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愛はズボーン・儀間建太さんに聞く、大阪・アメリカ村の魅力と明るい未来の話
愛はズボーン・儀間建太さんに聞く、大阪・アメリカ村の魅力と明るい未来の話

愛はズボーン・儀間建太さんに聞く、大阪・アメリカ村の魅力と明るい未来の話

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愛はズボーンのフロントマンとして、自身のバンド活動だけでなく、カルチャーフェス『アメ村天国』、クラフトビールショップ『iiie(イーエ) 』、コワーキングでありイベントスペース『オレンジパーク』など、大阪・アメリカ村で渦巻く新たなカルチャーを牽引し、発信し続ける儀間建太さん。そのすべての根底には「アメリカ村で誰でも分け隔てなく楽しくいられる場所を作りたい」という思いが込められています。
大阪・アメリカ村で積み重ねられたルーツを大切に次はどんなワクワクすることを企んでいるのか、その原動力となった出会いの話からアメリカ村の魅力までたっぷりと伺いました。

自分のなかにある子ども心を忘れない

誕生日に変えたというヘアスタイル。テーマは「重力に逆らう」
誕生日に変えたというヘアスタイル。テーマは「重力に逆らう」

−アメリカ村を中心にバンド以外にも様々なことに携わる儀間さんですが、最近の動きにはどのようなものが?

儀間建太さん(以下、儀間さん):「個人の仕事でディレクター業もやっています。最近でいうと、2024年4月に開催されたイマ―シブ列車『EXPO TRAIN 阪急号』という阪急電車の6車両を貸し切った2時間特別運行イベントの演出や装飾部門の制作だとか、グランフロントのナレッジキャピタルで装飾周りも担当したりしています。あとは龍を作ったり」

−龍?(笑)

儀間さん:「龍っすね(笑)。電子工作グループの宝塚電子倶楽部(通称:ヅカデン)と一緒に6メートルくらいの龍を作ったんですよ」

−具体的にはどのような?

儀間さん:「発泡スチロールで作ったんですけど、スタイロフォームっていう断熱材を何枚も重ねて、まずは大きなボックスにするんです。それを彫刻して龍の頭を象って、その上にFRP塗装して色をつけて、ネットで買った排気ダクトを胴体にして、中国のお祭りに出てくる龍みたいに人が持って動かせるように棒をつけて、出来上がった龍にヅカデンが電飾を付けて光らせて(笑)。それを自分のライブや宝塚の清荒神のお祭りに登場させたりと、いつでも龍を出せる環境を整えてます(笑)。実はこれ第一弾で、これからもヅカデンと共にいろんなものを作っていずれは『どこかでエレクトリカルパレード🄬をしよう』って話しています」

−でも、そもそもなぜ龍を作ろうと思われたのでしょう?

儀間さん:「見たことのないパフォーマンスで子どもも喜べるような龍を作りたいっていうのがもともと自分の根本にあって。ロビンさん(ヅカデンのメンバー)とたまたま同時期に龍のことを考えていて、作りたい!という想いが一致したんです」

−そんな偶然が!奇跡ですね。それで作ろうと。

儀間さん:「そうですね。最近気がついたんですけど、少年の心のまましっかり想像して胸に秘めていると、自分の実現したい夢って遅かれ早かれ形にできていたんです。自分が作ってみたいもの、見たいもの、やってみたいことはまだ沢山あるので、時間をかけながら自分の人生で叶えていってるところです」

「大きいもの作るの好きですよね(笑)」という質問に、「好きっす」という言葉とともに満面の笑みを返す儀間さん
「大きいもの作るの好きですよね(笑)」という質問に、「好きっす」という言葉とともに満面の笑みを返す儀間さん

−夢を形にしてきた秘訣は少年の心以外にも何かありますでしょうか?

