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食の魅力あふれる北海道石狩地方。地元住民が愛する郷土料理とは
食の魅力あふれる北海道石狩地方。地元住民が愛する郷土料理とは

食の魅力あふれる北海道石狩地方。地元住民が愛する郷土料理とは

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北海道といえば、海産物や野菜など食材の宝庫というイメージが強いのではないでしょうか。実際に、北海道各地ではたくさん美味しいものが食べられます。
特に、石狩地方には空港や漁港が複数あり、北海道の美味しい食材が集まってきます。

今回は、北海道で生まれ育った生粋の道産子である私が、石狩地方の郷土料理と作り方をご紹介します。「北海道で美味しいものを食べたい」「いつか北海道で暮らしてみたい」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

北海道石狩地方の郷土料理の魅力

石狩地方は、千歳空港や北海道庁がある札幌市を含むエリアです。とりあえず北海道に行ったら、札幌や小樽を観光して名物料理を食べるという方も多いでしょう。

今回は、そんな石狩地方で昔から伝わる郷土料理の魅力をお伝えします。

石狩地方ってどんなところ?

石狩地方は、札幌市を中心としたエリアを指します。主に、札幌市、石狩市、江別市、北広島市、千歳市、恵庭市です。小一時間ほど移動すると、ワインで有名な小樽にも行くことができます。

石狩地方の人口は250万人ほど。札幌市を中心としたエリアであり、電車や空港などの交通機関も集まっています。都市機能もかなり発達しているので、生活に困ることはありません。

郊外には大型ショッピング・モールや、アウトレットパークなどの施設が充実しているため、都心である札幌で暮らす人も郊外へ買い物に出ることが多くあります。
石狩地方はとても生活しやすいエリアですが、初めて訪れた方は冬の雪の多さに驚いてしまうかもしれません。毎年行う雪かきは骨が折れる作業ではありますが、家族一丸となって行うことで思い出にもなります。

石狩地方での暮らし

石狩地方は海が近いエリアのため、新鮮でおいしい水産物が多く取れます。また、農業も盛んで全国的にも有名な「ゆめぴりか」や「ななつぼし」などの北海道米が収穫されています。さらに小麦、アスパラガス、トマト、男爵いもなど、農作物の種類も豊富。

地元のスーパーでも海産物や野菜など新鮮な食材を売っているので、何を食べても美味しいですよ。夏になると各家庭では庭でバーベキューをすることが多く、週末になるとよく近所からいい匂いがしてきます。

とれたての魚や野菜などを一緒に焼いて食べる瞬間は本当に幸せを感じます。

石狩地方の郷土料理の特徴

石狩地方には石狩川という大きな川があり、鮭漁がおこなわれています。郷土料理は、この鮭を使った料理が多いのが特徴です。

鮭の卵であるいくらも手に入りやすく、秋になるとほとんどの家庭で「いくらのしょうゆ漬け」が作られています。こちらは後ほど作り方をご紹介しますね。

高級品である「いくら」を好きなだけ自宅で食べられるのは地元民ならではの贅沢だな、と感じます。

また、石狩地方には北海道の各エリアから美味しいものが集まってくるため、オホーツク海のホタテ、函館のイカ、積丹(しゃこたん)のウニ、道東の乳製品や和牛など、いわゆる高級品が使われた郷土料理もあります。

北海道石狩地方の3つの郷土料理

ここでは、石狩地方で愛される郷土料理を紹介します。

石狩地方の郷土料理①:石狩鍋

石狩地方の郷土料理といえば、やはり「石狩鍋」でしょう。石狩鍋は江戸時代から石狩の漁師が鮭をぶつ切りにして味噌汁にいれたことが発祥のとのこと。

石狩地方に限らず、北海道全体でもポピュラーな料理で、鮭漁が盛んになる9月くらいから食卓に並ぶことが多いです。新鮮な鮭と、地元で採れた大根や人参、じゃがいもなどの野菜と一緒にお鍋で煮るだけの簡単な料理ですが、寒い時期にぴったりです。

