージャン)
芝麻醤(チーマージャン) は、すりゴマにごま油とサラダ油を混ぜ合わせたゴマペーストです。中華料理でゴマ風味の料理を作るときに必ず使われる調味料です。バンバンジーや担々麺などに使われています。
牡蠣油(オイスターソース)
牡蠣油(オイスターソース)は、名前が示すとおり牡蠣(オイスター)を原料とした調味料です。広東料理で広く使われています。見た目は黒く、とろっとした液状をしているのが特徴。青椒肉絲(チンジャオロース)や焼きそばなどでおなじみの調味料です。
香酢(コウズ)
香酢(コウズ)は、日本で「黒酢」と呼ばれている調味料です。
味は日本の酢に似ていますが、もち米を原料としており、熟成期間も半年と長いため、コクがあります。料理としては酢豚などの炒めもの、餃子のタレとして使われることが多いです。
五香粉(ウーシャンフェン)
五香粉(ウーシャンフェン)は、名前が示すとおり5つのスパイスがブレンドされたミックススパイスです。スターアニスやクローブ、花椒など5種類のスパイスをブレンド。料理に一振りするだけで本格的な中華料理の風味を楽しめます。麻婆豆腐や野菜炒めなどでよく使われている調味料です。
中華調味料(ウェイパー、創味シャンタン)
中華調味料(ウェイパー、創味シャンタン)は、万能スープ調味料です。中華料理では鶏がらスープやシャンタンスープを味の基本に使うことが多く、それらの旨みエキスを抽出した中華版「旨み調味料」です。日本発祥の調味料のため、日本人の舌に合うように作られており、日本の中華料理で広く使われています。
中華調味料のある暮らし
私自身、料理初心者でした。しかし、中華料理は初心者でもレシピと材料、調味料さえあれば本格的な味に仕上げられるため、いろいろな調味料を買って試しています。仕事が休みの日には必ず作り、家族に披露しています。
中華料理好きな私の、中華調味料のある暮らしとはどんなものなのか。その魅力、初心者がやりがちな失敗、作ったことがない人でも簡単に作れるレシピをご紹介します。
中華調味料の魅力1. いろいろな料理を試したくなる
中華料理は、種類が豊富です。北京料理に上海料理、四川料理に広東料理のほか、東北料理など、調べるほど出てきます。どの料理も材料と調味料を炒めたり、煮込んだりするだけでできるので、料理初心者でも簡単に作れます。レシピも豊富にあるので、「今週は四川、来週は北京」と、「中華料理」というくくりの中でも、テーマを変えて試せますよ。
中華調味料の魅力2.中華食材屋巡りが楽しくなる
普通のスーパーでも代表的な調味料は売っているのですが、作っていくうちに本場の調味料も試したくなりました。
日本には本場中国の方が経営している現地の食材を取扱っているお店があります。特に都心部には異国気分を味わえるお店が多数。ネットでも買えるのですが、本場の空気感を少しでも味わいたいときにおすすめです。
中華街と呼ばれている地域(横浜、神戸、長崎など)は、現地の空気感を味わえるお店の宝庫です。
中華調味料の注意点、使い切れない量を買わない
中華調味料を買い始めるときの失敗としてよくあるのが、多く買いすぎてしまうこと。ネットでは業務用の取扱いが多いため、個人では賞味期限前に使い切るのが大変なこともしばしばあります。
私は以前、1kgの豆板醤を買ってしまいました。1回の料理で使うのは多くても30グラム(大さじ2杯)程度なので、半年たっても使い切れず、持て余してしまいました。中華調味料を買うときは、200グラム程度の少量から買うようにしましょう。
おすすめの中華調味料と簡単レシピ
初心者でも使いやすく、おすすめの調味料は以下の3つです。
・豆板醤
・甜麺醤
・万能調味料(ウェイパー)
これらはスーパーやネット、コンビニでも購入でき、使用するレシピも簡単なものが多いです。ここからは、それぞれの調味料の特徴と、簡単レシピをご紹介します。
豆板醤(トウバンジャン)
最初に試したいのが、豆板醤です。こちらはスーパーなど、食品を扱っているほとんどのお店で売っています。手軽さでいえばナンバーワン。金額も200gなら500円程度で購入できます。
豆板醤(トウバンジャン)のピリ辛チャーハン
豆板醤の簡単レシピとしてご紹介するのは、「豆板醤入りピリ辛チャーハン」です。材料を炒めるだけで作れてしまうので、初心者でも気軽に試せます。
【材料】(1人前)
ご飯 200グラム(茶碗1杯分)
卵 1個
ソーセージ 2本
豆板醤 小さじ1
コンソメ 少々
塩 少々
胡椒 少々
サラダ油 大さじ1
【作り方】
