お寺や神社には、おみくじを引くことができる場所があります。引いたおみくじを持ち帰らず、そのまま境内に結んでくる方も多いのではないでしょうか?
おみくじに書かれている、和歌や漢詩。一見読みにくいと感じることもあるのですが、これは神さまからのメッセージとして書かれています。そのため、時間をかけて読んだり、後から読み返したりするためにも持ち帰ることをおすすめします。
近年、引いたおみくじを持ち帰って集める方も増えてきたのか、おみくじを大切に保管ができる、‘‘おみくじ帳‘‘がネットや雑貨店などで販売されているのを見かけるようになりました。
そこで今回の記事では、年に数回おみくじを引きに、神社や寺を訪れるおみくじ好きの私が、おみくじの本来の意味やおみくじ帳活用法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
おみくじ帳とは?おみくじの本来の意味も解説
おみくじを引くときは、何が出るかわくわくするものです。開いた瞬間「大吉だ!」「末吉か…」などと一喜一憂することもあることでしょう。金運や仕事運、恋愛運を読んで終わりだと思っている方もいますが、それだけではもったいないです。ここでは、おみくじの本来の意味と、おみくじ帳について解説します。
おみくじは神さまからのメッセージ
私たちがおみくじを引いて、最初に見る吉凶や運勢全般の説明は「お告げ文」を解釈したものです。おみくじは本来、神さまのお告げであり、おみくじの和歌や漢詩は神さまからのメッセージとして書かれています。
せっかくおみくじを引いても、運勢や「健康運」「仕事運」などの項目を確認するだけで終わりにしてしまうのはもったいない。和歌や漢詩を読み解くのは難しいと感じるかもしれませんが、神さまからのメッセージをじっくりと読み返してみましょう。
昔の人々も何か悩みがあると、自分たちを超えた存在に判断を求めました。「くじ」は神さまの意思を伺う方法として古くから用いられ、時代とともに形を変えて今のおみくじのスタイルになっています。
吉凶がどのような結果であっても、和歌や漢詩をじっくりと読んで意味を考えましょう。願いごとごとや今の状態と照らし合わせることで、これからの人生に活かせることができると思います。
おみくじの引き方
特に意図をもつことなく、おみくじを引いていませんか?
おみくじは何百年もの間、多くの人の願いに答え続けてきたものです。おみくじを引くということは、神さまにつながることでもあります。「これから神さまからのメッセージをいただく」という気持ちで引く方が、意義深いものになるでしょう。
【おみくじの引き方】
(1) おみくじを引く前に、これからおみくじをいただく神社やお寺で参拝をしましょう。心を込めてお参りし、具体的にお願いしたいことがあれば、それをお祈りするとよいですね。聞きたいことを決めておくのもおすすめです。
(2)おみくじを引くときは迷うことなく、心を集中して引きます。
(3)引いたおみくじを読んでみましょう。おみくじに書かれてある吉凶で一喜一憂せず、神さまからのメッセージを素直に受け止めることが大切です。
(4)おみくじに書かれている和歌や漢詩をじっくりと、声に出して3回程度読んでみましょう。
(5)書かれている内容から、自分の今の状況や未来を予想してみましょう。
(6)お願いしたい内容を叶えるために、どうしたらよいのか具体案を考えましょう。
(7)おみくじを保管する。(もしくは神社やお寺の木に結ぶ)
おみくじ帳とは?おみくじは大切に保管しよう
引いたおみくじは神社仏閣の木に結ぶのが当たり前のようになっていますが、実は持ち帰るのが基本です。近年では、神さまからのメッセージとして、持ち帰ったおみくじを大切に保管する楽しみ方があります。収集したおみくじを保管するのに便利なアイテムが「おみくじ帳」です。神さまのお告げともいえるおみくじを集める専用の帳面をさします。ノートや市販のものを活用しておみくじを貼り付けておくと、後から見返すことができます。
「おみくじは、初詣の際に年に1回引くのみ」という方も多いことでしょう。実は数か所の神社やお寺でおみくじを引いて集めたり、同じ場所で年に数回おみくじを引いたりしてもいいです。おみくじは神さまからの授かりものなので、持ち帰って大切に保管することをおすすめします。
おみくじを読んで感じたことや、神さまに相談したいことなども一緒に記録するとよいですね。おみくじ帳の活用法は特に決まりはありませんが、次の項目を参考に記録してみてください。
・おみくじを引いた日