石狩地方の郷土料理②:ちゃんちゃん焼き

続いて紹介する郷土料理は、鮭のちゃんちゃん焼き。鮭の切り身をキャベツや玉ねぎ、しめじなどと一緒に蒸し焼きにした料理です。「ちゃんちゃん焼き」の語源としては、「お父ちゃんが焼いて料理する」「ちゃちゃっと作れる」など諸説あります。

基本的な味付けは味噌と酒、みりんを使ったものですが、さらにバターを加えると風味が豊かになり、子どもも大好きな味付けになりますよ。ちゃんちゃん焼きはご飯のおかずとしてもちろんおすすめですが、ビールのおつまみとしても最高です。

ちゃんちゃん焼きは、焼き(蒸し)具合によって食感を変えられるのが特徴です。私のお気に入りは、最初は水分を含んでしっとりとした具材の触感を楽しみ、その後は水分を飛ばしカリカリになった鮭を食べるというもの。 簡単に作れるので、ぜひ試していただきたいです。

石狩地方の郷土料理③:いくらの醤油漬け

石狩地方の郷土料理の最後は、いくらの醤油漬けです。

9月頃になると、スーパーなどで筋子の販売が始まります。事前に発売日が知らされる場合もあるのですが、発売日には朝からお店の前で行列ができるほど大人気。並ぶのが遅いと買えないこともあるほどです。

筋子の値段は、安いときで1腹(約350g〜400g前後)400円〜500円くらいで購入できます。家で漬けることで、お手軽な値段でたくさん食べることができますよ!

作り方は後ほど紹介しますが、とても簡単で15分もあれば調理完了です。味付けをしたら、あとは冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。食べきれない分は冷凍保存も可能です。

豪快にごはんにのせ、いくら丼にするのが一番おすすめの食べ方です。他にも刺身と一緒にのせて海鮮丼にしたり、鮭と合わせて親子丼を作ったりしてもおいしいですよ。

北海道で外せない3つの郷土料理

続いては、石狩地方以外にもおすすめしたい北海道の郷土料理をご紹介します。最後に紹介するてっぽう汁は、私が子どものころから大好きな郷土料理です。

北海道のグルメ①:ジンギスカン

北海道の郷土料理といえば、有名なのはジンギスカン。ジンギスカンは羊肉と野菜を一緒に焼いた焼肉料理で、北海道のソウルフード。実際にわが家でも食卓に並ぶ頻度は高いです。

ジンギスカンでは、ラム肉やマトンといった羊の肉を使うのが一般的です。食べ方はさまざまですが、タレを肉にしみ込ませた味付けジンギスカンは羊肉独特のにおいが気になる人も美味しく食べられます。

また、タレ付きジンギスカンを野菜と一緒に焼くことで野菜にも味がしみ込みます。シメにうどんを入れて焼いて食べると最高においしいです。

生もしくは冷凍の肉をジンギスカンにすると羊肉の風味が強くでますが、北海道民の中にはこっちの方が好みという人も。焼きあがった肉はジンギスカン専用の甘辛いタレにつけて食べます。

ビールとの相性が抜群で、夏にはバーベキューでジンギスカンをする家庭も多いですね。

北海道のグルメ②:ザンギ

ザンギはいわゆる鳥のから揚げです。ただ、北海道では濃い目の味付けがされたものを「ザンギ」と呼びます。

ザンギの発祥は道東の釧路にある鶏料理店といわれています。中国語で鶏の唐揚げを意味する「ザ−チー/ザーギ−」に、運が良くなるようにと間に「ん」をいれてザンギと名付けられたとのこと。