①卵を溶き、ソーセージを好みの大きさに切っておきましょう。
②フライパンにサラダ油を入れて中火で熱します。
③豆板醤を入れて10秒ほど炒めます。
④③にソーセージを入れて炒めます。
⑤さらに卵を入れて炒め、卵がパラパラになったらご飯を入れて炒めます。
⑥コンソメ、塩、胡椒を入れて炒め、ご飯に焦げ目が出てきたら完成です。
【ポイント】
ポイントは豆板醤を入れすぎないことです。入れすぎると激辛になりますので、注意してください。調味料は小さじで加えていき、好みの味に調整しましょう。
甜麺醤(テンメンジャン)
甜麺醤も豆板醤と並ぶ、おなじみの調味料です。スーパーやコンビニ、ネットのどこでも購入できます。200gであれば500円以内で購入可能です。甜麺醤は甘み調味料なので、豆板醤よりも使い道が広いのが魅力といえるでしょう。
甜麺醤(テンメンジャン)入り豚肉・ピーマン炒め
甜麺醤の簡単レシピは、「甜麺醤(テンメンジャン)入り豚肉・ピーマン炒め」です。炒めるだけでご飯にも合う美味しい中華料理が作れますよ。
【材料】(1~2人前)
酒 大さじ2
醤油 小さじ1
甜麺醤 大さじ2
チューブにんにく 小さじ1
豚バラ肉(小間切れでもOK)150g
ピーマン 2個
サラダ油 小さじ1
【作り方】
①ピーマンを縦半分に切り、種とヘタを取り除き、好みの大きさに切ります。
②豚バラ肉を食べやすい大きさに切ります。
③豚肉と酒、醤油、甜麺醤、チューブにんにくを混ぜます。
④フライパンにサラダ油を入れて中火で熱します。
⑤豚肉を炒めて焦げ目が入ったら、ピーマンを加えて炒めます。
⑥ピーマンがしんなりしたら、完成です。
【ポイント】
ポイントは肉を焼く前に調味料を混ぜて味をなじませることです。調味料がしっかりと染みこむと、より美味しく仕上がります。
万能調味料(ウェイパー、創味シャンタン)
最後に紹介するのが万能調味料(ウェイパー、創味シャンタン)です。万能調味料の種類はいくつかありますが、私はどこでも購入できるウェイパーを使っています。250グラムで700円前後から購入できますよ。
ウェイパーを使った簡単玉子スープ
ウェイパーの簡単レシピは、「玉子スープ」です。ウェイパーを使うと簡単にお店で出てくるようなスープを作れます。
【材料】(1人前)
水 300ml
ウェイパー 小さじ2
塩 少々
砂糖 小さじ1
酒 大さじ1
ごま油 小さじ1
いりごま 少々
卵 1個
【作り方】
①あらかじめ卵を溶いておき、鍋に水を入れて沸かしておきます。
②水が沸騰したら、ウェイパー・塩・砂糖・酒・ごま油を入れます。
③卵を箸でかき混ぜながらゆっくり入れます。
④卵が固まってきたら、いりごまを振りかけて完成です。
【ポイント】
ポイントは卵をゆっくり入れること。一気に入れると大きなまま固まってしまいます。また、味の濃さはウェイパーの量を増減して調整してみてください。
中華料理を楽しめる住まいとは
料理を楽しむ暮らしに欠かせない住まい選びのポイントを、3つご紹介します。
コンロが2口以上ある
部屋選びの際にはコンロが複数あることを確認しておきましょう。コンロが1口だけの場合、鍋やフライパンを同時に使えません。「焼く」や「揚げる」ことが多い中華料理では、同時に2つのフライパンや鍋を使える方が便利です。まずはコンロ周りが充実していることをチェックしましょう。
キッチンとリビング区切られている間取り
次に間取りです。1Kなど、キッチンとリビングが扉で区切られた間取りがおすすめです。中華料理はいろいろな調味料を使用するだけでなく、油を使うレシピが多いため、匂いがついたり油がはねたりしやすいので、キッチンが区切られている間取りが適しています。
レンジフード付き物件であれば理想的
料理を作るときには、換気設備も大事です。特に中華料理の場合、使用する香辛料や油の量が多いので、しっかり換気する必要があります。
キッチンの換気設備には、プロペラファン式の「換気扇」と、シロッコファン式の「レンジフード」がありますが、換気機能は「レンジフード」の方が上。調理後も匂いが残りにくく、油煙が部屋に充満するのを防げます。換気扇をチェックできるときは、「レンジフード」が備わっていることを確認しておきましょう。
中華調味料を常備して自炊を楽しもう
メジャーな中華調味料は、スーパーやネットショップで気軽に購入できます。中華調味料を使用するだけで、初心者でも楽しく本格的な味の料理を作れるのが中華料理の魅力。ぜひ、気になった調味料を1つ手に取ってみて、自炊に挑戦してみてくださいね。