・神さまに相談したいこと
・和歌や漢詩を読んで気づいたこと
・開運のキーワード
・心覚え
おみくじ帳で保管することで、「あのときはこんなことで悩んでいたな」「以前よりステップアップしたな」など、人生の指針の振り返りができますよ。
願いが叶ったらお礼参りをしよう
おみくじを引くときは迷いがあったり、悩みごとがあったりするときに引くことがあると思います。メッセージをいただいてもし願いごとが叶ったら、お礼の気持ちを込めて、おみくじを引いた神社やお寺にお礼参りをすることがおすすめです。
私のおみくじ帳活用法
私がおみくじ帳を使い始めたきっかけ
以前の私はなんとなくおみくじを引いて、吉凶と仕事運や健康運の項目を読んで一喜一憂していました。
引いたおみくじは神社仏閣の木に結んで帰宅していましたが、いつからか大吉や吉が出たときは持ち帰るのが習慣に。財布の中に保管していたものの、おみくじはたまる一方で読み返すこともなく、毎年初詣に行ったときにお守りや破魔矢と一緒に返納していました。
「何かいい方法はないかな?」と考えていたときに、おみくじを手帳に貼り付けて保管する方法があることを知りました。専用の手帳を購入して利用してみると、おみくじを読み返す習慣がついただけでなく、引くときの心構えも変化していったように感じています。
おみくじ帳の魅力
何といっても、おみくじをまとめて保管できることが、おみくじ帳の魅力です。御朱印帳はお参りに行く際に持ち歩く必要がありますが、おみくじ帳は持ち歩く必要がありません。
おみくじを財布などに保管するのもよいのですが、せっかくいただいた神さまからのメッセージがボロボロになってしまうこともあります。その点、おみくじ帳を使用すれば、おみくじがボロボロになることもありませんし、開いて保管できるので読み返しやすいです。
おみくじ帳には、ただおみくじを貼り付けるだけでなく、神さまに相談したいことや、おみくじを読んで感じたことを書き留めることで、「あのときはこんなことがあったな」などと客観的にセルフモニタリングできるところが魅力です。
おみくじ帳の使い方
おみくじ帳の使い方はいたってシンプル。おみくじを引いた日付や吉凶、コメントを書いて一枚ずつおみくじを保管するだけなので、整理整頓が苦手な私でも無理なく活用できています。おみくじ帳の使い方に決まった方法はありませんので、自由に心覚えなどを記入しましょう。
ここからは、私のおみくじ帳の使い方を一例として紹介します。
私のおみくじ帳使用方法(1)神社やお寺でおみくじを引く
今回は、ウォーキングの途中でお参りするお寺でおみくじを引きました。新しい仕事を始めることになった私は、「今取り組んでいることと両立できるだろうか?」「ちゃんと務まるのか?」と不安だったので、相談しました。
おみくじに書いてあったメッセージは「枯木に見えても春が来て再び芽を出すように、目上の人の引き立てにより幸の芽が出るが、我意を立てれば悪く謙虚に事にあたれば神仏のご加護がある」というものでした。
3回声に出して読み、じっくりとメッセージを自分に照らし合わせて考えます。そこで私は、「わがままを押し通したり、自己主張の度が過ぎたりすると物事が悪くなるけれど、謙虚に振る舞うと周りが助けてくれる」と感じ取りました。
私のおみくじ帳使用方法(2)おみくじ帳に記入する
おみくじ帳には以下のことを記入しました。
■尋ねたいこと
11月から新しい職場で週3回働くことになりました。以前から希望していた仕事ですが、今続けていることと両立できますか?
■メッセージを読んで気づいたこと、感じたこと
さまざまな経験を活かして働ける反面、自分の経験を主張しがちになると物事が悪くなります。謙虚に振る舞うようにしよう。
■キーワード
謙虚
■心覚え
以前、「謙虚に振る舞った方がいい!」とアドバイスされたことがあるので、いろんな人の意見も聞きながら仕事を行うようにする。
ここでは私のおみくじ帳活用法の一例を紹介しましたが、おみくじ帳の書き方に決まりはありません。しばらく経ってから見返して感じたことなどがあれば、追記してもかまいません。おみくじ帳におみくじを貼り付けて、一言メモをしておくのもよいですね。
ポイントはおみくじに示されたメッセージを自分のものにすることです。キーワードを見つけて連想を広げていくことは、自分の置かれている状況を違う視点から見ることができますよ。
おみくじに関するQ&A
ここでは、おみくじに関する気になる疑問を、私の体験をもとにお答えします。
Q.おみくじは持ち帰ってもよいのでしょうか?