北海道民がザンギを食べる機会はとても多く、運動会、来客時、イベントなどたくさんの場面で食卓に登場します。

北海道のグルメ③:てっぽう汁

数ある北海道の郷土料理のなかでも、私が大好きでとくに思い出深い郷土料理が「てっぽう汁」です。道東地方にある根室の郷土料理として知られており、カニを入れた味噌汁のことをてっぽう汁と呼びます。

てっぽう汁には「花咲ガニ」と呼ばれる、道東地方でしか取れないとされている貴重なカニを使うのですが、根室地方では割と取ることができたため、郷土料理として根付いたのではないかと思います。

私は幼いころ根室の方に住んでいたことがあり、このてっぽう汁は母の味として思い出深い料理でもあります。カニの身をすするようにして食べるのが通な食べ方。

現在私が暮らす石狩地方では花咲ガニは取れませんが、どうしても食べたいときは札幌の市場で買うこともあります。

家庭で簡単に作れる郷土料理レシピを紹介

ここからは石狩地方の郷土料理と北海道の郷土料理、それぞれから簡単に作れるレシピをご紹介します。

いくらの醤油漬け

家庭で作れる、いくらの醤油漬けレシピを紹介します。

<材料(3人分)>
・生筋子(いくら) 200g〜250g
・醤油 大さじ2
・お酒 大さじ1
・みりん 小さじ1(好みに応じて)

<作り方>
※いくらとは、筋子をほぐしたものです。
1. 生筋子をほぐす
筋子は、バーベキューの網を使うと簡単にほぐすことができます。網の上から筋子を押し付けるように転がすときれいにほぐれます。

2. いくらを水道水で軽く洗い、ザルに入れて水気を切る
ザルに入れた状態で15分以上放置し、しっかり水気を切りましょう。

3. タッパーなどの容器に、いくらと上記の調味料をいれて一晩寝かせたら完成
醤油とお酒だけのシンプルな味付けでもとても美味しいです。家庭によって、調味料の割合を調整したり、だしを入れたりして風味を変化させています。

ザンギ

続いては、鶏肉を使った郷土料理「ザンギ」の作り方をご紹介します。

<材料①(3人分)>
・鶏モモ肉 2枚(200g程度)
・醤油 大さじ3
・お酒 大さじ2
・しょうが 2片(チューブでも可)
・にんにく チューブ5cm程度
・塩コショウ 適宜

<材料②>衣となる部分の材料
・片栗粉 大さじ2〜3
・小麦粉 大さじ5
・卵 1個

<手順>
1. 鶏モモ肉を一口大の大きさに切る

2. 材料①の調味料と鶏モモ肉を混ぜてなじませる
ビニール袋に入れて空気を抜き、長時間漬け込むのがポイントです。

3. 衣をつくる
鶏肉に味が染み込んだら、衣を付けるため、材料②をビニール袋にすべて入れます。粉っぽさが残らないように均等に混ぜてください。

4. 揚げる
フライパンや鍋に油を適量入れ、180℃に温度調整します。油の温度が整ったら衣をつけた鶏肉を揚げます。表面がキツネ色になったら完成。

石狩地方の住み心地

石狩地方は北海道内でも都心部に近く、とても住みやすいと感じます。私の周りでも一度石狩地方へ訪れると「そのまま移住したい!」という人も多いです。

そんな北海道の石狩地方の特徴や住み心地を紹介します。

石狩地方の住み心地や特徴

北海道の最大都市である札幌を中心としたエリアが、石狩地方です。北の玄関口といわれる新千歳空港がある千歳市もエリア内です。そのため交通の便や買い物など利便性がとてもいいのが特徴です。

私が暮らす石狩市から札幌市の中心部までは車や電車で1時間程度のため、生活に困ることはありません。さらに北海道の醍醐味ともいえる大自然を満喫できるのも魅力です。

石狩の絶景スポット「白銀の滝」や、道内でも人気の高い海水浴場「あそびーち石狩」、パワースポットとしても知られる「千本ナラ」などがあります。そのほかにも、郊外の方へ行くと、目の前に壮大に広がる海や山々の絶景を楽しむことができます。
仕事で疲れた週末、少しドライブするだけで自然に触れることができ、心も体もリフレッシュできますよ。