儀間さん:「いつ叶いそうなタイミングが来てもいいように、日々の生活のなかでイメージして段取りをしています。最近は空気を使って何か表現したいと考えていて、街を歩きながらヒントを探しています。ずっと考えながら生活しているので、口にも出てしまってるんでしょうね。その言葉を聞いて『あいつあんなこと言ってたな』って思い出してもらって声がかかったりもします」

−なるほど。

儀間さん:「ヒントを探しながら街の変化をずっと見ているんですが、アメ村は特に微々たる変化や流れがあって好きです。そのルーツの上に立っている自覚もあるんで、それを踏まえてこの先どうなるか、どう作っていくかということをずっと考えています」

−少し話が前後しますが、儀間さんとアメ村の出会いはいつ頃でしょうか?

儀間さん:「20歳でバンドを始めてフリーターになって、アルバイトをするタイミングでアメ村にあった立体駐車場で働き出したんです。立体駐車場って入庫のボタンを押すと、お客さんと絶対に3分間は喋る時間ができるんですよ。僕はもともと内向的というか、誰とでも初対面でしゃべれる性格ではなかったんで、人にしゃべりかける練習をしようと思って。そこでアメリカ村にある居酒屋『アメ村社員食堂』のパパと呼ばれる方に出会いました」

−パパですか?

儀間さん:「家族経営の居酒屋で、みんなから“アメ社のパパ”って呼ばれてるんです。人柄に惹かれて自分から『アルバイトさせて欲しいです』って行った先に、スケーター、彫師、料理人、服作りをしてる人、お笑い芸人、ミュージシャンがいて、みんな年齢も5〜6つ上で僕が一番若いのに好きなものや将来の話なんかを対等にしゃべってくれたのがすごく心地よくて。アメ村ってマイノリティがいっぱい集まっているというか、流行りがなくて個人のマイルールをみんなが持ってるからこそ対等っていう変なバランスが取れている街なんですよ。そこでアメ社のパパ、ママ、兄貴たちに接してもらったことで人との向き合い方や付き合い方も自動的に変わっていきました。出会って12年近く経ちますけど今だに息子のように可愛がってもらっています。今もアメ村にいる理由は『アメ村社員食堂』っていう自分のもう1つの実家ができたからですね」

「若者の街」から「大人も子どもも楽しめる街」へ

−その出会いがアメリカ村で活動を続けるきっかけになったのですね。そのことを踏まえて、アメリカ村でイベントを企画される時に大切にしていることはありますか?

儀間さん:「場所やイベントに限らず、性別や趣味嗜好とか年齢とか関係なしに、みんなが境界線なく息をしやすい環境を作ること。友人とはこのことを“筒作り”って呼んでいて、外側と空気感だけをつくってお客さんは自由に中を出入りできる。そんな摩擦のない筒を作っていけたら街も物事ももっと発展して魅力的になっていくんじゃないかって」

−誰にとっても対等で心地の良い場所にしたいということですね。

儀間さん:「そうです。その流れの一つとして、若者の街アメリカ村っていうのをもっと若返らせたい、キッズがアメ村でもっと遊べるようにしたい!という想いを込めた『ビッグステップ万博』という子ども向けのイベントを企画したんです。巨大バルーンを用意したり、スケボーができたり、マッチョのお兄さんがたくさんいて遊べたり、家族写真を撮れるワークショップがあったり。公園のないアメ村だけに、BIGSTEPが公園として子どもがアートに触れられる拠点・場所になれば未来の可能性に繋がって、大阪の文化にいい作用があるのではと思っています」

クラフトビール×ギャラリー。1周年を迎えた新たなカルチャー発信地『iiie』

約300種類のクラフトビールが並ぶ『iiie』。なかでも一番好きだと儀間さんが手に取るのは 『ROOT+BRANCH』というニューヨークのブリューワリーのもの
約300種類のクラフトビールが並ぶ『iiie』。なかでも一番好きだと儀間さんが手に取るのは 『ROOT+BRANCH』というニューヨークのブリューワリーのもの