A.おみくじは神さまからの授かりものなので、持ち帰って自宅などでゆっくり読み返すことをおすすめします。おみくじを引くのは、一年の中でも初もうでのときだと思います。新年の誓いを立てたものの、なんとなく一年が過ぎてしまった、ということはありませんか?持ち帰ったおみくじと一緒に、願い事や一年の誓いを書いておけば、あとから振り返りができて、開運にも役立ちます。
凶などの悪い内容で身近に置いておきたくない場合は、神社仏閣のおみくじ結び処に結んでもよいでしょう。おみくじを木に結ぶ風習は江戸時代からありました。今では結ぶのが当たり前になっていますが、東大寺二月堂(奈良)のおみくじには、注意書きとして「このおみくじは保存してください。おみくじを何かにくくりつけると、思いが結ばれて願いごとがなかなか叶わない。」と書かれています。
保管方法は、おみくじ帳を使う以外に、財布に入れておく、机の引き出しにしまっておく、部屋に飾っておく、壁に貼っておくなどもOKです。
Q.おみくじの吉凶の順番は?
A.おみくじの吉凶にはさまざまな種類があります。神社やお寺によって順位や解釈が異なることもありますが、次のように7つまたは9つの順に振り分けるのが一般的だそうです。
『大吉→吉→中吉→小吉→半吉→末吉→末小吉→凶→大凶』
『大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶→大凶』
京都の石清水八幡宮には「平」(良くも悪くなく平穏)と出るおみくじがあり、京都の伏見稲荷には最高ランクの「大大吉」があります。東京の明治神宮のように吉凶のない神社もあるとか。
おみくじで凶が出たとしても、あくまでもひとつの目安なので、一喜一憂しないでお告げの内容をじっくり読んでみましょう。実は、私は一度だけ「大凶」を引いたことがあります。そのときはびっくりして、おみくじの内容をじっくり読むことなく、神社に結んで帰ってしまいました。今となっては、お告げの内容をじっくりと読めば良かったと思っています。
Q.おみくじは良い結果が出るまで何度も引いてもいい?
A.おみくじを引いて結果があまり良くなかった場合に、大吉が出るまで引きたくなる人もいるかもしれません。しかしおみくじは成績表ではないので、同じ願いごとで繰り返し引くことはしない方がよいでしょう。
悩み事を人に相談するとき、いろんな人に聞くよりも信頼できる人に限って相談した方が良いときもありますよね。それと同じで、何度も引くのは、メッセージをくださった神さまを信用していないことにもなります。自分にふさわしいメッセージをいただきたいのなら、何度も繰り返して引くよりも、一か所に決めて心を集中して引くのがおすすめ。誠意をもっておみくじに向き合うことで、自分にふさわしいメッセージをいただくことができるでしょう。
おみくじ帳を部屋に飾ってみよう
出窓やカウンターキッチンのある住まい
おみくじのメッセージを身近なものにするなら、おみくじ帳を飾っておける部屋を探してみるのもいいかもしれません。
出窓は窓の手前にスペースがあるので、インテリアなどで使うのにぴったりです。一日の中で過ごす時間が長いリビングや寝室の出窓におみくじ帳を飾ると、神さまからのメッセージをより身近に感じられます。
ガラス素材の小物や観葉植物と一緒に飾ると、部屋全体の雰囲気が変化します。カウンターキッチンのある住まいなら、飾ってあるおみくじ帳を眺めながら、家事を楽しめるでしょう。
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和室がある住まい
神さまからのメッセージを身近なものにするなら、和室がある住まいもおすすめ。おみくじ帳を開いて飾ると和室にぴったりのインテリアになります。
畳に使われているいぐさの香り成分は、リラックス効果や鎮静効果、睡眠の質を高める作用があることが分かっています。忙しい毎日で自分を見失いそうになったときは、リラックスできる和室でおみくじ帳を読み返すのもよいですね。
神社仏閣が近くにある住まい
神社仏閣巡りが好きな方は、近くにお寺や神社があるエリアに住むのもよいでしょう。私は年に数回訪れるお寺がありますが、おみくじを引いたら、そのメッセージをそのときの状況に当てはめて振り返るようにしています。
人々の思いが集まる神聖な場所で、おみくじを引いてメッセージを受け取っていると、自分だけのパワースポットになります。
おみくじ帳を活用して開運に役立てよう!
今回の記事では、おみくじの本来の意味と、私のおみくじ帳の活用法についてご紹介しました。おみくじの吉凶や運勢だけを見ていた方は、神さまからのメッセージとして和歌や漢詩をじっくり読むことを意識してみてはいかがでしょうか。
持ち帰ったおみくじは、おみくじ帳で保管して自分なりに解釈をしてみてください。おみくじの読み方で人生が変わることがあるかもしれません。きっと、心の日記帳となって人生のヒントを導いてくれるでしょう。