石狩地方はこんな人におすすめ

石狩地方は食材も豊富で生活環境のインフラもかなり整っているので、とても住みやすいエリアです。特に下記のような方にはおすすめしたいです。

・自然は好きだが、田舎には行きたくない人
・子どもと伸び伸び暮らしたい人
・夏の蒸し暑さが苦手な人
・アウトドアやウィンタースポーツが好きな人

また、夏は梅雨がないため本州ほどジメジメしていません。台風が直撃することも少ないので春〜秋はとても過ごしやすい気候です。

冬の寒さを気にする人も多いですが、おうちの防寒対策をしておけば問題ありません。北海道の住宅は気密性が高い住宅が多く、家の中はポカポカ。北海道民は冬場に家のなかで「半袖でアイスクリームを食べる」というのは本当の話です。

意外なおすすめポイントとして、北海道では基本的に虫が少ないです。寒さに弱いとされているため、北海道のような気候では生息できないのです。虫嫌いの人にはとても快適かもしれませんね。

石狩地方の賃貸物件

石狩地方(札幌圏)に住みたいと考えたとき、住宅事情、例えば家賃などが気になりますよね。

北海道の家賃は、首都圏とくらべて4万円前後低いです。さらに北海道は土地が広いので、首都圏と同じ家賃だとしても部屋数が多かったり、間取りも大きかったりします。
家賃が抑えられた分、他の生活費にあてたり、美味しい食材を買ったり、自分の好きなことに使えますね。

気になる点を挙げるとすれば、冬の光熱費が高いこと。電気代や暖房費は首都圏暮らしに比べると高くなりやすいので、その分はきちんと考慮しておきましょう。

石狩地方で家を購入するなら

石狩地方で物件を購入するときは、以下のことに注意するとよいでしょう。

・スーパーや学校が近くにある
・車を停めるスペースを確保
・暖房の燃料代や熱源の種類
・冬場の雪捨て場

北海道は基本的に土地が広いので、札幌市以外に住む場合は車を使って移動することが多いです。そのため駐車スペースは必須といえるでしょう。
冬の燃料代についても考慮が必要です。灯油、ガス、電気などどの燃料にするかで大幅に金額が変わってきます。

冬場は家の大きさや家族構成にもよって違いますが、暖房費だけで、1万〜10万円くらい上乗せになりますね。平均的には2万前後ではないでしょうか。こちらは住宅の構造などとの組み合わせもあるので、建築会社の方と相談しましょう。

冬場の雪捨て場の確保も大事となります。岩見沢周辺は北海道でも雪の量が多いエリアで、1日で50cm〜1mくらい積もってしまうこともよくあります。そのため、雪を捨てる場所が近くや敷地内にあるかを確認しましょう。

敷地内に雪捨て場があれば、子どもたちと一緒に雪山を作ってソリで遊んだり、かまくらを作ったりすることができます。除雪を運動不足の解消として割り切る人も!
雪は一見デメリットに感じるかもしれませんが、北海道民は意外と楽しんでいます。

北海道は食材の宝庫! 広い住まいと美味しい食事を堪能しよう

北海道の郷土料理や食の魅力について紹介しました。
北海道には大自然が広がっています。郷土料理にも海や山の幸が使われ、季節ごとにさまざまな料理を楽しむことができます。

また、私が暮らす石狩地方は大自然に囲まれつつ、都市機能も発達しているため普段の生活も困ったことはありません。子どもと一緒に夏はアウトドア、冬はウィンタースポーツなどを満喫しています。

リモートワークも浸透してきた今、都会を離れ自然が豊富な北海道での暮らしを検討されてみてはいかがでしょうか。

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