−2024年2月で儀間さんも関わられているiiieが1周年を迎えたとのことで、改めて感じることはありますか?
儀間さん:「クラフトビール初心者のみんなで集まって、ノウハウもわからずいろんな人に教えを請いながら手探りでやってきた1年で、ずっと暗中模索で走っているから進んでる気がしなかったんですけど、1年を超えて気付けば他のビール屋さんだったりブリューワリーさんだったりとビールの仲間がいっぱい増えて、イベントスペースではなくクラフトビール屋としてようやく認められるようになってきたなと一番実感しています」

−空間のディレクションも儀間さんですよね?なかでも気に入っている場所はありますか?
儀間さん:「“DNAの木“っていう真ん中にあるモニュメントですかね。木を切り出して作りました」

入口にクラフトビールが並び、奥にギャラリースペース。真ん中にあるのが“DNAの木”
入口にクラフトビールが並び、奥にギャラリースペース。真ん中にあるのが“DNAの木”

−“DNA”にはどんな思いが込められているのでしょうか?
儀間さん:「人のルーツというか、回転している歪な層の上に自分たちもいて、これからその上に何を重ねていこうっていう。歪だからこそバランスが取れたりするんだよという思いと、もともとこの場所にあった『Dig me out Art&Diner』から脈々とある文化的アプローチを忘れないようにしたいという2つの思いを込めました。Dig me outにいらした古谷さん(現・TANK酒場)から教えてもらったことをこれからはスタッフのみんなと一緒にやっていきたいなと思っています。あと、一番のお気に入りの場所でいうと喫煙所ですね」

−広くて明るくて喫煙所っぽくない雰囲気ですね。どうして喫煙所なんですか?
儀間さん:「喫煙所があることで愛煙家もここに子どもを連れてきやすいし、子どももここで遊びやすくなる。イベントの時も疎外感なく一緒に場を共有できるように全面ガラスで外と地続きにして、呼び名も喫煙所ではなく『チャットルーム』と名付けました。愛煙家もそうでない人も、みんなが同じ空間で楽しそうにしている光景をぼーっと眺める時間が一番好きです」

−最後に、アメリカ村の良さってどういうところにあるなと思われますか?
儀間さん:「アメ村という街は、実はまだ隣に醤油を借りにいく長屋文化があると思うんですよ。調味料を借りたいときに隣の人の家のチャイムを押せるくらいの距離感が残ってるというか、『困ったことあったら話を聞くし、助けるぜ』っていう気持ちを持っている人が多いので息がしやすいですね」

◆今回取材したお店
「iiie」
住所:大阪市中央区西心斎橋2丁目9−32 B1F
電話:06-6224-0609
営業時間:平日 16時~23時、土曜 14時~23時、日祝 14時~22時 ※イベント時変動有
Instagram:@iiie__craft_beer

遊びも暮らしも欲張りたい人にはアメリカ村界隈がおすすめ

「アメ村に引越してきましたっていったら街の人気者になれます」と笑いながら話してくれた儀間さん。アメ村に住むのはちょっとハードルが高い…と感じる方にぜひおすすめしたいのが、Osaka Metro四つ橋線の四ツ橋駅。今回お話をお伺いした『iiie』の最寄り駅でもあり、大阪屈指のおしゃれエリアである堀江とアメリカ村の間に位置します。
心斎橋駅や西長堀駅までも地下道でつながっており、少し歩けば御堂筋を使って新大阪や天王寺に一本で行くことも可能。平均家賃は7.25万円。街中でありつつも一本脇道に入れば落ち着いた雰囲気で、立地、住みやすさ、便利さのすべてがそろう人気のエリアです。
ちなみに『iiie』のビールタップはその樽限りで銘柄が変わるそう。定期的に通って違う味を楽しみたくなりそうです。

取材・文:福永杏 写真:上村典子

IN/SECTS編集部

プロフィール:大阪という物理的なローカリティと、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸に、ローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行。現在、大阪の京町堀を拠点に、「IN/SECTS」のほか、書籍の出版も行う。年に一度、イラストレーターや飲食店、作家、アーティストと、アジアの出版社を集めたイベント「KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKET」を、北加賀屋にて開催。LIFE LISTでは、個の視点を通して見えてくる街や人の姿を紹介する。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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